『七星のスバル』レビュー：魅力的なキャラクターと感動のストーリー

七星のスバル - シチセイノスバル - 詳細レビューと推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

アニメオリジナル

■放送期間

2018年07月06日～ 2018年09月21日
1:58～

■放送局

TBS、BS-TBS

■分数

30分

■話数

12話

■原作

田尾典丈、ぶーた(絵)

■監督

仁昌寺義人

■制作

・アニメーション制作／Lerche

■著作

©田尾典丈・小学館／「七星のスバル」製作委員会

■ストーリー

かつて世界的人気を博したMMORPG≪ユニオン≫で伝説となった小学生パーティ「スバル」。しかし、ゲームオーバーとなった旭姫は現実でも同時に死亡してしまう。≪ユニオン≫は運営停止となり「スバル」のメンバーも散り散りになった。それから6年後──。新生≪リユニオン≫にログインした高校生の陽翔は、そこで死んだはずの幼なじみ・旭姫と再会する。彼女は電子の幽霊なのか、それとも…?これはオンラインゲームで紡がれる、幼なじみたちの”約束”の物語。

■キャスト

・天羽陽翔/高梨謙吾
・空閑旭姫/大森日雅
・碓氷咲月/鬼頭明里
・御門貴法/石川界人
・クライヴ=ヴィヴァリー/寺島拓篤
・日下希/花守ゆみり
・エリシア/安済知佳

■メインスタッフ

・原作/田尾典丈(小学館「ガガガ文庫」刊)
・キャラクター原案/ぶーた
・監督/仁昌寺義人
・シリーズ構成/吉岡たかを
・キャラクターデザイン・総作画監督/山本由美子
・プロップデザイン/竹上貴雄、本多弘幸
・魔法陣デザイン/岸克芳
・モンスターデザイン/廣瀬智仁
・精霊・使い魔デザイン/梶山浩
・エフェクトデザイン・監修/橋本敬史
・アクション監修/もりやまゆうじ
・3Dディレクター/金田貞徳
・色彩設計/加口大朗
・美術監督/鈴木友成
・撮影監督/芹澤直樹
・編集/伊藤利恵
・音響監督/本山哲
・アニメーション制作/Lerche
・製作/「七星のスバル」製作委員会

■メインキャラクタ

・天羽陽翔
スバルの前衛で、何ごとにも前向きな中心人物だった。旭姫の死後、半ば放心状態で空虚な6年を送る。センス　闘気：身体に流れるオーラをあやつる。攻撃、防御ともに優れるアタッカー向きのセンス。
・空閑旭姫
スバルの後衛で、底抜けに明るい少女。ゲームプレイ中に死亡してしまう。センス　心奏：人の心に働きかけるセンス。旭姫の固有センス「未来視(プロフェアータ)」は、その究極形とされる。
・碓氷咲月
スバルの前衛で、かつてはお転婆だった少女。心に傷を負った陽翔を常に気にかけていた。センス　魔導：精霊と契約し、使役することで魔法を発現するセンス。契約できる精霊の数は、個々人の適性によって左右される。
・御門貴法
スバルの前衛で、いつも冷静な少年。旭姫に好意を抱いており、事件後、陽翔を憎むようになる。センス　天理：世の理を司るセンス。分析、分解のほか、究めれば物質転送も可能とする。
・クライヴ=ヴィヴァリー
スバルの後衛。幼なじみで唯一の、国外ログイン組。とらえどころのない自由奔放な性格。センス　変幻：モノの性質、属性を変化させるセンス。意外性あるプレイヤーが多い。
・日下希
スバルの後衛で、引っ込み思案な少女。6年経った今、雑誌の読者モデルとなっている。センス　夢境：想像を現実にするセンス。イマジネーション力に左右され、発現する能力は個人差が大きい。
・エリシア
陽翔たちの前に現れる謎の少女。旭姫の出現について、何かを知っているようだが……?センス　心奏：人の心に働きかけるセンス。エリシアの固有センス「心意封印」は相手のセンスを封じる力を持つ。

■サブタイトル

・第1話/再会と再開(2018/07/06)
・第2話/秘めたる想い(2018/07/13)
・第3話/あの日の約束(2018/07/20)
・第4話/不協和音(2018/07/27)
・第5話/渦巻く陰謀(2018/08/03)
・第6話/獅龍、共闘(2018/08/10)
・第7話/剣を求めて(2018/08/17)
・第8話/未来の選択(2018/08/24)
・第9話/巡り会う星々(2018/08/31)
・第10話/消えた少女(2018/09/07)
・第11話/這い寄る悪夢(2018/09/14)
・第12話/新たなる伝説(2018/09/21)

