『円盤皇女ワるきゅーレ SPECIAL』の魅力と評価：おすすめポイントを徹底解説

円盤皇女ワるきゅーレ SPECIAL - ユーフォープリンセスワルキューレ スペシャル - 評測と推薦

■公開メディア

OVA

■原作メディア

漫画

■発売日

2003年08月23日

■発売・販売

メディアファクトリー

■分数

24分

■話数

1話

■原作

・原作／介錯

■監督

・監督／柳沢テツヤ

■制作

TNK

■著作

©2003 介錯／時乃湯別館

■ストーリー

ワるQと和人の新婚生活大修行
花嫁No.1の栄冠は誰の手に？

八大皇女の長であるメームは進展しないワるＱと和人の仲を心配して、真田さんにあるアイテムを取り寄せさせた。それは花嫁修業を対戦形式で行う「トレーディング・カード」。秋菜やハイドラ、ライネにリカまで巻き込み、最強の花嫁を決めるカード決戦が開始された…。

※バンダイチャンネルより引用

■解説

ほんの少しだけ未来。
マンガみたいな宇宙船や宇宙人は
もう珍しくもなんとも無くて、
街をそぞろ歩く人々も、
あきらかに地球人だけではありません。
円盤が突き立ったままの銭湯と神社を除けば、
ごくごく普通の
ごくごく平凡な、
とある羽衣町で…

■キャスト

・ワルキューレ／緒方恵美
・ワるきゅーレ／望月久代
・時野和人／鈴村健一
・時野リカ／南　央美
・ハイドラ／西村ちなみ
・七村秋菜／千葉紗子
・真田さん／田中理恵
・シロ／西前忠久
・丸／桃井はるこ
・ライネ／飯塚雅弓
・メーム／篠原恵美

■メインスタッフ

・原作／介錯
・監督／柳沢テツヤ
・シリーズ構成、脚本／月村了衛
・脚本／榎戸洋司
・キャラクターデザイン／藤井まき
・アニメーションディレクター／柳沢テツヤ
・メカニックデザイン／秋山英一
・美術監督／鈴木恵美
・色彩設計／小林美代子
・撮影監督／沖田英一
・編集／櫻井崇
・音響監督／亀山俊樹
・音響制作／オムニバスプロモーション
・音楽／川井憲次
・アニメーション制作／ティー・エヌ・ケー

■メインキャラクタ

・ワルキューレ

誕生日：９月２６日(18)
星座：デルフィヌス座(イルカ座)
身長：１６８cm
血液型：Э☆∬Ψ
スリーサイズ：B８６、W５６、H８３

完璧、理想の女性像？
彼女の故郷は、八つの大陸をそれぞれの王朝が統治するヴァルハラ星。その中で、惑星統治権を持つ王家のお姫様。神にも等しい能力を有する彼女も、政略結婚がイヤで惑星を逃亡。地球に着陸する際に失敗し、和人を轢いてしまう。彼女は純潔よりも大切な物である(魂)を和人に与え、同体の存在となったために子供の姿へとパワーダウンしてしまう。また和人を特別な存在として時乃湯に御付きともども居候を決めこむ。和人のナイーブな感性と優しさ、芯の強さに触れて行くうちに彼女は彼とどのような関係を築くのだろうか。

・ワるきゅーレ

誕生日：９月２６日(8)
星座：デルフィヌス座(イルカ座)
身長： １２０cm
血液型：Э☆∬Ψ

ちっちゃくても強大なトラブルメーカー
子供の姿時の彼女は思考も何もかもまさに子供。回りの迷惑等一切考えず、やりたい放題のトラブルメーカー。心が通じ合う、魂の近い者とキスすることで元の大きい姿に戻ることができる彼女は、わがままながらも和人を思いやり、彼にキスしたときに18才の姿に戻ることができる。そして事件の解決にあたる。だが、魂のエネルギー量の問題からその時間は長く続かず、再び幼女の姿になってしまう。

