Strategy Analytics: 2013年第1四半期、世界のスマートフォン市場におけるiPhoneのシェアは18%に達した

コンサルティング会社ストラテジー・アナリティクスは最新レポートで、アップル（AAPL）のiPhoneの世界スマートフォン市場におけるシェアが第1四半期に前年同期の23％から18％に低下し、出荷の伸びは過去最低を記録したと述べた。報告書によると、韓国のサムスン電子005930.SEは第３四半期に世界のスマートフォン市場で３３％のシェアを獲得し、同社史上最高を記録した。前年同期の２９％から上昇した。

ストラテジー・アナリティクスのエグゼクティブ・ディレクター、ニール・マウストン氏は報告書の中で、サムスン電子の第１四半期のスマートフォン出荷台数はアップルのほぼ２倍で、出荷台数の伸びはアップルの８倍だったと述べた。同氏は、高級iPhoneのみに注力するというAppleの戦略は当然のボトルネックに達しており、同社は中国などの大規模市場でさらに事業を拡大するか、大衆市場向けに低価格のiPhoneを発売する必要があると述べた。

報告書によると、サムスン電子の第1四半期の全世界のスマートフォン出荷台数は56%増加し、過去最高の6,940万台に達した。アップルのスマートフォン出荷台数は3,740万台で前年比7％増となり、前年比成長率としては史上最低となった。

中国市場では低価格スマートフォンの需要が急速に高まっており、中国市場は米国に代わって世界最大のスマートフォン市場となっている。中国では中低価格帯のスマートフォン市場での競争が激しく、サムスン電子が華為技術（ファーウェイ）やレノボ・グループ（0992.HK）を抑えて市場シェアのトップに立っている。

韓国のLGエレクトロニクス（066570.SE）は第1四半期に初めて世界トップ3のスマートフォンメーカーに加わり、市場シェアを3.2%から4.9%に拡大した。ファーウェイは市場シェア4.8%で4位となり、前年同期の3.2%から上昇した。