彩雲国物語 [第2期] - サイウンコクモノガタリ[第2期] の全方位的評測と推薦
■公開メディア
TVアニメシリーズ
■原作メディア
小説
■放送期間
2007年04月07日 ~ 2008年03月08日
NHK BS2 2007年4月7日~2008年3月8日(1回~39回)毎週土曜 9:00~9:30
■放送局
NHK BS2
■分数
30分
■話数
39話
■原作
雪乃紗衣(角川書店「角川ビーンズ文庫」刊)
■監督
宍戸淳
■制作
・アニメーション制作協力/IMAGIN
・アニメーション制作/マッドハウス
・制作統括/柏木敦子、伊原英夫
・共同制作/総合ビジョン
・制作、著作/NHK
■著作
©雪乃紗衣・KADOKAWA/NHK・NEP
■ストーリー
私は、あなたを支えにきたのよ。
あなたのそばで、
あなたが王として立つのを支えるために。
舞台は中国風の架空の国、彩雲国。新王の教育係として後宮に入り、持ち前の明るさで若き王を立ち直らせ、さらに自分の夢をかなえ、史上初の女性官吏となった秀麗。そんな秀麗が中央から離れた茶州に赴任し、新米官吏として奮闘する物語を中心に、彩雲国に影を落とす異能の一族である縹家の陰謀に巻き込まれ、挫折や別れを経験しつつも、国王を支えるまでに成長する姿を描いていく…。
※バンダイチャンネルより引用
■解説
私は、あなたを支えにきたのよ。
あなたのそばで、
あなたが王として立つのを支えるために。
舞台は中国風の架空の国、彩雲国。名門だが貧しい紅家の娘秀麗は、幼いころの動乱の記憶から「人を助けることのできる」官吏になりたいと願っていますが、女性は登用試験を受けることすらできません。ある日、即位間もない新王の教育係を引き受けることになり、それをきっかけに、官吏登用試験への道が開かれていきます。
秀麗と新王、その兄との恋模様や、秀麗と共に官吏を目指す同期生との友情など、親しみやすいストーリーに、宮廷での権力闘争や豪族の暗躍がからみ、絢爛豪華な宮廷浪漫が繰り広げられます。
第2シリーズでは、秀麗が中央から離れた茶州に赴任し、新米官吏として奮闘する物語を中心に、彩雲国に影を落とす異能の一族縹(ひょう)家の陰謀に巻き込まれ、挫折や別れを経験しつつも、国王を支えるまでに成長する姿を描いていきます。
■キャスト
・紅 秀麗/桑島法子
・紫 劉輝/関 智一
・茈 静蘭/緑川 光
・藍 楸瑛/森川智之
・李 絳攸/檜山修之
・紅 邵可/池田秀一
・霄太師/石井康嗣
・藍 龍蓮/木内秀信
・浪 燕青/伊藤健太郎
・黄 奇人/中多和宏
・紅 黎深/真殿光昭
・杜 影月/浪川大輔
・香鈴/仙台エリ
・琳 千夜/子安武人
・茶 克洵/鳥海浩輔
・茶 春姫/宍戸留美
・紅 玖琅/置鮎龍太郎
・鄭 悠舜/神奈延年
・柴 凛/佐々木瑶子
・堂主/遊佐浩二
・縹 璃桜/関 俊彦
・榛 蘇芳/勝 杏里
・陸 清雅/森久保祥太郎
・十三姫/豊口めぐみ
・隼/小野坂昌也
・珠翠/岡村明美
■メインスタッフ
・原作/雪乃紗衣(角川書店「角川ビーンズ文庫」刊)
・監督/宍戸淳
・シリーズ構成/吉田玲子
・キャラクター原案/由羅カイリ、丸尾みほ
・キャラクターデザイン/大島美和
・美術監督/西倉力
・色彩設計/田中千春
・撮影監督/松井伸哉
・編集/木村佳史子
・音楽/梁邦彦
・音響監督/藤山房伸
・プロデューサー/柴田裕司、下河原郁子
・アニメーションプロデューサー/丸山正雄、吉本聡
・アニメーション制作協力/IMAGIN
・アニメーション制作/マッドハウス
・制作統括/柏木敦子、伊原英夫
・共同制作/総合ビジョン
・制作、著作/NHK