・七村秋菜

誕生日：８月３１日(17)
星座：乙女座
血液型：A型
身長：１６３cm
スリーサイズ　　B８０、W５６、H７８

幼なじみの霊能力者
和人の幼馴染み。家が七弧神社で、彼女はそこの巫女さん。強気で前向きだが、胸が無いことにコンプレックスを持つ。幼い頃から和人が好きだったが素直にそれを表現出来ず、思いは届いてない。ハイドラの能力を封印し、以後は彼女を従えることに。居候をきめこんだワるきゅーレに嫉妬し、利害の一致したハイドラと凸凹コンビであれこれ画策。しかし、失敗の毎日。彼女の恋が成就するのだろうか…。

・ハイドラ

誕生日：３月１３日(大：18、小：8)
星座：ウォランス座(飛魚座)
血液型：Л△ΞШ
身長：１７２cm、(小)身長：１２５cm
スリーサイズ：B８７、W５７、H８３

猪突猛進、江戸っ子気質のお姫様？
ワルキューレの代わりに結婚させられてしまうのが嫌で、彼女を追って地球にやって来たワイルドなお姫様。秋菜の家、七弧神社に自らのUFOを墜落させてしまう。以後、時乃湯と同じく七弧神社にはUFOが刺さったまま。ワルキューレとの戦いの最中、油断していたところを秋菜に能力を封印されてしまい、ちっちゃな姿に…。以後、普段はワるきゅーレと同じくちっちゃな姿で秋菜の七弧神社に居候。秋菜に封印を解かれたり、秋菜の精神が動揺し封印が緩くなると大きくなる。ちなみに小さくなっても精神年齢は18才のまま。

・時野リカ

誕生日：１２月２日(15)
星座：射手座
血液型：AB型
身長：１５３cm
スリーサイズ　　B７６、W５２、H７６

クールで現実主義者な和人の妹
兄と共に銭湯を営んでいるが、銭湯の建て直しにこだわる兄には冷ややかであったりする。中学3年、とにかく受験勉強でたいへんなのに、次から次へと妙なのがやってきて勉強の邪魔をするので、もう頭が痛くてしょうがない。にも関わらず、事態が悪化するのを楽しんでいるふしも有り、ワるきゅーレにヤキモキしている秋菜を焚きつけたりする。彼女だけが関係者の心を見透かしており、故意に三角関係を悪化させては兄を困らせる愉快犯。彼女の嫌いなタイプは、お兄ちゃん。でも、惹かれるタイプもお兄ちゃんであったりする。

・真田さん

誕生日：２月１０日　推定年齢(22)
星座：カメロパルダリス座(麒麟座)
血液型：ЖДб_
身長：１７０cm
スリーサイズ：B８９、W５５、H８７

ワルキューレ命のネコミミメイド星人！
ワルキューレを追ってやって来た、ワルキューレの侍女長。忠誠心厚く(溺愛？)、勝手に時乃湯に居候する。ワルキューレ一筋、別王族の姫であるハイドラは眼中になし。但し婿殿の和人と、その妹御であるリカには頭が上がらない。とにかく姫の為にといろいろがんばるが、その妄想癖が故に様々なトラブルが…婿となる和人にへんな虫がつかないように、和人の部屋に来る女の子をネコミミ光線銃で、次々とネコミミメイドに変えていく。手下のメイドも増成でき一石二鳥。

・ライネ

誕生日：5月27日　年齢(？？？)
星座：モナセラス座(一角獣座)
血液型：πЖ△ЖД_
身長：152cm
スリーサイズ：B90、W54、H87

ワルキューレを姉と慕う変身能力を持った脱線皇女
ヴァルハラ星の八皇女のひとり。ワルキューレがいない生活に耐えられなくなり、地球を目指して単独飛行。自家用円盤を持っているが、車庫入れが非常に苦手でいつも周囲に迷惑をかけている。驚異の自己中心的性格で目的のためには手段を選ばない強硬派。他人の姿に変身できる能力を持ち、それを使ってワルキューレと和人の仲を裂こうとするが失敗。もちろん反省することはまったくない。

・メーム

年齢(？？？)

