図書館で本を探すとき、背表紙の数字や文字は、題名と同じくらい役立つ手がかりです。並び方にはルールがあり、それを知ると、一冊の本から関連する本へ調べものを広げられます。すべての数字を暗記する必要はありません。検索結果の記号を読み、棚と結びつけることから始めましょう。
NDCは内容を数字で分ける仕組み
日本の多くの図書館では、日本十進分類法、略してNDCを使っています。知識を0から9の大きな分野に分け、さらに細かい分野へ区分する仕組みです。たとえば自然科学は4、文学は9の分野に属します。数字が細かくなると内容も絞られ、日本の小説や物語は913という分類で表されます。数字は本の大きさや人気の順を示すものではありません。
請求記号は分類記号だけとは限らない
背ラベルには分類記号に加え、著者名などに基づく図書記号、巻数などが付く場合があります。これらを合わせた請求記号は、本の置き場所を示す住所のような役割を持ちます。分類が同じでも、図書記号によって並び順が決まることがあります。ラベルの段数や使う文字、別置の方法には図書館ごとの違いがあるため、館内の案内を確かめましょう。
検索結果から棚へ行く手順
蔵書検索で候補を見つけたら、題名だけでなく、所蔵館、配置場所、請求記号、貸出状況を控えます。同じ図書館内でも一般書、児童書、参考図書などで場所が分かれていることがあります。館内図と棚の表示で分野を探し、その棚の記号をたどります。書庫にある資料などは、自分で棚へ行かず職員へ申し込む場合もあります。
一冊を見つけたら近くの本も見る
目的の本の前後には、関連する内容の本が並んでいる可能性があります。目次や索引を比べると、自分の疑問に合う切り口を見つけられます。ただし、関連資料がすべて同じ棚にあるとは限りません。たとえば同じ「月」でも、天文学と文学では分類が異なります。見つからない場合は、調べたいこと、使った検索語、確認した本を伝えて職員へ相談すると、次の探し方を考えやすくなります。
- NDCは本の内容による分類。
- 検索では配置場所と請求記号を一緒に控える。
- 棚の近くを見比べ、迷ったら職員に相談する。

