映画『ポケットモンスターミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の評価と感想

『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲 EVOLUTION』 - 感動のリメイクと新たな挑戦

■公開メディア

劇場

■原作メディア

ゲーム

■公開日

2019年07月12日～ 0000年01月01日

■配給会社

東宝

■分数

98分

■話数

1話

■原作

田尻智

■監督

湯山邦彦、榊原幹典

■制作

・制作／OLM Digital

■著作

■ストーリー

「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」その二つをもつ冒険者の前にだけ姿を現すという幻のポケモン・ミュウ。全てのポケモンの”はじまり”と言われ、世界中のポケモン研究者が行方を追うなか、ついに一人の科学者がミュウの化石を発見し、それを元に神をも恐れぬ禁断の行為に手を染めてしまう。
「ここはどこだ・・・。わたしは誰だ・・・。」
最強のポケモンをつくりたいという人間のエゴによって、この世に生み落とされた伝説のポケモン。その名もミュウツー。存在する理由も分からないまま、最強の兵器としての実験を繰り返されるミュウツーは、その心の中に、自分を生み出した人間に対する憎悪の念を宿していくー。
「これは、わたしを生み出した人類への、逆襲だ！」

■解説

2019年7月12日公開の『ポケットモンスター』の劇場用映画第22作目であり、テレビ東京開局55周年記念作品。
第1作目を全編フル3DCGで描くリメイク作品。

■キャスト

・サトシ／松本梨香
・ピカチュウ／大谷育江
・タケシ／うえだゆうじ
・カスミ／飯塚雅弓
・ムサシ／林原めぐみ
・コジロウ／三木眞一郎
・ニャース／犬山イヌコ
・ミュウツー／市村正親
・ミュウ／山寺宏一

■メインスタッフ

・原案／田尻智
・監督／湯山邦彦、榊原幹典
・エグゼクティブプロデューサー／岡本順哉、片上秀長
・プロデューサー／下平聡士、關口彩香、長渕陽介
・CGIスーパーバイザー／那須基仁
・脚本／首藤剛志
・音楽／宮崎慎二
・音響監督／三間雅文
・音響効果／神保大介、倉橋裕宗
・アニメーションプロデューサー／小林雅士
・アニメーション制作／ OLM Digital、Sprite Animation Studios
・製作／ピカチュウプロジェクト
・配給／東宝

■メインキャラクタ

・サトシ
本作の主人公。ポケモンマスターを目指し修行の旅を続ける10歳のポケモントレーナー。海賊風トレーナーに勝利したことで前途有望なポケモントレーナーと見込まれ、最強のポケモントレーナーと名乗る謎の人物から招待を受け、ポケモン城へと向かう。
・カスミ
本作のヒロイン。世界一の水ポケモン使いを目指してサトシと一緒に旅をしている少女。
・タケシ
世界一のポケモンブリーダーを目指してサトシ達と共に旅をする元ニビジムリーダー。年上の美人女性好きだが、女運は皆無。本作でもミュウツーの召使いの女性に惚れ込むも、そのおかげですぐに彼女が行方不明になったジョーイだと見抜いた。
・ピカチュウ
サトシの最初のポケモン。オープニングで海賊風トレーナーが出したポケモン3匹(なぜか効かないはずのゴローニャまで)をまとめて「10まんボルト」で一掃させた。モンスターボールに入ることが嫌い。ミュウツーのモンスターボールから逃げ回るも、最終的に捕まってしまう。追いかけてきたサトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
・ムサシ
ロケット団の一員。持っていたフライパンで飛び去ろうとしたカイリューを受け止めてサトシ宛ての招待状を見つけ、ピカチュウを狙ってコジロウやニャースと共に船乗りを装うも嵐だった為に失敗。その後もサトシ達の後を追ってポケモン城に潜入する。
・コジロウ
ロケット団の一員で、元は財閥の御曹司。サトシ達と共に海に投げ出された際、相棒のマタドガスの浮遊力を浮き輪代わりにして生き延びる。
・ニャース
ロケット団の一員。2足歩行をし、人間の言葉を喋るポケモン。本作でもポケモンの翻訳をしており、彼の通訳が重要な役割を果たす。元々戦闘が苦手なため、戦いには参加しなかった。
ムサシ達がコピーポケモン達が作られる過程を見ている最中にコピー装置に引っかかり、救出するも尻尾の毛を抜き取られ、自分のコピーが生成されてしまう。

