『サムライ7』レビュー:時代劇とSFの融合が魅せる戦いの物語

『サムライ7』レビュー:時代劇とSFの融合が魅せる戦いの物語

SAMURAI 7 - サムライセブン - の全面的なレビューと推薦

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

実写

■放送期間

2004年06月12日 ~ 2004年12月25日
SKY PerfecTV! 2004年6月12日~2004年12月26日(1回~26回)
隔週で放送

■放送局

SKY PerfecTV!(現スカチャン)

■分数

30分

■話数

26話

■原作

原作/黒澤明「七人の侍」

■監督

滝沢敏文

■制作

・アニメーション制作/GONZO
・製作/国際メディア・コーポレーション、GDH

■著作

©2004 黒澤明/橋本忍/小国英雄/NEP・GONZO

■ストーリー

はるか未来、地球と呼ばれていたかもしれないある惑星。
そこでは全身を機械化したサムライ達が長い間戦をし、大地が焦土と化してようやく大戦は終わった。
人々は再び田を耕し、生きていくには困らない程度の米を生産できるようになった、そんな時代。
深い山々に囲まれ湿潤な気候に恵まれたカンナ村も大戦時の痛手から立ち直り、米の収穫に恵まれている。
だが、村人たちは、米の出来に喜んでばかりはいられない。
毎年やってくる黒い脅威「野伏(のぶ)せり」–かつて戦場を彩っていた機械化されたサムライ達のなれの果てが襲ってくるのだ。
戦争の終わった今では彼らは生きる目的を失い、徒党を組み村々を蹂躙し米や女たちを奪っていった。
抵抗には死–米をつくることしか知らない農民たちは収穫期の野伏せりたちの襲撃を仕方なく受け入れる以外、生きる術をもたなかった。
収穫期を前に稲穂の実りを視察にきた野伏せりに対して、カンナ村の長であるギサクは徹底抗戦を唱える。村人からあがる反対意見。
しかしギサクには野伏せりを撃退する妙案があった。野伏せりに対抗できるのはサムライしかいない。戦が終わり、戦う場所を失ったサムライたちは皆、力をもてあまし、腹をすかせている。腹いっぱいの米を報酬にすれば、必ずサムライを雇い入れることが出来るはずだ。
かくして血気盛んな若者リキチと、水分(みく)まりの巫女のキララとコマチ姉妹が村の代表として、砂漠の向こうにある街・虹雅渓(こうがきょう)に向かう事となる…。

※GONZO公式サイトより引用

■解説

映画「七人の侍」は、世界中に、素晴らしい映画であると広く知られています。また、リメイクも作られ、「荒野の七人」などの名作も残しています。それはなぜか?それは「七人の侍」が普遍的なテーマを持っている、優れたエンターテインメント作品であるからに他なりません。勧善懲悪のシンプルなストーリー構成、カッコいい男達。練りこまれた各シーンのアイデア、ビジュアルインパクトのある土砂降りの中での戦闘。多くのエンターテインメントの要素が詰まったこの作品を、世界で初めてフルデジタル・アニメーションでリメイクします!

「SAMURAI 7」はGONZOならではの3Dアニメと2Dアニメを組み合わせたハイブリッド映像で制作されています。メカバトルは迫力の3Dで、キャラクターは親しみやすい2Dで描くことで、より効果的な表現を実現。さらに本作は、TVアニメでは世界ではじめての全編にわたりハイビジョンによる高精細な画質で制作。3DCGとデジタルプロセスを経て世界に誇る「黒澤明の才能」と、世界に誇る「日本のアニメーション技術」が手を組み、新しいエンターテインメントとして、また最新技術を駆使した“ハイクオリティ・アニメ”として生まれ変わりました。

