GEAR戦士電童 - ギアセンシデンドウ - の全面的な評価と推薦
■公開メディア
TVアニメシリーズ
■原作メディア
アニメオリジナル
■放送期間
2000年10月04日 ~ 2001年06月27日
■放送局
テレビ東京
■分数
30分
■話数
38話
■原作
矢立 肇
■監督
・総監督/福田己津央
■制作
・制作/サンライズ
■著作
©サンライズ・テレビ東京
■ストーリー
ある日、宇宙から飛来した物体が地球に落下した。その物体から6つの光が世界中に散らばり、落下現場近くをさまよっていたひとりの少女が西園寺に拾われる。それから17年後、全宇宙の人類殲滅をもくろむ”機械帝国ガルファ”が地球侵攻を開始し、月軌道上にガルファの要塞”螺旋城”が出現する。螺旋城から発進した”機獣”が世界中の都市を襲い、そのうちの一体が星見町に襲来した。その日、星見町に引っ越してきたばかりの少年・草薙北斗は、同級生となる少年・出雲銀河と出会っていた。2人はガルファの機獣に追われて逃げ込んだ先で巨大ロボット”電童”と遭遇し、そのパイロットに選ばれる。対ガルファ用地球防衛組織”ギア”のメンバーとなった2人は、ときに衝突しながらも協力して電童を操り、ガルファの機獣や機士たちと戦っていく。北斗の母・織絵の兄であるアルテアとの戦いや、電童の武器となる電子の聖獣”データウェポン”たちとの友情、ガルファに洗脳されてしまった北斗と銀河の戦い、ガルファ皇帝の息子スバルとの出会い……さまざまな経験を経て成長した銀河と北斗は、やがて機械帝国ガルファの本星、惑星アルクトスへと到達する。敵の圧倒的な戦力と、無限に再生するガルファ皇帝の半身”ゼロ”に苦戦する電童だが、最後となる7体目のデータウェポン”フェニックスエール”が出現。フェニックスの力を借りた電童はガルファ皇帝を打ち破るべく、最後の決戦に挑む……。
■キャスト
・出雲銀河/松岡洋子 ・草薙北斗/進藤尚美 ・エリス・ウィラメット/鶴野恭子 ・ベガ(草薙織絵)/三石琴乃 ・渋谷長官、螺旋城/西村知道 ・吉良国進、アブゾルート/野島健児 ・浅野愛子/芳野美樹 ・ドクター井上、ウィッター/高戸靖広 ・出雲みどり、リンダ/加藤優子 ・出雲乙女、早瀬久美、大岩冴子/根谷美智子 ・草薙圭介、メテオ、グルメイ/一条和矢 ・西園寺/岸野一彦 ・アルテア/中田和宏 ・スバル/鈴村健一 ・ガルファ皇帝、ゼロ/速水 奨
■メインスタッフ
・企画/サンライズ ・原作/矢立 肇 ・シリーズ構成/両澤千晶 ・キャラクターデザイン、総作画監督/久行宏和 ・メインメカニカルデザイン/ビークラフト、阿久津潤一 ・メカニカルデザインワークス/今石 進、大輪 充、戸部隆一 ・総メカ作画監督/重田智 ・美術監督/池田繁美 ・色彩設計/黒柳朋子 ・撮影監督/桶田一展 ・編集/鶴渕友彰(#1~27)、野尻由紀子(#28~38) ・音楽/佐橋俊彦、浅見昴生(#20) ・音響監督/藤野貞義 ・音楽プロデューサー/野崎圭一 ・音楽制作/ビクターエンタテインメント ・音楽協力/テレビ東京ミュージック ・総監督/福田己津央 ・プロデューサー/五島尚武(テレビ東京)、高城一典、古里尚丈 ・製作/テレビ東京、読売広告社、サンライズ
■メインキャラクタ
・出雲銀河 星見小学校に通う小学5年生で、考えることよりも行動することを好む活発な少年。ガルファが地球に襲来した際、北斗とともに電童のパイロットに選ばれ、青いギアコマンダーを託される。最初の頃は電童に選ばれたことに慢心し、ガルファとの戦いを甘く見ていた面もあった。しかし、敗北や挫折を経験するうちに成長し、地球を守る使命に目覚めていく。北斗とは衝突することも多かったが、次第にお互いを認め合っていった。直情径行型で負けん気の強い性格。無鉄砲で調子に乗りやすい面も持つ。自分を見失って迷うこともあるが、心を決めた時の行動力は人一倍強い。また、つねに自分の気持ちに正直で、その率直な姿勢が周囲の救いとなることも多かった。