『放課後さいころ倶楽部』の魅力と評価：ボードゲームの世界を楽しむアニメ

放課後さいころ倶楽部 - ホウカゴサイコロクラブ -

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

漫画

■放送期間

2019年10月03日～ 2019年12月19日
26:11～

■放送局

ABC、AT-X

■分数

30分

■話数

12話

■原作

中道裕大

■監督

今泉賢一

■制作

・アニメーション制作／ライデンフィルム

■著作

©中道裕大・小学館／放課後さいころ倶楽部製作委員会

■ストーリー

いつもひとりでいること—。
人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。
そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、
ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。
当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

■解説

ボードゲームは世界中のみんなを笑顔にする！
「ゲッサン」(小学館)にて好評連載中のボードゲームを題材にしたコミック、『放課後さいころ倶楽部』がアニメ化！
魅力的なボードゲームの世界に引き込まれた女子高生が、ゲームを通して仲間との友情を深め、成長していく青春ストーリー。

■キャスト

・武笠美姫／宮下早紀
・高屋敷綾／高野麻里佳

■メインスタッフ

・原作／中道裕大
・連載／ゲッサン(小学館)
・監督／今泉賢一
・シリーズ構成／前川淳
・キャラクターデザイン／伊部由起子
・美術監督／芳賀ひとみ
・色彩設計／篠原愛子
・撮影監督／佐藤哲平
・編集／梅津朋美
・アフレコ演出／稲葉順一
・ダビング演出／ハマノカズゾウ
・音楽／片山修志(Team-MAX)

■メインキャラクタ

・武笠美姫
人付き合いが苦手で、引っ込み思案だけど心優しい高校生。クラスの中で一人溶け込めずにいた。
・高屋敷綾
天真爛漫なクラスメイト。京都に引っ越してきたばかり。いつも明るく好奇心旺盛。

■サブタイトル

・第1話／知らない世界
・第2話／これはゴキブリです！
・第3話／ひとりとちゃうから
・第4話／ミドリの夢
・第5話／キミに伝えるメッセージ
・第6話／ひよっこデザイナー誕生！
・第7話／こころ、ひらいて
・第8話／4人めのともだち
・第9話／ダルマサンガコロンダ
・第10話／ハッピーホーリーナイト
・第11話／みんなのゲーム
・第12話／私たちの大好きな場所

■主題歌・楽曲

・OP1
・期間／1〜12
・Present Moment
・作詞／金子麻友美
・作曲／睦月周平
・編曲／睦月周平
・歌／富田美憂
・ED1
・期間／1〜12
・On the Board
・作詞／渡部紫緒
・作曲／小野貴光
・編曲／玉木千尋
・歌／武笠美姫(CV:宮下早紀)、高屋敷綾(CV:高野麻里佳)、大野翠(CV:富田美憂)

放課後さいころ倶楽部の魅力と評価

『放課後さいころ倶楽部』は、ボードゲームをテーマにした青春アニメとして、多くの視聴者から愛されました。この作品は、原作漫画が「ゲッサン」(小学館)で連載されている中道裕大によるもので、2019年10月から12月にかけてテレビアニメとして放送されました。アニメーション制作はライデンフィルムが担当し、監督は今泉賢一が務めました。

物語の中心となるのは、主人公の武笠美姫です。彼女は人付き合いが苦手で、クラスの中で孤立しがちな高校生です。しかし、ボードゲームを通じてクラスメイトの高屋敷綾、大野翠、そしてドイツからの転校生エミーリアと出会い、友情を深めていく過程が描かれています。この作品は、ボードゲームというコミュニケーションツールを通じて、人間関係や自己成長を描くことで、視聴者に深い感動を与えました。

アニメの放送期間は2019年10月3日から12月19日までで、全12話が放送されました。放送局はABCとAT-Xで、各話30分の放送時間でした。オープニングテーマ「Present Moment」は富田美憂が歌い、エンディングテーマ「On the Board」は武笠美姫役の宮下早紀、高屋敷綾役の高野麻里佳、大野翠役の富田美憂が担当しました。これらの楽曲も作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。

キャラクターの魅力

武笠美姫は、引っ込み思案で人付き合いが苦手な高校生ですが、心優しい性格が魅力です。彼女の成長物語は、多くの視聴者に共感を呼びました。高屋敷綾は、天真爛漫で好奇心旺盛なキャラクターで、美姫の心を開かせる重要な役割を果たします。大野翠はクラス委員長として責任感があり、エミーリアは異文化の視点から新たな視野を提供します。これらのキャラクターが織りなす友情と成長の物語は、視聴者に深い感動を与えました。

ボードゲームの魅力

本作の大きな特徴は、ボードゲームを中心に据えている点です。各話で取り上げられるボードゲームは、キャラクターたちの関係性や成長を象徴するものとして描かれています。例えば、第2話の「これはゴキブリです！」では、ゴキブリをテーマにしたゲームを通じて、美姫が仲間とのコミュニケーションを深めるシーンが描かれています。また、第6話の「ひよっこデザイナー誕生！」では、ゲームデザインの楽しさと難しさを描き、視聴者に新たな視点を提供しました。これらのエピソードを通じて、ボードゲームの魅力とその可能性が伝えられています。

アニメーションと音楽

アニメーション制作を担当したライデンフィルムは、キャラクターの表情や動きを細やかに描き出し、視聴者に感情移入させることに成功しました。特に、ボードゲームのシーンでは、ゲームのルールや進行を視覚的にわかりやすく表現しており、視聴者がゲームに参加しているかのような臨場感を感じることができました。また、音楽も作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素で、片山修志(Team-MAX)による音楽は、キャラクターの心情やシーンの雰囲気を巧みに表現しています。オープニングとエンディングの楽曲も、作品のテーマを反映したもので、視聴者の心に響きました。

視聴者の反応と評価

『放課後さいころ倶楽部』は、視聴者から高い評価を得ました。特に、ボードゲームを通じた友情と成長の物語は、多くの視聴者に共感を呼びました。また、各話で取り上げられるボードゲームの多様性と、それを通じたキャラクターの成長が評価されました。視聴者の間では、ボードゲームの楽しさを再発見するきっかけとなったという声も多く聞かれました。