ストラテジー・アナリティクス：消費者向けブロードバンドインターネットトラフィックの爆発的な増加は終わりに近づいている

Strategy Analytics Service Provider Strategies (SPS) サービスは最近、「固定ブロードバンド トラフィックの成長は鈍化しているのか?」と題した調査レポートを発表し、消費者ブロードバンド インターネット トラフィックの爆発的な成長が終焉を迎えつつあることを明らかにしました。消費者ブロードバンド インターネット トラフィックの年間成長は、2018 年から 2028 年の間に 82% 減少すると予想されています。

ストラテジー・アナリティクスのシニアアナリストで、このレポートの著者でもあるダン・グロスマン氏は、次のように語っています。「トラフィックの成長率が下がっていることは間違いありません。結局のところ、永遠に成長し続けるものなどありません。ブロードバンドインターネットトラフィックの成長は、ストリーミングビデオの台頭など、いくつかの現象によって推進されてきました。消費者が飽和状態になるなか、今のところ、これに代わる別の推進力は見当たりません。4K（UHD）や8K（UHD2）ビデオでも、拡張現実でも、仮想現実でも、ストリーミングやゲーム機でも、スマートホームでもありません。ブロードバンドインターネットは成熟したビジネスなので、業界はそれに向けて計画を立てなければなりません。」

戦略分析担当ディレクターのフィル・ケンドール氏は、次のように述べています。「今後 10 年間で、相当数の消費者が 100 ～ 300 Mbps を超える速度を必要とするという証拠はほとんど見当たりません。サービス プロバイダーがより高い料金を提示しなければならない理由は数多くありますが、速度とフィードへの投資を優先する時代は終わり、重要な差別化要因として、レイテンシー、信頼性、顧客サービスの必要性に重点が置かれる時代が到来しています。」

techwebより