勉強は苦手だが、スポーツは全般的に得意。特に、幼い頃から母・みどりに拳法を習い、その技を電童の操縦に生かした。 ・草薙北斗 星見小学校に通う小学5年生で、思慮深さと決断力をあわせ持つ知性的な少年。家族とともに星見町に転居してきた当日にガルファの襲来に遭遇。銀河とともに電童のパイロットに選ばれ、黒いギアコマンダーを託される。地球の命運を背負ってしまったことに戸惑いながらも、地球の危機を目の当たりにして電童のパイロットとしての自覚を強めていく。正反対な性格の銀河とは時に意見を違えながらも、徐々に信頼関係を築いていった。冷静で慎重であると同時に、行動的な面も持ち合わせている。また、理解力と判断力にも優れ、戦いにおいては銀河をリードすることが多かった。温和な性格と人当たりの良さから、クラスでは男女を問わず人気がある。算数と理科が得意で、コンピュータなどのメカにも詳しい。サッカーとビリヤードが好き。 ・ベガ(草薙織絵) 地球防衛組織GEAR(ギア)の副司令を務める女性で、当初は電童のパイロットに予定されていた。戦闘指揮のアドバイザーであり、自ら前線に立って電童の戦いをサポートした。また、数々の特殊武器を使いこなす格闘戦のエキスパートで、黒騎士アルテアと互角に渡り合うほどの技量の持ち主。ギア創設に深く関わる人物のひとりで、電童やデータウェポン、ガルファについて豊富な知識を持つ。なお、彼女のコスチュームは最新のテクノロジーを駆使した素材で製作されている。実は北斗の母・草薙織絵が変装した姿で、アルクトス王家の王女。ギアの副司令として任務に就いているときは本名のベガを名乗る。彼女の秘密はギア内部でも渋谷長官をはじめとする一握りの最高幹部にしか知らされていない。 ・アルテア データウェポン捕獲のためにガルファ本星から派遣された、白いギアコマンダーを持つ騎士凰牙のパイロット。黒騎士の称号を持つガルファ皇帝の親衛隊長で、階級は螺旋城と同等。卓抜した戦闘センスを有し、幾度となく電童を苦しめた。その正体はベガの生き別れの兄で、アルクトス王家の王子であった。凰牙を危険視するガルファ皇帝に本来の記憶を封印されていたが、4話で妹ベガと再会、11話で直接対決することによって記憶が解けかけ、一旦ガルファ本星に戻されて記憶操作を施された。そののち、第7のデータウェポンを探すために再び地球に訪れるが、彼への憎悪を募らせた螺旋城と3機将によって謀殺されかける。なんとか一命を取り留めて記憶を取り戻したものの、重傷を負い凰牙を北斗に託した。傷が癒えたのちには、メテオの戦闘司令としてガルファ本星との最終決戦に参加。電童がガルファ皇帝と対峙した際は、凰牙を駆ってゼロと対決した。冷静沈着な性格で、使命のためには命を賭けることも辞さない強い意志の持ち主。 ・エリス・ウィラメット 10歳でM.I.T.(マサチューセッツ工科大学)を卒業した天才少女。電子工学の博士号を持ち、史上最年少でGEAR(ギア)にスカウトされた。当初はGEARアメリカ支部でデータウェポンの研究を行っていたが、データウェポン解析主任に抜擢され日本本部に転属となる。日本に来てからは、銀河たちのお目付け役として星見小学校の5年1組に転入した。気が強く負けず嫌いな性格だが、優しい一面も持ちあわせている。同じく負けん気の強い銀河とは言い争うことも多かったが、危機に瀕してはお互いを支え合い、電童を強力にバックアップした。趣味はバスフィッシングで、その理由は「自然相手の不確定性が最大の魅力」だから。 ・ガルファ皇帝 機械帝国ガルファの頂点に君臨する機械生命体。あらゆる星々から人類を排除し、自らが宇宙の王になろうとし、その尖兵として螺旋城を地球に送り込む。部下を使い捨ての手駒のように扱い、失敗したものは容赦なく処断(消去)する冷酷な性質である。その実態は、かつてアルクトス星の生態を管理していたネットワークシステムであり、7つのコンピュータプログラムの集合体であった。しかし、生態系の変遷をシミュレートするうちに、人類が星を破壊するという演算結果を導き出す。