『THE FROGMAN SHOW 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 2 ～私を愛した黒烏龍茶～』の魅力と評価

『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 2 ～私を愛した黒烏龍茶～』の魅力と評価

■作品概要

『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 2 ～私を愛した黒烏龍茶～』は、2008年5月24日に公開された日本のアニメ映画です。原作、脚本、監督、作画、編集、キャラクターデザインをFROGMANが担当し、制作スタジオは蛙男商会とDLE、配給はDLEと東宝が行いました。この作品は、相変わらずダメな秘密結社 鷹の爪団が、デラックスファイターに敗れ続ける中、DXカンパニーの株価大暴落をきっかけに、ネットを利用して日本を売り飛ばそうとするMr.Aの陰謀に立ち向かう物語です。鷹の爪団は秘密基地を買収され、吉田の生まれ故郷である島根県へ逃れ、そこで反撃の機会を伺います。

■ストーリー

鷹の爪団は、デラックスファイターに敗れ続ける日々を送っていました。そんな中、デラックスファイターの会社であるDXカンパニーの株価が大暴落します。その裏には、ネットを利用して日本を売り飛ばそうとするMr.Aの陰謀が隠されていました。ついに鷹の爪団の秘密基地までが買収され、総統たちは吉田の生まれ故郷である島根県へ逃れることを余儀なくされます。島根県で体勢を立て直し、反撃の機会を伺うはずでしたが、果たして彼らはMr.Aの陰謀を阻止することができるのでしょうか？

■解説

『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 2 ～私を愛した黒烏龍茶～』は、サイバースペースを舞台にした“金融サイバーパンクふるさとムービー”と銘打たれています。鷹の爪団のダメさ加減や、デラックスファイターとの対決、そしてMr.Aの陰謀という要素が組み合わさったストーリーは、笑いと感動を交えながら展開されます。島根県というふるさとを舞台にすることで、地域愛や郷土愛も描かれており、視聴者に深い共感を与えます。

■キャスト

主要なキャラクターは、総統、吉田、フィリップ、レオナルド博士、菩薩峠、デラックスファイターなどで、全てFROGMANが声を担当しています。また、美津子役は亜沙が務めています。これらのキャラクターたちが、個性的な演技で物語を盛り上げます。

■メインスタッフ

原作、脚本、監督、作画、編集、キャラクターデザインをFROGMANが担当し、音楽はmanzo、録音ははたしょう二が務めました。制作スタジオは蛙男商会とDLE、製作は「秘密結社鷹の爪THE MOVIE Ⅱ」製作委員会（DLE、テレビ朝日、電通、東宝、MBS、ソニー・ミュージックエンタテインメント、メ～テレ）が行いました。

■メインキャラクター

・総統（小泉純一郎）
鷹の爪団の総統であり、悪の秘密結社のリーダーです。臆病で涙もろく、何をやってもダメな性格ですが、その世界征服の本当の目的は世界をひとつにし、平和な世の中をつくるという想いが隠されています。
・吉田（吉田・ジャスティス・カツヲ）
鷹の爪団の戦闘主任であり、怪人製造の担当主任も務めます。かなりいい加減で自由奔放な性格ですが、総統に忠誠心があるのか疑わしいものの、いざという時には頼りになる男です。島根県出身で島根を愛しています。
・フィリップ（岡本和夫）
鷹の爪団の契約社員で、怖そうな外見とは違い、気が弱い性格です。一度死亡しましたが、スイッチ一つで幽霊になったり人間になったりする半霊半人にされてしまいました。大企業の若きリーダーです。
・レオナルド博士（レオナルド・デカ・ヴィンチ）
鷹の爪団のマッドサイエンティストで、100円ショップに売っている商品で宇宙船を作ってしまうほどの天才的な頭脳を持っています。どこから見ても熊なのですが、本人はまったくそのつもりはありません。
・菩薩峠
謎のエスパー少年で、強力な超能力を持っていますが、それゆえに、ここぞという時にしか力を発揮しません。なぜか総統のことを「パパ」と慕っています。詳しい経歴や過去などは不明です。
・デラックスファイター
正義の味方ですが、性格は俗物でわがままで、お金に関する執着がとても強いです。必殺技はデラックスボンバーのみですが、体力を消耗するので基本的に威嚇として使っています。嫁のほか、息子と娘がいます。

■関連作品

『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 2 ～私を愛した黒烏龍茶～』は、鷹の爪シリーズの一つであり、他にも多くの関連作品があります。例えば、『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 総統は二度死ぬ』、『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE3 http://鷹の爪.jpは永遠に』、『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE4 カスペルスキーを持つ男』などがあります。また、テレビシリーズや番外編、外伝なども多数存在し、鷹の爪団の活躍を描いた作品群は非常に豊富です。

■主題歌・楽曲

本作の主題歌は「TM1」と「Goodbye Mr A」で、作詞・作曲・歌はthe HOOSiERSが担当しています。これらの楽曲は、物語の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。

■評価と魅力

『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 2 ～私を愛した黒烏龍茶～』は、その独特なユーモアとキャラクターの魅力で多くのファンを獲得しています。特に、鷹の爪団のダメさ加減や、デラックスファイターとの対決シーンは、視聴者に笑いを提供します。また、Mr.Aの陰謀というシリアスな要素と、島根県というふるさとを舞台にしたストーリーは、視聴者に深い感動を与えます。さらに、FROGMANの多才な才能が光る作画や編集、キャラクターデザインも見逃せません。

■推薦ポイント

この作品は、ユーモアと感動を兼ね備えたエンターテイメント作品としておすすめです。特に、鷹の爪シリーズのファンには必見の作品です。また、島根県という地域を舞台にしたストーリーは、地域愛や郷土愛を感じることができ、視聴者に共感を与えます。さらに、FROGMANの独特な作風やキャラクターの魅力に触れたい方にもおすすめです。ぜひ、劇場でこの作品を楽しんでください。

■詳細情報

公開メディア：劇場
原作メディア：アニメオリジナル
公開日：2008年05月24日 ～ 0000年01月01日
配給会社：DLE、東宝
分数：90分
話数：1話
原作：FROGMAN
監督：FROGMAN
制作：蛙男商会、DLE
製作：「秘密結社鷹の爪THE MOVIE Ⅱ」製作委員会(DLE、テレビ朝日、電通、東宝、毎日放送、ソニー・ミュージックエンタテインメント、メ～テレ)
著作：©「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE Ⅱ」製作委員会