UFO戦士ダイアポロン:70年代の巨大ロボットアニメの金字塔■公開メディアTVアニメシリーズ ■原作メディアアニメオリジナル ■放送期間1976年04月06日 ~ 1977年02月24日 [UFO戦士ダイアポロン] 1976年4月6日〜1976年9月28日 毎週(火)19:00~19:30放送 総話数 全26話 [UFO戦士ダイアポロンⅡ アクションシリーズ] 1976年10月7日〜1977年2月24日 毎週(木)19:00~19:30放送 総話数 全21話 ■放送局TBS系・東京12チャンネル系(現・テレビ東京) ■分数30分 ■話数47話 ■原作雁屋 哲、土山しげる ■制作[UFO戦士ダイアポロン] エイケン・東急エージェンシー・TBS [UFO戦士ダイアポロンⅡ アクションシリーズ] エイケン・東急エージェンシー ■著作©1976 雁屋哲・エイケン ■ストーリー強大なパワーを秘めたエネルギーを手に入れようと宇宙から来たダザーン軍団が、地球を侵略。16歳のタケシは、自身が地球人ではなくアポロン星の王子で、エネルギーの鍵である「キイ・エナルジー」を体内に持つと知る。かつてアポロン星を滅ぼしたダザーン軍団との戦いを決意したタケシはキイ・エナルジーの力でダイアポロンと合身、ダザーン軍団を迎え撃つ。 ■解説『鉄人28号』以来、エイケンが手がけた巨大ロボットアニメ。当時の世間の流行を巧みに取り入れ、社会現象になっていた「空飛ぶ円盤=UFO」をタイトルに入れたり、特撮戦隊物でおなじみのチームで戦う展開を「5人のUFO少年団」という設定を用い、導入するなどした。また、3体のロボットが合体した巨大ロボットと、人間の主人公が一体化する「合身(合体+変身)」という概念は本作のみに見られる、唯一無二の設定である。関連商品も好調だったため、本作は放映終了後、翌週から「UFO戦士ダイアポロンⅡ アクションシリーズ」をオンエアしている。ただし続編ではなく、1作目に設定変更や新作カットを加えた内容で、放映局も変更されるという、かなり珍しいケースだった。 ■キャスト・タケシ/村山 明 ・五郎/山下啓介 ・松男/千々松幸子 ・ミキ/小宮和枝 ・ヒデキ/小宮山 清 ・ダザーン総統/杉田俊也 ・ギラニク/飯塚昭三 ・ヒドー/和久井節緒 ・ナレーター/市川 治 ■メインスタッフ・原作/雁屋 哲、土山しげる ・チーフディレクター/小野辰雄 ・キャラクターデザイン/芦田豊雄 ・メカニックデザイン/高橋邦生 ・総作画監督/角田利隆 ・アートディレクター/大隅敏弘 ・音楽/武市昌久 ■メインキャラクタ・タケシ UFO少年団のリーダー格。戦闘コスチュームは赤で背番号は10。 ・五郎 通称ごろやん。力持ちの番長。戦闘コスチュームは青で背番号は66。 ・松男 通称チョコ松。チビで威勢のいい少年。戦闘コスチュームは黄色で背番号は22。 ・ミキ 通称ミキッぺ。チームの紅一点。戦闘コスチュームはピンクで背番号は00。 ・ヒデキ 通称ハカセ。メガネをかけた知的キャラ。戦闘コスチュームは白で背番号は99。 ■メインロボ・アイテム・ダイアポロン 3体のアポロンロボットとタケシが「合身」して完成。 ・アポロン・ヘッダー ダイアポロンの頭部と胸部になる。タケシも収納する。 ・アポロン・トラングー 合身時はダイアポロンの胸カバー、両腕となるロボ。 ・アポロン・レッガー 脚部となる。3体とも手足等の不要部分は収納される。 ■主題歌・楽曲・OP ・「UFO戦士ダイアポロン」 ・作詞/山本正之 ・作曲/山本正之 ・歌/子門真人 ・ED ・「UFO少年団」 ・作詞/山本正之 ・作曲/山本正之 ・歌/子門真人 ■詳細な評測と推薦■作品の背景と影響1970年代は、巨大ロボットアニメがブームを迎えていた時代であり、その中でも『UFO戦士ダイアポロン』は特筆すべき存在である。