『REDLINE』レビュー:スピードとアクションの極致を体験せよ!

『REDLINE』レビュー:スピードとアクションの極致を体験せよ!

REDLINE - レッドライン - レビューと推薦

■公開メディア

劇場

■原作メディア

アニメオリジナル

■公開日

2010年10月09日 ~ 0000年01月01日

■映倫番号

118792

■分数

102分

■話数

1話

■原作

石井克人

■監督

小池健

■制作

マッドハウス

■著作

©2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会

■ストーリー

遠い未来。宇宙最速の称号をかけたカーレースの祭典「REDLINE」が、宇宙一危険な軍事国家ロボワールドで開催されようとしていた。勝つためなら武器搭載も許される何でもありのレースに、クラシックカーを改造した愛車トランザム20000で参戦し、自らの運転テクニックと加速装置だけで勝利を掴もうする男がいた。その名は、JP。恋と友情、そして裏切りのドラマが絡み合い、レーサーたちの熱きバトルが加速する!!

■解説

実写映画『PARTY7』のオープニングや『THE ANIMATRIX/ワールド・レコード』など、強烈な個性に溢れた作品を手がけてきた異才・小池健が、満を持して挑んだ長編監督デビュー作。製作期間7年、作画枚数10万枚というケタ外れの歳月と労力をかけて完成させた、渾身の力作である。原作・脚本・音響監督を務めたのは、『PARTY7』『TRAVA Fist★Planet』『茶の味』で小池と組んできた、マルチクリエイターの石井克人。木村拓哉、蒼井優、浅野忠信といった豪華メンバーが集結したボイスキャストにも注目だ。

■キャスト

・JP/木村拓哉
・ソノシー/蒼井優
・リンチマン/我修院達也
・ジョニーボーヤ/岡田義徳
・トラヴァ/津田寛治
・シンカイ/森下能幸
・ボスボス/AKEMI
・もぐらオヤジ/青野武
・大統領/廣田行生
・ボルトン/石塚運昇
・デイズナ弟/三宅健太
・マシンヘッド/石井康嗣
・イヌキ組長/チョー
・タイタン/堀内賢雄
・フリスビー/浅野忠信

■メインスタッフ

・監督/小池健
・原作・脚本・音響監督/石井克人
・製作/二宮清隆
・企画/丸山正雄
・エグゼクティブプロデューサー/福島正浩
・プロデューサー/吉田健太郎、小池由紀子
・アソシエイトプロデューサー/木村大助
・脚本/榎戸洋司、櫻井圭記
・音響監督/清水洋史
・音響効果/坂本典之
・ミキサー/丸井庸男
・音楽/ジェイムス下地

■メインキャラクタ

・JP
人間(推定)。年齢は不明。本名はジョシュア・パンクヘッド。ドでかいリーゼントに革ジャン姿という派手な見た目に反し、実はとってもシャイなウルトラ純情野郎。かつで”一生懸命走ることのかっこよさ”を教えてくれたソノシーのことをずっと想い続けて走っている不器用で愛すべき男だ。市販のクラシックカーを、原型そのままに改造し最新のマシンたちと闘う粋なヤツ。武器を一切搭載せずに、速さだけで勝つというポリシーを持っている。だが、そのせいで人々からは”スゴク優しい武器なし王子”とからかわれている。賭けではいつも大穴で、本大会での賭けの倍率はなんと25000倍!しかし、ココ一番での加速装置のためらいのない使いっぷりや、悪路・妨害武器を鋭く切り抜けるドライビングテクニックは数多くのファンを魅了してやまない。草レースではほとんど負け知らずで、負けた試合は「ぶっちぎり1位なのに無理な加速をしてクラッシュ」したり、「ひかれそうになった子犬を助けて逆転される」など、華のあるエピソードには事欠かない「魅せるレースをする男」である。こうしたこともあってか、今回の<REDLINE>には、開催地ロボワールドに恐れをなして辞退したレーサー達の代わりとして、ファン投票により出場が決まった!
・ソノシー・マクラーレン
海洋族・人魚系(人間と海洋族のハーフ)。ジャンク屋に生まれ、父親もレーサーだったこともあり幼少期から、マシンレースに参加していた。家を出て行った父に再会するために今も走り続けている真っ直ぐで一生懸命な女の子。
可愛いのに男にまったく興味がなく、12歳で草レース「WIPG」の史上最年少優勝記録を叩き出すなど、もっぱら頭の中はマシンとレースの事だけ。実はかなりのエンジンオタクで、彼女の手にかかれば「どんな荒れ馬エンジンも子猫のように大人しくなる」という程、メカニックとしての実力もずば抜けている。
レース運びはクレバーで繊細、かつ大胆。限界まで負荷をかけたマシンを軽やかに丁寧にさばき、ここぞという時にためらいなくジェット加速を仕掛けていく。そんな”スマートな走り”は、多くのチェリーボーイたちを魅了してやまない。もちろん年齢はヒ・ミ・ツ。

■主題歌・楽曲

「REDLINE DAY」
作曲/ジェームス下地

REDLINE - レッドライン - 詳細レビュー

「REDLINE」は、2010年に公開された日本のアニメ映画で、監督は小池健、原作・脚本・音響監督は石井克人、制作はマッドハウスが担当しています。この作品は、宇宙最速の称号をかけたカーレース「REDLINE」を舞台に、さまざまなキャラクターが織りなすドラマとスリリングなレースシーンを描いています。以下では、「REDLINE」の魅力や見どころ、そして推薦ポイントについて詳しく解説します。

