『機神咆吼 デモンベイン』の魅力と評価:必見のメカアニメ

『機神咆吼 デモンベイン』の魅力と評価:必見のメカアニメ

機神咆吼 デモンベイン - キシンホウコウ デモンベイン - の全方位的評測と推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

18禁ゲーム

■放送期間

2006年05月19日 ~ 2006年08月18日
WOWOW 2006年5月18日~2006年8月17日(1回~12回)毎週木曜 24:00~24:30

■放送局

・放送/WOWOW

■分数

30分

■話数

12話

■原作

・原作/角川書店、デジターボ、Nitroplus

■監督

・監督/増尾昭一

■制作

・アニメーション制作/Viewworks
・製作/デモンベイン製作委員会
・制作協力/WOWOW
・製作総指揮/安田猛、小坂崇気

■著作

©2006 デモンベイン製作委員会

■ストーリー

魔導技術によって繁栄を極める大都市アーカムシティは、恐るべき犯罪結社ブラックロッジに脅かされていた。大導師マスターテリオンを首領に掲げるブラックロッジの信徒たちは欲望のおもむくままに破壊を繰り広げる。圧倒的パワーの破壊ロボ、邪悪な力を操る魔術師たち、そして最強の魔導ロボットである鬼械神(デウス・マキナ)……アーカムシティの守護者である覇道財閥はこれに対抗すべく、巨大ロボット・デモンベイン(魔を断つ者)を製造する。
しがない三流探偵の大十字九郎は、魔導書の化身である少女アル・アジフとの出会いにより、デモンベインに乗って戦うこととなった。
ぶつかり合う魔術と魔術。鋼鉄と鋼鉄。デモンベインと『ブラックロッジ』との戦いが今始まった。
摩天楼に機神の咆吼が木霊する――!

■解説

03年春にPCゲームとして発売。また同年、文庫本も発行され、ファンから絶大な支持を受けた「斬魔大聖デモンベイン」。斬新なビジュアルや魅力的なキャラクター、重厚なストーリーで熱狂的なファンを生み、04年夏にはPS2ソフトとして「機神咆吼デモンベイン」も発売。そして、ついに待望のTVアニメーション「機神咆吼デモンベイン」が登場!
制作はゲームソフトに同梱されていたOVAを制作したヴューワークスが担当、監督にはメカ作監やメカ演出で名を馳せる増尾昭一、シリーズ構成は「スクライド」や「ガングレイヴ」を手がけた黒田洋介が担当。

物語の舞台は科学とともに魔術理論が進歩した世界。魔導技術の進歩によって繁栄を極めた大都市アーカムシティは、凶悪な大魔術師が率いる犯罪結社ブラックロッジに脅かされていた。そこでアーカムシティの守護者・覇道財閥は、邪悪な力に対抗すべく、圧倒的なパワーを誇る巨大ロボット・デモンベインを製造。デモンベインとブラックロッジの壮絶な戦いが幕を切って落とされた。

■キャスト

・大十字九郎/伊藤健太郎
・アル・アジフ/神田理江
・覇道瑠璃/麻見順子
・ライカ/黒河奈美
・ウィンフィールド/子安武人
・チアキ/茂呂田かおる
・ソーニャ/こおろぎさとみ
・マコト/浅川悠
・ジョージ/折笠愛
・コリン/瀬戸菜穂子
・アリスン/石毛佐和
・ネス/中多和宏
・ストーン/川村拓央
・ドクター・ウェスト/山崎たくみ
・エルザ/佐藤美佳子
・アウグストゥス/若本規夫
・ティベリウス/矢尾一樹
・カリグラ/郷里大輔
・クラウディウス/川上とも子
・ウェスパシアヌス/広瀬正志
・ティトゥス/中田譲治
・エンネア/成瀬未亜
・マスターテリオン/緑川光
・エセルドレーダ/神田理江
・ナイア/折笠愛

