中国CDC専門家：ウイルスの変異は集団免疫への挑戦であり、警戒を緩めてはならない

人民日報、北京9月16日（孫紅立記者）国務院共同予防・抑制メカニズムは16日記者会見を開き、さらなる感染予防・抑制とワクチン接種の状況を紹介した。中国疾病予防管理センター予防接種計画主任専門家の王華清氏は、わが国で10億人以上がワクチン接種を完了したことで、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた一定の基礎が築かれたと述べた。また、新型コロナウイルスの変異は集団免疫の確立に一定の課題をもたらしており、現時点では警戒を緩めることはできません。

王華清氏は、ワクチン接種を受ける人が増えれば増えるほど、ワクチンの予防効果は高まると指摘した。個人にとっては、新型コロナウイルスワクチンの接種により感染や発病を予防することができます。さらに重要な効果は、感染後の重篤な病気や死亡を予防できることです。人口の観点から見ると、過去の経験に基づくと、ワクチン接種率が高ければワクチンの効果は高まります。 「もちろん、現在は新型コロナウイルスの変異という特殊な状況もあります。デルタウイルスの変異株は感染力が強く、一部のワクチンでは予防効果が弱まっていることも確認されており、集団免疫の確立に一定の課題をもたらしています。」

王華清氏は、今後この課題に立ち向かうには、ウイルス監視、疾病監視、ワクチンの有効性評価を強化する必要があると述べた。また、新型コロナワクチンの予防接種戦略を継続的に改善し、関連疾患を予防するためのより優れたワクチンをさらに開発する必要があります。

「現時点で警戒を緩めることはできない」王華清氏は、一方でデルタウイルスの変異株は感染力が極めて強いと強調した。一方で、ワクチン接種を完了していない高齢者や若者もまだ存在します。接種条件を満たす方は、できるだけ早く接種を受けることをお勧めします。より多くの人々がワクチン接種を受けて初めて、その効果が真に発揮されるのです。また、まだワクチン接種を受けていない 12 歳未満の人々についても考慮する必要があり、彼らもワクチン接種の検討対象に含める必要があります。

また、国民が重篤な副作用を恐れて新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否していることについて、王華清氏は、ワクチンの初期臨床試験の結果と実際の応用結果から判断すると、ワクチンは感染予防、特に重症化防止と死亡回避の役割を含めて効果的であると述べた。このような状況では、ワクチン接種がさらに重要になります。

「全体的に、不活化ワクチンであれ、タンパク質サブユニットワクチンであれ、臨床試験とその後のモニタリングの結果から判断すると、ワクチン接種による副作用は、これまで日常的に使用されてきたワクチンと基本的に同様です。もちろん、今後もワクチンによる副作用のモニタリングと分析を強化していきます」と王華清氏は述べた。