繰繰れ! コックリさん 新作OVA 1の詳細なレビューと評価

繰繰れ！コックリさん 新作OVA 1 - ググレ！コックリサン シンサクオーブイエー

■公開メディア

OVA

■原作メディア

漫画

■発売日

2014年12月24日

■発売・販売

・販売元／KADOKAWA、メディアファクトリー

■分数

5分

■話数

11話

■原作

・原作／遠藤ミドリ(掲載　月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)

■監督

・監督、脚本／平池芳正

■制作

・アニメーション制作／トムス・エンタテインメント

■著作

©遠藤ミドリ／スクウェアエニックス・「繰繰れ！コックリさん」製作委員会

■ストーリー

コックリさん
コックリさん
おいでください……

それは禁じられた遊戯(あそび)
けっして一人でやってはいけない
コックリさんがやってきて
あなたに取り憑いてしまうから――

自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪“コックリさん"を呼び出した!
しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。
今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。
取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。
おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪“狗神"とダメオヤジな化け狸“信楽"も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?
デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンな3匹のアニマルが織りなす、非日常系モフモフコメディ!!

■解説

2014年12月24日発売、パッケージ版　繰繰れ！コックリさん　Blu-ray/DVD第1巻に収録。
新作OVA。

※公式サイトより引用

■キャスト

・市松こひな／広橋涼
・コックリさん／小野大輔
・狗神／櫻井孝宏
・信楽／中田譲治
・タマ／ゆかな
・じめ子／金元寿子
・山本くん／山本和臣
・天狗／鳥海浩輔
・ナレーション／田村ゆかり

■メインスタッフ

・原作／遠藤ミドリ(掲載　月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
・監督、脚本／平池芳正
・キャラクターデザイン、総作画監督／大島美和
・美術監督／菊地明子
・色彩設計／鈴木依里
・撮影監督／塩川智幸
・編集／坪根健太郎
・音響監督／鶴岡陽太
・音楽制作／KADOKAWA、メディアファクトリー
・アニメーション制作／トムス・エンタテインメント

■メインキャラクタ

・市松こひな
「わたしは人形なので心などありません」
「カップメンの根底にあるのは、愛…」
自らを"人形"とキャラ設定した何事にも動じないデンパ少女。コックリさんを心ない言動で翻弄する。動力源はカップメン。
・コックリさん
「お前を真人間にしてやろうか!?」
「育ちざかりがこんな食事じゃダメだ!!」
自称イケメンの狐の物の怪。こひなの家に棲み憑き家事全般をそつなくこなす姿はまるでオカン。NGワードは「年増」。
・狗神
「こひな様のストーカーでございます」
「我が君のことは何でも知っております」
反社会的スキルと煩悩にまみれた狗の物の怪。こひなに永遠の愛と忠誠を押し付けるストーカー。性別が不明。
・信楽
「おじさんは無職のプロでいたいんだ」
「狐、金貸してー」
酒とタバコと女と博打に溺れる化け狸。コックリさんとは旧知の仲。女なら誰でもOKのエロ親父で年季の入ったニート。
・タマ
「お人形さんいただきにゃー」
「中の作りはどうなっているにゃああああ!!!」
甘味処「ねんねこ亭」の看板娘で猫の物の怪。ブキミな人形に異常な愛を注ぎ、こひなを強引に手に入れようとする。語尾が「にゃ」。
・じめ子
「カン違いしないでよね!」
「オホホホ、いい気味だわ」
こひなのクラスメイトで心友の座を狙う自称いじめっ子。アガリ症でつい暴言を吐いてしまう。友達いない歴＝年齢のツンデレ。
・山本くん
「我々(ヤマモト)ハ地球人ダー」
「宇宙？言イガカリハヤメテクレ」
「イ――チィ――――」
「コノチップヲ脳ニ……」
ぱっちりした瞳のこひなのクラスメイト。地球外生命体のように見えるが本人は否定している。嘘がつけない性格なので色々大変。
・天狗
「ロリはすっこんでおれェェェェ!!!」
「ワシ、恋したいのじゃ♥」
「小さい男の子を自分好みに育てたいだけじゃ」
ナンパと7歳未満の美少年に目がない衆道の天狗。山の神で有力な情報を提供してくれることも。顔面コンプレックスのためお面は必需品。

