劇場版 KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- Ⅳ ルヰ×シン×Unknownの魅力と評価

『劇場版 KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- Ⅳ ルヰ×シン×Unknown』の魅力と評価

■作品概要

『劇場版 KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- Ⅳ ルヰ×シン×Unknown』は、2019年5月4日に公開された劇場版アニメーション作品です。この作品は、タカラトミーアーツ、シンソフィア、エイベックス・ピクチャーズ、タツノコプロが原作となり、菱田正和が監督を務めました。アニメーション制作はタツノコプロが担当し、69分の短いながらも濃密なストーリーが展開されます。

■ストーリー

シュワルツローズとエーデルローズの対抗戦「PRISM.1」は、6組の演技が終了し、前半はエーデルローズが優勢でしたが、タイガの減点処分により、残り2組を残してシュワルツローズがわずかにリードしています。最後のソロ戦はシンとルヰの対決となります。シンは「僕に任せてください！」と皆の前で宣言し、頼もしさを見せつけます。実力が拮抗している2人のプリズムショー対決の行方はどうなるのでしょうか？

■解説

2016年に公開された『KING OF PRISM by PrettyRhythm』は、異例の大ヒットを記録し、その後の『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』でシリーズ累計劇場動員数は83万人を突破しました。このシリーズの魅力は、フィギュアスケート、歌、ダンス、そして心の飛躍を型破りなイマジネーションで表現した「プリズムジャンプ」を組み合わせた「プリズムショー」にあります。また、エンターテイメントショーに留まらない人間ドラマも大きな魅力となっています。

■キャスト

主要キャストには、一条シン役の寺島惇太、如月ルヰ役の蒼井翔太、太刀花ユキノ役の斉藤壮馬、香賀美タイガ役の畠中祐、十王院カケル役の八代拓、鷹梁ミナト役の五十嵐雅、西園寺レオ役の永塚拓馬、凉野ユウ役の内田雄馬、大和アレクサンダー役の武内駿輔、高田馬場ジョージ役の杉田智和、神浜コウジ役の柿原徹也、速水ヒロ役の前野智昭、仁科カヅキ役の増田俊樹、高田馬場ジョージGS、池袋エィス役の小林竜之、氷室聖役の関俊彦、黒川冷役の森久保祥太郎、山田リョウ役の浪川大輔、法月仁役の三木眞一郎が名を連ねています。これらの声優陣がキャラクターに命を吹き込み、作品の魅力を引き立てています。

■メインスタッフ

監督は菱田正和、助監督は渡邊葉、シリーズ構成は青葉譲、キャラクター原案は松浦麻衣、キャラクターデザインは原将治、サブキャラクターデザインは諏訪壮大、戸田さやか、水澤智可、総作画監督は原将治、諏訪壮大、戸田さやか、黒川あゆみ、CGディレクターは乙部善弘、プリズムショー演出は京極尚彦、乙部善弘、今中菜々、色彩設計は赤間三佐子、美術監督はスコット・マクドナルド（スタジオちゅーりっぷ）、美術設定は高橋麻穂（スタジオちゅーりっぷ）、撮影監督は神木正士、編集は坂本雅紀（森田編集室）、音楽は石塚玲依、音楽制作はエイベックス・ピクチャーズ、音響監督は長崎行男、原作はタカラトミーアーツ、シンソフィア、エイベックス・ピクチャーズ、タツノコプロが担当しています。これらのスタッフが一丸となって作品を完成させました。

■メインキャラクター

一条シンは、明るく楽観的な性格で、天性の輝きを備えた王道スタァです。プリズムショーに出逢い、世界中が輝いて見えるようになった彼の口癖は「世界はいつも輝いている！」です。かつて世界を滅ぼしかけたプリズムの使者・シャインと深い関係があるようです。

如月ルヰは、謎の美少年で、シンをプリズムショーに導きます。一千年の時空を越えてシンに逢いに来たと語る彼の存在は、物語に深みを与えています。

太刀花ユキノジョウは、歌舞伎界のプリンセスで、国立屋七代目として将来の梨園を背負う女形のホープです。自らの殻を破れずに苦悩し、プリズムショーの世界へ入る彼は、舞台の掛け持ちで忙しく、寮にいないことが多いです。

香賀美タイガは、カヅキに憧れて上京し、入学してきたストリート系ブレイクダンサーです。田舎者で人ゴミが苦手、リンゴの皮が嫌い、硬派で素行不良、女にキャーキャーされるのが大嫌い、エーデルローズの制服を着ないことがポリシーです。

十王院カケルは、本名は一男で、十王院財閥の跡取りとして超リッチな生活を送っています。表向きは女の子の気を引くことしか興味がないプレイボーイで、軽薄でチャラ男ですが、ビジネスの場ではシリアスな一面も見せます。

鷹梁ミナトは、心はでっかい太平洋で平和を好む大柄な兄貴肌で、現エーデルローズの精神的支柱、リーダー的存在です。大家族の8人兄弟の長男で、寮の料理も担当し、味はコウジ譲り、秘密の出し汁が得意技です。

西園寺レオは、女の子みたいな妹系男の子で、いつもナヨナヨしていてユキノジョウを師匠と慕い、いつか男らしくなりたいとユキノジョウにくっついて修行中です。エーデルローズの衣装担当です。

凉野ユウは、「ハッピーレイン♪」のメンバー、涼野いとの弟で、頭脳明晰でエーデルローズを心配し入学を決意しました。先輩に対して基本タメ口で、クールを装うが、姉譲りのツンデレです。エーデルローズ楽曲担当です。

■関連作品

この作品は、TVアニメ『KING OF PRISM Shiny Seven Stars』と関連しています。シリーズ全体を通して、プリズムショーの世界観やキャラクターの成長を楽しむことができます。

■主題歌・楽曲

オープニングテーマは「Shiny Seven Stars!」で、作詞は三重野瞳、作曲は下山晃美、編曲は山崎佳祐、歌は一条シン、太刀花ユキノジョウ、十王院カケル、香賀美タイガ、西園寺レオ、鷹梁ミナト、凉野ユウが担当しています。エンディングテーマは「366LOVEダイアリー」で、作詞は宮嶋淳子、作曲はYu、歌は一条シン、太刀花ユキノジョウ、十王院カケル、香賀美タイガ、西園寺レオ、鷹梁ミナト、凉野ユウが担当しています。これらの楽曲が作品の雰囲気を盛り上げています。

■評価と推薦

『劇場版 KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- Ⅳ ルヰ×シン×Unknown』は、プリズムショーの華やかさとキャラクターの人間ドラマが絶妙に融合した作品です。特に、シンとルヰの対決シーンは見応えがあり、観客を引き込む力があります。また、キャストの演技力やスタッフの技術力も高く評価されています。

この作品は、プリズムショーのファンだけでなく、アニメやエンターテイメントを愛する全ての人におすすめです。特に、青春の輝きや友情、努力の物語を楽しみたい人にはぴったりです。シリーズ全体を楽しむことで、より深い感動を得ることができるでしょう。

■追加情報

この作品は、エイベックス・ピクチャーズが配給し、劇場で公開されました。アニメオリジナル作品として制作され、多くのファンに愛されています。著作権は©T－ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズムSSS製作委員会に帰属しています。

■結論

『劇場版 KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- Ⅳ ルヰ×シン×Unknown』は、プリズムショーの魅力とキャラクターの成長を描いた素晴らしい作品です。シンとルヰの対決、そしてエーデルローズとシュワルツローズの戦いがクライマックスに向けて盛り上がり、観客を感動させることでしょう。ぜひ、劇場でこの作品を体験してみてください。