アニ×パラ第14弾「episode14 パラスノーボード」の感想と評価

アニ×パラ～あなたのヒーローは誰ですか～第14弾「episode14 パラスノーボード」

■公開メディア

TVスペシャル

■原作メディア

アニメオリジナル

■放送期間

2022年02月20日 ～
■TV放送
NHK BS1　2022年2月20日(1回)日曜　18:45～18:50

■放送局

・放送／NHK BS1

■分数

5分

■話数

1話

■原作

・キャラクター原案／島本和彦

■監督

・監督／大森英敏

■制作

・アニメーション制作／日本アニメーション
・制作／NHKエンタープライズ
・制作／NHK
・著作／NHK

■著作

©島本和彦／NHK

■ストーリー

今までの自分と決別しなければならない「諦め」、そして新たな「挑戦」を描く人生の物語。思い通りに体が動かず、競技が中途半端な真山。妻・はるかの衝撃のひと言が真山の心を突き動かした―

■解説

『アオイホノオ』などで知られる漫画家・島本和彦がキャラクターデザイン！　かつてスノーボーダーとして脚光を浴びた男・真山が、ゼロから新しいスノーボードクロスに挑戦、追い求める真のカッコよさとは!?

■キャスト

・真山敬／寺島拓篤
・真山はるか／内田真礼
・ドラティ／小西克幸

■メインスタッフ

・キャラクター原案／島本和彦
・監督／大森英敏
・脚本／加納新太
・音楽／山田航平
・アニメーション制作／日本アニメーション
・制作／NHKエンタープライズ
・制作／NHK
・著作／NHK

■メインキャラクタ

・真山 敬(まやま・けい)
プロスノーボーダー。「カッコイイ」を追い求め、スロープスタイルの第一人者として活躍していたが、競技中の事故により自立歩行が困難に。リハビリの結果、再びスノーボードができるまでに回復し、パラスノーボードの選手に転向。技で勝負するスロープスタイルから、スピードを競い合うスノーボードクロスへと進路を進める。思うようにスピードが出せないことで諦めの言葉を口にするが、妻のはるかに「カッコわるい」と言われ、自分の限界と再び向き合う事を決意する。
・真山 はるか(まやま・はるか)
敬の妻。突然の事故で夫の足が動かなくなるという現実に直面する。必死にリハビリを続け、再び表舞台に立った夫を心から尊敬。あるレースに負けた後、言い訳を始めた敬に喝を入れる。
・ドラティ
ノルウェー出身のパラスノーボード選手。筋肉隆々で大柄な見た目だが、実は気のいいナイスガイ。真山の良きライバル。

■主題歌・楽曲

・TM1
・SPACESHIP
・作詞／WurtS
・作曲／WurtS
・編曲／WurtS
・歌／WurtS

評 測

「アニ×パラ～あなたのヒーローは誰ですか～」シリーズの第14弾「episode14 パラスノーボード」は、NHK BS1で2022年2月20日に放送された5分間のTVスペシャルです。この作品は、アニメオリジナルであり、漫画家・島本和彦がキャラクターデザインを担当しています。監督は大森英敏、脚本は加納新太、音楽は山田航平が手掛け、日本アニメーションがアニメーション制作を担当しました。制作はNHKエンタープライズとNHKが行い、著作権はNHKに帰属しています。

このエピソードの主人公は、かつてスロープスタイルの第一人者として活躍していたプロスノーボーダーの真山敬です。彼は競技中の事故により自立歩行が困難となりましたが、リハビリの結果、パラスノーボードの選手として再起を果たします。真山は技で勝負するスロープスタイルから、スピードを競うスノーボードクロスへと転向し、新たな挑戦に立ち向かいます。しかし、思うようにスピードが出せないことで諦めの言葉を口にします。その時、妻のはるかから「カッコわるい」と言われ、自分の限界と再び向き合う決意を固めます。

真山敬を演じるのは寺島拓篤、彼の妻・はるかを内田真礼が演じ、ノルウェー出身のパラスノーボード選手ドラティを小西克幸が演じています。主題歌「SPACESHIP」はWurtSが作詞・作曲・編曲・歌唱を担当しています。

ストーリーとテーマ

「episode14 パラスノーボード」は、真山敬の人生の転機を描いた物語です。彼はかつて「カッコイイ」を追い求めるスノーボーダーとして輝いていましたが、事故によりその夢を奪われます。しかし、リハビリを通じて再びスノーボードに乗ることができるようになり、パラスノーボードの選手として新たな挑戦を始めます。このエピソードでは、真山がスノーボードクロスという新しい競技に挑戦し、自分の限界と向き合う姿が描かれています。

この作品のテーマは「諦め」と「挑戦」です。真山は事故後、再びスノーボードに乗ることができるまでに回復しましたが、思うようにスピードが出せないことで諦めの言葉を口にします。しかし、妻のはるかの「カッコわるい」という一言が、彼の心を突き動かし、再び自分の限界と向き合う決意を固めます。このエピソードは、困難に直面した時に諦めるのではなく、新たな挑戦を続けることの大切さを教えてくれます。

キャラクターデザインと演出

キャラクターデザインは島本和彦が担当しており、彼の独特なタッチが作品に生き生きとした表情を与えています。特に真山敬のキャラクターは、事故前後の変化や内面の葛藤をリアルに表現しており、視聴者に深い印象を与えます。また、妻のはるかのキャラクターも、夫を支える強さと優しさがよく描かれています。

演出面では、大森英敏監督の巧みな手法が光っています。5分という短い時間の中で、真山の人生の転機や妻との関係性を効果的に描き出しています。特に、真山がスノーボードクロスに挑戦するシーンでは、スピード感と緊張感がリアルに伝わり、視聴者を引き込む力があります。また、音楽の山田航平によるBGMも、物語の展開に合わせて感情を盛り上げる役割を果たしています。

キャストの演技

真山敬を演じる寺島拓篤は、事故前後の真山の心の変化を繊細に表現しています。特に、諦めの言葉を口にするシーンや、妻のはるかの言葉に心を動かされるシーンでは、真山の内面の葛藤がリアルに伝わります。また、真山はるかを演じる内田真礼は、夫を支える強さと優しさを自然に演じており、視聴者に深い感動を与えます。ドラティを演じる小西克幸も、筋肉隆々の大柄なキャラクターをユーモラスに演じており、真山の良きライバルとして存在感を示しています。

主題歌

主題歌「SPACESHIP」は、WurtSが作詞・作曲・編曲・歌唱を担当しています。この曲は、真山の新たな挑戦を応援するような力強いメロディーと歌詞が特徴で、物語のテーマにぴったりマッチしています。特に、真山がスノーボードクロスに挑戦するシーンで流れるこの曲は、視聴者の心を鼓舞する効果があります。

推 薦

「アニ×パラ～あなたのヒーローは誰ですか～」シリーズの第14弾「episode14 パラスノーボード」は、短い時間の中で深いテーマを描いた感動的な作品です。特に、困難に直面した時に諦めるのではなく、新たな挑戦を続けることの大切さを教えてくれるこのエピソードは、多くの視聴者に勇気を与えることでしょう。また、島本和彦のキャラクターデザインや大森英敏監督の演出、キャストの演技、主題歌「SPACESHIP」など、作品全体のクオリティも非常に高いです。

この作品は、スノーボードやパラスポーツに興味がある人だけでなく、人生の転機や挑戦に悩む人にもおすすめです。5分という短い時間の中で、深い感動と勇気を与えてくれる「episode14 パラスノーボード」は、ぜひ一度視聴してみてください。