「SAMURAI 7」は単なる原作のままの時代劇ではなく、人類が太陽系内の惑星群に殖民する時代のとある殖民惑星の戦乱の最中、という架空の時代、架空の場所という設定で展開するSF冒険活劇。メカロボットに姿を変えた「侍」たちのバトルもあまたある見所のひとつ。ガンダムシリーズを手がけた小林誠氏のデザインによる、日本の伝統的な造形美と未来的なスタイルが見事に融合したユニークなメカロボットが、3DCGの迫力映像で縦横無尽に飛び回り、壮絶なバトルを展開します。

■キャスト

・カンベエ/てらそま まさき
・カツシロウ/朴 璐美
・キクチヨ/コング桑田
・ゴロベエ/稲田 徹
・シチロージ/草野 徹
・ヘイハチ/犬飼淳治
・キュウゾウ/三木眞一郎
・キララ/折笠富美子
・コマチ/斎藤千和
・リキチ/西前忠久
・ウキョウ/子安武人

■メインスタッフ

・原作/黒澤明『七人の侍』より
・監督/滝沢敏文
・副監督/三浦将則、大原実
・演出協力/高橋良輔
・シリーズ構成/冨岡淳広
・キャラクターデザイン/草彅琢仁
・アニメーションキャラクターデザイン/橋本英樹
・メカニックデザイン、美術デザイン/小林誠
・デザインワークス/森久司、田中雄一
・美術監督/小倉宏昌
・色彩設計/後藤恵子
・撮影監督/吉岡宏夫
・編集/肥田文
・音楽/和田薫、林英哲
・音響監督/鶴岡陽太
・アニメーションプロデューサー/笠間寿高
・プロデューサー/伊藤大輔、猪股一彦
・アニメーション制作/GONZO
・製作/国際メディア・コーポレーション、GDH

■メインキャラクタ

・カンベエ
いつも負け戦ばかりだったという軍師。経験値の豊富さと人間的な大きさがカツシロウの目には 「理想のサムライ~理想の人間像」に映る。戦場で生と死の体感を全て超越してしまったかのような達観ぶり。常に冷静な、頼れるリーダー。村人たちも全幅の信頼をよせていく。
・カツシロウ
高名な武家の家を抜け出し、武者修行の行脚の途中、 カンベエと出会って「サムライ」として成長していく。戦争は未経験だが、様々な剣術や格闘術は少年時代に指南を受けており、 潜在的には高い戦闘能力を誇る・・・ものの実戦ではあまり役にたたず、 戦場で人間的に鍛えられていく。
・キクチヨ
厳格な身分制度から抜け出して"サムライ"になるため、 改造手術を受け、戸籍から自己を抹消した男。 自分の置かれている境遇を変えてみようとする遺伝子の持ち主。 前線で超大刀をふるい、敵を倒す豪快な男。
・ゴロベエ
カンベエの参謀役。二人が剣をかわしたことはないが、かつてはカンベエとは敵にあたる側に雇われていた。「サムライはいつでも臨戦態勢だ」と、 腹一杯にはせず、腹八分目。 戦場が大好きで戦場で死ぬことこそ、 本望と言ってはばからない。
・シチロージ
戦場ではいつもカンベエと共に前線にいた、古女房的な存在。 刀や槍など、あらゆる武器に精通している。大戦後、長い間くすぶった生活をしていたが、 カンベエと再会後は、遊撃役として活躍する。
・ヘイハチ
のんびりした性格で、パーティーのムードメーカー。ごはんが大好きで、腹一杯のめしがギャラと聞いて 二つ返事でOKしたのはこの男のみである。お米に目がなく、各地を転戦したおかげで ききめしが出来るほどの米オタク。 満腹になるとフルパワーで戦える。工兵という過去の経歴を生かし、村の要塞化に力を発揮する。
・キュウゾウ
ストイックな剣士。
極限まで自分を高め、 剣を振るう一瞬に全てをかける男。厳しさを全身ににじませており、無口で冷静。
・キララ
村の水神に仕える「水分り(みくまり)の巫女」。丁寧な物腰で話す、ちょっと浮世離れしたところがある少女。サムライのスカウト役。あまり感情を出さず、「巫女」という肩書きもあって神秘的な雰囲気すら漂う。よく言えばお嬢様、悪く言えば世間知らず。
・コマチ
キララの妹。姉に比べて現代っ子。ハラがへったと言っては泣き、満腹で嬉しいと言っては泣く。メカ侍・キクチヨを子分にする。
・リキチ
村一番の働き者。キララ・コマチと共に村を救ってくれるサムライを 探しに旅立つ。 野伏せりを激しく憎んでいるが、そこには何か訳がある様子…。
・ギサク
カンナ村の長老。野伏せりの暴虐に対し、サムライを雇い対抗することを画策する。 その一言は値千金、村の命運を一手に握る老獪なる老人。
・マサムネ
虹雅渓下層部で刀鍛冶屋を営む面倒見のいい男。キクチヨとは顔見知りらしく 街で暴れるたびにどこかしら壊してくるキクチヨの修理をしている。
・ヒョーゴ
アヤマロの近衛の用心棒。その腕前はキュウゾウに匹敵するほど。
・ウキョウ
虹雅渓の差配で、豪商であるアヤマロのドラ息子。のちに虹雅渓の差配となる。街でキララを見初めて以来、彼女を執拗に狙う。彼には思いも寄らぬ出生の秘密が…。

