暑い夏は緑内障の急性発作にご注意を！

緑内障は、視神経乳頭の萎縮と陥没、視野欠損、視力低下を特徴とする一連の疾患です。 50歳以上の中高年に多く見られます。今は真夏で、高温注意報が続いています。緑内障の急性発作を引き起こす要因も数多くあります。緑内障患者は以下の点に特に注意する必要があります。

1. 感情をコントロールする

天気が暑いと、人の気分はイライラし、憂鬱や過度の興奮により、眼神経や血管の調節機能障害、毛様体鬱血、房水過剰産生、瞳孔散大、眼圧上昇、緑内障発作を起こしやすくなります。したがって、緑内障患者は過度の精神的ストレスを避け、十分な睡眠を維持して身体機能、特に中枢神経系機能の調節を促進する必要があります。

2. 一度に大量の水を飲まないようにする

暑い夏には、緑内障患者は少量の水を頻繁に飲む必要があります。水を飲みすぎると房水の生成が増加し、眼圧が上昇するからです。一度に300ml以上の水を飲まないことをお勧めします。

3. サングラスは慎重に着用する

夏の屋外では紫外線が特に強くなります。紫外線による目の損傷を防ぐためにサングラスをかけるのは良い習慣です。しかし、これはすべての緑内障患者に適しているわけではありません。

天津大学愛爾眼科病院の李富華院長は、原発性閉塞隅角緑内障を患い、手術治療を受けていない場合、サングラスをかけると目が暗い環境に置かれ、閉塞隅角が悪化し、眼圧が上昇する可能性があると述べた。このグループの人々には、紫外線を遮断するために日よけの帽子をかぶったり、傘を差したりすることが推奨されます。閉塞隅角緑内障の患者でない場合、または手術を受けて瞳孔ブロックが解消されている場合は、サングラスを着用できます。

4. エアコンの効いた部屋の温度は低すぎないようにする

緑内障における視神経の損傷は、眼圧上昇の影響に加え、網膜視神経の血液循環障害にも関連しています。真夏の涼しさにはエアコンが欠かせません。緑内障患者は、周囲の温度の過度な変化による刺激を避けるように注意する必要があり、室内の空調温度は低くしすぎないようにしてください。