ストーリーの魅力

「REDLINE」のストーリーは、遠い未来の宇宙を舞台にしています。宇宙最速の称号をかけたカーレース「REDLINE」が、宇宙一危険な軍事国家ロボワールドで開催されるという設定は、視聴者を一気に引き込む力があります。レースに参加するレーサーは、勝つためなら武器搭載も許されるという過酷な条件下で戦わなければなりません。その中で、クラシックカーを改造した愛車トランザム20000で参戦する主人公JPの姿は、観客に強い印象を与えます。

JPは、武器を一切搭載せず、速さだけで勝つというポリシーを持っています。このポリシーは、彼の純粋なレースへの情熱を象徴しており、観客に共感を呼びます。また、JPの恋と友情、そして裏切りのドラマは、レースシーンだけでなく人間ドラマにも深みを持たせています。特に、JPがずっと想い続けているソノシーとの関係性は、物語に感動的な要素を加えています。

キャラクターの魅力

「REDLINE」のキャラクターは、それぞれ個性的で魅力的です。主人公のJPは、派手な見た目とは裏腹にシャイで純情な性格を持っています。彼のクラシックカーを改造した愛車トランザム20000でのレースは、観客に感動を与えます。また、JPが武器を一切搭載せず、速さだけで勝つというポリシーは、彼の純粋なレースへの情熱を象徴しています。

ソノシー・マクラーレンは、海洋族・人魚系のハーフで、ジャンク屋に生まれ、幼少期からマシンレースに参加してきました。彼女の父親もレーサーだったため、家を出て行った父に再会するために走り続けています。ソノシーは可愛いのに男にまったく興味がなく、レースとマシンに全てを捧げる姿が魅力的です。彼女のエンジンオタクとしての知識とメカニックとしての実力は、レースシーンをさらに盛り上げます。

その他にも、リンチマン、ジョニーボーヤ、トラヴァ、シンカイ、ボスボス、もぐらオヤジ、大統領、ボルトン、デイズナ弟、マシンヘッド、イヌキ組長、タイタン、フリスビーなど、個性的なキャラクターが多数登場します。これらのキャラクターが織りなすドラマは、レースシーンだけでなく人間ドラマにも深みを持たせています。

ビジュアルと作画の魅力

「REDLINE」のビジュアルと作画は、非常に高いクオリティを持っています。製作期間7年、作画枚数10万枚というケタ外れの歳月と労力をかけて完成させたこの作品は、視覚的なインパクトが強烈です。特に、レースシーンのスピード感や迫力は、観客を圧倒します。

監督の小池健は、実写映画『PARTY7』のオープニングや『THE ANIMATRIX/ワールド・レコード』など、強烈な個性に溢れた作品を手がけてきました。その経験を活かした「REDLINE」のビジュアルは、他のアニメ映画とは一線を画しています。原作・脚本・音響監督の石井克人も、『PARTY7』『TRAVA Fist★Planet』『茶の味』で小池と組んできたマルチクリエイターであり、彼らのコンビネーションが「REDLINE」のビジュアルと作画に大きな影響を与えています。

音楽と音響の魅力

「REDLINE」の音楽と音響も、作品の魅力を引き立てています。主題歌「REDLINE DAY」は、ジェームス下地が作曲しており、レースのスピード感や緊張感を盛り上げます。また、音響監督の石井克人と清水洋史、音響効果の坂本典之、ミキサーの丸井庸男による音響は、レースシーンの迫力をさらに高めています。

特に、レースシーンでのエンジン音やタイヤのスキール音、クラッシュ音などは、視覚的なインパクトと相まって観客を引き込む力があります。また、キャラクターの声優陣も豪華で、木村拓哉、蒼井優、浅野忠信といったメンバーが集結しています。彼らの演技は、キャラクターの個性や感情をリアルに表現しており、物語に深みを持たせています。

推薦ポイント

「REDLINE」は、レースシーンのスピード感や迫力、個性的なキャラクター、ビジュアルと作画の高クオリティ、音楽と音響の魅力など、多くの見どころがあります。特に、レース好きやアニメ映画好きにはおすすめの作品です。また、人間ドラマにも深みがあるため、幅広い層に楽しんでもらえるでしょう。

さらに、「REDLINE」は製作期間7年、作画枚数10万枚というケタ外れの歳月と労力をかけて完成させた作品であり、その情熱と努力が詰まっています。観客は、その情熱と努力を感じながら、レースシーンや人間ドラマに引き込まれることでしょう。

「REDLINE」は、宇宙最速の称号をかけたカーレースを舞台に、さまざまなキャラクターが織りなすドラマとスリリングなレースシーンを描いた作品です。レースシーンのスピード感や迫力、個性的なキャラクター、ビジュアルと作画の高クオリティ、音楽と音響の魅力など、多くの見どころがあります。レース好きやアニメ映画好きにはおすすめの作品であり、幅広い層に楽しんでもらえるでしょう。製作期間7年、作画枚数10万枚というケタ外れの歳月と労力をかけて完成させたこの作品は、その情熱と努力が詰まっており、観客を引き込む力があります。ぜひ、「REDLINE」を観て、その魅力を感じてください。

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