エイケンが制作したこの作品は、当時の社会現象であったUFOブームを巧みに取り入れ、さらに特撮戦隊物の要素を融合させることで、子供たちの心を鷲づかみにした。特に「合身」という概念は、後のロボットアニメに大きな影響を与え、多くの作品がこのアイデアを参考にしたと言われている。 また、関連商品の売れ行きも非常に好調で、玩具やキャラクターグッズが飛ぶように売れた。特にダイアポロンのフィギュアは、子供たちの間で大変人気があり、多くの子供が夢中になって遊んだ。こうした商品展開の成功もあり、放送終了後すぐに「UFO戦士ダイアポロンⅡ アクションシリーズ」が開始されたことは、当時の視聴者にとって大きな喜びだっただろう。 ■ストーリーとキャラクターストーリーは、地球を侵略しようとするダザーン軍団と戦うタケシとUFO少年団の活躍を描いている。タケシがアポロン星の王子であるという設定は、視聴者に新鮮な驚きを与えた。また、タケシがキイ・エナルジーの力でダイアポロンと合身するシーンは、毎回の見せ場として視聴者を引きつけた。 キャラクターも個性的で、タケシを始めとするUFO少年団のメンバーは、それぞれ異なる個性を持ちながらも一丸となって戦う姿が印象的だった。特にタケシのリーダーシップ、五郎の力強さ、松男の元気さ、ミキの勇敢さ、ヒデキの知識は、視聴者に深く共感を与えた。また、敵側のダザーン総統やギラニク、ヒドーなどのキャラクターも個性的で、視聴者を飽きさせない工夫がなされていた。 ■アニメーションと音楽アニメーションは、当時の技術を駆使して描かれた。特にダイアポロンの合身シーンは、緻密な作画とダイナミックな動きで視聴者を魅了した。また、メカニックデザインも高橋邦生の手により、リアルで洗練されたデザインが施され、視覚的なインパクトを与えた。 音楽も重要な役割を果たしており、主題歌「UFO戦士ダイアポロン」とエンディング「UFO少年団」は、子門真人の力強い歌声と山本正之のキャッチーなメロディーで、視聴者の心に深く刻まれた。これらの楽曲は、今でもファンの間で愛され続けている。 ■推薦ポイント『UFO戦士ダイアポロン』は、70年代の巨大ロボットアニメの金字塔であり、その革新的な設定と魅力的なキャラクター、そしてエキサイティングなストーリーは、今でも多くのファンを引きつけている。特に「合身」という概念は、他のロボットアニメにはない独自の魅力であり、視聴者に強い印象を与えた。また、UFOブームを背景にしたストーリーは、当時の社会状況を反映しており、歴史的な価値も高い。 この作品を推薦するポイントとしては、以下の点が挙げられる。
これらの要素が組み合わさった『UFO戦士ダイアポロン』は、70年代の巨大ロボットアニメの象徴であり、ファンならずとも一度は見ておくべき作品である。特にロボットアニメや特撮戦隊物が好きな人には、ぜひおすすめしたい作品だ。 ■関連情報と推薦作品『UFO戦士ダイアポロン』を楽しんだ後は、以下の関連作品もチェックしてみてはいかがだろうか。これらの作品も、巨大ロボットアニメの魅力を存分に味わえるものばかりだ。
永井豪原作の巨大ロボットアニメ。合体ロボットの先駆けとも言える作品で、ダイアポロンと同じく70年代の代表作である。 永井豪原作のもう一つの巨大ロボットアニメ。3機のロボットが合体するという設定は、ダイアポロンの「合身」と共通する魅力がある。 5人のパイロットが操る巨大ロボットアニメ。チームで戦うという点で、ダイアポロンと共通する要素がある。 これらの作品も、ダイアポロンと同じく70年代の巨大ロボットアニメの名作であり、ファンならぜひ見ておきたい作品だ。『UFO戦士ダイアポロン』を通じて、70年代のロボットアニメの魅力を再発見してほしい。 |
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