【医療Q&A】傷がある間もバンドエイドは使えますか？

企画者: 中国医師会

査読者：鄭州大学附属第一病院主任薬剤師教授 趙潔

バンドエイドは止血パッチとも呼ばれ、出血を止めて傷を保護する機能があります。生活の中で幅広く使われています。野菜を切っているときに包丁で傷がついてしまったり、誤って手を切ってしまったり、女の子ならサンダルでかかとを擦ってしまったりしたときなどに、応急処置としてバンドエイドを使います。ただし、すべての傷にバンドエイドが適しているわけではありません。バンドエイドを使用する場合は、傷の種類と具体的な状況を考慮する必要があります。

バンドエイドは、小さな切り傷、擦り傷、または表面の傷に使用できますが、使用前に傷口を清潔にする必要があります。そうしないと、感染が発生します。動物に噛まれた傷や引っかき傷、皮膚の腫れ物、ひどく汚染された傷など、バンドエイドでは治療できない傷もあります。動物に噛まれたり引っかかれたりしてできた傷や、感染してしまった傷は塞ぐことができません。傷口は通気性を保ち、消毒しやすい状態にしておく必要があります。また、動物に噛まれたり引っかかれたりした場合は、すぐに狂犬病ワクチンを注射する必要があります。このような傷に包帯を使用すると、膿の吸収と排出に悪影響を与えるだけでなく、細菌の増殖と繁殖を助長することになります。傷に関して最もタブーなことは感染であることを覚えておいてください。傷口は消毒・滅菌し、清潔に保つ必要があります。傷が複雑または重篤な場合は、できるだけ早く医師の診察を受けてください。