■サブタイトル

・第一話/斬る!(2004/06/12)
・第二話/喰う!(2004/06/12)
・第三話/ご冗談を!(2004/07/10)
・第四話/参る!(2004/07/10)
・第五話/お粗末!(2004/07/24)
・第六話/任せろ!(2004/07/24)
・第七話/癒す!(2004/08/14)
・第八話/怒る!(2004/08/14)
・第九話/真っ二つ!(2004/08/28)
・第十話/集う!(2004/8/28)
・第十一話/やって来た!(2004/09/11)
・第十二話/わめく!(2004/09/11)
・第十三話/撃つ!(2004/09/25)
・第十四話/暴れる!(2004/09/25)
・第十五話/ずぶ濡れ!(2004/10/09)
・第十六話/死す!(2004/10/09)
・第十七話/刈る!(2004/10/23)
・第十八話/潜る!(2004/10/23)
・第十九話/叛く!(2004/11/13)
・第二十話/着替える!(2004/11/13)
・第二十一話/たわけ!(2004/11/27)
・第二十二話/ひっぱたく!(2004/11/27)
・第二十三話/うそつき!(2004/12/11)
・第二十四話/契る!(2004/12/11)
・第二十五話/墮ちる!(2004/12/25)
・第二十六話/植える!(2004/12/26)

■関連作品

・SAMURAI 7 NHK総合放送版

■主題歌・楽曲

・OP1
・UNLIMITED
・作詞/相川七瀬
・作曲/柴崎浩
・編曲/柴崎浩、小池敦、岡野ハジメ
・歌/相川七瀬

・ED1
・普遍
・作詞/Rin'
・作曲/YUKIYOSHI
・編曲/Rin'、YUKIYOSHI
・歌/Rin

■レビュー

「SAMURAI 7」は、黒澤明の名作映画「七人の侍」を原作に、GONZOが制作したSFアニメーション作品です。2004年に放送されたこの作品は、原作の時代劇を未来の惑星という設定に置き換え、メカニックデザインと3Dアニメーションを駆使した新しいエンターテインメントとして生まれ変わりました。以下では、ストーリー、キャラクター、映像、音楽など、さまざまな観点から「SAMURAI 7」を詳細にレビューします。

ストーリー

「SAMURAI 7」のストーリーは、未来の惑星で生きる人々の苦難と希望を描いています。戦争が終わり、平和を取り戻したかに見えるこの惑星では、しかし、野伏せりという機械化されたサムライたちが村々を襲い、米や女性を奪っていました。カンナ村の長老ギサクは、村を守るためにサムライを雇うことを決意し、若者リキチと巫女のキララ、コマチ姉妹がサムライを探す旅に出ます。この旅を通じて、さまざまな背景を持つサムライたちが集まり、村を守るための戦いが始まります。

