ガートナー：2012年第3四半期の世界スマートフォン販売台数は前年比47％増

6四半期連続で赤字を計上しているノキアは、市場ランキングの低下に慣れてしまったようだ。市場調査会社ガートナーは昨日、ノキアのスマートフォン市場シェアが前四半期の3位から7位に下落したことを示すレポートを発表した。

ガートナーの統計レポートによると、今年第3四半期の世界のスマートフォン販売台数は前年同期比47％増加したが、主な恩恵を受けたのはスマートフォン市場の46.5％を占めるサムスンとアップルだった。ノキアのスマートフォン販売は低迷し、出荷台数は720万台で、市場シェアはわずか4.3％で7位となった。ノキアのスティーブン・エロップ最高経営責任者（CEO）は、サムスンやアップルなどの強力なライバルと競争するために、ノキアは「将来やるべきことがたくさんある」と語った。

ガートナーは、マイクロソフトのWindows Phoneシステムを搭載したノキアのLumiaスマートフォンの市場見通しについて、「第4四半期には、Lumiaスマートフォンがノキアの市場シェアの低下を抑制するのに役立つだろうが、2013年まではノキアの市場地位に大きな改善はもたらさないだろう」と報告した。