伝説の勇者の伝説 - デンセツノユウシャノデンセツ -
■公開メディア
TVアニメシリーズ
■原作メディア
ライトノベル
■放送期間
2010年07月
テレビ東京 2010年7月1日～2010年12月16日(1回～25回)毎週木曜 26:15～26:45
テレビ大阪 2010年7月2日～2010年12月17日(1回～25回)毎週金曜 27:05～27:35
テレビ愛知 2010年7月7日～2010年12月22日(1回～25回)毎週水曜 26:58～27:28
AT-X 2010年7月12日～2010年12月27日(1回～25回)毎週月曜 8:30～9:00
びわ湖放送 2010年10月4日～2011年3月21日(1回～25回)毎週月曜 25:50～26:20
■放送局
テレビ東京系列、AT-X
■分数
30分
■話数
25話
■原作
鏡貴也
■監督
川崎逸朗
■制作
・アニメーション制作／ゼクシス
・製作／伝勇伝製作委員会(ティー・オーエンタテインメント、SKインデンペンデンス、メディアファクトリー、角川コンテンツゲート、ランティス)
■著作
©2010 鏡貴也／伝勇伝製作委員会
■ストーリー
相反する二人が出会った。
呪われた者として忌み嫌われ、生きる意味を見失っている『複写眼』保持者、ライナ・リュート。
王家の血を引きながら、母が平民であるがゆえに蔑まれてきた、シオン・アスタール。
二人は出合い、そしてこの腐った国を変えたいと、望んだ。
そして革命の末、ローランド帝国王に即位したシオンは、ライナに彼が獄中で書いたレポートを元に、その鍵となる『勇者の遺物』探しを命じ、剣の一族であるエリス家の娘、フェリス・エリスをお目付け役として同行させる。
超絶面倒くさがりで万年無気力のライナと、超絶美人で傍若無人なだんご至上主義のフェリス、どこから見ても相性の悪い二人だが、各国を跨いで『勇者の遺物』を捜す旅の中で次第にお互いを無二の相棒として認め合っていく。
ローランド帝国で二人の動向を見守るシオンもまた、いまだ残る貴族との内部確執、そして他国との争いの予感に王として苦悩しつつも奮闘していく。
だが徐々に、二人の思いはすれ違っていく。
ライナたちがかつて夢見た『みんなが笑って、昼寝だけして
いればいいような世界』を作ることができるのだろうか……?
■解説
陰険極悪非道な王と凶暴冷血だんご女と昼寝好きな無気力男の壮大なアンチヒロイックファンタジー
※バンダイチャンネルより引用
■キャスト
・ライナ・リュート／福山潤
・フェリス・エリス／高垣彩陽
・シオン・アスタール／小野大輔
・ルシル・エリス／杉田智和
・キファ・ノールズ／大浦冬華
・イリス・エリス／村田知沙
・フィオル・フォークル／入野自由
・ミルク・カラード／藤田咲
・ラッヘル・ミラー／増谷康紀
・ルーク・スタッカート／日野聡
・クラウ・クロム／伊丸岡篤
・カルネ・カイウェル／沢城みゆき
・ミラン・フロワード／諏訪部順一
・ノア・エン／高橋美佳子
・リーレ・リンクル／岡本信彦
・ラッハ・ベラリオール／小田久史
・ムー・ベラリオール／阿部敦
・エスリナ・フォークル／竹達彩奈
・レファル・エディア／中井和哉
・サラウェル・セイル／三戸耕三
・シュス・シラーズ／間島淳司
・クラースベル伯爵／一条和矢
・クロセリ／長克巳
・ロル／神原大地
・ファル／阿久津加菜
・トニー／松原大典
・タイル／飯島肇
・ブロフス／沢木郁也
・トアレ・ネルフィ／鈴木裕斗
・ガイネル／金尾哲夫
・テルア／水橋かおり
・ステアリード公爵／飛田展男
・クリアド伯爵／永野善一
・ヌーブル伯爵／四宮豪
・チェゾ・カルティ／吉開清人
・パール卿／酒巻光宏
・ベリル卿／園部好德
・ネルファ王／納谷六朗
・スターネル皇子／二又一成
・スイ・オルラ／寺島拓篤
・クゥ・オルラ／伊瀬茉莉也
・リル・オルラ／勝杏里
・カーラル・フロワード／秋元羊介
・バユーズ・ワイト／鳥海浩輔
・リーグルワーズ・ペンテスト／羽多野渉
・ティーア・ルミブル／櫻井孝宏
・ナイア・ノールズ／寿美菜子
・レミル・ノールズ／高森奈津美
・エナ・アストー／伊藤静
・リューラ・リュートルー／小山力也
・イルナ・リュートルー／儀武ゆう子