■主題歌・楽曲

・OP
・360°星のオーケストラ
・作詞・作曲・編集/hisakuni
・歌/petit milady
・ED
・Starlight
・作詞・作曲/金子麻友美
・編集/佐藤清喜
・歌/山崎エリイ

七星のスバル - 詳細レビュー

「七星のスバル」は、2018年に放送されたアニメオリジナル作品で、MMORPGを舞台にした感動的な物語です。原作は田尾典丈、キャラクター原案はぶーたが担当し、監督は仁昌寺義人、アニメーション制作はLercheが手掛けています。この作品は、ゲーム内での友情や約束、そして現実と仮想世界の境界を描いた作品として多くの視聴者に愛されました。

ストーリーの魅力

「七星のスバル」のストーリーは、かつて世界的人気を博したMMORPG≪ユニオン≫で活躍した小学生パーティ「スバル」のメンバーたちの再会と成長を描いています。特に、ゲーム内で死亡した旭姫が現実でも同時に死亡してしまうという衝撃的な展開から始まり、6年後の新生≪リユニオン≫での再会が物語の中心となります。この設定は、視聴者に強いインパクトを与え、ゲームと現実の境界を問いかける深いテーマを提示しています。

陽翔が旭姫と再会するシーンは、視聴者の心を強く揺さぶります。彼女が電子の幽霊なのか、それとも別の存在なのかという謎が物語を進むにつれて解明されていく過程は、視聴者を引き込む力があります。また、幼なじみたちの約束を果たすための冒険は、友情や絆の大切さを描き出し、感動的な結末へと導きます。

キャラクターの魅力

「七星のスバル」のキャラクターたちは、それぞれ個性的で魅力的です。主人公の天羽陽翔は、前向きでリーダーシップを持つ少年であり、旭姫の死後も彼女との約束を忘れずに生きています。彼の成長と決意は、視聴者に強い共感を呼びます。

空閑旭姫は、明るく元気な少女で、彼女の死は物語の大きな転機となります。彼女の固有センス「未来視(プロフェアータ)」は、物語の重要な鍵となり、彼女の存在が陽翔たちにどのような影響を与えるのかが描かれています。

碓氷咲月は、陽翔を気にかける優しい少女で、彼女のセンス「魔導」は精霊との契約を通じて魔法を発現する能力です。彼女の成長と陽翔への思いやりは、物語に深みを与えています。

御門貴法は、冷静で理知的でありながら、旭姫への想いから陽翔を憎むようになる複雑なキャラクターです。彼のセンス「天理」は、分析や分解だけでなく物質転送も可能とする能力で、物語の重要な場面で活躍します。

クライヴ=ヴィヴァリーは、自由奔放な性格の持ち主で、唯一の国外ログイン組としてスバルに参加しています。彼のセンス「変幻」は、モノの性質や属性を変化させる能力で、予測不能な行動が物語にスリルを加えます。

日下希は、引っ込み思案な少女で、6年後の現在では雑誌の読者モデルとして活躍しています。彼女のセンス「夢境」は、想像を現実にする能力で、彼女の成長と変化が描かれています。

エリシアは、謎の少女として陽翔たちの前に現れ、旭姫の出現について何かを知っているようです。彼女のセンス「心意封印」は、相手のセンスを封じる力を持ち、物語の重要な鍵となります。

ビジュアルと音楽

「七星のスバル」のビジュアルは、Lercheの美しい作画と色彩設計により、ゲームの世界観をリアルに再現しています。キャラクターのデザインはぶーたによるもので、個性的で魅力的なキャラクターたちが描かれています。また、魔法陣やモンスター、精霊などのデザインも細部までこだわっており、視覚的な魅力が満載です。

音楽面では、OPテーマ「360°星のオーケストラ」をpetit miladyが担当し、hisakuniによる作詞・作曲・編集が行われています。この曲は、物語のテーマである友情や約束を象徴する美しいメロディーで、視聴者の心を捉えます。EDテーマ「Starlight」は、山崎エリイが歌い、金子麻友美による作詞・作曲、佐藤清喜による編集が行われています。この曲は、物語の感動的な結末を引き立てる優しいメロディーで、視聴者の心に深く残ります。