劇場版「ペンギンの問題」レビュー：幸せの青い鳥を探す感動の旅

劇場版ペンギンの問題幸せの青い鳥でごペンなさい - レビューと詳細情報

■概要

2009年9月19日に公開された『劇場版ペンギンの問題幸せの青い鳥でごペンなさい』は、永井ゆうじの人気漫画を原作とした劇場アニメーションです。東宝が配給し、小学館集英社プロダクションが制作を担当しました。この作品は、20分という短いながらも濃密なストーリーとユーモアあふれるキャラクターたちが魅力の作品です。監督は神谷純、脚本はふでやすかずゆきが務め、音楽は鳴瀬シュウヘイが担当しています。

■ストーリー

日本から1万キロ以上も離れた、雪と氷の国…南極。そこは氷の王・氷川ニコルソンが支配していた。世界中を氷で埋め尽くそうとするニコルソンは、ビクトリアを捕らえ、その力を利用しようとする。彼女のさむ～いダジャレで地球を凍らせようとしているのだ。計画に気付いたビクトリアは、南極から逃げ出し、流れ着いた日本で偶然、ベッカムと出会う。そして、ニコルソンとベッカムの戦いがはじまった。ベッカムはビクトリアと地球を守ることができるか!?

■解説

ペンギン小学生・木下ベッカムが暮らす「きりかぶ町(ちょう)」に、南極から氷の王「ニコルソン」が攻めてきた!世界を氷の世界にしようとたくらむ王vsベッカムたちの、本気でアホなバトルが始まる…!

※東宝公式サイトより引用

■キャスト

・木下ベッカム/伊東みやこ
・山田なおと/松本さち
・松井ゆみ/後藤沙緒里
・高橋シャルロット/愛河里花子
・岡本ポール/川田紳司
・小林ジョニー/森川智之
・井上マイケル/チョー
・渡辺ゴードン/三宅健太
・松浦先生/寺田はるひ
・氷川ニコルソン/堀内賢雄
・雪村ビクトリア/川田妙子
・ユッキース/木下優樹菜
・カナダッス/金田哲
・カワシマッス/川島章良

■メインスタッフ

・原作/永井ゆうじ
・脚本/ふでやすかずゆき
・エグゼクティブプロデューサー/佐上靖之、中沢利洋
・原案協力/新井利幸、石関暁
・絵コンテ/神谷純、戸部敦夫
・助監督/峯沢琢也
・キャラクターアートデザイン/桑波田満
・撮影監督/笹川恵介
・編集/武宮むつみ
・アニメーションプロデューサー/野田由紀夫
・音楽/鳴瀬シュウヘイ
・音楽プロデューサー/田中統英
・音響監督/渡辺淳
・音響プロデューサー/南沢道義、西名武
・音響制作/HALF HP STUDIO
・3DCGアニメーション/小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント
・制作/小学館集英社プロダクション
・製作/2009劇場版「ペンギンの問題」製作委員会(小学館、タカラトミー、三井物産、東宝、テレビ東京、電通、キッズステーション、小学館集英社プロダクション)
・アシスタントプロデューサー/石松創
・プロデューサー/神宮字真
・監督/神谷純

■メインキャラクタ

・木下ベッカム
ペンギンなのに小学生、「ごペンなさい」とか「すベッカム」とボケまくる!「つっこみ所満載の、青い“色”の鳥だ。今回は地球を救って本物の”青い鳥!になれるか!?
・山田なおと
ボケボケのベッカムに唯一つっこめる頼れる少年。地球のために大活躍だ。
・松井ゆみ
ベッカムとなおとのクラスのアイドル。戦いが大好きで、今回の冒険もノリノリ♪
・高橋シャルロット
ベッカムの母親がわりのおばあさん。巨大怪獣になって　ベッカムを助ける!
・高橋ポール
つねに無口でナゾの多い少年。なんとモヒカンを回して空を飛べる!?
・小林ジョニー
ベッカムのライバルだが、同じ南極出身ってことで力をかしてくれる!
・井上マイケル
いじめられても、蹴られてもベッカムが大好きな子リス。超泣き虫だ!
・渡辺ゴードン
正装ははだか。…な英国紳士。今回は医者(無免許?)として出演…。
・松浦先生
ベッカムたちのクラスの先生。28歳・独身。婚カツに力を入れているぞ。
・氷川ニコルソン
ナゾの予言書を手に入れて、自分を氷の王と勘ちがいしたアホアホペンギン。世界を氷だらけにしようと企む。地球を年中冬状態にして、いったい何をしたいのか……!?
・雪村ビクトリア
ダジャレが大好きな女の子。でも、その寒さはかなりのもので、聞いた者を凍りつかせる。ヤバ～イ力だぜ!
・アイッス軍団
ニコルソンの思うままに動く兵隊。かわいいけどワルだ!
・ユッキース
南極の歌姫。ニコルソンを守るため、ベッカムと戦うが…。
・カナダッス
得意のズクダンズンブングンゲームでベッカムとバトル!
・カワシマッス
ふだんはにこやかだけど、カナダッスにはつっこむ!

■関連作品

・ペンギンの問題
・ペンギンの問題　max
・ペンギンの問題　DX?
・ペンギンの問題　POW

■レビュー

『劇場版ペンギンの問題幸せの青い鳥でごペンなさい』は、永井ゆうじの原作を忠実に再現しつつ、劇場版ならではのスケール感とユーモアを詰め込んだ作品です。20分という短い時間の中で、物語はテンポよく進み、視聴者を飽きさせません。特に、氷の王ニコルソンとペンギン小学生ベッカムの対決は、笑いと感動の両方を提供してくれます。

キャラクターたちの個性が際立つ本作では、ベッカムのボケと周囲のツッコミが絶妙なバランスで描かれています。特に、ビクトリアのダジャレによる寒さは、視聴者を笑わせるだけでなく、物語の進行に重要な役割を果たしています。また、各キャラクターのバックストーリーや成長が描かれており、短い時間ながらも深みのあるストーリー展開が楽しめます。

ビジュアル面では、3DCGアニメーションが活用されており、南極の美しい風景やキャラクターの動きがリアルに表現されています。特に、氷の世界を描くシーンでは、視覚的なインパクトが強く、子供から大人まで楽しめる内容となっています。

音楽も本作の魅力の一つで、鳴瀬シュウヘイの楽曲が物語を盛り上げます。特に、戦闘シーンでの音楽は緊張感を高め、視聴者の感情を引き立てます。また、ユーモラスなシーンでは軽快な音楽が流れ、笑いを引き立てる効果もあります。

全体を通して、『劇場版ペンギンの問題幸せの青い鳥でごペンなさい』は、短い時間ながらも濃密なストーリーと個性的なキャラクターたちが魅力の作品です。家族で楽しむことができる内容であり、特に子供たちに人気が高いことが予想されます。永井ゆうじの原作ファンだけでなく、アニメーション映画を楽しみたい人にもおすすめの作品です。

■推薦

この作品は、家族で楽しむことができるアニメーション映画です。特に、子供たちが喜ぶこと間違いなしの内容となっています。永井ゆうじの原作を知っている人はもちろん、初めて触れる人にも楽しめる作品ですので、ぜひ一度ご覧になってみてください。また、関連作品もチェックして、ペンギンの問題シリーズの世界をさらに深く楽しんでみてください。