『ぐらんぶる』レビュー：青春の輝きと笑いの渦

ぐらんぶる - グランブル - の全方位的評価と推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

漫画

■放送期間

2018年07月14日～ 2018年09月29日
2:25～

■放送局

MBS、TBS

■分数

30分

■話数

12話

■原作

井上堅二、吉岡公威

■監督

高松信司

■制作

アニメーション制作／ゼロジー

■著作

©井上堅二・吉岡公威・講談社／ぐらんぶる製作委員会

■ストーリー

北原伊織は大学入学を機に、伊豆にある叔父のダイビングショップで居候することになった。青春のキャンパスライフを期待していた伊織だったが、遭遇したのは野球拳以外のジャンケンを知らない屈強な漢ども。彼らダイビングサークルの面々に目をつけられた伊織は、いつの間にかバカ騒ぎに参加、大学初日をパンツ一丁のまま迎えるハメに。美人な従姉妹・古手川奈々華、千紗にも相手にされず、伊織の青春はおかしな方向へ沈んでいく…

■キャスト

・北原伊織/内田雄馬
・今村耕平/木村良平
・時田信治/安元洋貴
・寿竜次郎/小西克幸
・古手川千紗/安済知佳
・古手川奈々華/内田真礼
・浜岡梓/行成とあ
・吉原愛菜/阿澄佳奈
・野島元 /江口拓也
・山本真一郎/榎木淳弥
・御手洗優/花江夏樹
・藤原健太/ロバート・ウォーターマン
・工藤会長/福山潤
・古手川登志夫/ 川田紳司
・水樹カヤ/水樹奈々

■メインスタッフ

・原作/井上堅二・吉岡公威
・監督/高松信司
・キャラクターデザイン/草間英興
・総作画監督/植田羊一
・美術監督/秋葉みのる
・プロップデザイン/小川浩
・色彩設計/松山愛子
・撮影監督/今泉秀樹
・編集/宇都宮正記
・音響制作/セイバーリンクス
・音楽/マニュアル・オブ・エラーズ

■メインキャラクタ

・北原伊織
伊豆大学一年生。入学を機に居候することになった古手川家を訪れた際、おじの経営するダイビングショップ「Grand Blue(グランブルー)」で「Peek a Boo(ピーカブー)」メンバーに遭遇。サークルへ勧誘を受ける。水が怖く、泳げない。

・今村耕幣
伊豆大学一年生。見た目は金髪のイケメンだが中身は真性のオタク。半ば伊織に騙されて「Peek a Boo(ピーカブー)」に加入することに。

・時田信治
伊豆大学三年生。ダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」の会長。たまたま出会った新一年生の伊織をサークルに誘う。

・寿竜次郎
伊豆大学三年生で「Peek a Boo(ピーカブー)」のメンバー。ダイビングのことに関しては非常に真面目で博識。泳げない伊織がダイビングに興味を持つきっかけを作った。

・古手川千紗
伊豆大学一年生。伊織のイトコ。実家はダイビングショップで、海をこよなく愛する。将来の夢はダイビングインストラクター。

・古手川奈々華
ダイビングショップ「Grand Blue(グランブルー)」の看板娘兼インストラクター。美人でスタイルが良く性格も優しいが、妹の千紗を溺愛しすぎている。

・浜岡梓
青海女子大学三年生。他校ながら「Peek a Boo(ピーカブー)」に加入している。伊織と耕平の関係を勘違いしており、ことあるごとに伊織を応援しようとする。

・吉原愛菜
青海女子大学一年生。華やかな大学デビューのため、テニスサークル「ティンカーベル」に入るも、空回りして失敗。そんな折に伊織と耕平に出会い…

■サブタイトル

・第1話/ディープブルー
・第2話/水の中で
・第3話/新世界
・第4話/男コン
・第5話/後の祭り
・第6話/初バディ
・第7話/ダブルス
・第8話/男カクテル
・第9話/王様ゲーム
・第10話/沖縄上陸
・第11話/誤解なんだが
・第12話/オトーリ

■主題歌・楽曲

・OP1
・期間7~10
・Grand Blue
・作詞/湘南乃風
・作曲/湘南乃風
・編曲/湘南乃風・STANDALONE
・歌/湘南乃風

・ED1
・期間/7~10
・紺碧のアル・フィーネ
・作詞/藤永龍太郎
・作曲/末益涼太
・編曲/末益涼太
・歌/伊豆乃風

ぐらんぶる - グランブル - の全方位的評価と推薦

「ぐらんぶる - グランブル -」は、2018年に放送されたTVアニメシリーズで、井上堅二と吉岡公威による同名の漫画が原作となっています。この作品は、大学生の青春とダイビングをテーマに、ユーモアと友情を描いた作品です。以下では、このアニメの詳細な評価と推薦を行います。

ストーリーとキャラクター

主人公の北原伊織は、大学入学を機に伊豆の叔父のダイビングショップで居候することになります。青春のキャンパスライフを期待していた伊織ですが、そこで出会ったのは野球拳以外のジャンケンを知らない屈強な男たちでした。彼らはダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」のメンバーであり、伊織は彼らに目をつけられ、いつの間にかバカ騒ぎに参加することになります。大学初日をパンツ一丁で迎えることになる伊織の青春は、おかしな方向へ進んでいきます。

この作品の魅力は、何と言っても個性的なキャラクターたちです。伊織は水が怖くて泳げないという弱点を持ちながらも、ダイビングサークルに巻き込まれていく姿がユーモラスです。今村耕平は見た目は金髪のイケメンですが、中身は真性のオタクというギャップが面白いです。時田信治はダイビングサークルの会長として、伊織をサークルに誘う役割を果たします。寿竜次郎はダイビングに関して非常に真面目で博識であり、伊織がダイビングに興味を持つきっかけを作ります。古手川千紗と古手川奈々華は伊織の従姉妹で、千紗は海を愛しダイビングインストラクターを目指す一方、奈々華は美人でスタイルが良く、妹の千紗を溺愛しています。浜岡梓は他校の青海女子大学から「Peek a Boo(ピーカブー)」に加入しており、伊織と耕平の関係を勘違いして伊織を応援しようとします。吉原愛菜は華やかな大学デビューを目指してテニスサークルに入るも失敗し、伊織と耕平に出会います。

アニメーションと演出

アニメーション制作はゼロジーが担当しており、キャラクターデザインは草間英興、総作画監督は植田羊一が務めています。美術監督は秋葉みのる、プロップデザインは小川浩、色彩設計は松山愛子、撮影監督は今泉秀樹、編集は宇都宮正記、音響制作はセイバーリンクス、音楽はマニュアル・オブ・エラーズが担当しています。これらのスタッフが一丸となって作り上げたアニメーションは、ユーモアあふれるシーンを鮮やかに描き出しています。

特に、ダイビングシーンの描写はリアルで美しく、海の青さや透明感が視覚的に楽しめます。また、キャラクターたちのバカ騒ぎやコメディシーンもテンポよく描かれており、笑いを誘います。監督の高松信司は、これらの要素を巧みに組み合わせ、視聴者を飽きさせないストーリーテリングを実現しています。

音楽と主題歌

オープニングテーマ「Grand Blue」は湘南乃風が担当しており、爽やかで力強い曲調が作品の雰囲気にぴったりです。エンディングテーマ「紺碧のアル・フィーネ」は伊豆乃風が歌っており、海の美しさと青春の輝きを感じさせる曲になっています。これらの主題歌は、作品の世界観をさらに深める役割を果たしています。