アニメ「おしりかじり虫」の魅力と評価：子供から大人まで楽しめる作品

アニメ「おしりかじり虫」レビューと詳細情報

「おしりかじり虫」は、2012年10月7日から2013年2月24日までNHK Eテレで放送された全20話のTVアニメシリーズです。原案はうるまでるびによるキャラクターで、監督は小島正幸、アニメーション制作はキネマシトラスが担当しました。このアニメは、子供たちに大人気となり、教育的な要素も含まれていることから、家族で楽しめる作品として広く認知されています。

ストーリーとキャラクター

「おしりかじり虫」は、かじり虫18世を中心に、彼の家族や友人たちとの日常生活を描いたコメディアニメです。かじり虫18世は、かじりの初心者で、うまくかじれないこともありますが、正義感が強く、がんばり屋で人情に厚いキャラクターです。彼の父親であるチチは「かじり屋」を営むかじりの名人で、先祖代々受け継がれる「かじりの10ヶ条」を信念としています。母親のハハはお節介で、困っている人がいるとじっとしていられない性格です。彼女の得意なかじりは「濃厚ディープかじり」と「バキュームかじり」で、口癖は「歯磨きせんかい、腹筋1000回！」です。

かじり虫18世の友人たちも個性的で、カプリーヌはオシャレ好きで自分のことをかわいいと思っている女の子、パックンはカプリーヌの弟でまだかじることができない6歳の男の子、ファットンは食に対する執着が強く、ポジティブで力持ちの男の子、ガブレロはお金持ちで何でもお金で解決しようとする男の子です。また、たーすけ君はおしりかじり虫と仲良しの小学生で、さくらさんに好意を寄せています。さくらさんはとてもかわいく、知的で性格も抜群の女の子です。

エピソードとサブタイトル

各エピソードは、かじり虫18世とその家族や友人たちが巻き込まれる様々な出来事を描いています。以下に各話のサブタイトルを紹介します。

第1話：「かじり屋、本日開店！？」(2012/10/07)
第2話：「勝負、かじりテスト！？」(2012/10/14)
第3話：「大ピンチ、かじり虫！？」(2012/10/21)
第4話：「発見、黄金のおしり！？」(2012/10/28)
第5話：「作文、ぼくの家族 !?」(2012/11/04)
第6話：「冒険、かえる橋を突破せよ!?」(2012/11/11)
第7話：「応援、たーすけ君の恋 !?」(2012/11/18)
第8話：「ダーティ、かじり虫ブラック !?」(2012/11/25)
第9話：「町の発明王、ジジ !?」(2012/12/02)
第10話：「最強、おかん対決 !?」(2012/12/09)
第11話：「ドキドキ、初めてのおるすばん !?」(2012/12/16)
第12話：「立て、立つんだチチ !?」(2012/12/23)
第13話：「救え、たこやき『一平』！？」(2013/01/06)
第14話：「ホント！？ジジのプロポーズ」(2013/01/13)
第15話：「お見事、かじりスケート！？」(2013/01/20)
第16話：「ワァー、テレビ局が来た！？」(2013/01/27)
第17話：「大戦争、ひみつ基地！？」(2013/02/03)
第18話：「大スター、KJR！？」(2013/02/10)
第19話：「お願い、歯の神様！？」(2013/02/17)
第20話：「いじめっこ、ガブレロの涙！？」(2013/02/24)

制作スタッフとキャスト

「おしりかじり虫」の制作には、多くの才能あふれるスタッフとキャストが関わっています。キャラクターデザインと原案はうるまでるび、監督は小島正幸、ディレクターはこづつみＰＯＮ、脚本はピエール杉浦、作画監督は石橋香澄、美術は森川篤、色彩設計は梅崎ひろこ、音響監督は山田知明、録音は山田陽、効果は和田俊也、振付けは南流石、音楽は松前公高、制作担当は宮島良奈、アニメーションプロデューサーは小笠原宗紀、制作統括は斉藤健治と小針麻土が担当しました。アニメーション制作はキネマシトラス、制作はNHKエンタープライズ、制作と著作はNHKが行っています。

キャストには、おしりかじり虫役の金田朋子、チチ役の徳山靖彦、ハハ役の斉藤貴美子、カプリーヌ役の潘めぐみ、パックン役の伊瀬茉莉也、ファットン役の鈴木琢磨、ガブレロ役の浜添伸也、ガブ八先生役の内田直哉、たーすけ君役の佐久間レイ、さくらさん役の戸田めぐみ、たくみ君役の浪川大輔が名を連ねています。

評価と推薦

「おしりかじり虫」は、そのユニークなコンセプトとユーモアあふれるストーリーで、子供から大人まで幅広い層に愛されています。特に、家族の絆や友情を描いたエピソードは、視聴者に感動を与えます。また、教育的な要素も含まれており、子供たちに正しい価値観を教える良い機会ともなっています。