そして、機械である自らが宇宙を支配することが安定を生み出す唯一の手段であると考え、アルクトスを崩壊に追い込む。それ以降も暴走を重ね、次々と他星系の生命を殲滅していった。それと同時に、自らのメモリーに残された「電子の聖獣すべてを手に入れし者、宇宙の王とならん」というアルクトスの伝承に従い、データウェポンの行方を探していた。 ・スバル ガルファ帝国皇子の立場にある、ガルファ皇帝の息子。アルテアと同じく凰牙を操る資格を持つ。螺旋城の地球侵攻が失敗したのち、第7のデータウェポン探索の任を受けてゼロとともに地球を訪れた。アルテアを兄と慕い、彼を奪った凰牙のパイロット=北斗を激しく憎む。しかし、洗脳された北斗と心を交わすうち、自分の中に喜びや寂しさといった感情が生まれたことに気付き、戸惑うようになっていった。スバルはアルクトス星崩壊の際にガルファが拾った赤ん坊が成長した姿であり、その記憶は凰牙のパイロットのスペアを求めるガルファ皇帝に刷り込まれたものだった。育ちのせいで他者との意思疎通が苦手だが、本来は花や植物を愛する優しい少年である。 ・渋谷長官 地球防衛組織・ギアの本部長官。ギア内部でアルクトス王家の王女であるベガの正体を知らされている一握りの最高幹部の1人。 ・吉良国進 地球防衛組織・ギアの一員。電童で戦う銀河と北斗のサポートをする。ギア・イギリスで開発されていた電童電池換装機セルファイターの操縦もする。
■メインロボ・アイテム
●GEAR ・GEAR戦士電童
頭頂高:24.5m/バイザーオープン時:25m 乾重量:399.8t/装備重:449.3t 出力:736MW(100万馬力) ドライブ回転数:1,223rpm(オーバードライブ時計測不能) 地上走行速度:72km/h 疾風撃走脚最高速度:999km/h 乗員:2名/パイロット:草薙北斗、出雲銀河 電源:ハイパーデンドーデンチ×2本(全長6m、重量24.5t、1.5MV(メガボルト)) 備考:ハイパープラズマドライブ×4基搭載 (Aドライブ直径3.8m×2・LR、LL各ドライブ直径4.4m)
北斗と銀河が操縦する、二人乗りの巨大ロボット。外宇宙から地球にもたらされ、電童自らが選んだパイロットのみが操縦を許される。四肢に装備された円筒形のタービンを回転させて戦闘パワーを生み出す。タービンにデータウェポンをインストールすることにより、より強力な技を繰り出すことができる。またフル回転(オーバードライブ)させることにより必殺技“ファイナルアタック”を繰り出すが、このためには操縦者の北斗と銀河の心がひとつにならなければならない。地球の既存の兵器が通用しない機械帝国の機獣たちに対抗しうる唯一の存在がこのGEAR戦士電童であるといえる。
PROGRAM LIST ノーマルプログラム:疾風激走脚(しっぷうげきそうきゃく)、旋風回転脚(せんぷうかいてんきゃく)、剛腕大裂斬(ごうわんだいれつざん)、旋風回転拳(せんぷうかいてんけん)、剛腕粉砕撃(ごうわんふんさいげき)、爆砕重落下(ばくさいじゅうらっか)、旋風二連脚(せんぷうにれんきゃく) スペシャルプログラム:閃光雷刃撃(せんこうらいじんげき)、飛翔烈風波(ひしょうれっぷうは)、波動龍神撃(はどうりゅうじんげき)、地斬乱舞塵(ちざんらんぶじん)
・騎士GEAR凰牙
頭頂高:28.5m/バイザーオープン時:25.8m 乾重量:401.0t/装備重:450.5t 出力:736MW(100万馬力) ドライブ回転数:1,223rpm(オーバードライブ時計測不能) 地上走行速度:72km/h 疾風撃走脚最高速度:999km/h 乗員:1名/パイロット:アルテア 電源:ハイパーデンドーデンチ×2本(全長6m、重量24.5t、1.5MV(メガボルト)) 備考:ハイパープラズマドライブ×4基搭載 (Aドライブ直径3.8m×2・LR、LL各ドライブ直径4.4m) 登場話数:#3~