■メインキャラクタ
・紅 秀麗(こう しゅうれい)
主人公。紅家直系長姫。藍家と並んでトップ格の名門・紅家のお嬢様だが、長年の貧乏生活がたたって節約家に。高額報酬に釣られ、ダメ王様と噂される彩雲国の新王、紫劉輝の教育係として妃の身分で後宮に入ったことから、人生が変わる。努力家で明るい、しっかり者の16歳。
・紫 劉輝(し りゅうき)
彩雲国の若き国王。王位争いで異母兄たちが全滅したため、本来玉座とは縁のない第6公子でありながら、前王逝去にともない半年前に即位。政事にやる気なし、興味なしのダメ王様のふりをしていたが、秀麗と出会うことで変貌して行く。19歳。
・茈 静蘭(し せいらん)
秀麗父子に仕える家人。文武両道に優れる秀麗の守り役。過去を捨てて生きる青年。その正体は…。
・藍 楸瑛(らん しゅうえい)
武官。左羽林軍将軍。紅家と並ぶ名門・藍家出身。共に劉輝を補佐する李絳攸とは官吏登用試験時代からの腐れ縁。絳攸を始終からかっては煙たがれている。
・李 絳攸(り こうゆう)
文官。吏部侍郎。「宮廷随一の才人」と名高い能吏だが、真面目な性格ゆえに怒りっぽい。養父兼上司の紅黎深には、まったく頭が上がらない。天才的な方向音痴。
・紅 邵可(こう しょうか)
紅家主人。秀麗の父親。宮廷府庫の管理が仕事。穏やかな人柄の知識人だが、生活能力に欠け、お茶も満足に入れられない。一見、昼行灯風だが、実は…。
・霄太師(しょうたいし)
宮廷百官の長。「朝廷三師」と呼ばれる名誉職につく老臣。秀麗を劉輝の教育係として後宮に雇い入れた策士。
・藍 龍蓮(らん りゅうれん)
楸瑛の弟。天賦の才能を持つが、奇抜な衣装と独特な感性で、変人扱いされることが多い。秀麗には心を開く。
・浪 燕青(ろう えんせい)
茶州出身。邵可邸の門前に行き倒れていたのを偶然、秀麗に助けられる。豪放磊落、天衣無縫な性格で、武芸達者。静蘭とは旧知の間柄のようだが…。
・黄 奇人(こう きじん)
戸部尚書。髪も結わず常に仮面をつけるという官吏らしからぬ奇行から、「奇人」と呼ばれる。黄鳳珠という本名を知る人は少ない。
・紅 黎深(こう れいしん)
吏部尚書。邵可の弟で、紅家当主。李絳攸の養父であり、上司でもある。相手に対してとことん容赦しない「切れ者」だが、敬愛する兄、邵可とめいの秀麗にはメロメロになる。黄奇人とは同期。
・杜 影月(と えいげつ)
黒州西華村出身の少年。史上最年少の13歳で国試に首席で合格する。同期の秀麗とは、深い縁になる。
・香鈴(こうりん)
後宮に入った秀麗に侍女として付いた少女。ある事件を経て、秀麗と心の絆を結ぶ。秀麗、影月らと茶州へ同行する。
・琳 千夜(りん せんや)
茶州への途上、秀麗の窮地を救う商家の美青年。謎めくその正体は……。
・茶 克洵(さ こくじゅん)
茶家当主の座を狙う茶仲障の孫で、三男坊。朝廷三師の茶太保(茶鴛洵)は大伯父にあたる。
・茶 春姫(さ しゅんき)
茶太保(茶鴛洵)と縹英姫の孫娘。身の危険があるので某所でかくまわれている。いとこの克洵とは幼なじみ。
・紅 玖琅(こう くろう)
紅家の三男。王都で宮仕えをする当主・紅黎深に代わって、紅州本家で当主名代を務める。邵可、黎深という個性的な兄を持つせいか、苦労性でしっかり者。
・鄭 悠舜(てい ゆうしゅん)
紅黎深、黄奇人と同期で、状元及第した秀才。先王も認める抜きん出た才能と信念の持ち主。長年、茶州州牧補佐を務めてきた。
・柴 凛(さい りん)
全商連(全国商業連合組合)の茶州支部長として活躍。全商連金華特区長の柴 彰は双子の弟。名前の通り凛々しく、発明の才がある。鄭悠舜と結婚する。
