菅井君と家族石 THE MOVIE - 感動の家族愛を描く映画の評価と感想

菅井君と家族石 THE MOVIE - 映画レビューと詳細情報

■公開メディア

劇場

■原作メディア

アニメオリジナル

■公開日

2008年02月16日 ～ 0000年01月01日

■配給会社

DLE

■分数

93分

■話数

1話

■監督

FROGMAN

■制作

・制作／蛙男商会
・製作／DLE、JVCエンタテインメント、MBS

■著作

©2008「菅井君と家族石 THE MOVIE」製作委員会

■ストーリー

蛙男商会FROGMANの童貞作にして超危険作「菅井君と家族石」、まさかの映画化!

FROGMANの童貞作(処女作)である「菅井君と家族石」の劇場版。島根県出雲地方。極貧ソウルファミリー菅井家はソウルフード食堂“sguy＆the family diner”をオープンさせる。アメリカの犯罪組織のボスが現れ、追ってきたFBIと欲に目がくらむ菅井家との間で三つ巴の大騒動が巻き起こる?!

※バンダイチャンネルより引用

■解説

島根県出雲地方に住む、極貧ソウルファミリー「菅井家」。その日常を描いたナンセンスコメディの傑作が「菅井君と家族石」です。FROGMANが一人で作り上げたFLASHアニメで、04年ネットで公開されるや、口コミで人気が爆発。こうして島根県で作られた本作品は、たちまち日本全国にその名が知られるようになっていきました。その後DVDも驚異的な売り上げを記録。「秘密結社 鷹の爪」などの作品も大ブレイク。本作は、そんなFROGMANの第1作という、蛙男商会のルーツともいえる作品です。

※dアニメストアより引用

■キャスト

・声の出演／FROGMAN

■メインスタッフ

・監督、脚本、キャラクターデザイン、録音、FLASH、編集／FROGMAN
・音楽／副島さんとピンカラ殺生s
・制作／蛙男商会
・製作／DLE、JVCエンタテインメント、MBS

■メインキャラクタ

・菅井君
学校にも行かず仕事もしていない、いわゆるニート。しかし暴走しがちな菅井家に、さりげなくツッコミを入れる、家族の中では一番の常識人。ボーカル担当。
・兄ちゃん
菅井君の兄。無職で独身。シブい見た目とは異なり、思考や言動は中学生のまま。テレビで見たものなどにすぐに感化されてしまい、後先も考えず、すぐに行動してしまう。ギター担当。
・爺ちゃん
菅井君の祖父。ちょっとボケが進行中の老人。菅井家の一番のトラブルメーカーでもある。何かと、婆ちゃんの墓を掘り起こしてしまうことが多い。キーボード・ピアノ担当。
・父ちゃん
菅井君の父。菅井家の大黒柱なため、家族たちを温かい目で見守ろうという体面だけは保とうとしている。とはいうものの、性格はのんきで怠け者で、しかも無職。ベース担当。
・母ちゃん
菅井君の母。口が悪く、何事にも容赦のない肝っ玉母ちゃん。野生に生きるものなら何でも食べられるものにしてしまうという、抜群の料理の腕前を持つ。ドラムス担当。
・宇宙人
ひょんなことから、菅井家の一員になった宇宙人。その存在は、謎のベールに包まれている。ここぞという時に、薬指が光るのだが、結局は何の力も発揮しない。ダンス担当。

■関連作品

・菅井君と家族石
・秘密結社　鷹の爪

映画レビュー

「菅井君と家族石 THE MOVIE」は、FROGMANの独特なユーモアと創造性が詰まった作品であり、ナンセンスコメディの金字塔とも言える一作です。島根県出雲地方を舞台に、極貧ソウルファミリーの菅井家が繰り広げるドタバタ劇は、見る者を笑いの渦に巻き込みます。

本作の魅力は何と言っても、菅井家の個性的なキャラクターたちです。菅井君はニートでありながら家族の中で唯一の常識人として、家族の暴走をさりげなくツッコミます。兄ちゃんの無鉄砲さ、爺ちゃんのトラブルメーカーぶり、父ちゃんののんきさ、母ちゃんの肝っ玉母ちゃんぶり、そして謎の宇宙人まで、全員が個性的で、それぞれのキャラクターが物語を盛り上げます。特に、家族全員がバンドを組んで演奏するシーンは、笑いと感動の両方を与えてくれます。

ストーリーは、菅井家がソウルフード食堂を開店するというシンプルなものですが、そこにアメリカの犯罪組織のボスとFBIが絡んでくることで、予測不能な展開が次々と繰り広げられます。FROGMANの独特な世界観とユーモアが、視聴者を飽きさせません。特に、FBIと犯罪組織のボスが菅井家と対峙するシーンは、笑いとスリルが同時に味わえます。