電童そっくりの黒いGEAR。パイロットは機械帝国ガルファの親衛隊長、アルテア(24話まで)。基本性能は電童とまったく互角だが、パイロットがひとりである点が最大の相違点である。凰牙もデータウェポンをインストールする能力を持っており、電童のデータウェポンを狙って熾烈な争奪戦を繰り広げている。パイロットの意思と力が銀河と北斗を上回ってるため、電童の最大のライバルとなる。
PROGRAM LIST ノーマルプログラム:疾風激走脚(しっぷうげきそうきゃく)、旋風回転脚(せんぷうかいてんきゃく)、剛腕大裂斬(ごうわんだいれつざん)、旋風回転拳(せんぷうかいてんけん)、剛腕粉砕撃(ごうわんふんさいげき)、爆砕重落下(ばくさいじゅうらっか)、旋風二連脚(せんぷうにれんきゃく) スペシャルプログラム:閃光雷刃撃(せんこうらいじんげき)、飛翔烈風波(ひしょうれっぷうは)、波動龍神撃(はどうりゅうじんげき)、地斬乱舞塵(ちざんらんぶじん)
●データウェポン ・ユニコーンドリル
全高:23.0M/Power Balance 武器時全長:19.9M 象徴:信頼 属性:渦 装備:ドリルホーン、メインカッター
一角獣のデータウェポン。好奇心旺盛で人なつっこくいたずら好き。信頼の心を持つ北斗にセーブされたあとも勝手にギアコマンダーから抜け出し、みんなを困らせるトラブルメーカーでもある。ツノのドリルホーンとタテガミのメインカッターが主な武器で、ファイナルアタックは角を回転させ、発生したエネルギーのトルネード弾を一気に突き放すものである。またユニコーンドリルをセーブすると、防御技ファイヤーウォールが使えるようになる。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:ユニコーンドライブ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:ユニコーンドリル、ファイナルアタック!
・バイパーウイップ
全高:58.0M/ 武器時全長:8.1M 象徴:自信 属性:雷 装備:クラッシャーファング、ライトニングウィップ
蛇のデータウェポン。繊細で要領がよく、心の底では何を考えてるかわからないデータウェポンで一番の策士である。絶対の自信を持つアルテアにセーブされた。伸縮自在の体を生かしたムチ攻撃が得意で、相手を叩きつけたり締め付けて攻撃する。口の牙を用いてトリッキー相手をつかんだり、アンカーの替わりにすることもある。ファイナルアタックはムチを高速回転させてプラズマ弾を作り出し、相手にたたきつけるものである。バイパーウィップをセーブすると、残像技イリュージョンフラッシュが使用可能になる。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:バイパードライプ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:バイパーウィップ、ファイナルアタック!
・レオサークル
全高:15.0M/ 武器時全長:8.9M 象徴:勇気 属性:風 装備:サークルカッター、レオクロー
ライオンのデータウェポン。おおらかな性格ののんびり屋でよく居眠りをしている。勇気の心を持つ銀河にセーブされたが、持ち前の女の子好きが高じて銀河の妹乙女やC-DRiVEのユキと仲良くなったりしている。戦闘中は主にたてがみのサークルカッターを追加した蹴りが中心。レオサークル単体の場合はかぎ爪を利用した引っ掻き攻撃をおこなう。ファイナルアタックは右足を軸に竜巻を起こすように回転し、発生した光の円月輪で敵を切り裂くものである。レオサークルをセーブすると、データ収集技ハイパースキャンが追加される。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:レオドライブ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:レオサークル、ファイナルアタック!
