ノートを丁寧に書いたのに、読み返すと何が重要だったか分からない。そんなときは、見栄えよりも使う場面から形式を考えてみましょう。授業の復習、読書、作業の手順確認では、必要な情報が異なります。ここでは記録した内容と自分の疑問を区別する、取り入れやすい方法を紹介します。
あとで何をしたいかを先に決める
定義を説明したいのか、問題を解き直したいのか、読んだ本を比較したいのか、ノートの用途を一つ決めます。聞く、読む、理解する、書くことを同時にすべてこなすのが難しい場合は、その場で優先する作業を絞る方法もあります。立命館大学の教材では、授業に合わせて記録や聞き取りの優先順位を工夫する例が紹介されています。
内容と自分の反応を区別して書く
ページの上部に日付、題名、教材の該当箇所を書き、本文には重要な用語と関係を記録します。自分の疑問には「?」、自分で考えた例には「自分の例」など、意味が分かる印を添えます。こうしておくと、資料の説明と自分の解釈が混ざるのを防げます。すべてを全文で写す必要はありませんが、定義や式など正確さが必要な箇所は省略しすぎないようにします。
空白を残し、見直すときに補う
分からなかった部分は無理に埋めず、ページや時刻など戻れる手がかりを残します。後で教材を開き直し、説明を補ったり、質問する内容を具体化したりしましょう。追記の色や記号を決めておくと、その場で書いたことと後から確かめたことを見分けられます。清書に時間を使う前に、内容を説明できるか、手順を再現できるかを確かめることが大切です。
見出しと短い要約で再利用する
一つの区切りの終わりに、自分の言葉で要点を短く書きます。説明が詰まった場所は、次に調べる箇所として残します。紙ならページ番号と簡単な目次、デジタルなら統一した題名や検索語が探す助けになります。図や矢印を使う場合も、何と何の関係かが後から分かるよう言葉を添えましょう。形式は固定しすぎず、読み返して使えた部分を残し、使わない装飾を減らして調整します。
- ノートの形式は使う目的から決める。
- 資料の内容と自分の疑問を区別する。
- 見直しで補い、検索できる手がかりを付ける。

