劇場版ポケットモンスターベストウィッシュのレビュー：神速のゲノセクトとミュウツーの覚醒

劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 - レビューと詳細情報

■公開メディア

劇場

■原作メディア

ゲーム

■公開日

2013年07月13日 ～ 0000年01月01日

■配給会社

東宝

■分数

72分

■話数

1話

■原作

田尻智

■監督

湯山邦彦

■制作

アニメーション制作／OLM Team Koitabashi

■著作

©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon ©2013ピカチュウプロジェクト

■ストーリー

大都会ニュートークシティを訪れていたサトシとピカチュウたち。街のど真ん中には、ポケモンの安全と保護を目的に設計されたポケモン専用の居住施設ポケモンヒルズがあり、いよいと完成間近となっていた。
「テキハ　ハイジョスル・・・」
そんなポケモンヒルズに突如現れた赤いポケモン。その名はゲノセクト。プラズマ団により3億年前の化石から兵器としてよみがえったポケモンだ。彼らはかつてのふるさとを失い、見る者すべてを敵と捉えていた。サトシたちに向けた背中の砲台からテクノバスターが発射される！
―その時、サトシたちを守るように立ちはだかったのは、なんと伝説のポケモンミュウツーだった。

「彼らは本来はこの世界にいるはずのないポケモンなのです・・・わたしと同じように。」
ゲノセクトの悲しみを受け止め、対峙するミュウツー。両者は激しくぶつかりあい、そのすさまじい衝撃波が街全体を巻き込んでいく。

そしてバトルは互いの限界を超えたポケモン史上最大最速のスピードバトルへと突入する！サトシとピカチュウはこの衝撃の中、ポケモンヒルズを救えるのか！？
―この夏、ミュウツーの覚醒が始まる！

■解説

ポケモン映画第1作「劇場版ポケットモンスター 『ミュウツーの逆襲』」にも主役として登場し、今もなおファンの間で高い人気を誇るポケモンである「ミュウツー」が、2013年のポケモン映画にも登場。スクリーンから『ポケットモンスターブラック・ホワイト・ブラック２・ホワイト２』に、通常のプレイでは出会うことのできない、色違いの幻のポケモン「ゲノセクト」をプレゼント。

■キャスト

・サトシ／松本梨香
・ピカチュウ／大谷育江
・デント／宮野真守
・アイリス／悠木碧
・ムサシ／林原めぐみ
・コジロウ／三木眞一郎
・ニャース／犬山イヌコ
・ナレーション／石塚運昇

・ミュウツー／高島礼子
・赤いゲノセクト／山寺宏一
・エリック／吉村崇（平成ノブシコブシ）
・イシツブテ／徳井健太（平成ノブシコブシ）
・イーブイ／吉岡聖恵（いきものがかり）

■メインスタッフ

・原案／田尻智
・スーパーバイザー／石原恒和、久保雅一
・監督／湯山邦彦
・プロデューサー／盛武源、小田原明子、岡本順哉、宮原俊雄
・脚本／園田英樹（神速のゲノセクト）、松井亜弥（ピカチュウとイーブイフレンズ）
・アニメーションプロデューサー／神田修吉
・キャラクターデザイン／一石小百合、松原徳弘、山田俊也
・総作画監督／毛利和昭、佐藤和巳、一石小百合
・音響監督／三間雅文
・音楽／宮崎慎二
・制作／ピカチュウプロジェクト
・配給／東宝

■メインキャラクタ

・サトシ
ポケモンマスターを目指し、相棒のピカチュウとイッシュ地方を旅する少年。仲間のアイリス、デントたちとポケモンヒルズを見学するため、大都会ニュートークシティにやってきた。
・アイリス
ドラゴンタイプの使い手。ドラゴンマスターを目指して旅する女の子。パートナーポケモンはキバゴ。「子供ねェ・・・」というのが口癖。
・デント
サトシと旅するジムリーダー。トレーナーとポケモンの相性を診断するポケモンソムリエの資格を持つ。他にも、地下鉄、釣り、映画など多彩な趣味を持っている。パートナーポケモンは、ヤナップ。
・エリック
ポケモンヒルズで働いている青年。サトシたちに、ポケモンヒルズを案内する。

