『BIOHAZARD:Infinite Darkness』レビュー：無限の闇に潜む恐怖とは？

『バイオハザード インフィニット ダークネス』：恐怖と希望の交錯する世界

作品概要

『バイオハザード インフィニット ダークネス』は、2021年7月8日にNetflixで初公開されたフル3DCGアニメーション作品です。原作はカプコンの人気ゲームシリーズ「バイオハザード」で、監督は羽住英一郎、制作はQuebicoが担当しています。この作品は全4話、各話30分の構成で、ホワイトハウスとペナムスタンという二つの異なる場所で展開される物語を描いています。

ストーリー

2006年、ホワイトハウスへの不正アクセス事件の捜査のため、レオン・S・ケネディが召集されます。しかし、ホワイトハウス内で突如停電が発生し、レオンはゾンビと遭遇することになります。一方、難民支援でペナムスタンを訪れたクレア・レッドフィールドは、ある少年が描いた絵をきっかけに捜査を開始し、内戦時に行われた恐ろしい実験に辿り着きます。レオンとクレアが遠く離れた二つの国で起きた事件の真相に近づく中、平和を覆すさらなる恐怖の発露が迫っていた…。

キャスト

英語版では、レオン・S・ケネディ役をNick Apostolides、クレア・レッドフィールド役をStephanie Paniselloが演じています。その他の主要キャストには、Jason役のRay Chase、Shen May役のJona Xiao、Patrick役のBilly Kametz、Graham役のJoe J. Thomas、Wilson役のDoug Stone、Ryan役のBrad Venableなどが名を連ねています。

日本語吹き替え版では、レオン・S・ケネディ役を森川智之、クレア・レッドフィールド役を甲斐田裕子が担当。ジェイソン役の立木文彦、シェンメイ役の潘めぐみ、パトリック役の野島健児、グラハム大統領役の井上和彦、ウィルソン国防長官役の田原アルノ、ライアン大統領補佐官役の小形満など、豪華な声優陣が参加しています。

メインスタッフ

原作、製作、監修は株式会社カプコンが担当し、脚本は武藤将吾と羽住英一郎が手掛けています。エグゼクティブプロデューサーは小林裕幸（カプコン）、製作プロデューサーは篠原宏康（トムス・エンタテインメント）、プロデューサーは古屋厚（ROBOT）、CGプロデューサーは宮本佳（Quebico）、CGディレクターは清水智弘、美術監督は高橋啓介、撮影監督はジュン ワタナベ、アクションコーディネーターは諸鍛治裕太、音響効果は柴崎憲治、選曲は藤村義孝、レコーディングミキサーは柳谷文彦、編集は西尾光男、制作プロデュースはトムス・エンタテインメント、クリエイティブアドバイザーはトニー石塚（Sony Pictures Entertainment）、音楽は菅野祐悟が担当しています。

作品の魅力と評価

『バイオハザード インフィニット ダークネス』は、原作ゲームのファンにとっては非常に魅力的な作品です。レオンとクレアという人気キャラクターが再び登場し、彼らの新たな冒険を描いている点が大きな魅力です。また、フル3DCGアニメーションという最新技術を駆使した映像表現も見逃せません。ホワイトハウスの緊迫感あふれるシーンや、ペナムスタンの荒廃した風景など、リアルな描写が物語に深みを与えています。

ストーリーに関しては、ホワイトハウスとペナムスタンという二つの異なる場所で進行する二重構造が特徴的です。レオンとクレアの視点から見る二つの事件が徐々に交錯していく展開は、視聴者を引き込む力があります。また、ゾンビやバイオテロといった「バイオハザード」シリーズの象徴的な要素がしっかりと描かれており、ファンにとっては満足感の高い内容となっています。

キャストに関しても、英語版と日本語吹き替え版ともに実力派の声優が揃っており、キャラクターの感情や行動をリアルに表現しています。特にレオン役の森川智之とクレア役の甲斐田裕子は、原作ゲームのイメージをしっかりと引き継ぎつつ、新たな解釈を加えた演技を見せており、視聴者の心を捉えます。

メインスタッフの面でも、原作カプコンの監修のもと、脚本やCG、音楽など各分野のプロフェッショナルが集結しています。特に菅野祐悟の音楽は、緊張感や恐怖感を効果的に演出しており、作品全体のクオリティを高めています。

推薦ポイント

『バイオハザード インフィニット ダークネス』は、原作ゲームのファンだけでなく、ホラー・アクション作品が好きな人にもおすすめです。フル3DCGアニメーションの美しい映像と、レオンとクレアの新たな冒険を楽しむことができます。また、二重構造のストーリーは視聴者を飽きさせず、最後まで引き込む力があります。さらに、豪華なキャストとスタッフによる高品質な制作も見逃せないポイントです。

特に、ホワイトハウスでのゾンビとの戦いや、ペナムスタンでの恐ろしい実験の真相に迫るシーンは必見です。これらのシーンでは、恐怖と希望が交錯し、視聴者に強い印象を与えます。また、レオンとクレアの成長や友情も描かれており、感動的な要素も含まれています。

まとめ

『バイオハザード インフィニット ダークネス』は、原作ゲームのファンにとっては必見の作品であり、ホラー・アクション作品が好きな人にもおすすめです。フル3DCGアニメーションの美しい映像と、レオンとクレアの新たな冒険、二重構造のストーリー、豪華なキャストとスタッフによる高品質な制作など、多くの魅力が詰まっています。恐怖と希望が交錯するこの作品をぜひご覧ください。