「はたらく細胞」レビュー:細胞の世界を楽しく学べるアニメ

「はたらく細胞」レビュー:細胞の世界を楽しく学べるアニメ

はたらく細胞 - ハタラクサイボウ - の全方位的評価と推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

漫画

■放送期間

2018年07月08日 ~ 2018年09月30日
0:00~

■放送局

TOKYO MX、BS11

■分数

30分

■話数

13話

■原作

清水茜

■監督

鈴木健一

■制作

・アニメーション制作/david production

■著作

©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

■ストーリー

人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。
細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。
酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球……
そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。

■解説

これはあなたの物語。
あなたの体内(からだ)の物語ー。

■キャスト

・赤血球/花澤香菜
・白血球(好中球)/前野智昭
・キラーT細胞/小野大輔
・マクロファージ/井上喜久子
・血小板/長縄まりあ
・ヘルパーT細胞/櫻井孝宏
・制御性T細胞/早見沙織
・樹状細胞/岡本信彦
・記憶細胞/中村悠一
・B細胞/千葉翔也
・NK細胞/行成とあ
・ナイーブT細胞/田村睦心
・エフェクターT細胞/乃村健次
・メモリーT細胞/竹内良太
・好酸球/M・A・O
・好塩基球/杉田智和
・マスト細胞(肥満細胞)/川澄綾子
・白血球(2048)/佐藤健輔
・白血球(2626)/柳田淳一
・白血球(4989)/熊谷健太郎
・白血球(2001)/江越彬紀
・先輩赤血球/遠藤綾
・後輩赤血球/石川由依
・肺炎球菌/吉野裕行
・黄色ブドウ球菌/中原麻衣
・カンピロバクター/小林大紀
・化膿レンサ球菌/松風雅也
・緑膿菌/北沢 力
・細菌/福島 潤
・腸炎ビブリオ/山本 格
・スギ花粉/興津和幸
・赤芽球/花澤香菜
・骨髄球/村中 知
・好中球先生/日野 聡
・がん細胞/石田 彰
・未熟胸腺細胞1/東内マリ子
・未熟胸腺細胞2/小松未可子
・胸腺細胞上皮教官/小山力也
・単球/井上喜久子
・セレウス菌/鳥海浩輔
・ナレーション/能登麻美子

■メインスタッフ

・原作/清水茜(講談社「月刊少年シリウス」連載)
・監督/鈴木健一
・シリーズ構成/柿原優子
・脚本/柿原優子、鈴木健一
・キャラクターデザイン/吉田隆彦
・細菌キャラクターデザインプロップデザイン/三室健太
・サブキャラクターデザイン/玉置敬子
・総作画監督/吉田隆彦、玉置敬子
・美術監督/若林里紗(アトリエPlatz)
・美術設定/曽野由大、橋口コウジ
・色彩設計/水野愛子
・撮影監督/大島由貴
・3DCG監督/中島 豊
・編集/廣瀬清志 (editz)
・音響監督/明田川仁
・音響制作/マジックカプセル
・音楽/末廣健一郎・MAYUKO
・プロデュース/高橋祐馬
・アニメーションプロデューサー/若松 剛
・アニメーション制作/david production
・製作/アニプレックス・講談社、david production

■メインキャラクタ

・赤血球
血液循環により、酸素を体中に届け、二酸化炭素を肺に運搬する。
・白血球(好中球)
主な仕事は外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除すること。
・血小板
血管が損傷した際に集合し、傷口をふさいで止血する。

■サブタイトル

・第1話/肺炎球菌
・第2話/すり傷
・第3話/インフルエンザ
・第4話/食中毒
・第5話/スギ花粉アレルギー
・第6話/赤芽球と骨髄球
・第7話/がん細胞
・第8話/血液循環
・第9話/胸腺細胞
・第10話/黄色ブドウ球菌
・第11話/熱中症
・第11.5話/熱中症~もしもポカリスエットがあったら~
・第12話/出血性ショック(前編)
・第13話/出血性ショック(後編)
・特別編/風邪症候群

■主題歌・楽曲

・OP
・ミッション! 健・康・第・イチ
・作詞・作曲/ゆうまお
・編集/末廣健一郎
・歌/赤血球(CV.花澤香菜)、白血球(CV.前野智昭)、キラーT細胞(CV.小野大輔)、マクロファージ(CV.井上喜久子)
・ED
・CheerS
・作詞/ハヤシケイ
・作曲/megane
・編集/毛蟹
・歌/ClariS

はたらく細胞 - ハタラクサイボウ - の全方位的評価

「はたらく細胞」は、清水茜による同名の漫画を原作としたアニメシリーズで、2018年7月から9月にかけて放送されました。この作品は、私たちの体の中で日々働く細胞たちの物語を描いており、科学的な知識をエンターテイメントとして楽しむことができるユニークな作品です。以下では、「はたらく細胞」の魅力や評価、推薦ポイントについて詳しく解説します。