八大皇女の頂点に立つヴァルハラ星のまとめ役
ヴァルハラ星の八皇女の長。ヴァルハラ星に伝わる永き”しきたり”を守り、各皇女たちからは”姉”と慕われる。人の動きに密やかな気配りを行い、大局から執政を行う人格者。だが、秘密主義者なので、なかなかそこが理解されない。

・時野和人

誕生日：７月２３日(17)
星座：獅子座
身長：１６５cm
血液型：Ｏ型

優しさと芯の強さが魅力の主人公
祖父の意思を継ぎ、両親と離れて独り「時乃湯」の立て直しを決意。銭湯に通う人々が憩いの場と感じてくれることに幸せを感じる、そのくせ番台は苦手な自己矛盾型好人物。持ち前の運の悪さと人の良さで、ワるきゅーレ(小)に振り回される日々。ワルキューレ(大)の事が好きになるが、大人と子供、二人のワルキューレの間で彼の心はゆれ動く…

・白(シロッケンハイム)

身長(体長)：５０cm～３００cm

ワるきゅーレの良い相棒、人に語れぬ過去を持つ犬型宇宙人
ワるきゅーレといつも一緒に遊んでいる宇宙人。かつては“流星のシロッケンハイム”と呼ばれ、戦場の悪魔と恐れられていたらしい。

・丸(マルドゥーク)

本名は”雷鳴のマルドゥーク”。宇宙海賊協会の依頼でワるきゅーレをさらいに来たアウトロー。いつも人に踏まれてしまう。

・妙(ミョーレンバッハ)

時乃湯のおなじみさんの一人。銭湯のマナーにうるさい。フルーツ牛乳を飲むのが好き。白、丸とは旧知の間柄。

■サブタイトル

・SPECIAL／七転八倒　花嫁修行(2003/8/23)

■関連作品

・円盤皇女ワるきゅーレ
・円盤皇女ワるきゅーレ　十二月の夜想曲
・円盤皇女ワるきゅーレ　星霊節の花嫁
・円盤皇女ワるきゅーレ　時と夢と銀河の宴

■主題歌・楽曲

・OP1
・時の小径
・作詞／月村了衛
・作曲／神津裕之
・編曲／神津裕之
・歌／緒方恵美&望月久代

・ED1
・ラブピー!
・作詞／森永たまち
・作曲／宮原恵太
・編曲／宮原恵太
・歌／望月久代

・IN1
・Agape(水の惑星Ver.)
・作詞／岡崎律子
・作曲／岡崎律子
・編曲／西脇辰弥
・歌／メロキュア

評測と推薦

「円盤皇女ワるきゅーレ SPECIAL」は、2003年に発売されたOVA作品であり、原作は介錯による漫画「円盤皇女ワるきゅーレ」から生まれたものです。この作品は、メディアファクトリーからリリースされ、TNKによって制作されました。監督は柳沢テツヤ、脚本は月村了衛と榎戸洋司が担当し、キャラクターデザインは藤井まきが手掛けています。音楽は川井憲次が担当し、全体的に見て、スタッフの力が結集した作品と言えるでしょう。

ストーリーは、ワルキューレと和人の新婚生活を描いたもので、花嫁No.1の栄冠を巡るカードバトルが中心となっています。八大皇女の長であるメームが、進展しない二人の仲を心配し、真田さんに「トレーディング・カード」を取り寄せさせることから物語が始まります。このカードバトルを通じて、秋菜やハイドラ、ライネ、リカなどが巻き込まれ、最強の花嫁を決める戦いが展開されます。ストーリーはコメディ要素が強く、キャラクターたちの個性が際立つ展開が楽しめます。

この作品の舞台は、ほんの少しだけ未来の羽衣町です。マンガのような宇宙船や宇宙人が珍しくなく、街を歩く人々も地球人だけではないという設定がユニークです。円盤が突き立ったままの銭湯と神社が存在するこの町は、ごく普通で平凡な場所でありながら、異世界の要素が混在する不思議な雰囲気を持っています。この背景設定が、作品全体の魅力を引き立てています。

