映画『カードキャプターさくら 封印されたカード』の魅力と評価

劇場版 カードキャプターさくら 封印されたカード - 感想と詳細な情報

■公開メディア

劇場

■原作メディア

漫画

■公開日

2000年07月15日 ～ 0000年01月01日

■配給会社

松竹

■映倫番号

115843

■分数

82分

■話数

1話

■原作

CLAMP

■監督

浅香守生

■制作

・アニメーション制作／マッドハウス
・製作／講談社、松竹、バンダイビジュアル、シェルティ、マッドハウス

■著作

©CLAMP・ST・講談社／劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード製作委員会

■ストーリー

小学6年生になったさくらは、まだ小狼の告白への返事をできずにいた。そんな時、エリオルの家の跡地に建てられた友枝遊園地で、ばったり小狼と苺鈴に遭遇。喜ぶさくらたちだが、町中ではあるものが次々に消えていくという奇妙な現象が起こっていた。そしてその現象はさくらたちの下にも及び、さくらの持つさくらカードが次々に消え始める。それは、名前のないクロウカード＝無のカードの仕業だった。異変を止めようとするさくらだったが、相談したエリオルから無のカードを封印するには「大切な人への想い」を代価にしなければならないと聞かされる。動揺するさくらだが、無のカードは刻々と威力を発揮し始めていた。果たしてさくらはカードを封印し、小狼への本当の想いを伝えることができるのか。

■解説

2000年7月公開。劇場版第2作。アニメの最終回からその後のストーリーで、さくらたちは小学6年生の夏休み。『カードキャプターさくら』は、CLAMPによる日本の少女漫画作品で、1996年から2000年まで講談社の『なかよし』で連載されました。この作品は、魔法少女ジャンルの中でも特に人気があり、多くのファンに愛されています。劇場版『封印されたカード』は、テレビシリーズの完結後に公開され、さくらの成長と彼女を取り巻く人間関係をさらに深く描いています。監督の浅香守生は、さくらの心情を丁寧に描き出し、視聴者に感動を与えることに成功しました。また、CLAMPの独特なキャラクターデザインとストーリーテリングが、映画でも引き継がれています。

■キャスト

・木之本桜／丹下桜
・李小狼／くまいもとこ
・ケルベロス／久川綾(仮の姿)、小野坂昌也(真の姿)
・月城雪兎／緒方恵美
・大道寺知世／岩男潤子
・李苺鈴／野上ゆかな
・柊沢エリオル／佐々木望
・木之本桃矢／関智一
・観月歌帆／篠原恵美

■メインスタッフ

・原作／CLAMP
・監督／浅香守生
・脚本／大川七瀬
・ゲストキャラクターデザイン原案、コスチュームデザイン／CLAMP(もこなあぱぱ)
・総作画監督／阿部恒
・作画監督／桜井邦彦、北尾勝、田崎聡、君塚勝教、春日井浩之、濱田邦彦、藤田まり子、堀内博之
・絵コンテ／浅香守生、川尻善昭、兼森義則、阿部恒、坂田純一、水野和則、高柳滋仁
・美術監督／池田祐二
・色彩設定／勝沼まどか
・撮影監督／白井久男
・編集／尾形治敏
・音響監督／三間雅文
・音楽／根岸貴幸
・プロデューサー／吉田剛、鶴成孝一、小森伸二、小野達矢、池口和彦
・アニメーション制作／マッドハウス
・製作／講談社、松竹、バンダイビジュアル、シェルティ、マッドハウス