■メインスタッフ

・原作/角川書店、デジターボ、Nitroplus
・シナリオ監修/鋼屋ジン
・シリーズ構成/黒田洋介
・キャラクター、メカニックデザイン原案/Niθ
・キャラクターデザイン/橋本英樹、桜井正明
・メカニックデザイン/町田能彦
・スペシャルメカニックデザイン/宮武一貴、森木靖泰
・美術監督/太田大
・スペシャルセットデザイン/佐藤肇、青木智由紀
・撮影監督/秋元央
・色彩設計/佐野ひとみ
・特殊効果/千場豊
・2DCGI/山根裕二郎
・音楽/ZIZZ STUDIO
・音楽プロデューサー/吉川明
・音楽制作/フロンティアワークス
・音響監督/高寺たけし
・音響プロデューサー/中野徹
・音響制作/HALF H・Pスタジオ
・編集/重村建吾
・最狂広報/ジョイまっくす
・モデリング協力/ポリゴン番長
・監督/増尾昭一
・制作協力/WOWOW
・製作総指揮/安田猛、小坂崇気
・アニメーション制作/Viewworks
・製作/デモンベイン製作委員会

■メインキャラクタ

・大十字九郎
繁栄しない事務所を営む三流探偵。デモンベインにパイロットとして乗り込むことになる青年。魔術の素養があるが、本人は訳あって魔術を忌避している。
・アル・アジフ
九郎のパートナーとなる少女。正体は最強の魔導書『アル・アジフ』の化身であり、デモンベインを起動させることが出来る。九郎の潜在的な魔力を見抜き契約、彼を超人的な能力を持つ『マギウス』へと変身させる。
・覇道瑠璃
アーカムシティの庇護者にして支配者、覇道財閥の総帥を務める才色兼備の令嬢。また有事の際は『ブラックロッジ』に対抗する戦力の司令として、デモンベインを覇道邸地下の秘密基地からサポートする。
・ライカ
九郎の知り合いであるシスター。街の片隅の教会で身寄りのない子どもたちを引き取って暮らしている。九郎を色々と世話する一方、ことあるごとにお説教を繰り返す、面倒見の良い女性。少し妄想癖があるのが玉に瑕。
・ウィンフィールド
覇道財閥に仕える執事であり、常に瑠璃を陰からサポートしている。冷静沈着で何でもこなせる、優秀な人物。また戦闘の際には副司令として、司令の補佐を勤める。
・ドクター・ウェスト
『ブラックロッジ』に所属するマッド・サイエンティスト。破壊ロボを始めとするキテレツな発明品の数々で大騒動を巻き起こす。独自の『悪の美学』に則って行動しているが、性質は愉快犯に近い。ようするに変人。
・エルザ
ドクター・ウェストが開発した人造人間。見た目は人間の少女とまったく見分けが付かない。様々な武器を操る戦闘のエキスパートだが、ドクター・ウェストが造っただけあって、性格に難あり。
・アウグストゥス
『ブラックロッジ』の大幹部、『アンチクロス』のリーダー格。魔導書『金枝篇』によって、デウス・マキナ『レガシー・オブ・ゴールド』を招喚する。参謀としてマスターテリオンの傍らに控える、計算高い男。
・マスターテリオン
魔術結社『ブラックロッジ』を統べる大導師である青年。鬼械神の中でも他を圧倒するパワーを持つリベル・レギスを操る。とある目的のために『アル・アジフ』を狙うが、その真意は誰にも掴めない。
・エセルドレーダ
マスターテリオンに影の如く付き従う少女。その正体は最古の魔導書『ナコト写本』の化身であり、鬼械神リベル・レギスを招喚する。所有者であるマスターテリオンに対し、狂信とも呼ぶべき絶対の忠誠を誓っている。
・ナイア
九郎が魔導書捜索の時に出会った、古本屋の女主人。その秘められた知識の深さは、何者にも見透かせない何かがある。

