この醜くも美しい世界：魅力的な物語とキャラクターの深みを徹底評価

この醜くも美しい世界 - コノミニククモウツクシイセカイ -

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

アニメオリジナル

■放送期間

2004年04月01日 ～ 2004年06月17日
BS-i　2004年4月1日～2004年6月17日(1回～12回)毎週木曜　24:30～25:00

■放送局

TBS系BS-i

■分数

30分

■話数

12話

■原作

GAINAX

■監督

佐伯昭志

■制作

・アニメーション制作／GAINAX、SHAFT

■著作

©GAINAX／醜美委員会

■ストーリー

平凡な日常を過していた高校生・竹本タケルは、バイトのバイク便の配達の途中不思議な光と遭遇する。立ち止まった辺りを探すと、森の中で光り輝く繭の中から可愛らしい少女ヒカリが現れる。ヒカリに一目惚れをしたタケルだったが、その現場に突然見たことも無い怪物が現れ彼女に襲いかかる。
謎の少女ヒカリやアカリ、いとこで幼馴染の西野マリやクラスメイトたちと繰り広げる、タケルたちの楽しい日々。
平凡だけれど何にも変えがたい毎日が、ヒカリの目を通して、鮮やかに描かれていきます。

■解説

『オネアミスの翼』『新世紀エヴァンゲリオン』など数多くのヒットアニメを世に送り出したGAINAXが放つ完全新作のオリジナルTVアニメーション。制作スタッフはTVアニメ『まほろまてぃっく』シリーズを手がけたスタッフが再結集します。
高村和弘さんの描く美少女が多数登場。みなさん期待のシーン(!?)も満載の予定です。
美少女あり、SFあり、アクションあり、ハートウォーミングあり…と、もりだくさんの作品を目指しています!お楽しみに!

■キャスト

・ヒカリ／川澄綾子
・アカリ／清水　愛
・竹本タケル／水島大宙
・二ノ宮リョウ／瀧本富士子
・西野マリ／真田アサミ
・紅林浴香／菊池由美
・漆島桜子／水野愛日
・浅倉晋一／私市　淳
・松村大治郎／荻原秀樹
・二ノ宮紀美／小林恵美
・西野一丁／松本　大
・西野澄恵／小谷朋子
・ジェニファー・ポートマン／高田由美
・アイオニオス／野田順一

■メインスタッフ

・原作／GAINAX
・監督／佐伯昭志
・シリーズ構成／佐伯昭志、山賀博之
・キャラクターデザイン、総作画監督／高村和宏
・メカニックデザイン原案／すずきめい
・モンスターデザイン／吉成曜
・美術監督／桑原悟
・色彩設定／日比野仁
・撮影監督／小澤次雄
・編集／瀬山武司
・音響監督／岩浪美和
・音楽／渡辺剛
・エグゼクティブプロデューサー／源生哲雄
・プロデューサー／関戸雄一、神宮司剛史、佐藤裕紀
・アニメーションプロデューサー／久保田光俊
・アニメーション制作／GAINAX、SHAFT
・製作／醜美委員会(ジェネオンエンタテインメント、TBS、GAINAX、ムービック)

■メインキャラクタ

・ヒカリ
宇宙から現れた少女。タケルが森の中で見つけた輝く繭の中から目覚める。出会った当初からタケルに関わろうとし、一緒に暮らすように。タケルの理想通りの可愛らしい容姿を持つ。
・竹本タケル
叔父のバイク便屋に住み込みで働いている高校生。何気ない生活を送っていたがヒカリと出会ったことでその日常が劇的に変わる。
・アカリ
ヒカリと共に宇宙から現れた少女。同じような境遇のヒカリを姉として慕う。自分を保護してくれたリョウに好意を寄せ一緒に暮らすようになる。
・二ノ宮リョウ
タケルの幼なじみの同級生。両親はなく森の外れの屋敷で妹と二人暮し。ヒカリが現れた森の中でアカリを見つけ、自分の家につれてくる。
・西野マリ
タケルの従姉妹で幼なじみ。明るい性格で気の効くしっかりした女の子。ヒカリの登場により幼なじみとしてみていたタケルを異性として意識し始める。
・ジェニファー・ポートマン
ヒカリの現れた森を調査するためにやってきた科学者。そのまま町に滞在しタケルの下宿先に居つく。いつも白衣を着ているがその下はナイスバディーの持ち主。
・紅林浴香
タケル達のクラスメート。西野家の隣に住んでいる。桜子と一緒にリョウのファンを自称している。 かなりのミーハー。
・漆島桜子
タケル達のクラスメート。活発な女の子。桜子と一緒にリョウのファンを自称しているが、浴香に振りまわされる一面も。
・浅倉晋一
タケル達のクラスメート。女の子が大好きなお調子者。大治郎と一緒に騒いでは、浴香や桜子に馬鹿にされている。
・松村大治郎
タケル達のクラスメート。晋一と共に新たな女の子がやってこないか期待している。晋一とは良いコンビ。
・二ノ宮紀美
リョウの妹。頼りない(?)兄に代わって家のことを取りしきっているしっかり者の小学生。
・西野一丁、西野澄恵
タケルの叔父夫婦でマリの両親。夫婦でバイク便屋を経営している。幼い頃からタケルの面倒を見ていて、ヒカリが現れてからも、それを受け入れる懐の深さを持つ。
・アイオニオス
タケル達の通う高校の、校舎の柱の中で眠っていたが、ヒカリに反応し目覚める。かつて仕えていたというヒカリのそばにいるため、西野家に居候することに。

