ドラえもん誕生日スペシャル2022の感想と評価：最高のエピソードを振り返る

ドラえもん 誕生日スペシャル 2022 - 感動と笑いの詰まった特別な一夜

■公開メディア

TVスペシャル

■原作メディア

漫画

■放送期間

2022年09月03日 ～
■TV放送
テレビ朝日系列　2022年9月3日(1回)土曜　6:56～7:54

■放送局

テレビ朝日系列

■分数

58分

■話数

1話

■原作

・原作／藤子・F・不二雄^{ドラえもん・小学館}

■監督

・監督／小倉宏文

■制作

・アニメーション制作／シンエイ動画
・制作／tv asahi、ADK、シンエイ動画
・製作／ADKエモーションズ

■著作

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK

■ストーリー

もうすぐドラえもんの誕生(たんじょう)日。ドラえもんがどら焼きを買いにいこうと歩いていると、のび太があわてた様子で走ってくる。またもやドラヤキ星人が現れたというのだ!しかし、追いかけてきたのは、ドラヤキ星人のふりをしたジャイアンとスネ夫だった…。
その後、ドラえもんがどら焼きを買っていると、子どもどら焼き博士だという土良矢木夫(どらやきお)が店に入ってくる。どうやらタブレットで動画を撮影しながら配信しているらしい。土良が紹介したのは、明日発売されるという、“どらの奇跡”。なんと4年に一度しか発売しないという幻のどら焼きだと知り、こうふんするドラえもん。
家に帰ったドラえもんはさっそくどら焼きを食べようとするが、5個買ったはずの紙袋に入っていたのはなぜか1個だけ…。しかも、その1個を口に入れようとしたところ、どら焼きから手足が出てきたからビックリ!しかも、そのナゾの生物(ドラポ)は、ドラえもんに向かって、レーザー光線を発射してきた…!

どら焼きを食べられたことに腹を立てたドラえもんは、ドラポを追いかけるが、素早い動きで逃げられてしまう。逃げながらも、家の中にあるお菓子を口に入れては吐き出すドラポ。ところが、そこにちょうど帰って来たパパがどら焼きを持っていることに気づいたドラポは、あっという間にそのどら焼きを食べてしまう!
さらに怒ったドラえもんは、『ナゲーなげなわ』でドラポをつかまえることに成功。あらためてドラポのすがたをよく見たドラえもんとのび太は、ドラポがドラヤキ星人であることに気づく。ドラえもんはドラポをドラヤキ星人の星に送り返そうと『宇宙救命ボート』を取り出すが、ドラポが逃げ出してしまい…!?

■解説

昨年、大バトルを繰り広げた《ドラヤキ星人》の続編など《豪華新作3本立て》!!
メインとなる中篇ストーリーは『ドラヤキ星人の逆襲!?』。昨年の『誕生日スペシャル』に出現して大反響をよんだ、謎の侵略者《ドラヤキ星人》。のび太たちに撃退されたはずの彼らが、なんと再び姿を現します。今年はどんな企みを秘めてやって来るのでしょうか!? ドラヤキ星人の続編は見逃せません!
ドラえもんとのび太の出会いの物語である有名原作エピソード『未来の国からはるばると』の“ちょっと前”のおはなしを描くオリジナルストーリー『さがせ！野比家のへっぽこご先祖さま』も放送！ドラえもんはなぜ、未来の世界からのび太のもとにやって来たのか？ドラえもんとのび太の原点をもう一度、お楽しみください!
このほか、『ドラえもん』らしさ全開のドタバタエピソード『勝利を呼ぶチアリーダー手ぶくろ』もおお楽しみに♪

■キャスト

・ドラえもん／水田わさび
・のび太／大原めぐみ
・しずか／かかずゆみ
・ジャイアン／木村昴
・スネ夫／関智一
・ドラミ／千秋
・ママ／三石琴乃
・パパ／松本保典
・ジャイ子／山崎バニラ
・出木杉／萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
・しずかのママ／折笠愛
・しずかのパパ／田原アルノ
・ジャイアンのママ／竹内都子
・スネ夫のママ／高山みなみ
・スネ夫のパパ／田中秀幸
・先生／高木渉
・神成さん／宝亀克寿
・セワシ／松本さち
・ドラヤキ星人 ドラポ／水瀬いのり
・土良矢木夫／天﨑滉平

