検索結果に同じ説明がいくつも並ぶと、それだけで正しいように感じることがあります。しかし、複数のページが同じ元記事を引用している可能性もあります。調べものでは、賛成する情報を集めるだけでなく、書かれていることを自分で確かめられる形にすることが大切です。
何を確かめたいか一文にする
まず「この記事は正しいか」という大きな問いを、確認できる小さな主張に分けます。数字、出来事の日付、仕組みの説明、書き手の意見を区別してください。たとえば「図書館で人気」という表現なら、貸出数なのかアンケートなのか、対象の図書館はどこかが確認点になります。問いが具体的になるほど、探すべき資料もはっきりします。
書き手と根拠の両方を見る
誰が、どの立場で、何のために発信しているかを確認します。組織の公式ページであることは手がかりになりますが、その組織が扱う分野かどうかも大切です。次に、資料名、調査名、原文へのリンクなど、根拠が示されているかを見ます。大阪大学附属図書館の教材も、発信者と出典を確認し、元の情報を自分で読むことを勧めています。
出典を開いて日付と条件を確かめる
リンクがあれば、要約文だけで済ませず元のページを開きます。発表日と対象期間、対象地域、用語の定義を確認し、自分の問いに当てはまるか考えます。数字なら単位や分母、比較対象も読みます。出典が別の紹介記事だった場合は、さらにさかのぼります。原文を見つけられないときは、その主張を確認できたとは扱わず、未確認として記録しておきましょう。
違いを残しながら資料を比べる
独立した別の資料でも確かめ、内容が違う場合はすぐ多数決にしないようにします。調査時期や対象、言葉の使い方が違えば、結果が異なることもあります。メモには主張、発信者、資料名、URL、日付、確認できた範囲を残します。自分の推測は資料に書かれた事実と分けてください。答えが出ない部分を明示することも、次に何を調べるかを決めるための有用な成果です。
- 確認する主張を小さく切り分ける。
- 発信者と根拠をセットで確認する。
- 出典の原文、日付、対象条件を読む。