■サブタイトル

・第1話／暁は光と闇のわかれめ
・第2話／あなたが初めて
・第3話／二人の木陰
・第4話／これからの人生
・第5話／スクール・デイズ
・第6話／水辺にたたずみ
・第7話／キスへのプレリュード
・第8話／この素晴らしき世界
・第9話／星に願いを
・第10話／偽りの心
・第11話／時の過ぎ行くまま
・第12話／我が心の歌

■主題歌・楽曲

・OP1
・metamorphose
・作詞／くまのきよみ
・作曲／大森俊之
・編曲／大森俊之
・歌／高橋洋子

・ED1
・夏色のカケラ
・作詞／くまのきよみ
・作曲／渡辺剛
・編曲／渡辺剛
・歌／石田燿子

・ED2
・キミニアエテ
・作詞／くまのきよみ
・作曲／渡辺剛
・編曲／渡辺剛
・歌／川澄綾子&清水愛

この醜くも美しい世界 - 評論と推薦

「この醜くも美しい世界」は、GAINAXとSHAFTが共同で制作した2004年のオリジナルアニメシリーズです。この作品は、平凡な高校生・竹本タケルが宇宙から来た少女ヒカリと出会い、その日常が一変する物語を描いています。以下では、このアニメの魅力や特徴、そして推薦ポイントについて詳しく解説します。

ストーリーの魅力

「この醜くも美しい世界」のストーリーは、タケルがヒカリと出会うことから始まります。ヒカリは宇宙から来た謎の少女で、彼女の存在がタケルの日常を大きく変えていきます。物語は、ヒカリやアカリといった宇宙からの訪問者たちと、タケルやその友人たちとの交流を通じて展開されます。平凡な日常の中に突如として現れる非日常的な要素が、視聴者を引き込む魅力となっています。

特に注目すべきは、ヒカリの視点から描かれるタケルたちの日常です。ヒカリにとっては初めての地球での生活であり、その目を通して見る世界は新鮮で美しく描かれています。彼女の視点から見た日常の風景や人々の交流は、視聴者にも新たな発見をもたらします。また、ヒカリとタケルの関係性も物語の中心であり、彼らの成長や絆の深まりが感動的なエピソードとして描かれています。

キャラクターの魅力

この作品のキャラクターはそれぞれ個性的で、視聴者に強い印象を与えます。主人公のタケルは、平凡な高校生でありながらヒカリとの出会いを通じて成長していく姿が魅力的です。ヒカリは可愛らしい容姿と純粋な心を持ち、タケルや周囲の人々に影響を与えます。アカリはヒカリの妹のような存在で、彼女の行動や感情も物語に深みを与えています。

また、タケルの幼馴染である二ノ宮リョウや従姉妹の西野マリも重要なキャラクターです。リョウはタケルの良き友人であり、アカリを保護する姿勢が彼の人間性を示しています。マリはタケルを異性として意識し始めることで、物語に恋愛要素を加えています。その他にも、ジェニファー・ポートマンやクラスメートたちの個性豊かなキャラクターが、物語を盛り上げています。

ビジュアルと音楽

「この醜くも美しい世界」のビジュアルは、高村和宏さんのキャラクターデザインが特徴的です。美少女キャラクターが多数登場し、その美しさと可愛らしさが視覚的な魅力となっています。また、GAINAXとSHAFTの制作によるアニメーションは、細部まで丁寧に描かれており、視覚的な満足感を提供します。

音楽面では、OPテーマ「metamorphose」とEDテーマ「夏色のカケラ」「キミニアエテ」が印象的です。高橋洋子さんの力強い歌声や、石田燿子さん、川澄綾子さん、清水愛さんの美しい歌声が、物語の雰囲気を盛り上げています。特に、EDテーマ「キミニアエテ」はヒカリとアカリの声優である川澄綾子さんと清水愛さんが歌っており、物語の感動をさらに深めています。

制作背景とスタッフ

この作品は、GAINAXが制作したオリジナルアニメシリーズであり、監督は佐伯昭志さんが務めています。GAINAXは「オネアミスの翼」や「新世紀エヴァンゲリオン」などのヒット作を生み出してきたスタジオであり、その制作力とクリエイティブな発想がこの作品にも反映されています。また、SHAFTも制作に参加しており、両スタジオの協力により高品質なアニメーションが実現しました。

シリーズ構成は佐伯昭志さんと山賀博之さんが担当し、キャラクターデザインと総作画監督は高村和宏さんが務めています。メカニックデザイン原案はすずきめいさん、モンスターデザインは吉成曜さんが担当し、美術監督は桑原悟さん、色彩設定は日比野仁さん、撮影監督は小澤次雄さん、編集は瀬山武司さん、音響監督は岩浪美和さん、音楽は渡辺剛さんが担当しています。これらのスタッフが一丸となって制作された作品は、視覚的にも聴覚的にも高い完成度を誇っています。

推薦ポイント

「この醜くも美しい世界」は、美少女キャラクターとSF要素が融合した作品であり、視覚的な魅力と物語の深みを兼ね備えています。特に、平凡な日常の中に突如として現れる非日常的な要素や、ヒカリの視点から描かれる世界の美しさが魅力的です。また、キャラクターの成長や絆の深まりを描いたエピソードは、視聴者に感動を与えます。

この作品を推薦するポイントは以下の通りです。

• 美少女キャラクターとSF要素の融合
• 平凡な日常と非日常の対比
• ヒカリの視点から描かれる世界の美しさ
• キャラクターの成長と絆の深まり
• 高村和宏さんのキャラクターデザイン
• GAINAXとSHAFTの高品質なアニメーション
• 印象的なOPとEDテーマ

この作品は、美少女アニメやSFアニメが好きな方、日常の中に非日常的な要素を求める方、キャラクターの成長や絆の深まりを描いた物語が好きな方におすすめです。ぜひ一度視聴してみてください。