■メインスタッフ

・原作／藤子・F・不二雄
・脚本／清水東、伊藤公志、鈴木洋介、永野たかひろ、内海照子
・監督／小倉宏文
・メインキャラ設定／丸山宏一
・キャラ設定／吉田誠
・美術監督／清水としゆき
・撮影監督／熊谷正弘
・音響監督／田中章喜、浦上慶子
・色彩設計／戸部弥生
・編集／小島俊彦、三宅圭貴
・音楽／沢田完
・ミキサー／山本寿
・音響効果／糸川幸良(グループ・アンド・アイ)
・チーフプロデューサー／小野仁(テレビ朝日)、鶴崎りか(ADK)、大金修一(シンエイ動画)
・宣伝／増田晶子(テレビ朝日)
・ライター／櫻井真奈美
・ホームページ／テレビ朝日メディアプレックス
・編成／芝高啓介(テレビ朝日)
・制作デスク／原口航詩(シンエイ動画)
・脚本、制作協力／藤子プロ
・アシスタントプロデューサー／岩田皐希(テレビ朝日)、長南佳志(シンエイ動画)
・プロデューサー／八木征志(テレビ朝日)、北條暁子(ADK)、河西麻利子(シンエイ動画)
・アニメーション制作／シンエイ動画
・制作／テレビ朝日、ADK、シンエイ動画
・製作／ADKエモーションズ

■メインキャラクタ

・ドラえもん
2112年9月3日生まれの猫型ロボット。のび太の子孫・セワシとともに、22世紀からやってきた。おなかについた“四次元ポケット”から出る“ひみつ道具”でのび太を助けるのが使命だが、おっちょこちょいなところもあって、失敗をすることも…。のび太を守る保護者役でもあり、いっしょに遊んだりする親友のような存在でもある。ネズミが苦手で、ドラ焼きが大好物!
・野比 のび太(のび のびた)
10才の小学生。スポーツは苦手で、勉強は好きじゃない。性格はドジでなまけもの。いじめられっ子だが、人の心の痛みがわかり、自然を大切にする、やさしいハートの持ち主。
・源 静香(みなもと しずか)
のび太の同級生のかわいい女の子。しっかり者で、勉強もできる。とてもきれい好きで、お風呂が大好き。みんなの人気者だが、将来、結婚相手としてのび太を選ぶ。
・剛田 武(ごうだ たけし)
のび太の同級生。みんなからはジャイアンとよばれている。乱暴なガキ大将だが、友情に厚い男の子。学校ではいつもいばりちらしているものの、親には頭が上がらず、妹のジャイ子にはとてもやさしい。歌手になるのが夢だが、ひどい悪声で、近所中が迷惑している。
・骨川 スネ夫(ほねかわ すねお)
のび太の同級生。家が裕福なのを鼻にかけている。口がうまくて世渡り上手だが、実は背が低いのを気にしている。手先が器用なのを生かし、絵画や模型など、いろいろな趣味を持っている。
・野比 玉子(のび たまこ)
のび太のママ。おっちょこちょいで、お人好し。ダメなのび太をいつも、しかりつけている。口ぐせは「勉強しなさい!」。
・野比 のび助(のび のびすけ)
のび太のパパ。画家になるのが夢だったが、いまはふつうのサラリーマン。のんびりしている反面、のび太をしかるときは、きびしい父親になる。
・しずかのママ
しずかにそっくりな美人のママ。ひとり娘のしずかを何よりも大事にしている。
・ジャイアンのママ
しつけにきびしいが、気取らないかあちゃん。雑貨屋を営んでいる。
・スネ夫のママ
お金持ちの奥様で、とても教育熱心。スネ夫を「スネちゃま」とよんでいる。
・ジャイ子(じゃいこ)
ジャイアンの妹。絵を描くのが得意で、将来は漫画家になりたいと思っている。ジャイアンに、とてもかわいがられている。
・学校の先生
のび太の担任の先生。宿題を忘れたり、遅刻してばかりののび太を、毎日のようにしかっている。
・出木杉(できすぎ)
スポーツも勉強も得意の優等生。しずかと仲がよく、のび太のライバルでもある。
・ドラミ(どらみ)
同じオイルをわけあった、ドラえもんの妹。ドラえもんよりシッカリ者で、兄がピンチのときは、ドラえもんに代わってのび太を助けに来てくれる。好きなものはメロンパン。キライなものはゴキブリ。タイムマシンは、チューリップのかたちをしている。
・神成さん(かみなりさん)
空き地のとなりの家に住んでいる、おじさん。のび太たちが飛ばした野球のボールのせいで、だいじな盆栽をこわされてばかり。子どもたちをきびしくしかることも多いが、やさしい一面も。
・セワシ(せわし)
のび太の孫の孫。22世紀でドラミといっしょに暮らしている。とてもシッカリ者で、ふがいないのび太の世話をしてもらうため、未来からドラえもんを送りこんだ。のび太のことを「おじいちゃん」とよぶ。