アニメの制作クオリティも高く、キャラクターデザインやアニメーションは見ていて楽しいものです。音楽も松前公高によるもので、各エピソードを盛り上げる重要な要素となっています。キャストの演技も素晴らしく、特に金田朋子さんの声優としての表現力は見事です。

このアニメを推薦する理由は、家族で楽しめるエンターテイメント性と教育的な価値が高いからです。子供たちに笑顔を届けるだけでなく、家族の絆や友情の大切さを教えてくれる作品です。また、キャラクターの個性が豊かで、視聴者を飽きさせません。ぜひ一度見てみてください。

詳細情報

■公開メディア: TVアニメシリーズ
■原作メディア: キャラクター
■放送期間: 2012年10月07日～ 2013年02月24日
■放送局: NHK Eテレ
■分数: 5分
■話数: 20話
■原作: ・原案／うるまでるび
■監督: 小島正幸
■制作: ・アニメーション制作／キネマシトラス
・制作／NHKエンタープライズ
・制作、著作／NHK
■著作: ©NHK/うるまでるび

■キャスト

・おしりかじり虫／金田朋子
・チチ／徳山靖彦
・ハハ／斉藤貴美子
・カプリーヌ／潘めぐみ
・パックン／伊瀬茉莉也
・ファットン／鈴木琢磨
・ガブレロ／浜添伸也
・ガブ八先生／内田直哉
・たーすけ君／佐久間レイ
・さくらさん／戸田めぐみ
・たくみ君／浪川大輔

■メインスタッフ

・キャラクターデザイン、原案／うるまでるび
・監督／小島正幸
・ディレクター／こづつみＰＯＮ
・脚本／ピエール杉浦
・作画監督／石橋香澄
・美術／森川篤
・色彩設計／梅崎ひろこ
・音響監督／山田知明
・録音／山田陽
・効果／和田俊也
・振付け／南流石
・音楽／松前公高
・制作担当／宮島良奈
・アニメーションプロデューサー／小笠原宗紀
・制作統括／斉藤健治、小針麻土
・アニメーション制作／キネマシトラス
・制作／NHKエンタープライズ
・制作、著作／NHK

■メインキャラクタ

・おしりかじり虫18世
かじりの初心者で、うまくかじれないこともある。チチのようなかじりの名人になりたい。人一倍正義感があり、がんばり屋で人情に厚いが、間抜けなところもある。
・チチ
「かじり屋」を営むかじりの名人。先祖代々受け告がれる「かじりの10ヶ条」を信念とし、かじりに対しては高いプライドを持っている。日課は歯の手入れ。ハハの尻に敷かれている。
・ハハ
お節介で困っている人がいると、じっとしていられない。かじると相手のおしりに口紅がつく。「濃厚ディープかじり」「バキュームかじり」は、ハハの得意なかじり。口癖は「歯磨きせんかい、腹筋1000回！」
・カプリーヌ
いっしょに登校する仲良し。オシャレ好きで、自分のことをかわいいと思っている。美人のさくらさん（人間）には、敵対心が…。
・パックン
カプリーヌの弟。体も小さく、力も弱い。6歳なので、まだかじることはできない。恥かしがりやで、心配性。
・ファットン
太っていて、食に対する執着が強い。ポジティブで力持ち。何を見ても「うまそー」とよだれが出る。体が大きい人（マッチョやお相撲さん）をかじるのが得意。
・ガブレロ
ものすごいお金持ち（パパが石油王、ママが自動車王）で、何でもお金で解決しようとする。また、優秀な家庭教師がついている。豪華なライオンに乗って移動し、かじり虫たちに意地悪をしかける。
・たーすけ君
おしりかじり虫と仲良しの小学生。緊張すると「おなら」が出てしまう。同級生のさくらさんに好意を寄せている。実家は、たこ焼き屋さん。
・さくらさん
とてもかわいく、知的で性格も抜群！
たーすけの好意には、一切気づいていない。趣味はお菓子作り。
・ジジ
お節介で超適当男。自称かじり界の発明王。しかし、発明品は実際使ってみると欠陥品ばかり。
・ババ
温厚な性格で、誰からも好かれている。かじり虫はおばあちゃん子で、辛いことがあるとなぐさめてもらったり、甘えたりする。縁側で手作りおはぎを食べるのが日課。
・ラリホー
かじり虫家に勝手に住み着いているヤク。かじり虫はヤクに乗って移動することもある。
・ガブ八先生
人情に厚く、人一倍熱血漢。口癖は「熱血！愛情！ど根性！」
・ファンキーホッパーKJR
自称、アメリカで超人気のヒップホッパー。巨大なもじゃもじゃアフロ、髪の中に手をやると、いろんなもの（マイクなど）が出てくる。