■関連作品

・ポケットモンスター
・ポケットモンスター　アドバンス・ジェネレーション
・ポケットモンスター　ダイヤモンド・パール
・ポケットモンスター　ベストウィッシュ
・ポケットモンスター　ベストウィッシュ　シーズン2(エピソードN,デコロラアドベンチャーを含む)
・ポケットモンスター　XY(後半から＆Z)
・ポケットモンスター　サン＆ムーン
・ポケットモンスター(2019年からの放送版)
・劇場版ポケットモンスター　ミュウツーの逆襲
・劇場版ポケットモンスター　幻のポケモン　ルギア爆誕
・劇場版ポケットモンスター　結晶塔の帝王　ENTEI
・劇場版ポケットモンスター　セレビィ　時を超えた遭遇
・劇場版ポケットモンスター　水の都の護神　ラティアスとラティオス
・劇場版ポケットモンスターアドバンス・ジェネレーション　七夜の願い星　ジラーチ
・劇場版ポケットモンスターアドバンス・ジェネレーション　裂空の訪問者　デオキシス
・劇場版ポケットモンスターアドバンス・ジェネレーション　ミュウと波動の勇者　ルカリオ
・劇場版ポケットモンスターアドバンス・ジェネレーション　ポケモンレンジャーと蒼海の王子　マナフィ
・劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール　ディアルガVSパルキアVSダークライ
・劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール　ギラティナと氷空の花束　シェイミ
・劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール　アルセウス　超克の時空へ
・劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール　幻影の覇者　ゾロアーク
・劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ　ビクティニと黒き英雄ゼクロム
・劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ　ビクティニと白き英雄レシラム
・劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ　キュレムVS聖剣士　ケルディオ
・劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ　神速のゲノセクト　ミュウツー覚醒
・ポケモン・ザ・ムービー　XY 　破壊の繭とディアンシー
・ポケモン・ザ・ムービー　XY　光輪の超魔神　フーパ
・ポケモン・ザ・ムービー　XY&Z　ボルケニオンと機巧のマギアナ
・劇場版ポケットモンスター　キミにきめた！
・劇場版ポケットモンスター　みんなの物語

■主題歌・楽曲

・OP
「めざせポケモンマスター’98(2019 Remaster)」
・作詞／戸田昭吾
・作曲／たなかひろかず
・編曲／渡部チェル
・リマスター版制作エンジニア／工藤雅史(SME Records)
・歌／松本梨香
・ED
・「風といっしょに」
・作詞／戸田昭吾
・作曲／たなかひろかず
・編曲／亀田誠治(ソニー・ミュージックレコーズ)
・歌／小林幸子&中川翔子

『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の感動と進化

『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、1998年に公開された『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲』のリメイク作品として、2019年に公開されました。この作品は、テレビ東京開局55周年記念作品としても位置付けられ、ポケモンシリーズのファンにとって特別な意味を持つ一作です。全編フル3DCGで描かれた本作は、原作の感動をそのままに、新たな技術と表現で進化したポケモンの世界を描き出しています。

ストーリーの魅力

本作のストーリーは、幻のポケモン・ミュウを追い求める科学者が、ミュウの化石から最強のポケモン・ミュウツーを生み出すところから始まります。ミュウツーは自分が何者であるのか、なぜ存在するのかを理解しようとしながらも、人間のエゴによって実験の道具とされる苦悩を描いています。このテーマは、原作と同じく深い感動を呼び起こし、観客に「命とは何か」「存在の意味とは何か」を問いかけます。

