『Fate/stay night』の魅力と評価：物語とキャラクターの深みを探る

Fate/stay night - フェイトステイナイト -

■公開メディア

TVアニメシリーズ

■原作メディア

18禁ゲーム

■放送期間

2006年01月07日～ 2006年06月17日
テレ玉　2006年1月6日～2006年6月16日(1回～24回)毎週金曜　25:30～26:00

■放送局

UHF

■分数

30分

■話数

24話

■原作

奈須きのこ、TYPE-MOON

■監督

山口祐司

■制作

・アニメーション制作／スタジオディーン
・製作／Fate Project

■著作

©TYPE-MOON／Fate Project

■ストーリー

街を焼き尽くす程の大災害があった。
炎の中、全てを失った幼い衛宮士郎は
魔術師、衛宮切嗣に助けられ。
その後、養子となる。

あれから十年。
衛宮士郎は今は亡き養父、切嗣との約束。
"正義の味方"に成る可く
日々魔術の鍛錬を続けていた。

そんなある日、ふとしたきっかけから
"聖杯戦争"と呼ばれる魔術師同士の戦いに巻き込まれ、
サーヴァントの一人、セイバーと契約する。

聖杯戦争、それは、
手にした者の願いを叶えるという聖杯を、
七人の魔術師(マスター)が
与えられた、七騎士の使い魔(サーヴァント)と共に、
奇跡を手に入れるために殺し合う争奪戦。

そして衛宮士郎は、十年前の大災害が
聖杯戦争によるものだと知り、
あの惨劇を繰り返さない為に、戦いに身を投じる事をになる。

■キャスト

・衛宮士郎／杉山紀彰
・セイバー／川澄綾子
・遠坂　凛／植田佳奈
・間桐　桜／下屋則子
・藤村大河／伊藤美紀
・アーチャー／諏訪部順一
・言峰綺礼／中田譲治
・イリヤ／門脇舞以
・ライダー／浅川　悠
・ランサー／神奈延年
・キャスター／田中敦子
・間桐慎二／神谷浩史
・衛宮切嗣／小山力也
・柳洞一成／真殿光昭
・葛木宗一郎／中多和宏
・バーサーカー／西前忠久
・美綴綾子／水沢史絵
・アサシン／三木眞一郎
・ギルガメッシュ／関　智一

■メインスタッフ

・原作／奈須きのこ、TYPE-MOON
・監督／山口祐司
・構成原案／奈須きのこ
・シリーズ構成／佐藤卓哉
・キャラクター原案、監修／武内崇
・キャラクターデザイン／石原恵
・美術監督／小山俊久
・撮影監督／近藤慎与
・音響監督／辻谷耕史
・音響制作／ダックスプロダクション
・音楽／川井憲次
・アニメーション制作／スタジオディーン
・製作／Fate Project

■メインキャラクタ

・セイバー
剣の騎士、セイバーのサーヴァント。透き通る金色の髪と深緑の瞳を持つ美しい少女。華奢で小柄な外見だが、最も優れたクラス、セイバーに相応しい勇猛で秀でた戦闘力を誇る。主人の命令を尊重し、物わかりはいいが、余りに真面目な為、融通の利かない部分もある。
・衛宮士郎
本作品の主人公で、セイバーのマスター。十年前の大災害における数少ない生存者。瀕死の所を衛宮切嗣に救い出され、そのまま養子として育てられる。本当の両親は、大災害で死去。炊事には並々ならない才能を持っている。亡き養父、切嗣から魔術を習うも、物の構造解析と強化しか出来ず、成功率も低い。切嗣の死に際に約束した"正義の味方”を目指している。
・遠坂　凛
アーチャーのマスター。容姿端麗、頭脳明晰、運動神経も抜群。表向きは理知的で礼儀正しい性格を演じ、学園のアイドル的存在。しかし実際は悪戯好きで、人をからかって楽しむ様な小悪魔的性格である。魔術師としては、膨大な魔力を持ち、五大元素全てを扱うことが出来る。卓越した最強クラスの魔術師である。
・アーチャー
弓の騎士、アーチャーのサーヴァント。召喚時の事故からか、自らの真名を思い出せないと言う謎のサーヴァント。家事全般に意外な才能を持つ。皮肉で嫌みな口調であるがどこと無く子供じみていて憎めない性格。衛宮士郎を個人的に敵対視している感がある。
・間桐　桜
主人公の中学からの友人、間桐慎二の妹で弓道部に所属。一年前、怪我をした主人公の身の回りの世話をするために、衛宮家に通い始め、今ではその生活に幸せを感じ、まるで家族の様なつき合いを続けている。内気な性格で、士郎の前以外では笑顔を見せないらしい。
・藤村大河
切嗣の死後、何かと士郎の面倒を見てくれた藤村組の一人娘で、士郎を実の弟の様に可愛がっている。士郎の自称保護者にして学校の担任。担当教科は英語。学生時代『冬木の虎』とよばれた程の剣道の有段者なのだが、何故か弓道部顧問。親しみやすい性格から、生徒から『タイガー』と呼ばれているが、そのアダ名が何よりも嫌いらしい。
・イリヤ
イリヤ【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン】。バーサーカーのマスター。赤い瞳と、銀色の髪を持つ幼い少女。無邪気故の残酷さを持ち、士郎の命を狙う。戦闘時以外は、何故か主人公を『おにいちゃん』と呼び慕っている。
・言峰綺礼
「聖杯戦争」の監査役を務める神父。
・ライダー
騎兵のサーヴァント。たえず目を隠している女性で、天馬を召喚し、それを操る宝具を持つ。そのマスターは士郎のよく知る人物で…。
・ランサー
槍兵のサーヴァント。マスターは不明で、赤い槍を持つ男性。ランサーたちの戦いに遭遇した士郎は彼の槍によって突き殺されそうになる。
・キャスター
魔術師のサーヴァント。高度な魔術を使える女性。柳洞寺に潜んでいるらしい。そのマスターとは…。
・間桐慎二
士郎の中学からの友人。
・衛宮切嗣
士郎の亡き養父。十年前の大災害の折、瀕死の士郎を救い出し、そのまま養子として育てた。
・柳洞一成
士郎の友人である少年。
・葛木宗一郎
士郎の通う学校の教師。柳洞寺に住んでいる男性。
・バーサーカー
イリヤが契約した狂戦士のサーヴァント。宝具「十二の試練」を持つ。巨大な肉体と圧倒的な攻撃力を誇る。
・アサシン
暗殺者のサーヴァント。侍姿をしている男性で、長い刀を武器にする。柳洞寺の山門を守っている
・ギルガメッシュ
謎の黄金サーヴァント。無数の宝具を駆使することができる。その正体とは…。