キャストには、緒方恵美がワルキューレ役、望月久代がワるきゅーレ役、鈴村健一が時野和人役など、豪華な声優陣が揃っています。特に緒方恵美と望月久代の演技は、ワルキューレとワるきゅーレの二面性を巧みに表現しており、視聴者を引き込む力があります。また、七村秋菜役の千葉紗子やハイドラ役の西村ちなみ、真田さん役の田中理恵など、各キャラクターの個性を豊かに描き出す演技も見事です。

メインキャラクターの詳細を見てみましょう。ワルキューレは、ヴァルハラ星の王家のお姫様で、神にも等しい能力を持つ完璧な女性像です。しかし、政略結婚を嫌い地球に逃亡し、和人と出会います。彼女は和人に魂を与え、同体の存在となることで子供の姿にパワーダウンしますが、和人の優しさに触れ、次第に彼との関係を深めていきます。一方、ワるきゅーレは子供の姿のトラブルメーカーで、和人への思いやりを持ちながらも、わがままな行動が目立ちます。彼女は和人とキスすることで元の姿に戻ることができますが、魂のエネルギー量の問題から長く続かないという設定がユニークです。

七村秋菜は和人の幼馴染みで、七弧神社の巫女です。彼女は和人への思いを抱きながらも、ワるきゅーレに嫉妬し、ハイドラと協力して様々な策を練りますが、失敗の連続です。ハイドラはワルキューレを追って地球に来たワイルドなお姫様で、秋菜に能力を封印され、小さな姿に変わってしまいます。時野リカは和人の妹で、クールで現実主義者ですが、兄への複雑な感情を持っています。真田さんはワルキューレの侍女長で、忠誠心厚く、和人を守るために様々な行動を起こします。ライネはワルキューレを姉と慕う変身能力を持つ皇女で、自己中心的な性格が目立ちます。メームは八大皇女の長で、ヴァルハラ星のまとめ役として大局を見据えた行動を取る人格者です。時野和人は主人公で、優しさと芯の強さを持つ青年ですが、ワルキューレとワるきゅーレの間で揺れ動く心を抱えています。白（シロッケンハイム）はワるきゅーレの相棒で、過去に戦場の悪魔と恐れられた犬型宇宙人です。丸（マルドゥーク）は宇宙海賊で、ワるきゅーレをさらうために地球に来たアウトローです。妙（ミョーレンバッハ）は時乃湯の常連客で、銭湯のマナーにうるさい女性です。

サブタイトルは「七転八倒　花嫁修行」で、2003年8月23日に発売されました。このエピソードは、花嫁No.1を決めるカードバトルを中心に展開され、キャラクターたちの個性が際立つコメディ要素が強い内容となっています。

関連作品としては、「円盤皇女ワるきゅーレ」シリーズが挙げられます。具体的には、「円盤皇女ワるきゅーレ」「円盤皇女ワるきゅーレ　十二月の夜想曲」「円盤皇女ワるきゅーレ　星霊節の花嫁」「円盤皇女ワるきゅーレ　時と夢と銀河の宴」などがあります。これらの作品も、ワルキューレと和人の関係を中心に描かれており、シリーズ全体を通じて楽しむことができます。

主題歌と楽曲についても触れておきましょう。オープニングテーマは「時の小径」で、作詞は月村了衛、作曲と編曲は神津裕之、歌は緒方恵美と望月久代が担当しています。エンディングテーマは「ラブピー！」で、作詞は森永たまち、作曲と編曲は宮原恵太、歌は望月久代が担当しています。挿入歌として「Agape(水の惑星Ver.)」が使用され、作詞と作曲は岡崎律子、編曲は西脇辰弥、歌はメロキュアが担当しています。これらの楽曲は、作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。

「円盤皇女ワるきゅーレ SPECIAL」は、ユニークな設定と個性的なキャラクターたちが魅力の作品です。コメディ要素が強く、視聴者を楽しませるストーリー展開が特徴的です。特に、ワルキューレとワるきゅーレの二面性を描いたキャラクター設定や、花嫁No.1を決めるカードバトルは、視聴者に新鮮な驚きを与えます。また、豪華な声優陣の演技も見事で、キャラクターたちの個性を豊かに表現しています。関連作品も多く、シリーズ全体を通じて楽しむことができるため、ぜひ一度視聴してみてください。