・ブルホーン
全高:16.0M/ 武器時全長:17.7M 象徴:知恵 属性:土 装備:ブルブレイカー、ヒートスライサー
バッファローのデータウェポン。普段は物静かだが、一度怒り出すとなかなか止まらない。パワーはデータウェポン随一で、一度暴れ出すと他のデータウェポンには押さえられない。知恵の心を持つアルテアによってセーブされた。戦闘中は右腕に装着され、鋭いヒートスライサーを用いた怒濤のパンチを連撃する。ファイナルアタックは拳を地面に叩きつけ、隆起させた大地の剣で相手を串刺しに貫いてしまうものである。ブルホーンをセーブすると、重力制御技オートプレッシャーを使用できるようになる。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:ブルドライブ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:ブルホーン、ファイナルアタック!
・ドラゴンフレア
全高:27.0M/ 武器時全高:9.4M 象徴:慈愛 属性:炎 装備:バーニングフレア、ドラゴンブレード
ドラゴンのデータウェポン。冷静で気むずかしい博学家で、ひとりでいるのが好き。慈愛の心を持つ北斗にセーブされ、セーブ後は他のデータウェポンと一緒にいることが多くなった。戦闘では火炎弾を発射する中距離向けの武器に変化する。ファイナルアタックは火炎弾のエネルギーを集結して一気に発射。敵を焼き尽くすまで炎をはき続けるものだ。ドラゴンフレアをセーブするとコンピューター破壊技クラッシュレイが追加される。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:ドラゴンドライブ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:ドラゴンフレア、ファイナルアタック!
・ガトリングボア
全高:12.0M/ 武器時全長:10.4M 象徴:創造 属性:光 装備:ガトリングランチャー、パワーファング
イノシシのデータウェポン。データウェポンたちのまとめ役であるが、直情的でおっちょこちょい。創造の心を持つ銀河にセーブされた。戦闘では胸に装着され鼻のガトリングランチャーで攻撃する。また、牙をブーメランの用に用いることも可能だ。ファイナルアタックはガトリングランチャーを高速回転させ、ビームの奔流で敵を粉砕する。ガトリングボアをセーブすると、時間操作技クロックマネージャーを使用できるようになる。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:ボアドライブ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:ガトリングボア、ファイナルアタック!
・超獣王 輝刃
全高:17.4M/ 武器時全長:34.7M 象徴:友情(信頼+勇気) 属性:嵐(渦+風) 装備:ヘッドカッター、ビームウイング
フェニックスの力によって蘇った、「レオサークル」と「ユニコーンドリル」が合体して誕生したデータウェポン。データウェポンの王と呼ばれ、エイリアス体にはならないが全身を変形させ、キバストライカー、キバブレイカー、キバスピナーの3つの武器形態に変形が可能。それぞれの形態でファイナルアタックを撃つことができる。
COMMAND LIST ドライブ装着のかけ声:輝刃ドライブ、インストール! ファイナルアタックのかけ声:唸れ! 輝刃ストライカー・ファイナルアタック!
・キバストライカー
全長:45.2M 全幅:27.5M 通常技:ストライクアロー
・キバブレイカー
全長:45.2M 全幅:21.0M 通常技:ブレイカーソード
・キバスピナー
全長:31.2M 全幅:21.0M 通常技:スピナーアタック
・フェニックスエール
全高:20.4M/ 武器時全幅:98.4M 象徴:希望 属性:虹 装備:エールブレード