原作の「七人の侍」と同様に、ストーリーは勧善懲悪のシンプルな構成を持っていますが、未来の惑星という設定により、SF的な要素が加わっています。戦争が終わった後の社会の混乱や、人々の生きる目的の喪失など、現代社会にも通じるテーマが描かれており、深い感動を呼びます。また、各キャラクターのバックストーリーや人間関係も丁寧に描かれており、視聴者を物語に引き込む力があります。

キャラクター

「SAMURAI 7」のキャラクターは、原作の「七人の侍」のキャラクターを基にしながらも、独自の魅力を持っています。リーダーであるカンベエは、冷静で頼れる存在でありながら、戦場での経験から達観した一面も見せます。カツシロウは、武者修行の途中でカンベエと出会い、サムライとして成長していく若者です。キクチヨは、厳格な身分制度から抜け出し、サムライになるために改造手術を受けた男で、その豪快な戦いぶりが印象的です。

その他にも、戦場を愛するゴロベエ、古女房的な存在のシチロージ、ごはん好きのヘイハチ、ストイックな剣士キュウゾウなど、個性豊かなキャラクターが揃っています。また、村の巫女キララとコマチ姉妹、村一番の働き者リキチなど、村人たちも魅力的に描かれており、物語を盛り上げます。各キャラクターの背景や人間関係が丁寧に描かれており、視聴者に深い共感を与えます。

映像

「SAMURAI 7」は、GONZOの技術力を駆使したハイブリッド映像で制作されています。メカバトルは迫力のある3Dアニメーションで描かれ、キャラクターは親しみやすい2Dアニメーションで描かれています。この組み合わせにより、メカバトルの迫力とキャラクターの感情表現が両立され、視覚的なインパクトを与えます。また、全編ハイビジョンで制作されたことで、高精細な画質が実現されており、映像美が際立っています。

特に、メカニックデザインを担当した小林誠氏のデザインは、日本の伝統的な造形美と未来的なスタイルが見事に融合しており、視覚的な魅力が高いです。メカロボットのデザインは、ガンダムシリーズを手がけた小林氏ならではのものであり、3DCGの迫力映像で縦横無尽に飛び回る姿は、視聴者を圧倒します。また、戦闘シーンの演出も練りこまれており、ビジュアルインパクトのある土砂降りの中での戦闘など、見応えのあるシーンが満載です。

音楽

「SAMURAI 7」の音楽は、和田薫氏と林英哲氏が担当しており、ストーリーを盛り上げる重要な役割を果たしています。オープニングテーマ「UNLIMITED」は、相川七瀬の力強い歌声とロック調の曲調が印象的で、物語の冒険活劇を象徴しています。エンディングテーマ「普遍」は、Rin'の優しい歌声とメロディーが心に響き、物語の感動を引き立てます。

また、劇中音楽もストーリーに合わせて丁寧に作られており、戦闘シーンでは緊張感を高める音楽が、感動的なシーンでは心を揺さぶる音楽が流れます。音楽と映像が一体となって、視聴者に深い感動を与えます。

■推薦

「SAMURAI 7」は、原作の「七人の侍」を基にしたSFアニメーション作品でありながら、独自の魅力を持った作品です。未来の惑星という設定により、SF的な要素が加わっており、現代社会にも通じるテーマが描かれています。また、個性豊かなキャラクター、迫力のあるメカバトル、美しい映像、感動的な音楽など、さまざまな要素が詰まっており、視聴者を物語に引き込む力があります。

この作品は、原作の「七人の侍」を知っている人だけでなく、SFやメカバトルが好きな人、感動的な物語を求める人にもおすすめです。また、アニメーション技術の進化を感じたい人にもぜひ見ていただきたい作品です。「SAMURAI 7」は、視覚的にも感動的にも満足できる、ハイクオリティなアニメーション作品です。ぜひ一度、視聴してみてください。

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