おとなの防具屋さん - 大人の視点から見るユニークな防具の世界

『おとなの防具屋さん』：エロと笑いの絶妙なバランス

『おとなの防具屋さん』は、2018年10月9日から12月25日までTOKYO MXで放送された全12話のTVアニメシリーズです。原作は斐宮ふみによる漫画で、アニメーション制作はIMAGICA IMAGEWORKSが担当しました。監督は山元隼一、シリーズ構成はどめしと山元隼一が務め、キャラクターデザインは岩永浩輔が手掛けています。

ストーリー

物語は、青年カウツが大量のスライムに追われているところから始まります。そこに現れた謎の美少女リリエッタに助けられたカウツは、彼女の落とし物を届けるために町の中を探し回ります。運よくリリエッタが働く防具屋を見つけたカウツですが、そこで目にした光景に驚愕します。防具屋の店主ナーデンは、すべての女性冒険者にエロ装備を着ていただくという夢を抱いており、その情熱を防具屋に注いでいます。カウツはこの防具屋で働くことになり、様々な冒険者たちとの出会いやエロい防具の試着など、笑いとエロが交錯する日々を送ることになります。

キャラクター

主人公のカウツは、仕事を求めてきた青年で、田舎育ちのため女性や魔力への耐性が低いという設定です。ヒロインのリリエッタは、明るく元気な防具屋の看板娘で、接客以外にもサンプルの試着や材料の調達を手伝っています。店主のナーデンは、眼帯をした情熱的な人物で、女性冒険者にエロ装備を着ていただくという夢を追いかけています。常連客のフレアリカは、超絶劣化のビューティブレイヴという剣士で、ポニーテールが特徴です。

その他にも、モククやローズ・ローエ、少年ナーデンなど個性的なキャラクターが登場し、物語を盛り上げます。予告や魔王役にはえなこが出演し、キャスト陣も豪華です。

エピソード

各話のサブタイトルもユニークで、笑いを誘います。第1話「防具屋の鍵貸します」から始まり、第12話「おとなの防具屋さん」まで、防具屋を舞台にした様々なエピソードが展開されます。特に第3話「君の防具を食べたい」や第6話「オールユーニードイズ防具」などは、タイトルだけで笑いを誘うものとなっています。

制作スタッフ

監督の山元隼一は、シリーズ構成もどめしと共に担当し、作品の世界観をしっかりと構築しています。キャラクターデザインの岩永浩輔は、原作の魅力をアニメで再現しつつ、独自の解釈を加えています。色彩設定の宮脇裕美や美術監督の有馬ちなつ、背景美術の出村有利など、スタッフ陣の力が結集して、美しいビジュアルが生み出されています。音楽は井内啓二が担当し、作品の雰囲気を盛り上げています。

評価と推薦

『おとなの防具屋さん』は、エロと笑いの絶妙なバランスが魅力的な作品です。防具屋という設定を活かしたエロいシーンや、個性的なキャラクターたちの掛け合いが見どころです。特にナーデンのエロ装備への情熱や、カウツの田舎者らしいリアクションは、視聴者を笑わせてくれます。また、リリエッタの元気なキャラクターも物語を盛り上げ、彼女の接客シーンや試着シーンは見逃せません。

この作品は、エロ要素を楽しみたい視聴者や、笑いを求める視聴者に特に推薦します。全12話とコンパクトな構成なので、気軽に見ることができます。また、原作漫画も魅力的で、アニメを見た後に原作を読むのもおすすめです。防具屋という独特の舞台設定と、個性的なキャラクターたちが織りなす物語を、ぜひ楽しんでください。