DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA - 深掘りレビューとおすすめポイント

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA - 深掘りレビューとおすすめポイント

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA - 深掘りレビューと全方位ガイド

■公開メディア

WEB

■原作メディア

アニメオリジナル

■初出日

2019年02月10日 ~ 2019年04月10日
0:00~

■初出方法

バンダイチャンネル

■分数

30分

■話数

3話

■原作

・企画/サンライズ

■監督

古田丈司

■制作

・制作/サンライズ

■著作

©SUNRISE/DD PARTNERS

■ストーリー

ふたつの太陽が昇る都市国家・リスヴァレッタでは、危険な薬物「アンセム」が出回り、それを取り締まる専門捜査機関SEVEN-O(セブンオー)特殊犯捜査係が対応に当たっていた。ヒーローに憧れる若い警官キリル・ヴルーベリは、ひょんなことからSEVEN-Oに配属され、ベテラン捜査官ダグラス・ビリンガムと「ダブルデッカー」を組み、アンセムを巡る様々な事件に挑む。

■キャスト

・ダグ/三上 哲
・キリル/天﨑 滉平
・ディーナ/早見 沙織
・ケイ/安済 知佳
・マックス/大地 葉
・ユリ/種﨑 敦美
・トラヴィス/小山 力也
・ソフィー/遠藤 綾
・アップル/永塚 拓馬
・デリック/小山 剛志
・ミラ/藤原 祐規
・大家/磯辺 万沙子
・マルク・ベルガー/東地 宏樹
・ユーセフ/細谷 佳正
・ギレルモ/乃村 健次
・オリビア/天﨑 滉平
・女将/磯辺 万沙子

■メインスタッフ

・監督/古田丈司
・シリーズ構成/鈴木智尋
・脚本/鈴木智尋・吉田恵里香
・メインキャラクターデザイン/桂 正和
・アニメーションキャラクターデザイン/板垣徳宏
・デザインワークス/小曽根正美
・コンセプトデザイン/兒玉陽平・安藤賢司
・セットデザイン/宮本 崇
・シリーズディレクター/安藤 良
・色彩設計/永井留美子
・美術監督/水野雄介
・美術監修/東 潤一
・CGディレクター/伊藤 樹
・CGモデリングチーフ/高橋将太郎・櫛田健介
・撮影監督/後藤春陽
・編集/西村英一(タバック)
・音響監督/木村絵理子
・音響効果/中野勝博
・選曲/合田麻衣子
・音楽/林 ゆうき
・プロデューサー/田村一彦
・企画/サンライズ
・制作/サンライズ