・堂主(どうしゅ)
黒州西華村、水鏡道寺の堂主で医者。幼い影月を助け、育てた。影月にとっては師であり、父のような存在。
・縹 璃桜(ひょう りおう)
異能を操る神祇の一族、縹家の当主。紅邵可とは過去に深い因縁が・・・。
・榛 蘇芳(しん すおう)
秀麗の冗官仲間。父親に言われ秀麗にやる気のない求婚をしに来た際、金のタヌキを持っていたことから、タンタンと呼ばれる。
・陸 清雅(りく せいが)
秀麗の冗官仲間。天才肌で要領がよく、秀麗とは対照的な存在。
・十三姫(じゅうさんひめ)
藍家の姫で、楸瑛の異母妹。劉輝の妃候補として藍家より遣わされる。馬術・武芸に秀でた活発な女性。
・隼(しゅん)
隻眼の元死刑囚。冤罪でも無実を主張せず、牢暮らしを繰り返している謎の男。
・珠翠(しゅすい)
才色兼備の後宮筆頭女官。邵可に拾われたという過去があり、かなわぬ想いを寄せている。実は、異能の一族・縹家の血をひく。
■サブタイトル
・第1話/わが家に勝る所なし(2007/04/07)
・第2話/泣くも笑うも同じ一生(2007/04/14)
・第3話/類は友を呼ぶ(2007/04/21)
・第4話/冬来りなば春遠からじ(2007/04/28)
・第5話/愛は惜しみなく与う(2007/05/05)
・第6話/青天の霹靂(2007/05/12)
・第7話/一心岩をも透す(2007/05/19)
・第8話/人事を尽くして天命を待つ(2007/05/26)
・第9話/地獄で仏に会う(2007/06/02)
・第10話/待ち人きたる(2007/06/09)
・第11話/知らぬは亭主ばかりなり(2007/06/16)
・第12話/義を見てせざるは勇なきなり(2007/06/30)
・第13話/急いては事を仕損じる(2007/07/07)
・第14話/虎穴に入る(2007/07/14)
・第15話/一寸の光陰(2007/07/21)
・第16話/風前のともし火(2007/07/28)
・第17話/浮き沈み七度(2007/08/04)
・第18話/日暮れて道遠し(2007/09/15)
・第19話/捕らぬ狸の皮算用(2007/09/22)
・第20話/暖簾に腕押し(2007/09/29)
・第21話/蛙の子は蛙(2007/10/06)
・第22話/獅子身中の虫(2007/10/13)
・第23話/泣き面に蜂(2007/10/20)
・第24話/情けは人のためならず(2007/10/27)
・第25話/若いときの苦労は買ってもせよ(2007/11/03)
・第26話/大賢は愚なるが如し(2007/11/10)
・第27話/待たれる身より待つ身(2007/11/17)
・第28話/桃栗三年柿八年(2007/11/24)
・第29話/遠ざかる程想いが募る(2007/12/01)
・第30話/鳴かぬ蛍が身を焦がす(2007/12/22)
・第31話/身から出たさび(2008/01/05)
・第32話/後ろ髪を引かれる(2008/01/12)
・第33話/月日変われば気も変わる(2008/01/26)
・第34話/藍より青し(2008/02/02)
・第35話/危ない橋を渡る(2008/02/09)
・第36話/人生いたる所に青山あり(2008/02/16)
・第37話/目は心の鏡(2008/02/23)
・第38話/刎頚の交わり(2008/03/01)
・第39話/縁あれば千里(2008/03/08)
■関連作品
・彩雲国物語
・彩雲国物語 彩雲国絵巻
・彩雲国物語 彩雲国の世界
・彩雲国物語 彩雲国の世界 Ⅱ
■主題歌・楽曲
・OP1
