『不機嫌なモノノケ庵 續』の魅力と評価：続編の深化と新たな展開

不機嫌なモノノケ庵 續 - フキゲンナモノノケアン ツヅキ - の全方位的評測と推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

漫画

■放送期間

2019年01月05日 ～ 2019年03月30日
21:00～

■放送局

・放送／TOKYO MX、AT-X

■分数

30分

■話数

13話

■原作

・原作／ワザワキリ

■監督

・監督／川崎逸朗

■制作

・アニメーション制作／ぴえろプラス

■著作

©ワザワキリ／SQUARE ENIX・「不機嫌なモノノケ庵2」製作委員会

■ストーリー

「妖怪祓いようかいばらい」とは、本来すむべき「隠世かくりよ」から、何らかの事情で「現世うつしよ」に留まる妖怪たちを「隠世」へと送り届ける仕事である。妖怪祓いを行う物怪庵の主・安倍晴齋あべのはるいつきへの「100万怨」支払いのため、奉公人として妖怪祓いの仕事を手伝うことになった芦屋花繪あしやはなえ。ある日、2人が仕事を終えて物怪庵に戻ると、隠世を統制する三権神の1人、立法からのSOSが届く。2人はすぐさま隠世を訪れるが、そこで芦屋は事件に巻き込まれることに…。芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと妖怪たちの物語が再び幕を開ける。

■キャスト

・芦屋花繪／梶裕貴
・安倍晴齋／前野智昭
・藤原禅子／高垣彩陽
・ヤヒコ／大谷育江
・コウラ／日笠陽子
・シズク／橋本ちなみ
・立法／諏訪部順一
・司法／下野紘
・行政／遊佐浩二

■メインスタッフ

・監督／川崎逸朗
・副監督／川西泰二
・シリーズ構成／吉岡たかを
・キャラクターデザイン／あおばみずき
・美術監督／佐藤正浩、千葉 薫
・色彩設計／阿部みゆき
・撮影監督／安西良行
・編集／佐々木紘美
・音響監督／森下広人
・音楽／市川淳
・3DCGディレクター／井崎正裕
・アニメーション制作／ぴえろプラス

■メインキャラクタ

・芦屋花繪
安倍への借金返済のため、「物怪庵もののけあん」の奉公人アルバイトとして働くことになった高校生。花屋の息子。
・安倍晴齋
妖怪祓いを行う「物怪庵もののけあん」の主。現世うつしよで迷える妖怪たちを彼らの住処・隠世かくりよへ帰すのが仕事。
・モジャ
高校生になったばかりの芦屋にとりついた妖怪。自分を見つけて助けてくれた芦屋が大好きになる。
・藤原禅子
寺の娘。小柄で、見た目が幼い女子高校生。とある事件がきっかけで芦屋と出会い、人柄に惹かれる。
・ヤヒコ
狐の妖怪。童子の姿に化けられる。無邪気でイタズラ好き。
・コウラ
「隠世の薬屋、亀薬堂きやくどう」の主。薬オタク(？)で、安倍の眼球や芦屋の耳なども薬の材料にできないかと狙っている。
・シズク
亀薬堂の奉公人。主のコウラが大好き。人型に化けているが、ついたままのイモリの尻尾がチャームポイント。
・立法
隠世を統制する三人の権力者のひとりでシズクの兄。妹を溺愛している。
・司法
立法・行政と共に隠世を統制する3人の権力者の1人。
・行政
司法・立法と共に隠世を統制する3人の権力者の1人。

■サブタイトル

・第一話／肢簾
・第二話／尾鳴
・第三話／行拶
・第四話／臼舂
・第五話／虎入
・第六話／光芽
・第七話／横好
・第八話／脱羅
・第九話／榮影
・第十話／黒遣
・第十一話／帰居
・第十二話／上蜘
・第十三話／翻寧

■関連作品

・不機嫌なモノノケ庵

評測

「不機嫌なモノノケ庵 續」は、2019年に放送されたTVアニメシリーズで、ワザワキリによる同名の漫画を原作としています。この作品は、妖怪祓いという独特のテーマを中心に、現世と隠世の間で繰り広げられる物語を描いています。以下では、ストーリー、キャラクター、制作、音楽など、さまざまな観点からこの作品を詳しく評測します。

ストーリー

「不機嫌なモノノケ庵 續」のストーリーは、主人公の芦屋花繪が安倍晴齋への借金返済のために妖怪祓いの仕事を手伝うことから始まります。物語は、現世と隠世の境界を越えて展開され、妖怪たちの生活や悩みを描くことで、視聴者に新鮮な視点を提供します。特に、隠世を統制する三権神の一人、立法からのSOSを受けて始まる事件は、シリーズ全体の緊張感を高め、視聴者を引き込む重要な要素となっています。

