『BURN-UP SCRAMBLE』レビュー：アクション満載の傑作アニメ

BURN-UP SCRAMBLE - バーンナップ スクランブル - 詳細な評測と推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

アニメオリジナル

■放送期間

2004年01月13日 ～ 2004年03月30日
ちばテレビ　2004年1月12日～2004年3月29日(1回～12回)毎週月曜　25:25～25:55

■放送局

CTV、UHF

■分数

30分

■話数

12話

■原作

AIC

■監督

監督／林　宏樹

■制作

アニメーション制作／AIC

■著作

©2004 AIC/B-SCRAMBLE

■ストーリー

超B級街道まっしぐら!
何でもアリ!やりすぎ御免!の美少女ポリスアクション!

2023年東京、治安は悪化の一途をたどっていた。事態を重く見た政府は、特殊犯罪対策としての超法規の警官隊を組織することを決定。市民の要望に素早く応え、迅速に事件を解決する少数精鋭の警官隊。それが特殊犯罪チーム“ウォーリアーズ”である…。

※バンダイチャンネルより引用

■解説

人気シリーズの4度目の映像化にあたるTVアニメ。

※バンダイチャンネルより引用

■キャスト

・甲子園利緒／豊口めぐみ
・神宮真弥／釘宮理恵
・リリカ・エベット／能登麻美子
・鳴尾祐司／高橋広樹
・多摩川　祭／田中理恵
・ウォーリアーズ隊長／利田優子

■メインスタッフ

・原作、アニメーション制作／AIC
・監督／林宏樹
・シリーズ構成／植竹須美男
・キャラクターデザイン／村田俊治
・総作画監督／石本英治
・メカニックデザイン／小川浩、岩畑剛一、村田護郎
・美術監督／小山俊久
・色彩設計／友野亜紀子
・コンポジットディレクター(撮影監督)／佐藤正人
・編集／西重成
・音響監督／亀山俊樹
・音楽／信田かずお
・プロデューサー／川村仁、森下直文、川瀬浩平、山本信之、松本正義
・アニメーションプロデューサー／松嵜義之
・製作／BURN-UP SCRAMBLE製作委員会(東芝エンタテインメント、ジェネオンエンタテインメント、GENEON ENTERTAINMENT USA Inc.、メモリーテック、AIC)

■メインキャラクタ

・甲子園利緒
“ウォーリアーズ”のメンバー。祖父に鍛えられ、格闘のセンスは抜群だが、本人は女性らしく結婚願望が強い。また恋愛については一家言あるもの、真弥や同僚からは「いつものこと」と一笑に付されている。
・神宮真弥
“ウォーリアーズ”のメンバー。過去の経歴は不明。しかし、銃器の扱いに関しては、プロフェッショナルである。余り自分の感情を表には出さない。かなりの毒舌家で身も蓋もない一言で周囲を凍らせるのが得意。
・リリカ・エベット
“ウォーリアーズ”のメンバー。某国の極秘研究施設で密かに能力開発された複合超能力者であるが、その能力を能動的に使用出来た試しがほとんどない。無茶苦茶気が小さく内向的。とにかくすぐ謝るのがクセ。
・鳴尾祐司
警視庁第八署に籍を置くキャリア組の若きエリート。その甘いマスクで言い寄る女性も数知れず。利緒が起こした騒動をきっかけにして利緒にベタ惚れ。それ以来、利緒にアタックしつづけている。
・多摩川　祭
第八署に所属の女性警官。上昇志向が激しく負けず嫌い。キャリアである祐司をモノにせんと常にアタックを仕掛けているが、祐司の興味をさらわれてしまった利緒に対抗意識を燃やす。
・ウォーリアーズ隊長
警視庁幹部たちがある目的のために結成した“ウォーリアーズ”を統率の任を任されたキャリア。任務に対しては非常にドライな一面を有し、その過去・経歴は謎に包まれている。

■サブタイトル

・Scramble-1／ウォーリアーズ　暁に出撃す!!
・Scramble-2／倒せ!! 強奪車両　マッドガンダー!!
・Scramble-3／ウォーリアーズ　爆死五秒前!!
・Scramble-4／激走!!　大東京七万km!!
・Scramble-5／愛と哀しみの粉塵爆破!!
・Scramble-6／ウェスタン札幌　～知床地獄篇～
・Scramble-7／撃墜!!　悪夢のエアポート2023
・Scramble-8／大銀河からの超メッセージ
・Scramble-9／黒いシージャック!!　海上大激突!!
・Scramble-10／大東京全滅!?　さらばウォーリアーズ!!
・Scramble-11／ラストマッチ　ウォーリアーズ超決戦!!
・Scramble-12／行け、ウォーリアーズ!! 永遠の果てに!!

■関連作品

・BURN-UP
・BURN-UP　W
・BURN-UP　EXCESS

■主題歌・楽曲

・OP1
・ACTION!～THEME FOR BURN-UP SCRAMBLE
・作曲／佐橋俊彦
・編曲／佐橋俊彦

・ED1
・0 or ∞-Love or Unlimited-
・作詞／桑原永江
・作曲／佐橋俊彦
・編曲／佐橋俊彦
・歌／あてな☆(豊口めぐみ、釘宮理恵、能登麻美子)

詳細な評測と推薦

■作品の背景と歴史

「BURN-UP SCRAMBLE」は、AICが制作したアニメシリーズ「BURN-UP」の第四作目であり、2004年に放送されたTVアニメシリーズです。このシリーズは、1991年にOVAとして始まり、その後「BURN-UP W」（1996年）と「BURN-UP EXCESS」（1997年）が続きました。各作品は独自のストーリーを持ちつつ、共通のテーマである美少女ポリスアクションを中心に展開されています。「BURN-UP SCRAMBLE」は、これまでのシリーズの要素を引き継ぎつつ、新たなキャラクターとストーリーで視聴者を楽しませました。