■メインロボ・アイテム

・デモンベイン
覇道財閥が犯罪結社ブラックロッジに対抗すべく製造した巨大ロボット。

■サブタイトル

・第1話/I AM PROVIDENCE(2006/05/18)
・第2話/EVIL SHINE(2006/05/25)
・第3話/REANINATOR(2006/06/15)
・第4話/THE INVADERS(2006/06/22)
・第5話/THE SHADOW OVER INNSMOUTH(2006/06/29)
・第6話/QUO VADIS(2006/07/06)
・第7話/BIG“C"(2006/07/13)
・第8話/SHADOW IN THE DARK(2006/07/20)
・第9話/THE HUNT(2006/07/27)
・第10話/METALLIC WARCRY(2006/08/03)
・第11話/THE RETURN OF THE SORCERER(2006/08/10)
・第12話/STRANGE EONS(2006/08/17)

■関連作品

・機神咆吼デモンベイン OVA
・機神咆吼デモンベイン OUROBOROS RONDO

■主題歌・楽曲

・OP1
・人、神、機 -Man God Machine-
・作詞/渡邊カズヒロ、江幡育子
・作曲/磯江俊道
・編曲/磯江俊道
・歌/生沢佑一

・ED1
・モダンローズ
・作詞/いとうかなこ
・作曲/村上正芳
・編曲/村上正芳
・歌/いとうかなこ

■詳細な評測と推薦

「機神咆吼 デモンベイン」は、2006年に放送されたTVアニメシリーズであり、その原作は角川書店、デジターボ、Nitroplusによる18禁ゲーム「斬魔大聖デモンベイン」から始まります。この作品は、魔導技術が発展した未来都市アーカムシティを舞台に、犯罪結社ブラックロッジと戦う巨大ロボットデモンベインの物語です。以下では、この作品の魅力や評価、そして推薦ポイントについて詳しく解説します。

ストーリーと世界観

「機神咆吼 デモンベイン」のストーリーは、科学と魔術が融合した世界を背景に展開されます。アーカムシティは魔導技術によって繁栄を極めていますが、その一方で犯罪結社ブラックロッジの脅威にさらされています。主人公の大十字九郎は、魔導書の化身である少女アル・アジフと出会い、デモンベインのパイロットとしてブラックロッジと戦うことになります。この物語は、魔術と科学の対立、そして個々のキャラクターの成長や葛藤を描き出しており、視聴者を引き込む力があります。

特に注目すべきは、H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話を基にした設定です。ブラックロッジのメンバーやデウス・マキナのデザインには、クトゥルフ神話の要素が取り入れられており、ファンタジーとホラーの融合が見事に表現されています。この世界観は、原作ゲームから引き継がれたものであり、アニメ版でもその魅力が十分に引き立てられています。

キャラクター

本作のキャラクターはそれぞれ個性的で、物語を盛り上げる重要な要素となっています。主人公の大十字九郎は、魔術を忌避しながらもアル・アジフとの出会いによって成長していく姿が描かれています。アル・アジフは最強の魔導書の化身であり、九郎をサポートしながらも自身の存在意義を模索する姿が印象的です。また、覇道瑠璃やライカ、ウィンフィールドなどのサブキャラクターも魅力的で、各々のバックストーリーや人間関係が深く掘り下げられています。

特に、ブラックロッジのメンバーであるドクター・ウェストやマスターテリオン、エセルドレーダなどのキャラクターは、悪役としての魅力が際立っています。彼らの行動や思想は、単なる悪役ではなく、独自の美学や目的を持っており、視聴者に深い印象を与えます。これらのキャラクターの描写は、原作ゲームのシナリオ監修を担当した鋼屋ジンの手腕が光る部分であり、アニメ版でもその魅力が引き継がれています。