サトシとピカチュウをはじめとするおなじみのキャラクターたちが、ミュウツーの逆襲に立ち向かう姿は、友情や絆の大切さを改めて教えてくれます。特に、サトシがミュウツーに向かって「ポケモンは戦うための道具じゃない！」と叫ぶシーンは、原作の名シーンを再現しつつ、3DCGの美しい映像でさらに感動を増幅させています。

3DCGの進化

本作の最大の特徴は、全編フル3DCGで描かれている点です。1998年の原作が2Dアニメーションだったのに対し、2019年のリメイク版は最新のCG技術を駆使して、ポケモンの動きや表情、背景の美しさをリアルに表現しています。特に、ミュウツーの戦闘シーンやポケモン城の壮大な描写は、観客を引き込む力があります。

また、キャラクターの表情や動きも細やかに描かれており、サトシやピカチュウの感情がよりリアルに伝わってきます。3DCGの進化により、ポケモンの世界がよりリアルに、そして美しく描かれていることは、本作の大きな魅力と言えるでしょう。

キャストとスタッフ

本作のキャストは、原作と同じく松本梨香がサトシ、大谷育江がピカチュウを演じています。特に、サトシの声優である松本梨香の熱演は、観客に感動を与えるとともに、原作へのリスペクトを感じさせます。また、ミュウツーを演じる市村正親の重厚な声も、キャラクターの深みを引き立てています。

スタッフ面では、監督に湯山邦彦と榊原幹典、脚本に首藤剛志、音楽に宮崎慎二など、ポケモンシリーズのベテランが集結しています。彼らの手によって、原作の感動が再現され、新たな表現が加えられています。特に、CGIスーパーバイザーの那須基仁の技術力は、3DCGの美しさを支えています。

主題歌と楽曲

本作のオープニングテーマは、「めざせポケモンマスター’98(2019 Remaster)」で、原作と同じく松本梨香が歌っています。この曲は、原作の感動を思い起こさせるだけでなく、リマスター版として新たな魅力を放っています。エンディングテーマの「風といっしょに」は、小林幸子と中川翔子のコラボレーションで、感動的なストーリーを締めくくるにふさわしい楽曲となっています。

観客へのメッセージ

『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、原作の感動をそのままに、新たな技術と表現で進化したポケモンの世界を描いています。ポケモンシリーズのファンだけでなく、初めてポケモンに触れる人にもおすすめできる作品です。特に、3DCGの美しさやキャラクターの感情表現に注目して観ていただきたいと思います。

また、本作は「命とは何か」「存在の意味とは何か」を問いかける深いテーマを持っています。観客一人ひとりが、自分自身の人生や価値観について考え直すきっかけとなることでしょう。ぜひ、劇場でこの感動のリメイク作品を体験してください。

推薦ポイント

1. **感動のストーリー**: 原作の感動をそのままに、新たな表現で描かれたストーリーは、観客に深い感動を与えます。特に、サトシとミュウツーの対話シーンは必見です。
2. **3DCGの美しさ**: 全編フル3DCGで描かれた本作は、ポケモンの動きや背景の美しさをリアルに表現しています。特に、ミュウツーの戦闘シーンは圧巻です。
3. **キャラクターの感情表現**: サトシやピカチュウの感情が細やかに描かれており、観客にリアルに伝わってきます。特に、サトシの熱演は感動的です。
4. **主題歌の魅力**: オープニングテーマの「めざせポケモンマスター’98(2019 Remaster)」とエンディングテーマの「風といっしょに」は、原作の感動を思い起こさせるだけでなく、新たな魅力を放っています。
5. **シリーズの歴史**: ポケモンシリーズの長い歴史の中で重要な位置を占める本作は、シリーズのファンにとって見逃せない一作です。関連作品と合わせて楽しむことで、ポケモンシリーズの魅力を再確認できます。

以上、『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の感動と進化について詳しく紹介しました。ポケモンシリーズのファンだけでなく、初めてポケモンに触れる人にもおすすめできる作品です。ぜひ、劇場でこの感動のリメイク作品を体験してください。

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