■ストーリーの魅力

「BURN-UP SCRAMBLE」のストーリーは、2023年の東京を舞台にしています。治安が悪化する中、政府は特殊犯罪対策として超法規の警官隊「ウォーリアーズ」を結成します。このチームは、市民の要望に迅速に対応し、事件を解決する少数精鋭の集団です。ストーリーは、各エピソードごとに異なる事件を解決していく形式を取っており、視聴者を飽きさせません。また、各キャラクターの個性が強く、チーム内でのやり取りや成長が描かれることで、視聴者に深い印象を与えます。

■キャラクターの魅力

「BURN-UP SCRAMBLE」のキャラクターは、それぞれが独自の魅力を持っています。甲子園利緒は、格闘のセンスが抜群でありながらも、結婚願望が強く、恋愛に一家言ある女性です。神宮真弥は、過去が謎に包まれたプロフェッショナルな銃器の扱い手で、毒舌家としての側面も持っています。リリカ・エベットは、複合超能力者でありながら、内向的で気が小さい性格が特徴的です。鳴尾祐司は、甘いマスクを持つエリート警官で、利緒にベタ惚れしています。多摩川祭は、上昇志向が強く、祐司にアタックし続ける女性警官です。ウォーリアーズ隊長は、任務に対してドライなキャリアで、過去が謎に包まれています。これらのキャラクターが織りなすドラマは、視聴者を引き込む力があります。

■制作の技術とスタイル

「BURN-UP SCRAMBLE」は、AICの制作技術とスタイルが光る作品です。監督の林宏樹は、シリーズ全体のトーンを統一しつつ、各エピソードごとに異なるテイストを加えることで、視聴者を飽きさせません。キャラクターデザインの村田俊治は、各キャラクターの個性を際立たせるデザインを提供し、視覚的な魅力を高めました。メカニックデザインの小川浩、岩畑剛一、村田護郎は、未来の東京を舞台にした作品にふさわしいメカニックを描き出し、作品の世界観を豊かにしました。美術監督の小山俊久は、2023年の東京をリアルに再現し、視聴者をその世界に引き込みました。色彩設計の友野亜紀子は、各シーンの雰囲気を引き立てる色彩を選び、作品の視覚的な美しさを高めました。コンポジットディレクターの佐藤正人は、撮影技術を駆使して、各シーンの動きをダイナミックに描き出しました。編集の西重成は、各エピソードのテンポをコントロールし、視聴者の興味を維持しました。音響監督の亀山俊樹は、各キャラクターの声優を選び、声の演技を通じてキャラクターの魅力を引き出しました。音楽の信田かずおは、作品の雰囲気を盛り上げるBGMを提供し、視聴者の感情を引き立てました。これらのスタッフの技術とスタイルが、「BURN-UP SCRAMBLE」を一層魅力的な作品にしています。

■主題歌と楽曲

「BURN-UP SCRAMBLE」の主題歌と楽曲も、作品の魅力を高める重要な要素です。オープニングテーマ「ACTION!～THEME FOR BURN-UP SCRAMBLE」は、佐橋俊彦が作曲・編曲した力強い曲で、作品のエネルギッシュな雰囲気を引き立てます。エンディングテーマ「0 or ∞-Love or Unlimited-」は、桑原永江の作詞と佐橋俊彦の作曲・編曲による美しい曲で、作品の感動的なシーンを引き立てます。歌唱は、甲子園利緒役の豊口めぐみ、神宮真弥役の釘宮理恵、リリカ・エベット役の能登麻美子によるユニット「あてな☆」が担当し、キャラクターの魅力をさらに引き立てました。これらの主題歌と楽曲は、視聴者の記憶に残るものであり、作品の魅力を高める重要な要素となっています。

■視聴者の反応と評価

「BURN-UP SCRAMBLE」は、視聴者から高い評価を得ています。特に、キャラクターの個性とストーリーの展開が評価され、多くのファンが作品を楽しんでいます。また、制作の技術とスタイルも高く評価され、視覚的な美しさとダイナミックなアクションシーンが視聴者を引きつけました。主題歌と楽曲も、視聴者の記憶に残るものとして評価され、作品の魅力を高める要素として称賛されました。全体として、「BURN-UP SCRAMBLE」は、美少女ポリスアクションというジャンルの中で、独自の魅力を持つ作品として評価されています。

■推薦と関連作品

「BURN-UP SCRAMBLE」を楽しんだ視聴者には、シリーズの他の作品も推薦します。「BURN-UP」、「BURN-UP W」、「BURN-UP EXCESS」は、それぞれ独自のストーリーとキャラクターを持ちつつ、共通のテーマである美少女ポリスアクションを中心に展開されています。これらの作品を視聴することで、「BURN-UP SCRAMBLE」の世界観をさらに深く理解することができます。また、美少女ポリスアクションというジャンルが好きな視聴者には、「ガンパレード・オーケストラ」や「ストライクウィッチーズ」などの作品も推薦します。これらの作品も、独自の魅力を持つ美少女ポリスアクションとして楽しむことができます。

■結論

「BURN-UP SCRAMBLE」は、美少女ポリスアクションというジャンルの中で、独自の魅力を持つ作品です。キャラクターの個性とストーリーの展開、制作の技術とスタイル、主題歌と楽曲が一体となって、視聴者を引き込む力があります。視聴者からの高い評価もあり、シリーズの他の作品や関連作品も楽しむことで、さらに深い理解と楽しみを得ることができます。「BURN-UP SCRAMBLE」は、美少女ポリスアクションを愛する視聴者にとって、必見の作品です。