「ゆるめいつ」の魅力と評価：癒し系アニメの新定番

『ゆるめいつ』：ゆるさとまったりさが魅力のOVA作品

■作品概要

『ゆるめいつ』は、saxyunによる4コマ漫画を原作としたOVA作品です。2009年4月24日に発売され、株式会社竹書房からリリースされました。全12話、各話50分の構成で、監督は月見里智弘が務めています。アニメーション制作は荒井はむ、山崎頼子、田渕亜夜、Triple Aが担当し、制作プロダクションはindeprox、制作著作は株式会社竹書房となっています。

■ストーリー

大学受験のために上京してきた浪人生・相田ゆるめ（桃井はるこ）。大都会を期待してやってきた彼女が到着したのは、無人野菜販売所がある東京のド田舎でした。さらに、彼女を待っていたのはベテラン浪人生たち。ツッコミ役だが時々おバカになるお姉さん肌の川野サエ（桑谷夏子）、とぼけながらキレのあるボケをかます不思議ちゃん田中くみ（松来未祐）、小さい頃からおじさん顔のイジラレキャラ松吉（日野聡）。そんな四人が幸か不幸か意気投合し、一緒にゴロゴロしたり、鬼ごっこしたり。勉強は多分していません。浪人生という切羽詰る状況なのに、「えっ浪人生でしたっけ？」と言いたくなるくらいの「ゆるさ」と「まったりさ」で人生の辛さを忘れさせてくれる作品です。果たして四人はいつ大学に進学することができるのでしょうか（笑）。

■解説

『ゆるめいつ』は、4コマコミックで異例の部数を記録した、密かにブームとなっている漫画が「ゆるっ」とOVA化された作品です。月刊雑誌「まんがくらぶ」（竹書房刊）にて連載中の「ゆるめいつ」（著者/saxyun-サッキュン-）は、2007年に刊行した単行本第1巻が10万部を超えるという四コマコミックでは異例の大ヒットを記録しました。そんな「ゆるめいつ」を「ゆるっ」とOVA化した作品です。

■キャスト

相田ゆるめ：桃井はるこ
田中くみ：松来未祐
川野サエ：桑谷夏子
松吉：日野聡
管理人：宮崎まゆ

■メインスタッフ

原作：saxyun（竹書房『月刊まんがくらぶ』連載）
製作：伊藤明博
企画：松本卓也、坂本亨哉
プロデューサー：服部健太郎、木村淳
企画協力：鈴木康之
アニメーション制作：荒井はむ、山崎頼子、田渕亜夜、Triple A
製作スーパーバイザー：冨田大介
音響制作：中西ゆういちろう
ディレクター：月見里智弘
制作プロダクション：indeprox
制作著作：株式会社竹書房

■メインキャラクタ

相田ゆるめ：夢を追って都会にやってきたドリームハンター…通称、浪人生です。
田中くみ：天然？計算？とぼけながらキレのあるボケがチャームポイントの不思議な浪人生。
川野サエ：みんなのツッコミ役。だけれども時々おバカなお姉さん。っと言っても同じく浪人生。
松吉：小さいころからおじさん顔の浪人生。みんなからイジラレる…えーっと…良い人です。

■サブタイトル

第1話：ゆるめ上京するの巻（2009/04/24）
第2話：一人暮らしシンドロームの巻（2009/04/24）
第3話：公園と大人の巻（2009/04/24）
第4話：禁断の遊びの巻（2009/04/24）
第5話：夏の境界線の巻（2009/04/24）
第6話：ハイテクゴミの巻（2009/04/24）
第7話：サマージャンボ倦怠期の巻（2009/04/24）
第8話：秋のカタチの巻（2009/04/24）
第9話：まんじゅうからいの巻（2009/04/24）
第10話：vsこたつの巻（2009/04/24）
第11話：鍋のリグレットの巻（2009/04/24）
第12話：終わるエンドレスの巻（2009/04/24）

■関連作品

ゆるめいつ　おまけ
ゆるめいつ　特典映像
ゆるめいつ　は？
ゆるめいつ　3でぃ
ゆるめいつ　3でぃ　PLUS

■主題歌・楽曲

OP1：るーじー・ぐーじー
作詞：桜井はるこ
作曲：桜井はるこ
編曲：桜井はるこ、haraddy
歌：桜井はるこ

■作品評論

『ゆるめいつ』は、その名の通り「ゆるさ」と「まったりさ」が特徴的な作品です。原作が4コマ漫画ということもあり、各話のストーリーは短く、軽快なテンポで展開されます。特に、相田ゆるめを始めとするキャラクターたちの個性が際立っており、彼女たちの日常生活やくだらない遊びを通じて、視聴者に笑いと癒しを提供してくれます。

相田ゆるめは、夢を追って上京してきたものの、現実は東京のド田舎というギャップから始まります。しかし、彼女のポジティブな性格と、周囲のベテラン浪人生たちとの出会いが、彼女の生活を豊かにしていきます。特に、川野サエのツッコミと田中くみのボケ、松吉のイジラレキャラが絶妙なバランスで描かれており、視聴者を飽きさせません。

また、OVAという形式を活かして、各話ごとに異なるテーマやエピソードが描かれています。例えば、第1話ではゆるめが上京するシーンから始まり、第2話では一人暮らしのシンドローム、第3話では公園での大人の話題など、多彩な内容が盛り込まれています。これにより、視聴者は毎話新鮮な気持ちで楽しむことができます。

アニメーション制作は、荒井はむ、山崎頼子、田渕亜夜、Triple Aという豪華なスタッフ陣によって行われており、キャラクターデザインや背景美術も非常に丁寧に描かれています。特に、ゆるめたちが住むアパートや周辺の風景がリアルに再現されており、視聴者がその世界に引き込まれるような感覚を味わうことができます。

音響面でも、桜井はるこによる主題歌「るーじー・ぐーじー」が作品の雰囲気を盛り上げており、彼女の歌声と楽曲の軽快さが、ゆるめたちの日常をさらに楽しく演出しています。また、声優陣の演技も素晴らしく、特に桃井はるこ、松来未祐、桑谷夏子、日野聡の四人は、それぞれのキャラクターの個性を最大限に引き出しています。

■推薦ポイント

『ゆるめいつ』は、日常系アニメが好きな人や、ゆるい雰囲気を楽しみたい人に特に推薦したい作品です。特に、以下のポイントが魅力です：

キャラクターの個性：相田ゆるめ、田中くみ、川野サエ、松吉の四人は、それぞれ異なる個性を持っており、その掛け合いが非常に面白いです。特に、田中くみの天然ボケと川野サエのツッコミは見逃せません。
ゆるい雰囲気：作品全体が「ゆるさ」と「まったりさ」に満ちており、視聴者に癒しを提供してくれます。忙しい日常から少し離れて、ゆるめたちの世界に浸ることができます。
多彩なエピソード：各話ごとに異なるテーマやエピソードが描かれており、視聴者は毎話新鮮な気持ちで楽しむことができます。特に、季節ごとのエピソードが豊富で、視聴者の心を和ませてくれます。
豪華なスタッフ陣：アニメーション制作や音響制作を担当するスタッフ陣が豪華で、作品のクオリティが非常に高いです。特に、キャラクターデザインや背景美術、主題歌のクオリティが素晴らしいです。