【医療Q&A】子供が細菌性赤痢になった場合、食事で何に注意すればよいですか？

企画者: 中国医師会

評者: 黄磊、人民解放軍総合病院第五医療センター副主任医師

細菌性赤痢は、赤痢菌によって引き起こされる急性腸感染症です。主な症状としては、発熱、腹痛、下痢、常に排便があるが完全に排便されていない感覚（しぶり腹）、粘液、膿、血液が混じった便などがあります。この病気は通常、急性発症しますが、再発性感染が起こることもあります。治療せずに放置したり、不適切な投薬を行ったりすると、急性赤痢が慢性疾患に変わる可能性があります。

子供が細菌性赤痢にかかったら、腸への負担を減らすために、肉汁や動物の内臓、粗繊維、膨満感を起こしやすい食べ物、辛いものや刺激の強い食べ物、汚染された食べ物、冷たくて滑りやすい食べ物を避ける必要があります。さらに、腸の膨張を防ぐために、お菓子、牛乳、練乳、ソーダ、豆腐、サツマイモなどの摂取も制限する必要があります。同時に、腹部を温めることに注意し、冷たい水風呂に入ることは避けてください。

注意 1: 下痢をしているからといって、お子様の食事をやめさせないでください。代わりに、麺類のスープやお粥など、消化しやすく、軽くて栄養価の高い柔らかい食べ物を3食食べさせてください。回復期には、お粥、麺類、パン生地、小さなワンタンなど、残渣のない半流動食を食べてください。排便が正常になったら、通常の食事を再開できます。

注意2: お子様に適切なタイミングで水を与えてください。重症患者の場合は、医師の指示に従って経口補水塩を補給する必要があります。十分な水分摂取を確保するために、子供たちに水をたくさん飲むように勧めてください。

注3：子供が頻繁に下痢や嘔吐をする場合は、一時的に飲食を禁止し、静脈から水分とカロリーを与えて、体内で失われたブドウ糖とミネラルを補給し、カリウム、ナトリウム、電解質、水分、酸塩基バランスを調整する必要があります。