■メインキャラクタ

・木之本桜(きのもと さくら)
主人公。通称・さくら。4月1日生まれ、A型。好きな花は桜。好きな色はピンクと城。「はにゃーん」「ほえ～」などが口癖。性格は明るく素直で優しく非常に友達思いの愛らしい少女。そして少々天然。前向きな頑張り屋で「絶対だいじょうぶだよ」が無敵の呪文。
・李小狼(リ・シャオラン)
さくらの同級生。クロウ・リードとは遠戚に当たる李家出身で、強い魔力を持つ。7月13日生まれ、O型。好きな花は牡丹、好きな色は緑。運動神経抜群で、特に武術に秀でている。自分にも他人にも厳しく、無口でクールな反面、極度の照れ屋。
・ケルベロス
クロウによって作られた、クロウカードの2人の守護者の1人で「封印の獣」であり「選定者」。通称・ケロちゃん。好きな花は向日葵。好きな色は赤とオレンジ。普段はぬいぐるみのような小さい体だが、真の姿は翼の生えたライオンを思わせる。性格は非常に陽気でナルシスト。
・月城雪兎(つきしろ ゆきと)
桃矢の同級生で親友。12月25日生まれ、AB型。好きな花は雪割草、好きな色は白。細身でおっとり優しく、やわらかい笑顔を常に欠かさず、かなりの天然。
・大道寺知世(だいどうじ ともよ)
さくらの同級生で一番の親友。9月3日生まれ、A型。好きな花は木蓮と桜。好きな色はベージュと白。資産家(大道寺家)の一人娘で典型的なお嬢様。
・李苺鈴(リ・メイリン)
アニメ版オリジナルキャラクター。さくらの同級生で小狼の従妹。3月25日生まれ、B型。好きな花は蓮、好きな色は赤。長い髪を2つのお団子にし、その毛先を垂らしている。
・柊沢エリオル(ひいらぎざわ エリオル)
さくらの同級生。3月23日生まれ、AB型。好きな花は桜、好きな色は黒。眼鏡をかけた柔和な少年。頭脳明晰、スポーツ万能、家事万能。
・木之本桃矢(きのもと とうや)
さくらの兄。2月29日生まれ、O型。好きな花は桃、好きな色は青。家事全般をこなせ、得意料理は焼きそばとオムライス。普段はさくらを度々「怪獣」呼ばわりするなど憎まれ口を叩いているが、本心では妹を大切に思っている。
・観月歌帆(みづき かほ)
月峰神社の宮司の一人娘。2月11日生まれ。時々巫女装束で登場し、弓道も習っている。神秘的な雰囲気かつ極めて穏やかな物腰の美女で、クロウカードを集めるさくらの動向を密かに見守っている。意外なところで間が抜けており、方向音痴で料理は全く出来ないらしい。

■主題歌・楽曲

・TM
「明日へのメロディー」
作詞／CHAKA
作曲／鷺巣詩郎
編曲／鷺巣詩郎
歌／CHAKA

■感想と評価

『劇場版 カードキャプターさくら 封印されたカード』は、さくらの成長と彼女の人間関係を描いた感動的な作品です。特に、さくらが小狼への想いをどう伝えるかという点に焦点を当てたストーリーは、視聴者に深い感動を与えます。監督の浅香守生は、さくらの心情を丁寧に描き出し、視聴者に共感を呼び起こすことに成功しました。また、CLAMPの独特なキャラクターデザインとストーリーテリングが、映画でも引き継がれています。

この映画の魅力は、さくらの成長だけでなく、彼女を取り巻くキャラクターたちの人間関係にもあります。小狼との関係、知世との友情、桃矢との兄妹愛など、さまざまな人間関係が描かれています。特に、小狼とのロマンスは、視聴者の心を捉えます。さくらが小狼への想いをどう伝えるかという点に焦点を当てたストーリーは、視聴者に深い感動を与えます。

また、映画のビジュアル面でも評価が高いです。CLAMPのキャラクターデザインは、映画でも引き継がれ、美しいビジュアルが視聴者を引きつけます。特に、さくらの魔法を使うシーンや、無のカードとの戦いのシーンは、視覚的に非常に美しく描かれています。アニメーション制作を担当したマッドハウスは、CLAMPのデザインを忠実に再現し、視覚的な美しさを追求しました。

音楽もこの映画の魅力の一つです。CHAKAの「明日へのメロディー」は、さくらの成長と彼女の想いを象徴するような美しい曲で、視聴者の心を打つことでしょう。また、根岸貴幸の音楽は、映画の雰囲気を盛り上げ、視聴者を物語に引き込む役割を果たしています。

■推薦ポイント

『劇場版 カードキャプターさくら 封印されたカード』は、さくらの成長と彼女の人間関係を描いた感動的な作品です。特に、さくらが小狼への想いをどう伝えるかという点に焦点を当てたストーリーは、視聴者に深い感動を与えます。また、CLAMPの独特なキャラクターデザインとストーリーテリングが、映画でも引き継がれています。ビジュアル面でも音楽面でも評価が高く、視聴者を引きつける魅力があります。ぜひ、この映画を観て、さくらの成長と彼女の人間関係を感じてください。