不死鳥のデータウェポン。北斗の頭の中に潜んでおり、銀河と北斗に少女時代のベガの姿を借りて力を貸していた。戦闘では電童に装着される場合は巨大な翼に、凰牙に装着される場合は刀(名称:雲噛、海鎚)の形状に変化する。また、インフィニットレイヤーの力で、ハイパーデンドーデンチの交換なしにGEARが活動できる。さらに、フェニックスエールを中心にユニコーンドリル、レオサークル、ドラゴンフレア、ガトリングボア、バイパーウィップ、ブルホーンがひとつとなり、「アカツキの大太刀」と呼ばれる破邪の大刀に変化する。
■サブタイトル
・第1話/始まりの日―電童出撃― ・第2話/出現!ユニコーンドリル ・第3話/騎士凰牙 来襲! ・第4話/戦慄の螺旋城 ・第5話/炸裂!バイパーウィップ ・第6話/レオサークルの勇気 ・第7話/突撃!ブルホーン ・第8話/新しい仲間 ・第9話/消えたデータウェポン ・第10話/電童破壊0秒前 ・第11話/決戦!電童対凰牙 ・第12話/危機の予感 ・第13話/銀河の父、帰る ・第14話/電気がない! ・第15話/怪談!学校のデータウェポン ・第16話/月の悪魔 ・第17話/ラゴウの牙 ・第18話/深度8000Mの戦い ・第19話/よみがえる命 ・第20話/燃えろ!銀河!! ・第21話/黒騎士復活! ・第22話/母の秘密 ・第23話/閉ざされた記憶 ・第24話/長い夜 ・第25話/炎の中で ・第26話/螺旋城の落ちる日 ・第27話/忍びよる影 ・第28話/スバルの挑戦 ・第29話/北斗の危機! ・第30話/最大の敵! ・第31話/北斗の叫び、銀河の涙 ・第32話/飛べ!スバル! ・第33話/GEAR壊滅! ・第34話/ゼロ・アタック!! ・第35話/発進!宇宙へ ・第36話/嵐の海 ・第37話/アルクトスの真実 ・第38話/星の伝説―そして、始まりの日―
■主題歌・楽曲
・OP1 ・W-Infinity ・作詞/石川雅敏 ・作曲/Little Voice ・編曲/HAL2000 ・歌/三重野瞳 with 影山ヒロノブ
・ED1 ・COUNT DOWN ・作詞/芦原みき ・作曲/Little Voice ・編曲/HAL2000 ・歌/Little Voice
・ED2 ・Brand New Mermaid ・作詞/三重野瞳 ・作曲/西田マサラ ・編曲/西田マサラ ・歌/C-DRiVE
・挿入歌1 ・ナヌリズマ ・作詞/清水しょうこ ・作曲/西田マサラ ・編曲/西田マサラ ・歌/C-DRiVE
・挿入歌2 ・HEART DRIVE ・作詞/清水しょうこ ・作曲/西田マサラ ・編曲/西田マサラ ・歌/C-DRiVE
・挿入歌3 ・Over the Rainbow ・作詞/葦原みき ・作曲/Little Voice ・編曲/HAL2000 ・歌/Little Voice
・挿入歌4 ・FINAL ATTACK ・作詞/石川雅敬 ・作曲/柿島伸次 ・編曲/西田マサラ ・歌/REN
GEAR戦士電童 - ギアセンシデンドウ - の評価と推薦
「GEAR戦士電童」は、2000年から2001年にかけて放送されたサンライズ制作のロボットアニメであり、その独特な世界観と魅力的なキャラクター、そして壮大なストーリー展開が多くのファンを引きつけてきた作品です。このアニメは、地球を守るために戦う少年たちの成長と友情を描きつつ、機械帝国ガルファとの壮絶な戦いを通じて、勇気や信頼、希望といった普遍的なテーマを描いています。
ストーリーとテーマ
「GEAR戦士電童」のストーリーは、宇宙から飛来した物体が地球に落下し、その後17年を経て機械帝国ガルファが地球侵攻を開始するという壮大なスケールで始まります。主人公の草薙北斗と出雲銀河は、偶然にも巨大ロボット「電童」のパイロットに選ばれ、地球防衛組織「ギア」のメンバーとしてガルファと戦うことになります。この物語は、少年たちの成長と友情を中心に据えつつ、地球の命運をかけた戦いや、家族の秘密、そして敵との対話を通じて、さまざまなテーマを描き出しています。
特に印象的なのは、ガルファ皇帝の存在とその背景です。ガルファ皇帝は、かつてアルクトス星の生態を管理していたネットワークシステムであり、自身の演算結果から人類が星を破壊するという結論に達し、機械による宇宙の支配を目指す存在です。この設定は、科学技術の進歩とその倫理的な問題を深く考えさせるものであり、単なる善悪の対立を超えた深みを作品に与えています。また、アルテアやスバルといったキャラクターを通じて、敵との対話や理解の重要性も描かれており、単純な戦闘シーンだけでなく、人間ドラマとしての深みも感じられます。
