オーディーン 光子帆船スターライト - 宇宙の謎と壮大な冒険■公開メディア劇場 ■原作メディアアニメオリジナル ■公開日1985年08月10日 ~ 0000年01月01日 ■配給会社東映 ■映倫番号111771 ■分数139分 ■話数1話 ■原作・原案/西崎義展 ■監督・監督/舛田利雄、白土武、山本暎一 ■制作・製作/東映動画、ウエストケープコーポレーション ■ストーリー2099年。スペース・コロニー、シティ・オブ・アインシュタインから光子帆船スターライトが木星に向けて出港した。この船は20年の歳月をかけて建造、重力制御システムを搭載した最新鋭の宇宙船であった。乗組員は鈴鹿武船長、蔵本甲板長、そして若い練習生たちだった。スケアノス小惑星群で宇宙船アルフォード号が破壊され、スターライトは救助に向かう。その後を、教官をなぐったおかげでスターライトに乗れなかった筑波あきらが新鋭戦闘機で追いかけてきた。ただ一つ無傷の脱出ポッドから、サラという少女が救出される。間もなくスターライトは磁気嵐にみまわれた。敵は人工物と自然物を区別し、人工物にのみ攻撃をかけているらしい。敵の攻撃をうけて必死に逃げ出すが、空間の歪みにまきこまれ、天王星近くまで移動してしまう。サラは天王星の衛星オベロンの地表に宇宙船が埋まっていると指摘する。宇宙船からコンピューターの記憶装置が回収され、この宇宙船は二万年前にアルゴ座カノープス星系にあるオーディーン星のものであることが判明。そして宇宙にある不思議な歪曲点の存在も明らかになった。船長は地球からの命をうけて帰還しようとする。しかし、宇宙人との遭遇を体験したい乗組員は、船長、甲板長らを一室に閉じこめ、スターライトをオーディーン星に向けて発進させる。サラは理由はわからないが、オーディーンが私を呼んでいるという。歪曲点を通過したスターライトはトライポール三重連星のある宇宙へ出た。アースゴードと名乗る人物か彼らの前に立ちふさがり、無数のメカ軍団をさし向けたが、かろうじてスターライトはもちこたえた。戦闘メカに乗っているのはサイボーグであった。二万年前に災厄に襲われたオーディーンの女王は、遺伝子を宇宙に送り出したことがわかった。サラはその末裔であり、北欧のオーディーン伝説は、二万年前の出来事を伝えているのだ。オーディーン人は自らを機械化してサイボーグとなった。コンピューターが進化して、逆に人間を支配するようになったのだ。その指令部であるベルゲル・クラスター・ユニットに侵入し、筑波、マモル、猫田らの活躍で破壊に成功した。負傷した鈴鹿船長は「未知の世界を切り開くのは諸君だ」と言って息を引きとった。 ■解説宇宙船スターライト号が、宇宙空間で謎の宇宙生物に遭遇して壮烈な戦いを展開するというSFアニメ。西崎義展の原案を笠原和夫、舛田利雄、山本暎一が脚本化。総監督は「愛・旅立ち」の舛田利雄、撮影は池田重好がそれぞれ担当。 ■キャスト古川登志夫 ■メインスタッフ・製作/西崎義展 ■評論「オーディーン 光子帆船スターライト」は、1985年に公開された日本のアニメ映画であり、その壮大なストーリーと美しいビジュアルで知られています。この作品は、宇宙の謎と人間の探求心を描いたSFアニメであり、視覚的な魅力と深遠なテーマが融合した作品です。 まず、ストーリーについて触れてみましょう。2099年の未来を舞台に、光子帆船スターライト号が木星に向けて出港するシーンから始まります。この船は最新鋭の重力制御システムを搭載しており、乗組員たちは新たな冒険に胸を躍らせています。しかし、宇宙空間で謎の宇宙生物と遭遇し、壮絶な戦いが繰り広げられることになります。このストーリーは、単なる冒険物語ではなく、人間とテクノロジー、そして未知の存在との関係性を深く掘り下げています。特に、サラという少女の存在は、物語に神秘的な要素を加え、視聴者を引き込む重要な役割を果たしています。 次に、ビジュアル面について評価します。この作品は、1980年代のアニメとしては非常に先進的なビジュアルを誇っています。宇宙船のデザインや戦闘シーンの描写は、当時の技術を駆使して描かれており、視覚的なインパクトが強いです。また、背景美術も美しく、宇宙の広大さと神秘さを感じさせます。特に、天王星の衛星オベロンのシーンは、幻想的な雰囲気を醸し出しており、視覚的な魅力が際立っています。 キャラクターについても触れておきましょう。主人公の鈴鹿武船長は、リーダーシップと勇気を兼ね備えた人物であり、視聴者に強い印象を与えます。また、筑波あきらやサラなどの若いキャラクターたちも、個々の成長と葛藤を描いており、物語に深みを与えています。キャストの演技も素晴らしく、特に古川登志夫さんや潘恵子さんの声優としての表現力は、キャラクターの感情をリアルに伝えています。 音楽もこの作品の魅力を引き立てる重要な要素です。宮川泰さんをはじめとする作曲家たちが手掛けた音楽は、壮大な宇宙の雰囲気を盛り上げ、視聴者の感情を揺さぶります。特に戦闘シーンでの音楽は、緊張感と興奮を高め、物語の展開に一層の迫力を与えています。 最後に、この作品のテーマについて考えてみましょう。「オーディーン 光子帆船スターライト」は、人間とテクノロジー、そして未知の存在との関係性を描いています。オーディーン星の人々が自らを機械化し、最終的にはコンピューターに支配されるという展開は、現代社会におけるテクノロジーの進化とその影響を象徴しています。また、サラの存在を通じて、遺伝子と記憶の継承というテーマも描かれており、視聴者に深い思索を促します。 ■推薦「オーディーン 光子帆船スターライト」は、SFアニメファンだけでなく、深遠なテーマを楽しみたい視聴者にもおすすめの作品です。特に、宇宙の謎や人間の探求心に興味がある方には、ぜひ見ていただきたい一作です。また、1980年代のアニメのビジュアルと音楽を堪能したい方にも、魅力的な作品と言えるでしょう。 この作品をさらに楽しむためには、以下の関連作品や資料も参考にしてみてください。 ■関連作品
■参考資料
以上、「オーディーン 光子帆船スターライト」の評論と推薦をまとめました。この作品は、視覚的な魅力と深遠なテーマが融合した、見応えのあるSFアニメです。ぜひ、視聴してその魅力を体感してみてください。 |
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