『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』の感動と深みを徹底解剖！

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』評論と推薦

■作品概要

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』は、2019年1月12日に公開されたアニメ映画で、奈須きのことTYPE-MOONによる原作を基にした「Fate/stay night」シリーズの「Heaven's Feel」ルートを描いた三部作の第二章です。監督は須藤友徳、制作はufotableが担当し、アニプレックスが配給しました。全117分のこの作品は、冬木市を舞台にした「聖杯戦争」を中心に、衛宮士郎と間桐桜の物語を深く掘り下げています。

■ストーリー

「俺の戦うべき相手は――まだこの街にいる」

少年は選んだ、自分の信念を。そして、少女を守ることを。魔術師＜マスター＞と英霊＜サーヴァント＞が願望機「聖杯」をめぐり戦う「聖杯戦争」。10年ぶりに冬木市で始まった戦争は、「聖杯戦争」の御三家と言われた間桐家の当主・間桐臓硯の参戦により、歪み、捻じれ、拗れる。臓硯はサーヴァントとして真アサシンを召喚。正体不明の影が町を蠢き、次々とマスターとサーヴァントが倒れていった。マスターとして戦いに加わっていた衛宮士郎もまた傷つき、サーヴァントのセイバーを失ってしまう。だが、士郎は間桐桜を守るため、戦いから降りようとしなかった。そんな士郎の身を案じる桜だが、彼女もまた、魔術師の宿命に捕らわれていく……。「約束する。俺は――」裏切らないと決めた、彼女だけは。少年と少女の切なる願いは、黒い影に塗りつぶされる。

■解説

2017年に公開された第一章『presage flower』は98万人を動員し、大きな話題に。興行収入も15億円を記録した。第二章『lost butterfly』は、三部作の分岐点を描く最重要エピソード。その全三章で贈る『Heaven's Feel』の運命の岐路――第二章『lost butterfly』が飛翔する。この作品は、原作ゲームの「Heaven's Feel」ルートを忠実に再現しつつ、映像美と音楽で新たな魅力を引き出しています。特に、間桐桜の内面描写や、士郎の決意が深く描かれており、視聴者に強い印象を与えます。

■キャスト

• 主人公／衛宮史郎
• ヒロイン／間桐桜
• 英霊／アーチャー
• 英霊／セイバーオルタ

■メインスタッフ

• 監督／須藤友徳
• 原作／奈須きのこ、TYPE-MOON
• キャラクターデザイン／須藤友徳、碇谷敦、田畑壽之
• 脚本／桧山彬(ufotable)

■メインキャラクタ

• 衛宮史郎：魔術師見習いの少年。養父・衛宮切嗣の影響で正義の味方を目指す。「聖杯戦争」に参加するも、召喚したセイバーを失ってしまう。
• 間桐桜：衛宮邸に通い、家事を担当している少女。間桐慎二の妹。「聖杯戦争」に巻き込まれて傷つく士郎を心から案じている。
• 遠坂凛：衛宮士郎の同級生。冬木の管理者・遠坂の六代目継承者。アーチャーを召喚する。間桐桜を守ろうとする士郎と共闘関係を結ぶ。

■メインロボ・アイテム

• 聖杯：七人のマスターと英霊による聖杯戦争を勝ち抜いた一組のマスターと英霊のみが入手でき、聖杯は願いをかなえる願望機

■関連作品

• fate/stay night
• fate/stay night unlimited blade works
• fate/zero
• fate/stay night [Heaven's Feel]
• fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ spring song

■主題歌・楽曲

• 主題歌：I beg you
• 作詞／梶浦由記
• 作曲／梶浦由記
• 歌／Aimer

■詳細な評論

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』は、第一章『presage flower』で描かれた物語の続きであり、さらに深いテーマとキャラクターの成長を描いています。特に、間桐桜の内面の葛藤や、衛宮士郎の決意が強調されており、視聴者に強い感情を引き立てます。

この作品の最大の魅力は、ufotableの美しい映像表現です。戦闘シーンはもちろん、日常のシーンでも細部までこだわった描写が見られ、視覚的な満足感を与えます。また、梶浦由記による音楽も物語の雰囲気を盛り上げ、特にAimerの歌う主題歌「I beg you」は、間桐桜の心情を象徴するかのような美しいメロディーで、視聴者の心に深く響きます。

物語の展開は、原作ゲームの「Heaven's Feel」ルートを忠実に再現しつつ、映画ならではの演出が加えられています。特に、間桐桜の過去や、彼女が抱える闇が描かれるシーンは、視聴者に強い衝撃を与えます。また、衛宮士郎の成長と、彼が間桐桜を守るために戦う姿勢は、視聴者の共感を呼びます。

キャラクターの描写も非常に優れており、特に間桐桜の演技は見事です。彼女の内面の葛藤や、士郎への想いがリアルに描かれており、視聴者に深い感情を引き立てます。また、衛宮士郎の決意や、遠坂凛の行動も、物語を盛り上げる重要な要素となっています。

この作品は、「Fate/stay night」シリーズのファンだけでなく、アニメ映画を愛する全ての人におすすめです。美しい映像と音楽、深いテーマとキャラクターの成長が描かれたこの作品は、視聴者に強い感動を与えることでしょう。

■推薦内容

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』を視聴する前に、第一章『presage flower』を視聴することをおすすめします。物語の流れを理解するために、第一章の内容を知っておくことが重要です。また、原作ゲームの「Heaven's Feel」ルートをプレイすることで、さらに深い理解を得ることができます。

この作品を視聴した後は、第三章『spring song』もぜひ視聴してください。『lost butterfly』で描かれた物語の結末が描かれており、視聴者に強い感動を与えることでしょう。また、「Fate/stay night」シリーズの他の作品も視聴することで、シリーズ全体の世界観を深く理解することができます。

さらに、この作品のファンなら、ufotableが制作した他のアニメ作品もおすすめです。特に、「Fate/Zero」や「Fate/stay night: Unlimited Blade Works」も美しい映像と深い物語が描かれており、視聴者に強い感動を与えることでしょう。

最後に、この作品の主題歌「I beg you」を歌うAimerの他の楽曲もぜひ聴いてみてください。彼女の美しい歌声とメロディーは、視聴者の心を癒すことでしょう。

■まとめ

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅱ.lost butterfly』は、美しい映像と音楽、深いテーマとキャラクターの成長が描かれた素晴らしい作品です。視聴者に強い感動を与えるこの作品は、「Fate/stay night」シリーズのファンだけでなく、アニメ映画を愛する全ての人におすすめです。ぜひ視聴して、その魅力を感じてください。