■サブタイトル

・#1／ドラヤキ星人の逆襲!?(2022/09/03)
・#2／さがせ!野比家のへっぽこご先祖さま(2022/09/03)
・#3／勝利を呼ぶチアリーダー手ぶくろ(2022/09/03)

■関連作品

・ドラえもん TVシリーズ

■主題歌・楽曲

・OP1
・ドラえもん
・作詞／星野源
・作曲／星野源
・編曲／星野源
・歌／星野源
・間奏作曲／菊池俊輔

ドラえもん 誕生日スペシャル 2022 - 感動と笑いの詰まった特別な一夜

ドラえもんの誕生日を祝う特別な一夜、2022年の「ドラえもん 誕生日スペシャル」は、ファンにとって忘れられない時間となった。テレビ朝日系列で放送されたこのスペシャルは、58分という限られた時間の中で、3つの新作エピソードを詰め込んだ豪華な内容だった。ここでは、その内容を詳しく解説し、感想や推薦ポイントを紹介する。

ストーリーとキャラクター

「ドラえもん 誕生日スペシャル 2022」は、ドラえもんの誕生日を中心に展開されるストーリーで、3つのエピソードが放送された。まずはメインとなる「ドラヤキ星人の逆襲!?」から見ていこう。

ドラえもんがどら焼きを買いに行く途中、のび太が慌てて走ってくる。ドラヤキ星人が再び現れたというのだ。しかし、それはジャイアンとスネ夫のいたずらだった。そんな中、どら焼き屋に現れた「子どもどら焼き博士」こと土良矢木夫が、4年に一度しか発売されない幻のどら焼き「どらの奇跡」を紹介する。興奮したドラえもんは、家に帰ってどら焼きを食べようとするが、紙袋の中には1個しか入っていなかった。しかも、そのどら焼きから手足が出てくるドラポという生物が現れ、ドラえもんにレーザー光線を発射する。ドラえもんはドラポを追いかけるが、逃げられてしまう。さらにドラポはパパのどら焼きまで食べてしまい、ドラえもんは「ナゲーなげなわ」でドラポを捕まえることに成功する。ドラポがドラヤキ星人であることが判明し、ドラえもんはドラポをドラヤキ星人の星に送り返そうとするが、ドラポが逃げ出してしまうという展開だ。

このエピソードでは、ドラえもんの誕生日を祝うためのどら焼きが重要な役割を果たしている。ドラえもんのどら焼きへの愛情と、ドラヤキ星人との対決が見事に融合したストーリーだ。ドラポという新キャラクターも魅力的で、視聴者を楽しませる要素が満載だった。

