GIANT KILLING - ギャイアントキリング - の全方位的評価と推薦
■公開メディア
TVアニメシリーズ
■原作メディア
漫画
■放送期間
2010年04月04日 ~ 2010年09月26日
BS hi 2010年4月4日~2010年9月26日(1回~26回)毎週日曜 9:25~9:50
NHK BS2 2010年4月4日~2010年9月26日(1回~26回)毎週日曜 23:00~23:25
NHK教育 2010年9月25日~2011年4月2日(1回~26回)毎週土曜 18:25~18:50
NHK総合 2011年4月5日~2011年10月25日(1回~26回)毎週火曜 1:05~1:30(月曜深夜)
■放送局
NHKBS2、Bshi、NHK教育、NHK総合
■分数
30分
■話数
26話
■原作
ツジトモ
■監督
紅優
■制作
・アニメーション制作/スタジオディーン
・制作/総合ビジョン
・制作、著作/NHK
■著作
©ツジトモ・綱本将也・講談社/NHK・NEP
■ストーリー
弱者の戦略が強者を倒す。
“It's ジャイアントキリング!!”
低迷を続ける日本の弱小プロサッカー・クラブETUに一人の男が監督として迎えられた。
男の名は、達海猛(たつみたけし)。
イングランド5部のアマチュアクラブを、FAカップでベスト32に導き、プレミアリーグのクラブをギリギリまで追い詰めた手腕の人物だ。
そんな彼に古巣のクラブが白羽の矢を立てた訳だが、チーム内は開幕前から騒動ばかり、
果たしてこの起用は吉と出るか、凶と出るか!?
■解説
週刊モーニングに連載中の異色のサッカーマンガ「GIANT KILLING」がアニメ化!
4月4日(日)よりNHK-BSに登場!
「GIANT KILLING=大物食い/番狂わせ」という作品の名のとおり、カリスマ監督に率いられた日本の弱小プロサッカー・クラブが強豪チームに挑んでいく様を描く。
※スタジオディーン公式サイトより引用
■キャスト
・達海猛/関智一
・椿大介/水島大宙
・村越茂幸/置鮎龍太郎
・ルイジ吉田/小野大輔
・夏木陽太郎/楠大典
・後藤恒生/川島得愛
・永田有里/浅野真澄
・平泉/有本欽隆
・持田/神奈延年
・田沼吾郎/多田野曜平
・深沢シゲ/広田みのる
・松原/魚建
・城西/三上哲
・堀/黒澤剛史
・永田会長/ふくまつ進紗
・羽田/宮内敦士
・永田副会長/後藤哲夫
・老人/デビット・レッジス
・金田/斉藤次郎
・黒田一樹/伊藤健太郎
・杉江勇作/桐井大介
・赤崎遼/武藤正史
・清川和巳/中川慶一
・石浜修/深津智義
・世良恭平/川野剛稔
・丹波聡/真仲恵吾
・堺良則/川田紳司
・堀田健二/岡哲也
・緑川宏/藤真秀
・矢野真吾/島﨑信長
・田沼幸太/儀武ゆう子
・深沢ヨシオ/藏合紗恵子
・テッタ/野浜たまこ
・徳井/黒澤剛史
・加賀/広田みのる
・吾郎の妻/くじら
・間宮/広田みのる
・ユウジ/斉藤次郎
・カッちゃん/黒澤剛史
・山さん/中田隼人
・所/黒澤剛史
・不破/小室正幸
・ゼウベルト/ギボ・アギナルド
・カルロス/ノザキ・オジエル
・板垣/斉藤次郎
・宮野剛/佐藤健輔
・鈴木/三上哲
・亀井武士/川島得愛
・石神達雄/中田隼人
・ダルファー/アントン・ルベル
・ソノダ/中田隼人
・ブラン/ローラン・テーセル
・ブランの通訳/中川慶一
・倉茂/小島敏彦
・山井/岡哲也
・藤澤/岡寛恵
・ゼウベルト/ボア・アギナルド
・ゼウベルト/志村知幸
・秘書/木下紗華
・ダルファー/楠見尚己
・園田/中田隼人
・片山/田中一成
・窪田/山中真尋
・畑/福田賢二
・志村/高瀬右光
・平賀/井田国男
・寺内/黒澤剛史
・住田/三上哲
・カルロス/荻野晴朗
・谷/中田隼人
・古賀/黒澤剛史
・関根/井田国男
・坂元/三上哲
・小室/島﨑信長
・葛城/真仲恵吾
・今井/斉藤次郎
・ハウアー/マイク・ジバーグ
・ハウアー/三宅健太
・ブラン/仲野裕
・田辺/井田国男
・井端/井田国男
・古谷/黒澤剛史
・元木/広田みのる
■メインスタッフ
・原作/ツジトモ
・原案、取材協力/綱本将也
・シリーズ構成/川瀬敏文
・監督/紅優
・キャラクターデザイン/熊谷哲矢
・美術監督/東潤一
・色彩設計/北爪英子
・撮影監督/近藤慎与
・編集/松村正宏
・音響監督/高橋剛
・音楽/森英治
・アニメーションプロデューサー/浦崎宣光
・制作統括/廣岡篤哉、柴田裕司
・総作画監督/熊谷哲矢
・アクション作画監督/高岡じゅんいち