また、本作はFROGMANの処女作であり、蛙男商会のルーツとも言える作品です。FROGMANが一人で全てを手掛けたFLASHアニメは、ネット上で口コミで広まり、たちまち日本全国にその名を知られるようになりました。その後もDVDの驚異的な売り上げや、「秘密結社 鷹の爪」などの作品のブレイクにつながり、FROGMANの才能が開花した作品と言えます。

音楽も本作の重要な要素です。副島さんとピンカラ殺生sによる音楽は、菅井家のバンドシーンを盛り上げ、物語に深みを与えています。特に、家族全員が演奏するシーンは、視覚的にも聴覚的にも楽しむことができます。

本作のもう一つの魅力は、島根県出雲地方というローカルな舞台設定です。出雲地方の風景や文化が巧みに描かれており、視聴者はその独特な雰囲気に引き込まれます。特に、出雲大社や地元の食文化などが描かれているシーンは、地域の魅力を感じさせてくれます。

しかし、本作は全ての人に受け入れられるわけではありません。FROGMANのユーモアは一部の人には理解されにくいかもしれません。また、ストーリーの展開が唐突で、理解しづらい部分もあるかもしれません。それでも、ナンセンスコメディが好きな人や、FROGMANのファンにとっては、必見の作品と言えるでしょう。

推薦内容

「菅井君と家族石 THE MOVIE」を楽しむためには、以下のポイントに注目してみてください。

1. キャラクターの個性

菅井家のメンバーはそれぞれが強烈な個性を持っています。特に、菅井君のツッコミや兄ちゃんの無鉄砲さ、爺ちゃんのトラブルメーカーぶりなど、各キャラクターの特徴を楽しむことが重要です。また、宇宙人の存在も物語に深みを与えていますので、注目してみてください。

2. ユーモアのセンス

FROGMANのユーモアは独特で、ナンセンスな笑いが満載です。特に、FBIや犯罪組織のボスとのやり取りは、笑いのポイントが満載ですので、見逃さないようにしましょう。また、菅井家の日常生活の描写もユーモアにあふれていますので、細かいところまで楽しんでください。

3. 音楽の魅力

副島さんとピンカラ殺生sによる音楽は、物語を盛り上げる重要な要素です。特に、菅井家のバンドシーンは、音楽と映像が一体となって楽しむことができますので、注目してみてください。また、BGMも物語の雰囲気を盛り上げるために重要な役割を果たしていますので、聴き逃さないようにしましょう。

4. ローカルな舞台設定

島根県出雲地方というローカルな舞台設定は、本作の魅力の一つです。出雲大社や地元の食文化などが描かれているシーンは、地域の魅力を感じさせてくれますので、注目してみてください。また、出雲地方の風景や文化も巧みに描かれており、視覚的にも楽しむことができます。

5. FROGMANの才能

本作はFROGMANの処女作であり、蛙男商会のルーツとも言える作品です。FROGMANが一人で全てを手掛けたFLASHアニメは、ネット上で口コミで広まり、たちまち日本全国にその名を知られるようになりました。その後もDVDの驚異的な売り上げや、「秘密結社 鷹の爪」などの作品のブレイクにつながり、FROGMANの才能が開花した作品と言えます。FROGMANの才能を感じるためにも、本作をぜひ楽しんでください。

関連作品

「菅井君と家族石 THE MOVIE」を楽しんだ後は、以下の関連作品もチェックしてみてください。

1. 菅井君と家族石

「菅井君と家族石 THE MOVIE」の原作となるFLASHアニメです。FROGMANが一人で制作したこの作品は、ネット上で口コミで広まり、たちまち日本全国にその名を知られるようになりました。菅井家の日常生活やドタバタ劇を楽しむことができますので、ぜひチェックしてみてください。

2. 秘密結社 鷹の爪

FROGMANの代表作の一つであり、「菅井君と家族石 THE MOVIE」と同じくナンセンスコメディの傑作です。秘密結社「鷹の爪団」が世界征服を目指す物語は、笑いとスリルが満載です。FROGMANのユーモアをさらに楽しむためにも、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

「菅井君と家族石 THE MOVIE」は、FROGMANの独特なユーモアと創造性が詰まったナンセンスコメディの金字塔です。菅井家の個性的なキャラクターたちや、FBIや犯罪組織とのドタバタ劇、音楽の魅力、ローカルな舞台設定など、見どころ満載の作品です。FROGMANの才能を感じるためにも、ぜひ一度は見てみることをお勧めします。また、関連作品もチェックして、FROGMANの世界をさらに楽しんでください。