やわらか三国志 呂布子ちゃんの突き刺す力と魅力の評価

やわらか三国志 突き刺せ!!呂布子ちゃん - レビューと推薦

■概要

「やわらか三国志 突き刺せ!!呂布子ちゃん」は、鈴木次郎による原作漫画を基にしたOVAアニメーション作品です。2007年12月26日から2008年3月26日にかけて全4話がキングレコードから発売されました。この作品は、歴史的な三国志の世界から現代の日本にやってきた小学生の女の子、呂布子ちゃんの日常を描いたコメディアニメです。監督は森山雄治、制作はカオスプロジェクトが担当し、ガンジスが企画協力を行っています。

■ストーリー

時は秩序なき乱世の時代…中原を駆け巡る一人の猛将がいた。その姿、鬼人のごとく。その強さ龍虎のごとく…。その名は、呂布奉先。…と思いきや、突如猛将が現代にやってきた。それも女の子(小学生)として…。場所は城ヶ島。ある日、三国志世界からやってきた呂布子ちゃんは、臣下の陳宮とともに民宿にお世話になっていた。小学生の女の子として。だがそれは見た目だけで、中身は猛将のまま。だがいかに猛将といえども、単なるお子ちゃまの小学生は学校に通い、お勉強をして、行事に参加しなくてはならないのであった。いくら自分が猛将・呂布奉先だと言っても当然周囲は三国志好きの女の子としか見てくれない。そんな彼女たちのゆる~いドタバタ・萌え萌えアニメをお楽しみください!

■解説

「やわらか三国志 突き刺せ!!呂布子ちゃん」は、月刊Gファンタジー「スクウェア・エニックス」刊の漫画のOVAアニメ化です。原作は鈴木次郎。同雑誌に連載されていた「壮太君のアキハバラ奮闘記」がそもそものオリジナル漫画となります。その作中に、登場したキャラクター「呂布子ちゃん」を、スピンオフ作品として連載がスタートした漫画が「まじかる無双天使 突き刺せ!!呂布子ちゃん」になります。両方の漫画を原作として、今回のアニメ「やわらか三国志 突き刺せ!! 呂布子ちゃん」が誕生しました。アニメ化に際し、監督は大人気キャラクターデザイナーでもある森山雄治氏が担当します。アニメーション制作は、カオスプロジェクトが行います。BGMは、「ぱにぽにだっしゅ!」「ネギま!?」等のBGMを担当した作曲家・羽岡佳氏です。非常にゆる~い三国志キャラクターが突如現代に、それも女の子(小学生)として登場する、ラブ萌えアニメです。

■キャスト

• 呂布子／松岡由貴
• 陳宮／西村ちなみ
• 高順／若本規夫
• 曹操／吉野裕行
• 夏侯惇／中田譲治
• 松岡エリ／白鳥由里
• アスミ／野田順子
• レナ／佐藤朱
• ナミ／立野香菜子
• 赤兎馬／園部啓一
• 関羽／立木文彦
• 校長先生／チョー
• 漁師／梁田清之、真殿光昭
• ユキエ／小林希唯

■メインスタッフ

• 企画／田口浩司
• 原作／鈴木次郎
• 監督／森山雄治
• シリーズ構成／雨宮ひとみ
• キャラクターデザイン／もりやまゆうじ
• 美術監督／南郷洋一、勝又激
• 色彩設定／鍋島加寿子
• 撮影監督／山越康司
• 編集／小島俊彦
• 音楽／羽岡佳
• 音響監督／鶴岡陽太
• 音響制作／楽音舎
• 音響制作担当／杉山好美
• 音楽制作／スターチャイルドレコード
• プロデューサー／倉重宣之、望月健、川﨑とも子、中西豪
• アニメーションプロデューサー／榎本歩光
• 企画協力、制作／ガンジス
• アニメーション制作／カオスプロジェクト
• 製作／突き刺され隊

■メインキャラクタ

• 呂布子
  ちびっこい娘の姿となっておるが、元は三国志で最強の武将とたたえられておった。今はしがない民宿の二階に居候しながら地元の小学校に通っておる。武将モードに変身すれば、かつての力を発揮することもできるんじゃゾ☆
• 陳宮
  ワシに長年仕えてきた軍師じゃ。もとはジジィなんじゃが、今は身も心もメガネっ娘女子小学生になってしまっておる。ちと口うるさいところはあるが、世話好きのいいヤツで、クラスの女子とも仲よくしておるようじゃ。まぁ、たまーに腹黒い部分がちらっと見えるときはあるがの。
• 高順
  陳宮と同じくワシに長年仕えてきた武将じゃ。元は勇猛な武将だったんじゃが、どういうわけかこちらに来るときに、魂がぬいぐるみに宿ってしまったらしい。今はワシのランドセルにぶら下がっているだけの役立たずじゃ。
• 曹操
  ワシの宿敵を自称しておる男。かつては一軍の大将だったが、今は顔以外取り柄のないボンクラじゃな。こっちに来てからは部下の夏侯惇といっしょに漁師のまねごとなんぞしておる。
• 夏侯惇
  曹操の部下で、ヤツを支えた忠臣……のハズじゃが、あまり主を尊敬しているように見えん。人ごとじゃが、あんな部下を持って曹操も大変じゃのー。
• 松岡エリ
  ワシや陳宮の担任じゃ。Fカップのナイスバデーなんじゃが、ドジでどーも頼りにならん。陳宮はこの教師に惚れておるようじゃが、ワシはもっと華のある女の方がよいのー。
• アスミ
  関西弁をしゃべるワシのクラスメイト。ぺったんこのクセにあだるてぃーな乳当てをするような見栄っ張りじゃ。どういうワケか、何かとワシに突っかかってきおる。まったく生意気なヤツじゃわい。
• レナ
  ワシのクラスメイトじゃな。無口でぼーっとしておるんじゃが、変な威圧感がありおる。高順はこやつに捕まって、何度も焼却炉に放り込まれたらしい。うーむ、恐ろしいヤツじゃ。
• ナミ
  ちょっと気弱じゃが素直で優しいワシのクラスメイト。真面目で頭もいいので、陳宮とは仲が良いらしい。ちなみに、ワシはいつもナミに宿題を写させてもらっておる。また世話になるぞ、ナミ♪
• 赤兎馬
  一日に千里を走るというワシの愛馬じゃ。こちらに来てからは、俊足を活かして漁港で魚の配達をやっておるらしい。戦場で主を乗せて走るだけでなく、金を稼いで主の生活を助けるとは、何ともあっぱれな馬じゃのう。