次に、「さがせ！野比家のへっぽこご先祖さま」は、ドラえもんとのび太の出会いの物語である「未来の国からはるばると」のちょっと前の話を描いたオリジナルストーリーだ。ドラえもんがなぜ未来の世界からのび太のもとにやって来たのか、その原点を描いている。このエピソードでは、のび太の先祖たちのエピソードがコミカルに描かれ、ドラえもんとのび太の関係性を深く理解するきっかけとなった。

最後に、「勝利を呼ぶチアリーダー手ぶくろ」は、ドラえもんらしさ全開のドタバタエピソードだ。ドラえもんのひみつ道具「チアリーダー手ぶくろ」を使って、のび太たちが野球の試合に挑む姿が描かれている。このエピソードでは、友情やチームワークの大切さが描かれ、視聴者に感動を与えた。

キャラクターについては、ドラえもんを始めとするおなじみのメンバーが活躍する。ドラえもんの声を担当する水田わさびさん、のび太の声を担当する大原めぐみさん、しずかの声を担当するかかずゆみさん、ジャイアンの声を担当する木村昴さん、スネ夫の声を担当する関智一さんなど、キャスト陣の演技も見事だった。特にドラポ役の水瀬いのりさんの演技は、視聴者に新鮮な驚きを与えた。また、土良矢木夫役の天﨑滉平さんの演技も印象的で、どら焼きへの情熱が伝わってきた。

制作とスタッフ

「ドラえもん 誕生日スペシャル 2022」は、シンエイ動画によるアニメーション制作で、テレビ朝日、ADK、シンエイ動画の共同制作だ。監督は小倉宏文さんが務め、脚本は清水東さん、伊藤公志さん、鈴木洋介さん、永野たかひろさん、内海照子さんが担当した。メインキャラ設定は丸山宏一さん、キャラ設定は吉田誠さん、美術監督は清水としゆきさん、撮影監督は熊谷正弘さん、音響監督は田中章喜さんと浦上慶子さん、色彩設計は戸部弥生さん、編集は小島俊彦さんと三宅圭貴さん、音楽は沢田完さん、ミキサーは山本寿さん、音響効果は糸川幸良さん（グループ・アンド・アイ）が担当した。

これらのスタッフが一丸となって作り上げた作品は、視覚的にも聴覚的にも非常に高いクオリティを誇っていた。特に、ドラポのデザインや動きは新鮮で、視聴者を引き込む力があった。また、音楽や音響効果もストーリーを盛り上げる重要な役割を果たしていた。

感想と推薦ポイント

「ドラえもん 誕生日スペシャル 2022」は、ドラえもんの誕生日を祝うにふさわしい、感動と笑いが詰まった作品だった。3つのエピソードそれぞれが異なる魅力を持ち、視聴者を飽きさせない構成になっていた。特に「ドラヤキ星人の逆襲!?」は、ドラえもんの誕生日という特別な日にふさわしい、盛り上がりを見せるエピソードだった。ドラポという新キャラクターの登場も新鮮で、視聴者に新たな驚きを与えた。

「さがせ！野比家のへっぽこご先祖さま」は、ドラえもんとのび太の出会いの物語を描くことで、視聴者がドラえもんの世界により深く入り込むきっかけとなった。「勝利を呼ぶチアリーダー手ぶくろ」は、ドラえもんらしさ全開のドタバタエピソードで、友情やチームワークの大切さを描いた感動的なストーリーだった。

推薦ポイントとしては、まずはドラえもんのファンであれば必見の内容であること。ドラえもんの誕生日を祝う特別なエピソードであり、ドラえもんの世界をより深く理解するきっかけとなる。また、新キャラクターのドラポや土良矢木夫の登場も見逃せないポイントだ。さらに、3つのエピソードそれぞれが異なる魅力を持ち、視聴者を飽きさせない構成になっていることも推薦ポイントの一つだ。

全体を通して、「ドラえもん 誕生日スペシャル 2022」は、感動と笑いが詰まった、ドラえもんの誕生日を祝うにふさわしい作品だった。ドラえもんのファンだけでなく、家族や友人と一緒に楽しむこともできるので、ぜひ視聴してほしい一作だ。