・ラフラ／KENN
・プエカ／日高里菜
・ライナ幼少期／大浦冬華
・シオン幼少期／小橋知子
・タルロム／石上裕一
・クイール母／遠藤綾
・クイール／鈴木明日香
・デール／沖田拓也
・アルア／矢島晶子
・アルアの父／千葉一伸
・クク／早見沙織
・幼いミルク／藤田咲
・シオンの母／千葉紗子
・フェリス父／子安武人
・フェリス母／伊藤美紀
・ルーナ王／塚田正昭
・ネルファ兵隊長／高橋研二
・カラード卿／酒巻光宏
■メインスタッフ
・原作／鏡貴也
・キャラクター原案／とよた瑣織
・企画／柴田雄、Han Sang heuk、岩崎篤史、原田学、井上俊次
・プロデューサー／立崎孝史、Jeong Hyun ah、加藤正純、有永真仁、伊藤善之、川崎とも子
・監督／川崎逸朗
・シリーズ構成／吉村清子
・キャラクターデザイン／島沢ノリコ
・助監督／高柳佳幸
・セットデザイン／青木智由紀
・デザインワークス／岩永悦宜
・美術監督／東潤一
・色彩設計／川上善美
・ディレクター・オブ・フォトグラフィー／口羽毅
・シークエンスディレクター／平木大輔
・音響監督／岩浪美和
・音楽／仲村美悠
・音楽プロデューサー／小池克実
・音楽制作／ランティス
・サブキャラクターデザイン／仁井学
・撮影協力／北岡正
・音響効果／小山恭正
・サウンドミキサー／武藤雅人
・サウンドエディター／堀恵子
・録音スタジオ／整音スタジオ
・音響制作／グロービジョン
・音響制作担当／伊藤映里
・編集／Lee Min je、Lee Jeong won
・編集助手／松本康平
・ポストプロダクション／ソニーPCL(高木磨、小島起彦)
・タイトルロゴデザイン／福島了
・番組宣伝／青木洋介(テレビ東京)
・宣伝／牧口洋子、山田桃子、稲田桃子
・広報サービス／東京アニメータースクール
・番組担当／京谷知美(テレビ東京)、紅谷佳和(テレビ東京)
・企画協力／ファンタジア文庫編集部、富士見書房
・音楽制作協力／テレビ東京ミュージック
・公式HPデザイン／前山博敏
・アシスタントプロデューサー／上村佳也
・アニメーションプロデューサー／Kim Hyo eun
・制作担当／新宅潔
・文芸担当／内山絵里
・制作デスク／小池貴志
・設定制作／寺口昭美
・制作プロデューサー／橋本和典
・アニメーション制作／ゼクシス
・製作／伝勇伝製作委員会(ティー・オーエンタテインメント、SKインデンペンデンス、メディアファクトリー、角川コンテンツゲート、ランティス)
■メインキャラクタ
・ライナ・リュート
いつも眠そうで、やる気のない万年脱力男。人々に忌み嫌われる魔眼の一種、「複写眼(アルファ・スティグマ)」の保持者だが、その瞳の特異性と、魔術・体術に並外れた能力をみせていたことから「ローランド最強の魔術師」として名を馳せた程の実力者。その後、ローランド王になった友人シオンから「勇者の遺物」探しを命じられ、お目付け役であり、相棒でもあるフェリスと共に探索の旅を続けている。
・フェリス・エリス
シオンの命令により、ライナの相棒として「勇者の遺物」探しの旅に同行している金髪青眼で傍若無人な美少女。代々ローランド帝国王の警護を務める「剣の一族」として名高いエリス家の娘でもある。その華奢な身体付きからは想像もできないほど軽やかに長剣を操り、剣技・体術共に桁外れの強さを見せる。普段は無表情で、感情を見せることはほとんど無いが、団子のためならどんなことでも厭わない。
・シオン・アスタール
ローランド前国王が平民に産ませた子。貴族である義兄たちに蔑まれ、命を狙われることもあったが、そんな境遇に屈すること無く革命を起こし、ローランド帝国王に即位。実力、容姿、カリスマ性、全てを備えた「英雄王」として国民から絶大な支持を得る。親友であるライナが書いたレポートに感銘を受け、ライナとフェリスに「勇者の遺物」探しを極秘任務として命じる。
・ルシル・エリス
代々ローランド国王の護衛を務める「剣の一族」エリス家の現当主。この世の者とは思えない美貌と、人間離れした戦闘能力を持つ。シオンの側に仕えている時も、完全に気配を消していることが多い。謎多き人物。
・イリス・エリス