■サブタイトル

・コックリさんと仲良しの鈴!(2014/12/24)
・しっぽとれた?(2014/12/24)

繰繰れ！コックリさん 新作OVA 1 - ググレ！コックリサン シンサクオーブイエー 評測

「繰繰れ！コックリさん」は、遠藤ミドリによる原作漫画を基にしたOVA作品で、2014年12月24日に発売された新作OVA第1巻に収録されています。この作品は、市松こひなという自称「人形」の少女が、狐の物の怪コックリさんを呼び出すことから始まる、ユーモアとファンタジーが交錯する物語です。以下では、この作品の魅力や特徴、そして視聴者への推薦ポイントについて詳しく解説します。

ストーリーとキャラクター

「繰繰れ！コックリさん」のストーリーは、こひながコックリさんを呼び出すシーンから始まります。コックリさんはかつてはどんな質問にも答えられる存在でしたが、現代ではデジタルに弱く、検索エンジンに頼る姿が描かれています。こひなの家に棲みついたコックリさんは、彼女の生活を支えるために家事をこなすようになり、その姿はまるで母親のようです。さらに、こひなを溺愛する狗神や、ダメオヤジの化け狸信楽も登場し、コックリさんの苦労は増すばかりです。

こひなは自らを「人形」と称し、何事にも動じないデンパ少女として描かれています。彼女の言動はコックリさんを翻弄し、ユーモアを生み出します。コックリさんは自称イケメンの狐で、家事をこなす姿が印象的です。狗神はこひなにストーカーじみた愛情を抱き、信楽は酒とタバコ、女と博打に溺れるダメオヤジとして描かれています。これらのキャラクターが織りなすコメディは、視聴者に笑いを提供します。

アニメーションと演出

このOVAはトムス・エンタテインメントによって制作され、監督・脚本は平池芳正が担当しています。キャラクターデザインと総作画監督は大島美和、美術監督は菊地明子、色彩設計は鈴木依里、撮影監督は塩川智幸、編集は坪根健太郎、音響監督は鶴岡陽太が務めています。これらのスタッフが一丸となって、原作の魅力を最大限に引き出すアニメーションを制作しています。

アニメーションは、原作のデフォルメされたキャラクターを忠実に再現しつつ、動きや表情にこだわった演出が見られます。特に、コックリさんの家事シーンや、狗神と信楽のユーモラスなやり取りは、視覚的に楽しめる要素となっています。また、色彩設計や美術監督の仕事により、作品の雰囲気が一層引き立てられています。

声優と音楽

キャストには、市松こひな役の広橋涼、コックリさん役の小野大輔、狗神役の櫻井孝宏、信楽役の中田譲治など、豪華な声優陣が揃っています。これらの声優たちがキャラクターに命を吹き込み、作品の魅力をさらに高めています。特に、コックリさんの小野大輔の声は、ユーモアと温かみを感じさせ、視聴者に好印象を与えます。

音楽はKADOKAWAとメディアファクトリーが制作しており、作品の雰囲気にマッチしたBGMが使用されています。コメディシーンでは軽快な音楽が、感動シーンでは心を打つメロディーが流れ、視聴者の感情を引き立てます。

視聴者への推薦ポイント

「繰繰れ！コックリさん」は、ユーモアとファンタジーが交錯する作品であり、特にコメディ好きの視聴者におすすめです。こひなやコックリさん、狗神、信楽などの個性的なキャラクターが織りなす笑いは、視聴者を楽しませることでしょう。また、原作ファンにとっては、アニメーション化されたキャラクターの動きや表情を楽しむことができるため、必見の作品です。

さらに、この作品は短い時間ながらも濃密なストーリーとキャラクターの魅力が詰まっており、忙しい視聴者でも手軽に楽しむことができます。OVAという形式で発売されているため、好きなタイミングで視聴できるのも大きな魅力です。

まとめ

「繰繰れ！コックリさん 新作OVA 1 - ググレ！コックリサン シンサクオーブイエー」は、ユーモアとファンタジーが交錯する魅力的な作品です。市松こひなやコックリさん、狗神、信楽などの個性的なキャラクターが織りなすコメディは、視聴者に笑いを提供します。また、豪華な声優陣や美しいアニメーション、作品の雰囲気を引き立てる音楽も見逃せません。コメディ好きや原作ファンにはぜひ視聴してほしい作品です。