■主題歌・楽曲

主題歌
・笑顔
・作詞／水野良樹
・作曲／水野良樹
・編曲／亀田誠治
・歌／いきものがかり

■レビュー

ポケモンシリーズのファンにとって、毎年夏の風物詩とも言える劇場版ポケモン映画。その中でも2013年に公開された「劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」は、特に注目すべき作品と言えるだろう。なぜなら、この映画では伝説のポケモン、ミュウツーが再びスクリーンに登場し、新たなポケモン、ゲノセクトとの対決が描かれているからだ。

物語は、サトシとピカチュウがニュートークシティを訪れるところから始まる。そこではポケモンのための新しい居住施設、ポケモンヒルズが完成間近となっており、サトシたちはその見学に訪れる。しかし、突如として現れた赤いポケモン、ゲノセクトがポケモンヒルズを攻撃し始める。ゲノセクトはプラズマ団によって3億年前の化石から復活させられたポケモンで、かつての故郷を失い、すべてを敵と見なしていた。サトシたちを守るために立ちはだかったのは、ミュウツーだった。

ミュウツーはゲノセクトの悲しみを受け止め、対峙する。両者のバトルは激しく、街全体を巻き込むほどの衝撃波を生み出す。そして、ポケモン史上最大最速のスピードバトルへと発展していく。サトシとピカチュウはこの混乱の中、ポケモンヒルズを救うことができるのか？

この映画の魅力は、何と言ってもミュウツーとゲノセクトの対決シーンだろう。ミュウツーはポケモンシリーズの中でも特に人気の高いポケモンであり、その力強さと深い内面が描かれている。一方、ゲノセクトは新たなポケモンとして登場し、そのスピードと攻撃力が見事に表現されている。両者のバトルは視覚的にも非常に美しく、見応えがある。

また、サトシとピカチュウの成長も見逃せないポイントだ。サトシはポケモンマスターを目指して旅を続けており、その中で多くのポケモンと出会い、成長してきた。この映画でも、サトシの勇気と決意が描かれており、ファンにとっては感動的なシーンが多いだろう。

キャストも豪華で、サトシ役の松本梨香やピカチュウ役の大谷育江をはじめ、ミュウツー役の高島礼子やゲノセクト役の山寺宏一など、声優陣の演技も見事だ。特にミュウツーの高島礼子の演技は、深い感情を表現しており、感動的である。

音楽も映画の雰囲気を盛り上げる重要な要素だ。主題歌「笑顔」はいきものがかりの吉岡聖恵が歌っており、映画のテーマである「希望」と「友情」を美しく表現している。また、宮崎慎二の音楽もバトルシーンを盛り上げ、視覚と聴覚の両方で楽しむことができる。

この映画は、ポケモンのファンだけでなく、アニメや映画が好きな人にもおすすめできる作品だ。ミュウツーとゲノセクトの対決、そしてサトシとピカチュウの成長物語は、多くの人を感動させるだろう。ぜひ、劇場でその迫力を体験してほしい。

■推薦ポイント

・ミュウツーとゲノセクトの対決シーンが見事に描かれている
・サトシとピカチュウの成長物語が感動的
・豪華なキャストと声優陣の演技が素晴らしい
・主題歌「笑顔」と宮崎慎二の音楽が映画の雰囲気を盛り上げる
・ポケモンのファンだけでなく、アニメや映画好きにもおすすめ

■関連情報

この映画の公開に合わせて、ポケモンゲーム『ポケットモンスターブラック・ホワイト・ブラック２・ホワイト２』では、色違いの幻のポケモン「ゲノセクト」がプレゼントされた。これは映画を見た人だけが手に入れることができる特別なポケモンであり、ファンにとっては嬉しい特典だった。

また、ポケモン映画シリーズは毎年新作が公開されており、各作品ごとに異なるポケモンやストーリーが描かれている。ミュウツーが登場する作品としては、1998年の「ミュウツーの逆襲」も有名であり、こちらもぜひ見てほしい作品だ。

さらに、ポケモン映画の魅力はそのビジュアル面にもあり、CGやアニメーション技術の進化が見て取れる。特に「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」では、ゲノセクトのスピード感やミュウツーの力強さがリアルに描かれており、視覚的な楽しみも大きい。

ポケモン映画は、子供から大人まで楽しめるエンターテイメント作品であり、その中でも「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」は特に見応えのある作品と言えるだろう。ぜひ、劇場でその迫力を体験してほしい。