■サブタイトル

• 第1話／はぷにんぐ1/はぷにんぐ2(2007/12/26)
• 第2話／はぷにんぐ3/はぷにんぐ4(2008/01/23)
• 第3話／はぷにんぐ5/はぷにんぐ6(2008/02/27)
• 第4話／はぷにんぐ7/はぷにんぐ8(2008/03/26)

■主題歌・楽曲

• OP1
  
  • Doki!
  • 作詞／椎名可憐
  • 作曲／住吉中
  • 編曲／YOPA
  • 歌／浦壁多恵
• OP2
  
  • Doki!
  • 作詞／椎名可憐
  • 作曲／住吉中
  • 編曲／YOPA
  • 歌／若本規夫(高順)
• ED1
  
  • OH MY FRIEND! ～輝き続けて～
  • 作詞／FLAT5th Rico
  • 作曲／高橋菜々
  • 編曲／高橋菜々
  • 歌／浦壁多恵
• ED2
  
  • あなたと接続☆
  • 作詞／FLAT5th Rico
  • 作曲／植木瑞基
  • 編曲／植木瑞基
  • 歌／パピコ(麻生夏子)
• ED3
  
  • フニクリ・フニクラ(鬼のパンツ)
  • 作詞／田中星児
  • 作曲／ルイージ・デンツァ
  • 編曲／羽岡佳
  • 歌／チョー

■レビュー

「やわらか三国志 突き刺せ!!呂布子ちゃん」は、歴史的な三国志の世界から現代の日本にやってきた小学生の女の子、呂布子ちゃんの日常を描いたコメディアニメです。この作品は、歴史と現代のギャップを活かしたユーモアと、キャラクターの個性が際立つ作品となっています。

まず、ストーリーについてですが、呂布子ちゃんが三国志の世界から現代の日本にやってくるという設定は非常にユニークです。彼女が小学生として学校に通い、日常生活を送る中で起こるドタバタ劇は、視聴者を楽しませてくれます。特に、呂布子ちゃんが武将モードに変身するシーンは、視覚的にも楽しめるポイントです。また、陳宮や高順などのキャラクターも、現代の生活に適応しようとする姿がコミカルで、笑いを誘います。

次に、キャラクターについてですが、呂布子ちゃんは元々三国志で最強の武将という設定でありながら、小学生の姿で登場するというギャップが魅力的です。彼女の強さと可愛らしさが絶妙にマッチしており、視聴者を引きつけます。また、陳宮や高順などのサブキャラクターも個性的で、各々のキャラクターが持つユーモアやドラマが物語を豊かにしています。特に、陳宮のメガネっ娘としてのキャラクター設定は、視聴者に親しみやすさを感じさせます。

アニメーションのクオリティについても触れておきましょう。監督の森山雄治氏は、キャラクターデザインにも定評があり、その影響力はこの作品でも発揮されています。キャラクターデザインは可愛らしく、動きも滑らかで、視覚的に楽しめるアニメーションとなっています。また、BGMを担当した羽岡佳氏の音楽も、作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。特に、OPやEDの楽曲は印象的で、視聴者の記憶に残ることでしょう。

最後に、推薦についてですが、この作品は三国志のファンだけでなく、コメディや萌えアニメが好きな方にもおすすめです。歴史的なキャラクターが現代の日本でどのように生活するのか、そのギャップを楽しむことができます。また、キャラクターの個性やユーモアが豊かで、視聴者を飽きさせません。全4話という短いエピソード数ですが、その分濃密な内容が詰まっており、一気に見ることができる作品です。ぜひ一度視聴してみてください。

■推薦

「やわらか三国志 突き刺せ!!呂布子ちゃん」は、三国志の歴史的なキャラクターが現代の日本でどのように生活するのか、そのギャップを楽しむことができる作品です。特に、呂布子ちゃんの可愛らしさと強さのギャップは、視聴者を引きつける魅力があります。また、陳宮や高順などのサブキャラクターも個性的で、各々のキャラクターが持つユーモアやドラマが物語を豊かにしています。アニメーションのクオリティも高く、キャラクターデザインやBGMも楽しめるポイントです。全4話という短いエピソード数ですが、その分濃密な内容が詰まっており、一気に見ることができる作品です。三国志のファンだけでなく、コメディや萌えアニメが好きな方にもおすすめです。ぜひ一度視聴してみてください。