■メインキャラクタ

・ダグ(ダグラス・ビリンガム)
SEVEN-Oに所属する捜査員で、階級は巡査部長。通称は「ベテラン」。シニカルな理論派。仕事はあくまで仕事と割り切るドライな一面を持つ。洞察力に優れ、数々の事件を解決に導く。
・キリル(キリル・ヴルーベリ)
ヒーローに憧れ、凶悪犯にも果敢に立ち向かう刑事を目指す若手警官。通称は「カリアゲ」。女性に間違われるほどの整った容姿。シンプル思考の持ち主で涙もろく流されやすいという、馬のような純粋さと鹿のような軽やかさをあわせ持つ。
・ディーナ(ディーナ・デル・リオ)
SEVEN-Oに所属する捜査員で階級は警部補。通称は「ピンク」。ショッキング・ピンクのツインテールにタイトミニワンピース、厚底ブーツという、刑事のイメージとはかけ離れたスタイルは彼女なりのポリシー。
・ケイ(キャサリン・ロシュフォール)
SEVEN-Oでディーナと組むことになった新人。通称は「ルーキー」。品行方正の優等生タイプ。勉強家で頭脳は優秀。キリルと同様、刑事としてはまだまだ発展途上にある。
・マックス(マキシーン・シルヴァーストーン)
SEVEN-Oに所属する捜査員で階級は巡査長。パンキッシュなスタイル。通称は「ボクサー」。アクティブな彼女はバイクを好み、清楚なユリをタンデムシートに乗せて捜査現場に駆けつける。
・ユリ(ユリ・フジシロ)
SEVEN-Oに所属する捜査員でマックスの相棒。階級は警部補。通称は「ロボット」。世話好きで柔らかな物腰だが、正真正銘本物のロボット。豪腕を振るい重火器の扱いも得意。
・トラヴィス(トラヴィス・マーフィー)
SEVEN-Oを統括する警部。SEVEN-Oは組織的には警察機関でありながら、軍部の統轄下にあり、トラヴィスは難しい舵取りを常に要求されている。SEVEN-Oで《ダブルデッカー》システムを提唱し、部下にはあだ名をつけ自分自身も「ボス」と呼ばせようとしている。
・ソフィー(ソフィー・ゲンズブール)
SEVEN-Oの通信士。SEVEN-O本部で捜査員たちに捜査情報を無線で伝えたり、にじり寄るトラヴィスをテキトーにあしらったりする。
・アップル(アップル・ビーバー)
飛び抜けたIQをもつ天才科学者。SEVEN-Oの捜査員たちの装備の開発からメンテナンスまで一手に引き受けている。
・デリック(デリック・ロス)
ダグの元相棒。内偵捜査中に負傷し入院していたが、昔からの夢だったバーテンダーになるためSEVEN-Oを退職し、デリックズバーを開く。料理の腕前はイマイチ。
・ミラ(ヴァレリー・ヴルーベリ)
キリルの姉。両親はキリルが物心付く前に死別しており、キリルにとってミラはたった一人の肉親であった。だがミラは理由も言わぬまま、突然キリルの前から姿を消してしまう。時を経て、運命の巡り合わせによりデリックズバーでキリルと再会する。
・大家
キリルが住む戸建ての大家。豪快な女性で、ぶっきらぼうなキリルとの口げんかにも負けない。ケンカは絶えないが面倒見はよく、悩むキリルにいろいろ助言することもある。キリルの弱みを握っていて、キリルが頼み事を聞かないときはそれをちらつかせる。

■サブタイトル

・EX #01/七人の刑事の日常(2019年2月10日)
・EX #02/インファナル・アンフェア!(2019年3月10日)
・EX #03/刑事カリアゲ 湯けむり殺人事件簿!(2019年4月10日)

■関連作品

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル

■主題歌・楽曲

・OP
・ステレオとモノローグ
・歌/霧雨アンダーテイカー
・ED
・Buntline Specia
・歌/ビッケブランカ

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA - 深掘りレビュー

「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA」は、サンライズが手掛けるアニメシリーズ「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」のスピンオフ作品として、2019年にバンダイチャンネルで配信された。全3話という短いエピソードながら、メインシリーズの魅力を引き継ぎつつ、新たな視点から物語を展開するこの作品は、ファンにとっては必見の内容となっている。

ストーリーと設定

「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA」は、都市国家リスヴァレッタを舞台に、危険な薬物「アンセム」を取り締まるSEVEN-Oの捜査員たちの活躍を描く。メインシリーズではダグとキリルのコンビが中心だったが、このEXTRAでは他の捜査員たちの日常や事件解決の過程に焦点を当てている。特に、SEVEN-Oのメンバーがどのようにしてチームワークを築き上げ、個々のキャラクターがどのように成長していくかが描かれており、視聴者に新たな視点を提供する。

リスヴァレッタという二つの太陽が昇る都市国家は、独特の雰囲気を持ち、SF的な要素と現実的な社会問題が巧みに融合されている。薬物「アンセム」の存在は、社会の闇や人間の欲望を象徴しており、SEVEN-Oの捜査員たちがそれに立ち向かう姿は、視聴者に深い感動を与える。

キャラクターとキャスト

この作品の魅力は何と言っても個性的なキャラクターたちにある。ダグとキリルのコンビはもちろん、ディーナ、ケイ、マックス、ユリといったSEVEN-Oのメンバーがそれぞれの個性を発揮しながら事件に挑む姿は見応え十分だ。特に、ディーナのピンクのツインテールやユリのロボットとしての能力など、視覚的なインパクトも強く、キャラクターの魅力を引き立てている。

キャストも豪華で、三上哲さんが演じるダグのシニカルなトーンや、天﨑滉平さんが演じるキリルの純粋さと軽やかさが絶妙にマッチしている。また、早見沙織さんのディーナや安済知佳さんのケイなど、他のキャストもそれぞれのキャラクターを生き生きと演じている。特に、種﨑敦美さんが演じるユリのロボットとしての冷静さと人間味あふれる一面のギャップは、視聴者に強い印象を与えるだろう。