・コンセプトデザイン/高橋しんや、南條楊輔、山田マヤ
・音響効果/和田俊也
・録音調整/青木正俊
・アニメーション制作/スタジオディーン
・制作/総合ビジョン
・制作、著作/NHK
■メインキャラクタ
・達海 猛
今季からETUの新監督を務める。元日本代表選手でもありETUのスター選手でもあった達海は、海外移籍を経て現役引退、監督業に就く。つい最近までイングランド5部のアマチュアクラブ「FCイーストハム」を率いて、プロクラブを破ってのFAカップ32強進出という大番狂わせを演じる。
・椿 大介
今季からトップチームに定着した若手MF(ミッドフィールダー)。ETUに入るまではまったくの無名選手だった。抜群のスタミナとスピードで観衆の目をくぎづけにする一方で、プレッシャーにとても弱く、実力を発揮できない試合も多い。背番号7。
・村越茂幸
キャプテンであり「Mr.ETU」と呼ばれる男。チームのかじ取り役となるボランチというポジションもさることながら、精神的にも支柱となる、まさにETUの顔。他チームから高評価を得つつも、現役時代の達海の実力を認めて入団した経緯がある。背番号6。
・ルイジ吉田
もっぱらジーノと呼ばれているが、本人は王子と呼ばれることを所望している。攻撃的MFとして抜群のセンスを見せるが、気ままで自分のプレイスタイルにこだわる性格が災いして、これまで確固たる実績を残せないでいた天才肌のプレイヤー。背番号10。
・緑川 宏
チーム最年長。清水所属時には日本代表にも選ばれていた。その豊富な経験で冷静に最終ラインをまとめるETU守備の統率者である。
・黒田一樹
4バックが基本のETUにあって、守備の中心を司るCBの一枚。CBの相棒、杉江と比べるとサイズで劣るが、そこは気持ちでカバー。決してひるむことはない。
・杉江勇作
CBのレギュラー。気持ちで勝負する同じCBの黒田に対し、冷静な観察眼の持ち主。チームメイトの話を聞き入れ、提言することもできる芯の強さを秘める。
・石神達雄
今シーズンは監督交代、若手の石浜の台頭によって、出場が減っている。派手にアピールはしないものの、心に秘めたものはある。
・堀田健二
昨シーズンは村越とともにWボランチを組んだり、トップ下をやったりと、複数のポジションをこなすことができる。ETUに対する貢献度は高い。
・堺 良則
出場機会に恵まれないFW。しかし決して腐らない一本気な性格で、現状に真正面からぶつかれる強さを持つ。厳しいが、温かみを感じさせる発言には人徳をうかがわせる。
・夏木陽太郎
ひざのじん帯をけがして、チームから離脱しているエースFW。豪胆な性格で、感受性も豊か。昨シーズン、チームが苦境になるたびに貴重なゴールを挙げて救った。
・丹波 聡
MF、FWともにこなせるユーティリティープレーヤー。ETUでは左のハーフにポジションをとることが多い。右の赤崎とともにチームの両翼を担う。
・赤崎 遼
今シーズンの若手台頭組のなかでも急進派に属する。若さ特有のトゲを感じさせる選手。MF、FWともにこなし、そのスピードをかわれ、右SHに抜てきされた。
・清川和巳
ETUの左SBが仕事場。髪を染め長髪な外見は、一見今ドキの印象を与える。しかし、決して表にしゃしゃり出てくる性格ではなく、ゲームに臨む気持ちも強い。
・宮野 剛
1トップの布陣が多いETUにおいて、右サイドで起用されることも多い。寡黙な人柄ながら、方針に逆らわない誠実さで虎視たんたんとスタメンの座を狙う。
・世良恭平
今シーズン、リーグ&カップ戦含めチーム初得点を挙げた若手FW。ノリのいい性格はうまくいっている時はプラスに働く反面、ネガティブな状況になると焦りを誘発する。
・矢野真吾
ポジションは左SH。達海にチャンスをもらっている若手組で、現在は同ポジションの丹波の控えに甘んじている。
・石浜 修
右のSB。シーズン当初の紅白戦時は若手チームで石神の控えに甘んじていたが、達海政権下でレギュラーをつかんだ。精神的な甘さが時たま顔をのぞかせる。
・佐野 正
正GK緑川に続く第2GK。エゴを表に出すことは少なく、仲間のフォローを常に気遣うムードメーカー。
・亀井武士
CBの控え。体格的には恵まれているが、マークやボールへの詰めといった点で、レギュラーレベルに差をつけられている。
・後藤 恒生
ETUのGM(ゼネラルマネージャー)。達海とは現役時代にETUでチームメイトだったこともあり、才能を見込んでイングランドから連れ帰ってきた。クラブの現場を預かる人間として監督・達海猛の手腕にかける期待は大きい。