ストーリーとテーマ

「はたらく細胞」は、体内の細胞たちが主人公として活躍する物語です。赤血球や白血球、血小板など、さまざまな細胞がそれぞれの役割を果たしながら、体内の平和を守るために奮闘します。各エピソードでは、肺炎球菌やインフルエンザ、食中毒など、私たちが日常的に直面する健康問題が取り上げられ、それぞれの細胞がどのように対処するかが描かれています。

この作品の最大の魅力は、科学的な知識をエンターテイメントとして提供している点です。例えば、赤血球が酸素を運ぶ仕組みや、白血球が細菌と戦う過程など、生物学の教科書では難しく感じる内容が、アニメという形で視覚的に理解しやすくなっています。また、細胞たちが擬人化され、個々のキャラクターが持つ性格や背景が描かれることで、視聴者は彼らの奮闘に感情移入しやすくなります。

キャラクター

「はたらく細胞」のキャラクターは、細胞の役割を反映した個性的なデザインと性格を持っています。特に、主人公の赤血球(CV.花澤香菜)は、初心者ながらも一生懸命に酸素を運ぶ姿が印象的で、視聴者の共感を呼びます。一方、白血球(CV.前野智昭)は、冷静かつ勇敢に細菌と戦う姿が魅力的で、頼もしい存在として描かれています。また、血小板(CV.長縄まりあ)の可愛らしいキャラクターも人気で、彼女たちの団結力が物語に温かみを与えています。

その他にも、キラーT細胞(CV.小野大輔)やマクロファージ(CV.井上喜久子)など、さまざまな細胞が登場し、それぞれの役割や性格が丁寧に描かれています。これらのキャラクターが織りなすドラマは、視聴者に笑いや感動を提供し、科学的な知識を楽しみながら学ぶことができるようになっています。

アニメーションとビジュアル

「はたらく細胞」のアニメーションは、david productionによる高品質な作画が特徴です。細胞や細菌のデザインは、科学的な正確さを保ちつつ、視覚的に魅力的に描かれています。特に、細菌やウイルスのキャラクターデザインは、三室健太による独特のプロップデザインが施されており、視覚的なインパクトを与えています。

また、美術監督の若林里紗や色彩設計の水野愛子による美しい背景や色彩も、作品の魅力を引き立てています。体内の世界をリアルに再現しつつ、ファンタジー要素も取り入れたビジュアルは、視聴者を引き込む力を持っています。

音楽と音響

「はたらく細胞」の音楽は、末廣健一郎とMAYUKOによるもので、作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。特に、オープニングテーマ「ミッション! 健・康・第・イチ」は、赤血球や白血球、キラーT細胞、マクロファージによる歌唱で、作品のテーマを象徴する楽曲となっています。また、エンディングテーマ「CheerS」は、ClariSによる爽やかな曲で、視聴者に元気を与えます。

音響監督の明田川仁による音響制作も、作品の臨場感を高める役割を果たしています。細胞たちの声や動き、細菌との戦闘シーンなど、音響効果がリアルに再現されており、視聴者の没入感を高めています。

評価と推薦ポイント

「はたらく細胞」は、科学的な知識をエンターテイメントとして提供する点で非常に評価されています。視聴者は、楽しみながら生物学の知識を学ぶことができ、健康に対する意識を高めることができます。また、個性的なキャラクターと丁寧に描かれたストーリーは、視聴者に笑いや感動を提供し、幅広い層から支持されています。

推薦ポイントとしては、以下の点が挙げられます。

  • 科学的な知識を楽しみながら学べる
  • 個性的なキャラクターと感動的なストーリー
  • 高品質なアニメーションとビジュアル
  • 作品の雰囲気を盛り上げる音楽と音響

「はたらく細胞」は、科学好きな人だけでなく、一般の視聴者にも楽しめる作品です。特に、健康や生物学に興味がある人には強く推薦します。また、家族で一緒に視聴することで、子供たちに科学的な知識を教える良い機会にもなるでしょう。

関連情報と推薦コンテンツ

「はたらく細胞」を楽しんだ後は、以下の関連情報や推薦コンテンツもチェックしてみてください。

関連情報

  • 原作漫画「はたらく細胞」
  • 続編アニメ「はたらく細胞!!」
  • スピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」

推薦コンテンツ

  • 「セルズ・アット・ワーク」(Cells at Work!) - 原作漫画の英語版
  • 「はたらく細胞」公式ガイドブック - 作品の詳細な解説や設定資料集
  • 「はたらく細胞」関連グッズ - キャラクターグッズやフィギュアなど

「はたらく細胞」は、科学的な知識をエンターテイメントとして提供するユニークな作品です。視聴者は、楽しみながら生物学の知識を学び、健康に対する意識を高めることができます。個性的なキャラクターと感動的なストーリー、高品質なアニメーションとビジュアル、作品の雰囲気を盛り上げる音楽と音響など、さまざまな要素が組み合わさったこの作品は、幅広い層から支持されています。ぜひ、「はたらく細胞」を視聴して、体内の細胞たちのドラマを楽しんでください。

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