ビジュアルとメカデザイン

「機神咆吼 デモンベイン」のビジュアルは、キャラクターデザインとメカデザインの両方で高い評価を受けています。キャラクターデザインは橋本英樹と桜井正明が担当し、個々のキャラクターの特徴を鮮やかに描き出しています。一方、メカデザインは町田能彦、宮武一貴、森木靖泰が担当し、デモンベインやデウス・マキナのデザインは非常に洗練されています。特にデモンベインのデザインは、巨大ロボットとしての威圧感と美しさを兼ね備えており、視覚的なインパクトが強いです。

また、美術監督の太田大やスペシャルセットデザインの佐藤肇、青木智由紀による背景やセットのデザインも見事で、アーカムシティの雰囲気をリアルに再現しています。これらのビジュアル要素は、物語の世界観を豊かにし、視聴者の没入感を高める重要な役割を果たしています。

音楽と音響

音楽はZIZZ STUDIOが担当し、OPテーマ「人、神、機 -Man God Machine-」とEDテーマ「モダンローズ」はそれぞれ生沢佑一といとうかなこが歌っています。これらの楽曲は、物語の雰囲気を盛り上げるだけでなく、視聴者の心に深く残るものとなっています。また、BGMも物語の展開に合わせて巧みに使われており、戦闘シーンや感動的なシーンをさらに引き立てています。

音響面では、高寺たけしによる音響監督のもと、HALF H・Pスタジオが制作した音響効果が評価されています。特に戦闘シーンでの音響効果は、デモンベインやデウス・マキナの動きをリアルに再現しており、視聴者の臨場感を高めています。これらの音楽と音響の要素は、作品全体のクオリティを向上させる重要な要素となっています。

評価と推薦ポイント

「機神咆吼 デモンベイン」は、原作ゲームのファンだけでなく、アニメファンからも高い評価を受けています。特に、クトゥルフ神話を基にした世界観や個性的なキャラクター、洗練されたビジュアルとメカデザイン、そして音楽と音響のクオリティが評価されています。また、物語の展開やキャラクターの成長も見事で、視聴者を引き込む力があります。

推薦ポイントとしては、以下の点が挙げられます。

  • クトゥルフ神話を基にした独特の世界観を楽しみたい方
  • 個性的なキャラクターとその成長を描く物語が好きな方
  • 洗練されたビジュアルとメカデザインに魅力を感じる方
  • 音楽と音響のクオリティを重視する方
  • 巨大ロボットと魔術の対決を楽しみたい方

これらのポイントに当てはまる方には、ぜひ「機神咆吼 デモンベイン」を視聴することをお勧めします。また、原作ゲームや関連作品もチェックすることで、さらに深くこの作品の世界を楽しむことができるでしょう。

関連作品とその魅力

「機神咆吼 デモンベイン」には、OVA版や「OUROBOROS RONDO」などの関連作品があります。これらの作品は、TVアニメシリーズとは異なる視点やストーリーを描いており、ファンにとっては必見の内容となっています。特にOVA版は、原作ゲームのエピソードをアニメ化したものであり、TVシリーズでは描かれなかったキャラクターのバックストーリーや戦闘シーンを楽しむことができます。また、「OUROBOROS RONDO」は、TVシリーズの続編として新たなストーリーを展開しており、デモンベインの世界をさらに深く掘り下げています。これらの関連作品も合わせて視聴することで、「機神咆吼 デモンベイン」の魅力をより一層感じることができるでしょう。

結論

「機神咆吼 デモンベイン」は、クトゥルフ神話を基にした独特の世界観と個性的なキャラクター、洗練されたビジュアルとメカデザイン、そして音楽と音響のクオリティが評価される作品です。原作ゲームのファンだけでなく、アニメファンにもお勧めできる内容となっており、ぜひ視聴してその魅力を感じてほしいと思います。また、関連作品も合わせて楽しむことで、デモンベインの世界をより深く理解することができるでしょう。

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