エリス家の末っ子で、天真爛漫で表情豊かな美少女。フェリスに懐いており、フェリスに吹きこまれた間違った教えを純粋に信じ込んでいたりする。現在は、ライナたちとシオンの間で連絡・報告係を任されている。
・ミルク・カラード
『忌破り』追撃部隊隊長。ライナと同じ孤児院の出身。「何があっても生き延びる」という約束をライナと交わしたことを心の支えにしてきた。ライナを救い出すため、ライナたちを『忌破り』として追っている。
・ミラン・フロワード
シオンを自らの王に相応しいと判断し、シオンの覇道の影を担いたいと志願した。影の獣を自由に操る『黒叡の指輪』を保持しており、その力を持って独断で、ローランド及びシオンのためという名目のもとに暗躍する。
・ルーク・スタッカート
ミルクの部下として、『忌破り』追撃部隊に所属。階級は軍曹。いつも温和な笑みを浮かべ、ミルクの保護者的存在として、彼女を見守っており、何かとミルクを甘やかしてしまう。シオンより、密命を受けている。
・リーレ・リンクル
ミルクの部下として、『忌破り』追撃部隊に所属。階位は伍長。どんな場面においても冷静で、情報収集・操作能力に長けている。部隊でも、主に情報収集を担う。
・ラッヘル・ミラー
『忌破り』追撃部隊の最高責任者。彼ならば、元帥の地位も不自然ではないのだが、『忌破り』追撃部隊の役割に重要性を感じていることや下からの目線で物事を捉えていきたいという主張の元、出世を拒み続けている。
・クラウ・クロム
シオンが王になる前からの直属の部下で、対等に口を聞ける数少ない友人の一人。シオンの護衛役も務める第一の側近で、実質上ローランド帝国軍のトップである。また革命時の活躍から「紅指のクラウ」の異名を持つ。
・カルネ・カイウェル
少年のように華奢な印象の青年。クラウと同じく、革命時からシオンを支えている腹心の部下。クラウとは同じ孤児院の出身で、後輩にあたる。現在は、シオンの左腕として、ローランド帝国の内政担当を務めている。
・キファ・ノールズ
ローランド帝国王立特殊学院時代のライナ、シオンの同級生。才色兼備、誰にでも好かれる性格の持ち主で、学院のアイドル的存在。どういうわけかライナのことが好きで、万年落ちこぼれだった彼を気にかけている。
■サブタイトル
・#001／昼寝王国の野望(2010/07/01)
・#002／英雄と寝ぼけ男(2010/07/08)
・#003／複写眼(アルファ・スティグマ)(2010/07/15)
・#004／ライナ・レポート(2010/07/22)
・#005／目覚め始めた世界(2010/07/29)
・#006／暗がりに潜む者(2010/08/05)
・#007／その手を離さない(2010/08/12)
・#008／エスタブール反乱(2010/08/19)
・#009／忘却欠片(ルール・フラグメ)(2010/08/26)
・#010／夕暮れ(2010/09/02)
・#011／悪魔の子(2010/09/09)
・#012／大掃除の宴(2010/09/16)
・#013／北の勇者王(2010/09/23)
・#014／誰も、なにも失わない世界(2010/09/30)
・#015／きる・ざ・きんぐ(2010/10/07)
・#015.5(総集編)／いりす・れぽ～と(2010/10/14)
・#016／微笑まない女神(2010/10/21)
・#017／殲滅眼(イーノ・ドウーエ)(2010/10/28)
・#018／呪われた瞳(2010/11/04)
・#019／行方知れずの恩知らず(2010/11/11)
・#020／絶望に埋めつくされない心(2010/11/18)
・#021／ローランドの闇(2010/11/25)
・#022／αという名の獣(2010/12/02)
・#023／最後の日(2010/12/09)
・#024／遠い日の約束(2010/12/16)
■主題歌・楽曲
・OP1
・期間／1～12
・LAMENT～やがて喜びを～
・作詞／畑亜貴
・作曲／虹音
・編曲／虹音
・歌／結城アイラ
・OP2
・期間／13～24
・Last Inferno
・作詞／Ceui
・作曲／小高光太郎、Ceui
・編曲／小高光太郎
・歌／Ceui
・ED1
・期間／1～12
・Truth Of My Destiny