■サブタイトル

・第1話／始まりの日(2006/01/06)
・第2話／運命の夜(2006/01/13)
・第3話／開幕(2006/01/20)
・第4話／最強の敵(2006/01/27)
・第5話／魔術師二人(前編)(2006/02/03)
・第6話／魔術師二人(後編)(2006/02/10)
・第7話／蠢動(2006/02/17)
・第8話／不協の旋律(2006/02/24)
・第9話／月下流麗(2006/03/03)
・第10話／穏やかな幕間(2006/03/10)
・第11話／鮮血神殿(2006/03/17)
・第12話／空を裂く(2006/03/24)
・第13話／冬の城(2006/03/31)
・第14話／理想の果て(2006/04/07)
・第15話／十二の試練(2006/04/14)
・第16話／約束された勝利の剣(2006/04/21)
・第17話／魔女の烙印(2006/04/28)
・第18話／決戦(2006/05/05)
・第19話／黄金の王(2006/05/12)
・第20話／遠い夢跡(2006/05/19)
・第21話／天地乖離す開闢の星(2006/05/26)
・第22話／願いの果て(2006/06/02)
・第23話／聖杯(2006/06/09)
・第24話／全て遠き理想郷(2006/06/16)

■関連作品

・Fate/stay night TV reproduction
・劇場版　Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS
・Fate/Zero
・Fate/Zero　2ndシーズン
・Fate/Zero　Remix I
・Fate/Zero　Remix Ⅱ
・Fate/ゼロカフェ
・お願い!アインツベルン相談室
・Fate/stay night [Unlimited Blade Works]　1stシーズン
・Fate/stay night [Unlimited Blade Works]　2ndシーズン
・Fate/stay night [Heaven's Feel]

■主題歌・楽曲

・OP1
・disillusion
・作詞／芳賀敬太
・作曲／Number201
・編曲／川井憲次
・歌／タイナカサチ

・OP2
・きらめく涙は星に
・作詞／芳賀敬太
・作曲／KATE
・編曲／十川知司 Number201
・歌／タイナカサチ

・ED1
・あなたがいた森
・作詞／Manami Watanabe
・作曲／Yoshiaki Dewa
・編曲／Yoshiaki Dewa、Zentaro Watanabe
・歌／樹海

・ED2
・ヒカリ
・作詞／Manami Watanabe
・作曲／Yoshiaki Dewa
・編曲／Yoshiaki Dewa、Takeshi Fujii
・歌／樹海

・ED3
・君との明日
・作詞／タイナカサチ
・作曲／タイナカサチ
・編曲／金子隆博
・歌／タイナカサチ

■評価と感想

『Fate/stay night』は、2006年に放送されたTVアニメシリーズであり、奈須きのことTYPE-MOONによる18禁ゲームを原作としています。この作品は、魔術師たちが聖杯を巡って争う「聖杯戦争」を舞台に、主人公の衛宮士郎が成長していく姿を描いています。以下では、この作品の評価と感想を詳しく述べていきます。

ストーリーとキャラクター

『Fate/stay night』のストーリーは、非常に魅力的で深みがあります。衛宮士郎が「正義の味方」になるという目標を掲げ、聖杯戦争に巻き込まれていく過程は、視聴者を引き込む力があります。また、十年前の大災害が聖杯戦争によるものだと知った士郎が、その惨劇を繰り返さないために戦うという展開は、物語に重厚感を与えています。

キャラクターも非常に魅力的です。特に、主人公の衛宮士郎は、魔術師としての才能は低いものの、強い意志と正義感を持ったキャラクターとして描かれています。彼の成長と葛藤は、視聴者に共感を呼びます。また、セイバーや遠坂凛、アーチャーなどのキャラクターも個性的で、各々の背景や思想が深く掘り下げられています。これらのキャラクターの相互作用が物語を豊かにしています。

アニメーションと音楽

アニメーションはスタジオディーンによる制作で、キャラクターデザインや戦闘シーンのクオリティが高く評価されています。特に、セイバーの戦闘シーンやアーチャーの弓の描写は見応えがあります。また、背景や美術も美しく、作品の雰囲気を盛り上げています。

音楽も作品の魅力を引き立てています。川井憲次の音楽は、戦闘シーンの緊張感やドラマチックな展開を効果的に演出しています。また、タイナカサチの歌うオープニングテーマ「disillusion」と「きらめく涙は星に」、樹海の歌うエンディングテーマ「あなたがいた森」と「ヒカリ」は、作品の世界観にマッチしています。