がんばれ!!タブチくん!! 初笑い第3弾のレビュー：あゝツッパリ人生の魅力とは？

がんばれ!!タブチくん!! 初笑い第3弾 あゝツッパリ人生

■公開メディア

劇場

■原作メディア

漫画

■公開日

1980年12月13日 ～ 0000年01月01日

■配給会社

東宝東和

■映倫番号

110256

■分数

95分

■話数

1話

■原作

いしいひさいち

■監督

芝山努

■著作

©いしいひさいち／双葉社・TMS

■ストーリー

相変わらずパッとしない西武ライオンズとタブチくん、そしてヤクルトスワローズとヤスダ。しかし彼らはのんきな毎日を過ごす。タブチくんはミヨ子と家事をかけてじゃんけん対決したり、ヤスダは子供たち相手に魔球教室を開いたり…。迎えた新シーズン、タブチくんたちの活躍は!?

■解説

いしいひさいち氏原作の野球4コマ漫画『がんばれ!!タブチくん』の映画化シリーズ３作目となる作品。実際の野球シーンはもちろん、CMネタやドラフト会議をモチーフにしたネタなども入っている。

■キャスト

・タブチ／西田敏行
・ミヨ子夫人／二木てるみ
・ヤスダ／青野武
・ネモト監督／内海賢二
・ツツミオーナー／肝付兼太
・ヒロオカ／羽佐間道夫

■メインスタッフ

・原作／いしいひさいち
・監督／芝山努
・脚本／高屋敷英夫
・作画監督／小林治、前田実
・音楽／乾裕樹
・主題歌
OP
『がんばれ!! タブチくん!!』
歌／クレージー・パーティー
作詞／岡田富美子
作曲／根本要
編曲／乾裕樹
ED
『がんばれば愛』
歌／クレージー・パーティー
作詞／伊藤アキラ
作曲／大滝詠一
編曲／乾裕樹

■メインキャラクタ

・西武ライオンズのキャッチャー。肥満のため足が遅く、ヒットを打っても一塁でアウトになることもしばしば。自堕落な生活に陥ることもあるが、根はいい人。

・ミヨ子夫人
タブチくんを支える妻。ダメな夫を献身的に支えているが、時には暴力的な一面をのぞかせることも。夫婦仲はとても良い。

・ヤスダ
ヤクルトスワローズの投手。タブチくんの悪友で口が悪く、試合中に野次を飛ばすことも多い。

・ネモト監督
西武ライオンズの監督。弱小球団の監督であるため、いつも選手たちに苦労させられている。

・ツツミオーナー
西武球団の社長兼オーナー。タブチくんを利用したイベントなどを思いついては、選手たちに苦労させられる。

・ヒロオカ
ヤクルトスワローズの元監督。その後は野球中継の解説者として活躍している。ヤスダとは非常に仲が悪い。

■詳細な評測

『がんばれ!!タブチくん!! 初笑い第3弾 あゝツッパリ人生』は、いしいひさいち氏の人気野球4コマ漫画『がんばれ!!タブチくん』を原作とした映画シリーズの第3弾であり、1980年12月13日に公開されました。この作品は、野球の世界を舞台にしながらも、ユーモアと風刺を交えたストーリー展開が特徴的です。以下では、この作品の魅力や見どころ、そしてその背景について詳しく解説します。

ストーリーの魅力

本作のストーリーは、相変わらずパッとしない西武ライオンズとタブチくん、そしてヤクルトスワローズとヤスダの日常を描いています。タブチくんがミヨ子と家事をかけてじゃんけん対決をしたり、ヤスダが子供たち相手に魔球教室を開いたりするシーンは、視聴者に笑いを提供します。また、新シーズンに向けての彼らの奮闘ぶりも描かれており、野球ファンだけでなく、一般の視聴者にも楽しめる内容となっています。

キャラクターの魅力

タブチくんは、西武ライオンズのキャッチャーであり、肥満のため足が遅く、ヒットを打っても一塁でアウトになることが多いキャラクターです。しかし、彼の自堕落な生活や根はいい人という一面が、視聴者に親しみを感じさせます。ミヨ子夫人は、タブチくんを支える妻であり、時には暴力的な一面を見せることもありますが、夫婦仲の良さが伝わってきます。ヤスダは、ヤクルトスワローズの投手であり、タブチくんの悪友として、試合中に野次を飛ばすなど、ユーモラスなキャラクターです。これらのキャラクターたちの個性が、作品全体の魅力を引き立てています。

制作背景と影響

『がんばれ!!タブチくん』は、1976年から双葉社の漫画雑誌『漫画アクション』で連載が始まり、野球を題材にした4コマ漫画として人気を博しました。映画化シリーズもその人気を受け、1979年から1980年にかけて3作が公開されました。本作はその3作目であり、監督は『ルパン三世』の芝山努氏が務めています。脚本は高屋敷英夫氏、作画監督は小林治氏と前田実氏、音楽は乾裕樹氏が担当し、主題歌もクレージー・パーティーによるものが使用されました。これらのスタッフの力が結集し、作品の質を高めています。

見どころと評価

本作の見どころは、野球シーンだけでなく、CMネタやドラフト会議をモチーフにしたユーモアあふれるシーンが満載であることです。特に、タブチくんとミヨ子のじゃんけん対決や、ヤスダの魔球教室は、視聴者に笑いを提供します。また、野球の世界を風刺したシーンも多く、野球ファンにとっては新たな視点から楽しむことができます。評価としては、ユーモアと風刺を交えたストーリー展開や、個性的なキャラクターたちの魅力が高く評価され、当時の視聴者からも好評を得ました。

■推薦内容

『がんばれ!!タブチくん!! 初笑い第3弾 あゝツッパリ人生』は、野球ファンだけでなく、ユーモアを楽しみたい視聴者にもおすすめの作品です。特に、タブチくんやヤスダなどの個性的なキャラクターたちの活躍を楽しみたい方には、ぜひ見ていただきたい一作です。また、野球の世界を風刺したシーンも多く、野球の裏側や選手たちの人間模様を知りたい方にもおすすめです。さらに、1980年代の日本映画やアニメーションの歴史を知りたい方にも、貴重な資料として推薦します。

■関連情報

本作の原作である『がんばれ!!タブチくん』は、現在も多くのファンに愛され続けています。双葉社から出版されている単行本や、各種メディアでの特集記事などで、さらに詳しい情報を得ることができます。また、映画シリーズの他の作品も、DVDや配信サービスで視聴可能ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。