キャラクター
「GEAR戦士電童」のキャラクターは、それぞれが個性的で魅力的です。主人公の北斗と銀河は、対照的な性格を持ちながらも、互いを支え合い成長していく姿が描かれています。北斗は冷静で知的な少年であり、銀河は行動力と勇気に溢れた少年です。彼らの成長と友情は、視聴者に強い印象を与えます。また、ベガ(草薙織絵)やアルテアといったキャラクターも、物語に深みを与える重要な役割を果たしています。ベガは北斗の母であり、アルクトス王家の王女という秘密を抱えながらも、地球防衛のために戦う姿が描かれています。アルテアはガルファの親衛隊長でありながら、ベガの兄という複雑な立場にあり、彼の葛藤と成長も見逃せません。
エリス・ウィラメットやスバルといったサブキャラクターも、物語を豊かにする重要な役割を果たしています。エリスは天才少女でありながら、銀河たちと協力して戦う姿が描かれ、スバルはガルファ皇帝の息子でありながら、自身の感情と向き合う姿が描かれています。これらのキャラクターの多様性と深みが、「GEAR戦士電童」を一層魅力的な作品にしています。
メカニックとバトル
「GEAR戦士電童」のメカニックデザインは、サンライズならではのクオリティが光ります。電童や凰牙といった巨大ロボットは、円筒形のタービンを回転させることで戦闘パワーを生み出すという独特のデザインが特徴です。また、データウェポンと呼ばれる電子の聖獣たちは、それぞれが異なる属性と象徴を持つことで、多彩な戦闘シーンを演出しています。ユニコーンドリル、バイパーウィップ、レオサークル、ブルホーン、ドラゴンフレア、ガトリングボア、そしてフェニックスエールといったデータウェポンは、物語の進行とともに登場し、電童の戦闘力を高める重要な要素となっています。
バトルシーンは、電童と凰牙の対決や、データウェポンを使った戦いが見どころです。特に、電童の必殺技「ファイナルアタック」は、北斗と銀河の心がひとつになることで発動するという設定が、少年たちの成長と友情を象徴しています。また、フェニックスエールの登場による最終決戦は、物語のクライマックスとして視聴者を引きつけることでしょう。
音楽と声優
「GEAR戦士電童」の音楽は、佐橋俊彦や浅見昴生といった実力派の作曲家が手掛けており、壮大なストーリーを盛り上げる重要な要素となっています。オープニングテーマ「W-Infinity」は、三重野瞳 with 影山ヒロノブによる力強い歌声が印象的で、物語のテーマを象徴しています。エンディングテーマ「COUNT DOWN」と「Brand New Mermaid」も、それぞれのシーンにマッチした美しいメロディが特徴です。また、挿入歌「ナヌリズマ」や「HEART DRIVE」、「Over the Rainbow」、「FINAL ATTACK」も、物語の進行に合わせて感情を揺さぶる重要な役割を果たしています。
声優陣も豪華で、出雲銀河役の松岡洋子、草薙北斗役の進藤尚美、ベガ役の三石琴乃、アルテア役の中田和宏、スバル役の鈴村健一など、各キャラクターの個性を引き立てる演技が光っています。特に、松岡洋子と進藤尚美の掛け合いは、少年たちの友情と成長をリアルに描き出しており、視聴者に強い印象を与えます。
推薦
「GEAR戦士電童」は、ロボットアニメファンだけでなく、少年たちの成長と友情を描いた物語を楽しみたい視聴者にもおすすめの作品です。壮大なストーリー展開と魅力的なキャラクター、そしてサンライズならではのクオリティの高いメカニックデザインが、視聴者を引き込むことでしょう。また、音楽や声優の演技も物語を盛り上げる重要な要素となっており、全体として非常に完成度の高い作品と言えます。
特に、以下のような視聴者におすすめします:
- ロボットアニメが好きな人
- 少年たちの成長と友情を描いた物語が好きな人
- 壮大なストーリー展開を楽しみたい人
- サンライズの作品が好きな人
- 音楽や声優の演技にこだわりがある人
「GEAR戦士電童」は、視聴者に勇気や信頼、希望といった普遍的なテーマを伝えるとともに、壮大なスケールの物語と魅力的なキャラクターで楽しませる作品です。ぜひ一度、視聴してみてください。 |