制作とスタッフ

監督の古田丈司さんをはじめとするスタッフ陣は、メインシリーズのクオリティを引き継ぎつつ、EXTRAならではの新たな試みを積極的に取り入れている。シリーズ構成の鈴木智尋さんと脚本の吉田恵里香さんのタッグは、ストーリーの展開に緩急をつけ、視聴者を飽きさせない。メインキャラクターデザインの桂正和さんとアニメーションキャラクターデザインの板垣徳宏さんのデザインは、キャラクターの個性を最大限に引き出している。また、色彩設計の永井留美子さんや美術監督の水野雄介さんの仕事により、リスヴァレッタの独特な雰囲気が視覚的に表現されている。

音楽も重要な役割を果たしており、林ゆうきさんの楽曲は物語の緊張感や感動を高める。特に、OPの「ステレオとモノローグ」とEDの「Buntline Specia」は、作品の世界観を深く感じさせる名曲となっている。

エピソードごとのレビュー

EX #01 七人の刑事の日常

このエピソードでは、SEVEN-Oのメンバーが日常生活の中でどのように過ごしているかが描かれる。ダグとキリルのコンビはもちろん、ディーナとケイ、マックスとユリのパートナーシップも深く掘り下げられている。特に、ディーナのショッピングシーンやユリのメンテナンスシーンは、キャラクターの個性をより深く理解する機会となっている。また、トラヴィスの統括者としての苦悩やソフィーの通信士としての役割も描かれ、SEVEN-Oのチームワークの重要性が強調されている。

EX #02 インファナル・アンフェア!

このエピソードでは、SEVEN-Oが新たな事件に挑む姿が描かれる。薬物「アンセム」を巡る陰謀が明らかになり、捜査員たちはそれぞれの能力を駆使して事件を解決しようとする。特に、ディーナの戦闘シーンやユリの重火器の扱いが見もので、視覚的なインパクトも強い。また、キリルの成長やダグの洞察力が光るシーンも多く、視聴者に感動を与えるだろう。

EX #03 刑事カリアゲ 湯けむり殺人事件簿!

このエピソードでは、キリルが湯けむり温泉地で起こった殺人事件に挑む姿が描かれる。温泉地という非日常的な場所で、キリルは自分の能力を試すことになる。特に、キリルの姉ミラとの再会シーンは感動的で、視聴者に深い印象を与えるだろう。また、デリックのバーテンダーとしての新たな生活や大家との交流も描かれ、キャラクターの人間関係が深く掘り下げられている。

関連作品と推薦

「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA」は、メインシリーズ「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」と密接に関連している。メインシリーズを視聴していないと、EXTRAのストーリーやキャラクターの背景を完全に理解するのは難しいかもしれない。しかし、EXTRAは独立したエピソードとしても楽しめるため、メインシリーズを視聴していなくても十分に楽しめるだろう。

この作品を推薦する理由は、個性的なキャラクターたちの活躍や緻密なストーリー展開、そして視覚的な美しさにある。特に、SF的な要素と社会問題を巧みに融合した世界観は、視聴者に深い感動を与えるだろう。また、豪華なキャストやスタッフ陣の仕事も見逃せないポイントだ。

「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA」を視聴する際には、メインシリーズも合わせて視聴することをお勧めする。そうすることで、キャラクターの成長や物語の背景をより深く理解することができるだろう。また、リスヴァレッタの独特な雰囲気や薬物「アンセム」を巡る陰謀をより深く感じることができるはずだ。

まとめ

「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA」は、全3話という短いエピソードながら、メインシリーズの魅力を引き継ぎつつ、新たな視点から物語を展開する作品だ。個性的なキャラクターたちの活躍や緻密なストーリー展開、そして視覚的な美しさが視聴者に深い感動を与えるだろう。特に、SF的な要素と社会問題を巧みに融合した世界観は、視聴者に強い印象を与えるはずだ。メインシリーズと合わせて視聴することで、キャラクターの成長や物語の背景をより深く理解することができるだろう。「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA」は、ファンにとっては必見の内容となっている。

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