・はじまりの風
・作詞/路川ひまり
・作曲/ID
・編曲/YAMAGIMAN
・歌/平原綾香
・ED1
・明日へ
・作詞/照屋実穂
・作曲/照屋実穂
・編曲/フェビアン・レザ・パネ
・歌/照屋実穂
彩雲国物語 [第2期] の全方位的評測と推薦
彩雲国物語 [第2期] は、雪乃紗衣の小説を原作としたTVアニメシリーズで、2007年4月7日から2008年3月8日までNHK BS2で放送されました。このシリーズは、中国風の架空の国、彩雲国を舞台に、主人公の紅秀麗が新王の教育係として後宮に入り、自身の夢を叶えながら成長していく物語を描いています。第2期では、秀麗が中央から離れた茶州に赴任し、新米官吏として奮闘する姿や、異能の一族である縹家の陰謀に巻き込まれる展開が中心となります。
ストーリーとキャラクター
彩雲国物語 [第2期] のストーリーは、秀麗が茶州に赴任し、新米官吏として奮闘する中で、縹家の陰謀に巻き込まれ、挫折や別れを経験しながらも成長していく姿を描いています。秀麗の明るさと努力家としての側面が強調され、彼女が周囲の人々と協力しながら困難を乗り越えていく様子が感動的です。また、紫劉輝や静蘭、藍楸瑛、李絳攸などのキャラクターも魅力的で、彼らの成長や人間関係の変化が物語を豊かにしています。
特に、秀麗と劉輝の関係性は、第2期でも重要な要素となっており、二人の絆が深まる過程が丁寧に描かれています。また、静蘭の過去や縹家の陰謀など、謎めいた要素も多く、視聴者を引きつけるストーリーテリングが評価されています。
アニメーションと音楽
アニメーション制作はマッドハウスが担当し、美しいビジュアルと緻密なキャラクターデザインが特徴です。特に、彩雲国の風景や宮廷の豪華な装飾が細部まで描かれており、視覚的な魅力が高いです。また、梁邦彦による音楽も物語の雰囲気を盛り上げており、平原綾香の「はじまりの風」や照屋実穂の「明日へ」といった主題歌も印象的です。これらの要素が相まって、視聴者に深い感動を与えています。
キャストと声優
彩雲国物語 [第2期] のキャストは豪華で、桑島法子が紅秀麗、関智一が紫劉輝、緑川光が静蘭、森川智之が藍楸瑛、檜山修之が李絳攸など、各キャラクターを演じる声優たちの演技が物語を引き立てています。特に、桑島法子の秀麗の声は、彼女の明るさと強さを表現しており、視聴者に深く共感させる力があります。また、関智一の劉輝の声も、彼の成長と変化をリアルに描いており、二人の関係性をより深く感じさせます。
評価と推薦
彩雲国物語 [第2期] は、ストーリー、キャラクター、アニメーション、音楽、キャストの全てにおいて高い評価を受けており、特に女性視聴者からの支持が厚いです。物語の展開やキャラクターの成長が丁寧に描かれており、視聴者に深い感動を与える作品となっています。また、中国風のファンタジー要素や宮廷の政治ドラマも魅力的で、幅広い層に楽しめる内容となっています。
推薦するポイントとしては、以下の点が挙げられます。
- 秀麗の成長と努力家としての姿勢が感動的
- 紫劉輝との関係性が深く描かれ、二人の絆に共感できる
- 静蘭や縹家の謎が物語に深みを与えている
- 美しいアニメーションと音楽が視覚的・聴覚的に楽しめる
- 豪華なキャストによる声優の演技がキャラクターを引き立てている
彩雲国物語 [第2期] は、ファンタジーと政治ドラマが融合した魅力的な作品であり、特に女性視聴者やファンタジー好きの方に強く推薦します。また、原作小説や関連作品も豊富にあり、さらに深く世界観を楽しむことができます。ぜひ、この素晴らしい物語を体験してみてください。 |