・作詞／Ceui
・作曲／小高光太郎、Ceui
・編曲／小高光太郎
・歌／Ceui
・ED2
・期間／13～24
・光のフィルメント
・作詞／riya
・作曲／菊地創
・編曲／菊地創
・歌／高垣彩陽
・IN1
・期間／23
・Energy
・作詞／Ceui
・作曲／Ceui
・編曲／小高光太郎
・歌／Ceui
伝説の勇者の伝説 - 評論と推薦
『伝説の勇者の伝説』は、2010年に放送されたテレビアニメシリーズで、鏡貴也のライトノベルを原作としています。この作品は、ファンタジーとアクション、そして深い人間ドラマを織り交ぜた物語で、視聴者を引き込む魅力があります。以下では、この作品の魅力や特徴、そして推薦ポイントについて詳しく解説します。
ストーリーの魅力
『伝説の勇者の伝説』のストーリーは、呪われた瞳を持つライナ・リュートと、王家の血を引くシオン・アスタールという二人の主人公を中心に展開されます。二人はそれぞれの境遇から生じる苦悩を抱えながらも、腐敗したローランド帝国を変えるために立ち上がります。シオンが革命を起こし王位に就いた後、ライナは「勇者の遺物」を探す旅に出ることになります。この旅の中で、ライナと彼の相棒であるフェリス・エリスの関係性が深まっていく様子が描かれます。
物語の魅力は、主人公たちの成長と変化にあります。ライナは最初は無気力で昼寝が好きなキャラクターですが、旅を通じて仲間たちとの絆を深め、自分自身の存在意義を見つけていきます。一方、シオンは王として国を治める重圧に耐えながらも、理想の世界を実現しようと奮闘します。こうしたキャラクターの成長が、視聴者に深い感動を与えます。
キャラクターの魅力
この作品のキャラクターはそれぞれ個性的で、視聴者に強い印象を与えます。特にライナ・リュートは、複写眼という特殊な能力を持つ一方で、昼寝が好きな無気力な性格が魅力的です。彼の成長と変化は、視聴者に共感を呼びます。また、フェリス・エリスは美しい外見と強力な剣技を持つ一方で、団子に目がないというユーモラスな一面もあります。彼女のキャラクターは、視聴者に笑いを提供すると同時に、ライナとの関係性を通じて深い感情を引き出します。
シオン・アスタールは、王としての責任と理想を追求する姿が描かれています。彼の苦悩と決意は、視聴者に感動を与えます。また、他のサブキャラクターもそれぞれの背景や目標を持っており、物語を豊かにしています。例えば、ミルク・カラードはライナと同じ孤児院出身で、彼を救うために奮闘する姿が感動的です。
ビジュアルと音楽
『伝説の勇者の伝説』のビジュアルは、ファンタジー世界を美しく描き出しています。キャラクターデザインは島沢ノリコ氏によるもので、各キャラクターの個性がよく表現されています。また、セットデザインや美術監督の仕事も素晴らしく、視覚的に楽しめる作品となっています。
音楽もこの作品の魅力を引き立てています。オープニングテーマの「LAMENT～やがて喜びを～」と「Last Inferno」、エンディングテーマの「Truth Of My Destiny」と「光のフィルメント」は、物語の雰囲気を盛り上げる重要な要素です。特に、Ceuiの歌声は視聴者の心に響きます。また、挿入歌の「Energy」も印象的で、物語のクライマックスを盛り上げます。
推薦ポイント
『伝説の勇者の伝説』は、ファンタジーとアクション、そして深い人間ドラマを楽しみたい人におすすめです。特に、キャラクターの成長や変化に感動したい人、美しいビジュアルと音楽を楽しみたい人にはぴったりの作品です。また、複雑な人間関係や政治的な駆け引きを描いたストーリーも魅力の一つで、そうした要素を楽しみたい人にもおすすめです。
さらに、この作品はライトノベル原作ということもあり、原作ファンにも満足できる内容となっています。原作のエッセンスをしっかりと取り入れつつ、アニメ独自の解釈や演出も加えられており、原作ファンも新たな発見があるでしょう。
全体として、『伝説の勇者の伝説』は、深いストーリーと魅力的なキャラクター、美しいビジュアルと音楽が融合した素晴らしい作品です。ファンタジーアニメを愛するすべての人に推薦します。 | 
