『生徒会役員共』の魅力と評価：青春学園コメディの傑作

生徒会役員共 - セイトカイヤクインドモ - の魅力と評価

『生徒会役員共』は、氏家ト全による原作漫画を基にしたTVアニメシリーズで、2010年7月3日から9月25日まで放送されました。原作は講談社の「週刊少年マガジン」に連載され、その独特なユーモアとキャラクターの魅力で多くのファンを獲得しました。このアニメは、少子化の影響で女子高から共学となった私立桜才学園高等部を舞台に、圧倒的な女子高生天国の中で生徒会副会長に就任した津田タカトシの奮闘を描いています。

ストーリーと設定

桜才学園は、男女比が28:524という圧倒的な女子高生天国です。そんな中、津田タカトシはひょんなことから生徒会副会長に任命されます。生徒会というと堅いイメージがありますが、ここには想像を絶するメンバーが集まっています。タカトシは、次元を超えた下ネタボケに翻弄されながらも、生徒会の活動を支えていくことになります。

この作品の魅力は、何と言ってもそのユーモアとキャラクターの個性にあります。特に、生徒会長の天草シノや七条アリア、萩村スズといったキャラクターたちのエキセントリックな言動が、視聴者を笑いの渦に巻き込みます。また、タカトシのツッコミが絶妙で、視聴者も彼の視点から物語を楽しむことができます。

キャラクター紹介

津田タカトシ：本作の主人公で、生徒会副会長。普通の高校生として生活していたが、生徒会に引き込まれる。ツッコミ役として、周囲のエキセントリックなキャラクターたちに振り回されながらも、生徒会の活動を支える。爪を噛む癖がある。

天草シノ：生徒会長。面倒見が良く、人望も厚いが、エキセントリックな言動が目立つ。Mの可能性があるとされる。高所恐怖症で、貧乳にコンプレックスを抱いている。料理や作法も完璧で、運動神経も抜群。

七条アリア：大金持ちの家庭に生まれ、勉強もでき、巨乳である。おっとりとした性格で、やや天然。エロネタ発言には破壊力がある。貞操帯を着用しており、その鍵はメイドの出島が管理している。

萩村スズ：IQ180の天才で、英語もペラペラ。140cm未満の低身長で、画面に姿が見えないこともしばしば。夜9時には眠くなり、昼寝をしないと体が持たない。小学生のような体質だが、生徒会では数少ない常識人。

津田コトミ：タカトシの妹。エロネタの知識が豊富で、タカトシのツッコミを鍛えている。

横島ナルコ：学園教師で、生徒会顧問。エロ妄想が得意で、年下の男の子が好き。

三葉ムツミ：柔道部部長。桜才学園の中では最もノーマルだが、シノやアリアのエロ発言が理解できないことも。

畑ランコ：新聞部部長。シノやアリアのエロボケにも平気でついてくる。記事のコラージュが得意。

五十嵐カエデ：風紀委員長。極度の男性恐怖症で、男子に渡し物をする際には釣竿を使用する。

出島サヤカ：七条家の専属メイド。アリアのことが大好きで、開発関係の仕事をしていた過去がある。

アニメ制作とスタッフ

アニメーション制作はGoHandsが担当し、監督は金澤洪充が務めました。キャラクターデザインと総作画監督は古田誠、シリーズ構成は中村誠が担当しています。音楽は森悠也が手掛け、音響監督は髙橋秀雄が務めました。製作は桜才学園生徒会室が行い、著作権は氏家ト全・講談社／桜才学園生徒会室に帰属しています。

放送局はTVK、UHF、AT-Xで、放送期間は2010年7月3日から9月25日まで、全13話が放送されました。各話の放送時間は30分で、放送日時は地域によって異なります。例えば、tvkでは毎週日曜0:30～1:00（土曜深夜）、チバテレビでは毎週日曜23:30～月曜0:00、テレ玉では毎週月曜1:00～1:30（日曜深夜）などです。

主題歌と楽曲

オープニングテーマは「大和撫子エデュケイション」で、作詞はこだまさおり、作曲は山口朗彦、編曲は菊谷知樹、歌はトリプルブッキングが担当しました。エンディングテーマは「蒼い春」で、作詞はatsuko、作曲はatsukoとKATSU、編曲はKATSU、歌はangelaが担当しました。また、挿入歌として「情熱の花」が使用され、作詞・作曲は高橋菜々、編曲はYUPA、歌はトリプルブッキングが担当しました。