・永田 有里
ETU広報。父はETU会長、叔父は副会長を務めている。幼い頃から熱心にETUを応援し続けている有里は、達海の現役時代をよく知る人間のひとりでもある。現在は達海の目指す理想のチームを実現すべく駆け回る日々。
■サブタイトル
・#1(2010/04/04)
・#2(2010/04/11)
・#3(2010/04/18)
・#4(2010/04/25)
・#5(2010/05/02)
・#6(2010/05/09)
・#7(2010/05/16)
・#8(2010/05/23)
・#9(2010/05/30)
・#10(2010/06/06)
・#11(2010/06/13)
・#12(2010/06/20)
・#13(2010/06/27)
・#14(2010/07/04)
・#15(2010/07/11)
・#16(2010/07/18)
・#17(2010/07/25)
・#18(2010/08/01)
・#19(2010/08/08)
・#20(2010/08/15)
・#21(2010/08/22)
・#22(2010/08/29)
・#23(2010/09/05)
・#24(2010/09/12)
・#25(2010/09/19)
・#26(2010/09/26)
■主題歌・楽曲
・OP1
・My story ~まだ見ぬ明日へ~
・作詞/KATUO
・作曲/HIROMITSU HOSOKAWA
・編曲/THE CHERRY COKE$
・歌/THE CHERRY COKE$
・ED1
・Get tough!
・作詞/G・P・S
・作曲/G・P・S
・編曲/G・P・S
・歌/G・P・S
■評価と推薦
「GIANT KILLING」は、ツジトモによる原作漫画を基にしたアニメシリーズで、2010年にNHKで放送されました。この作品は、サッカーの世界を舞台に、弱小チームが強豪チームに挑むストーリーを描いています。特に、達海猛というカリスマ監督が率いるETU(東東京ユナイテッド)の奮闘が中心となっています。
このアニメの最大の魅力は、リアルなサッカーの描写と、チーム内の人間ドラマです。監督の紅優は、サッカーの戦術や試合の流れを細部まで丁寧に描き出し、視聴者にその興奮を伝えます。また、キャラクターデザインを担当した熊谷哲矢の仕事も素晴らしく、各選手の個性がしっかりと表現されています。
ストーリーは、達海猛がETUの監督に就任し、チームを立て直していく過程を追っています。達海は、イングランド5部のクラブをFAカップでベスト32に導いた経験を持つ男で、その戦略とリーダーシップが物語の鍵となります。チーム内では、若手選手の成長やベテラン選手の奮闘、そして監督と選手たちの信頼関係の構築が描かれ、視聴者を引きつけます。
キャストも豪華で、達海猛役の関智一をはじめ、椿大介役の水島大宙、村越茂幸役の置鮎龍太郎など、声優陣の演技がキャラクターを生き生きとさせています。特に、達海猛の冷静さと情熱を関智一が見事に表現しており、視聴者の心を捉えます。
音楽も作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素です。オープニングテーマ「My story ~まだ見ぬ明日へ~」は、THE CHERRY COKE$が担当し、力強いメロディーが視聴者の心を奮い立たせます。エンディングテーマ「Get tough!」は、G・P・Sが担当し、試合後の余韻をしっかりと演出しています。
この作品は、サッカーファンだけでなく、スポーツや人間ドラマが好きな人にもおすすめです。特に、弱者が強者に挑むストーリーは、多くの人に勇気を与えることでしょう。また、チーム内の人間関係や成長の過程を描いたエピソードは、感動を呼びます。
さらに、「GIANT KILLING」は、スポーツアニメとしてだけでなく、社会的なテーマも扱っています。例えば、チームの運営やファンとの関係、メディアの影響など、現実のサッカー界の問題点を描いており、視聴者に考えさせる要素もあります。
全体として、「GIANT KILLING」は、リアルなサッカーの描写と深い人間ドラマを兼ね備えた素晴らしい作品です。サッカーの興奮と感動を味わいたい人、チームの成長と人間関係に興味がある人には、ぜひ見てほしいアニメです。NHKの放送終了後も、DVDやストリーミングサービスで視聴可能なので、まだ見ていない人はぜひチェックしてみてください。 |