この作品のストーリーは、各エピソードごとに異なる妖怪や事件を取り扱いながらも、全体を通して一貫したテーマを持っています。それは、人間と妖怪の共存、そしてそれぞれの存在意義についての深い考察です。特に、芦屋と安倍の関係性や、妖怪たちの個々のストーリーは、視聴者に深い感動を与えます。また、最終話に向けての展開は、視聴者を驚かせると同時に、物語の完結にふさわしい感動を提供します。

キャラクター

「不機嫌なモノノケ庵 續」のキャラクターは、一人ひとりが個性的で魅力的です。主人公の芦屋花繪は、高校生でありながらも妖怪祓いの仕事に挑戦する勇気と成長を見せてくれます。彼のキャラクターは、視聴者に共感を呼び、物語の中心として重要な役割を果たします。一方、安倍晴齋は、冷静で知的な妖怪祓いの専門家として、芦屋の成長を支えます。彼のキャラクターは、物語に深みを与え、視聴者に安心感を提供します。

その他にも、モジャ、藤原禅子、ヤヒコ、コウラ、シズク、立法、司法、行政など、多くのキャラクターが登場します。それぞれのキャラクターは、独自の背景や悩みを持っており、物語を豊かにしています。特に、ヤヒコの無邪気さやコウラの薬オタクとしてのこだわりは、視聴者に笑いを提供し、物語に軽快なリズムを与えます。また、立法とシズクの兄妹関係は、視聴者に感動を与え、物語の感動的な要素を強調します。

制作

「不機嫌なモノノケ庵 續」の制作は、ぴえろプラスによって行われました。監督の川崎逸朗は、シリーズ全体の統一感を保ちながらも、各エピソードごとに異なる雰囲気を演出しています。特に、キャラクターデザインのあおばみずきは、キャラクターの個性を最大限に引き出し、視聴者に強い印象を与えます。また、美術監督の佐藤正浩と千葉薫は、現世と隠世の異なる世界観を美しく描き出し、視聴者を物語の世界に引き込みます。

さらに、色彩設計の阿部みゆきは、各シーンの雰囲気を巧みに演出し、視聴者の感情を引き立てます。撮影監督の安西良行は、映像の美しさと動きを最大限に引き出し、視聴者に視覚的な快感を提供します。また、編集の佐々木紘美は、物語のテンポを巧みにコントロールし、視聴者を物語に引き込む重要な役割を果たします。全体として、「不機嫌なモノノケ庵 續」の制作は、視聴者に高品質な視覚体験を提供します。

音楽

「不機嫌なモノノケ庵 續」の音楽は、市川淳によって担当されました。音楽は、物語の雰囲気を高め、視聴者の感情を引き立てる重要な要素です。特に、各エピソードのクライマックスシーンでは、音楽が視聴者の感情を最大限に引き立て、感動的なシーンをさらに感動的にします。また、キャラクターのテーマ曲は、それぞれのキャラクターの個性を強調し、視聴者に深い印象を与えます。

さらに、音響監督の森下広人は、声優の演技を最大限に引き出し、キャラクターの感情を視聴者に伝える重要な役割を果たします。特に、梶裕貴が演じる芦屋花繪や前野智昭が演じる安倍晴齋の声は、視聴者に強い印象を与え、物語の感動的な要素を強調します。また、高垣彩陽が演じる藤原禅子や大谷育江が演じるヤヒコの声も、視聴者に笑いを提供し、物語に軽快なリズムを与えます。

推薦

「不機嫌なモノノケ庵 續」は、妖怪祓いという独特のテーマを中心に、現世と隠世の間で繰り広げられる物語を描いた作品です。ストーリーは、各エピソードごとに異なる妖怪や事件を取り扱いながらも、全体を通して一貫したテーマを持っており、視聴者に深い感動を与えます。キャラクターは、一人ひとりが個性的で魅力的であり、視聴者に共感を呼びます。制作は、ぴえろプラスによって行われ、視聴者に高品質な視覚体験を提供します。音楽は、市川淳によって担当され、物語の雰囲気を高め、視聴者の感情を引き立てます。

この作品は、妖怪やファンタジーをテーマにした作品が好きな方、深いストーリーと魅力的なキャラクターを求める方に強く推薦します。また、原作の漫画「不機嫌なモノノケ庵」も非常に面白いので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。さらに、関連作品として「不機嫌なモノノケ庵」もありますので、こちらも合わせて楽しむことができます。「不機嫌なモノノケ庵 續」は、視聴者に新鮮な視点を提供し、深い感動を与える作品です。ぜひ、視聴してみてください。