『GUNDRESS』レビュー：魅力的なデザインとストーリーの融合

『ガンドレス』：未来都市の戦士たちとテロリストの攻防

■公開メディア

劇場

■原作メディア

その他

■公開日

1999年03月20日 ～ 0000年01月01日

■配給会社

・配給／東映
・発売元／日活株式会社

■映倫番号

115499

■分数

90分

■話数

1話

■原作

天沢 彰

■監督

谷田部勝義

■制作

・企画・制作／サンクチュアリ
・製作／ガンドレス製作委員会

■著作

©1999／天沢彰・ORCA／ガンドレス製作委員会

■ストーリー

舞台は西暦2100年のヨコハマ・ベイサイドシティ。首都・東京を凌ぐほどの巨大都市に発展したその裏では、テロリストたちによる犯罪が横行していた。そのテロリストたちに対抗するべく、特殊な能力を持った少女たちが集結。エンジェル・アームという警備会社を立ち上げ、最新式のパワードスーツ・ランドメイドを武装して戦いの日々を送るのであった。テロリストの激しい交戦が続く中、彼女たちに様々な危機が訪れる…。

■解説

日本と韓国による合作アニメ。キャラクターとメカデザインの原案に『攻殻機動隊』の士郎政宗を迎えたＳＦメカアクション。当初は美少女、銃器、ロボットをテーマとして制作していたが、低予算で進行していた為に劇場公開時には大半が未完成のまま上映することになった作品。その後、『ガンドレス　完全版』としてＤＶＤ化された際には、完成版の本編の他に、未完成劇場公開版を映像特典として収録した。

■キャスト

・アリサ・タカクラ／石塚理恵
・ユン・ケイ／渡辺久美子
・マルシア・アサノ／岡村明美
・ミシェル・イガ／川上とも子
・シルヴィア・カキハナ／高木礼子
・タカコ・ホウライジ／勝生真沙子

■メインスタッフ

・製作／中村雅哉、李 于錫、浅川武彦、高野輝隆、川野真寛
・プロデューサー／藤家和正、吉田 達
・ゼネラルマネージャー／長島正治
・アニメーションプロデューサー／野口義晃、香西隆男
・演出／寿二郎、春日 梢、飯野洋子
・キャラクターデザイン／青木哲朗、岩井優器
・総作画監督／山田たろう
・作画監督／土屋幹夫、丸 英夫、奥村まさひこ
・脚本／ORCA、伊崎健太郎、坂井淳一、藤家和正
・設定協力／士郎政宗
・音楽／富永 豊
・美術設定／加藤 浩、平沢晃弘、塩澤良憲
・美術／宮前光春
・音響監督／伊達 渉
・音響演出／谷田部勝義
・音響プロデューサー／中野 徹
・編集／井上和夫
・監督／谷田部勝義
・製作／ガンドレス製作委員会

■メインキャラクタ

・アリサ・タカクラ
エンジェル・アーム社の一員で、ランドメイドはドルチェに搭乗。以前はテロリストのグループである「セクンダティ」に所属していた経歴を持つ。無愛想な性格。

・ユン・ケイ
エンジェル・アーム社の一員でランドメイドはクムガンに搭乗。かつて高麗共和国陸軍に所属しており、テコンドーの使い手。自分の本心を包み隠さずに言う。

・マルシア・アサノ
エンジェル・アーム社の一員で、ランドメイドはノクトゥールに搭乗。出身国は日本だが、育ちはアメリカ。元はアメリカの警察官で、射撃に関しては右に出るものがいない。

・ミシェル・イガ
エンジェル・アーム社の一員で、ランドメイドはトリュフ・アンに搭乗。世界的に有名な学者を両親に持ち、自身も14歳で博士号を取得するほどの天才。主に情報分析を得意とする。

・シルヴィア・カキハナ
関西弁が特徴的なエンジェル・アーム社の一員で、ランドメイドはナンブに搭乗。エンジェル・アーム社のオーナーに空手の腕前を見初められてスカウトされる。

■メインロボ・アイテム

・ランドメイト
対戦用の人型メカで、次世代兵器のひとつ。搭乗者が武装することで操ることができる。各ランドメイドに搭載されている機能は全て異なっている。

『ガンドレス』の魅力と評価

『ガンドレス』は、1999年に公開された日本と韓国の合作アニメーション映画であり、SFメカアクションを主軸に据えた作品です。監督は谷田部勝義、原作は天沢彰、そしてキャラクターとメカデザインの原案には『攻殻機動隊』の士郎政宗が参加しています。この作品は、美少女、銃器、ロボットという要素を組み合わせたエンターテイメント性の高い内容となっていますが、低予算での制作という背景から、劇場公開時には未完成の部分が多く見受けられました。しかし、その後DVD化された『ガンドレス　完全版』では、完成版の本編に加えて未完成の劇場公開版も映像特典として収録され、ファンにとっては貴重な資料となっています。

物語の舞台は西暦2100年のヨコハマ・ベイサイドシティ。首都・東京を凌ぐほどの巨大都市に発展したこの街では、テロリストたちによる犯罪が横行していました。そんな中、特殊な能力を持つ少女たちが集結し、エンジェル・アームという警備会社を立ち上げ、最新式のパワードスーツ・ランドメイドを駆使してテロリストと戦う姿が描かれています。彼女たちの戦いの中で、様々な危機が訪れ、成長していく姿が見どころとなっています。

メインキャラクターとして登場するのは、アリサ・タカクラ、ユン・ケイ、マルシア・アサノ、ミシェル・イガ、シルヴィア・カキハナの5人です。それぞれが異なる背景を持ち、個性的なキャラクターが魅力です。アリサは元テロリストという過去を持ちながらも、エンジェル・アームの一員として戦う姿が描かれています。ユンは高麗共和国陸軍の経験を活かし、テコンドーの技を駆使して戦います。マルシアはアメリカの警察官としての経験を活かし、射撃の腕前を披露します。ミシェルは天才的な頭脳を持ち、情報分析を担当します。シルヴィアは関西弁を話す元気なキャラクターで、空手の腕前を活かして戦います。これらのキャラクターがそれぞれのランドメイドに搭乗し、テロリストと戦う姿が見どころとなっています。

ランドメイドは対戦用の人型メカで、次世代兵器として描かれています。各ランドメイドには異なる機能が搭載されており、搭乗者の個性を反映したデザインが特徴です。アリサのランドメイド「ドルチェ」、ユンのランドメイド「クムガン」、マルシアのランドメイド「ノクトゥール」、ミシェルのランドメイド「トリュフ・アン」、シルヴィアのランドメイド「ナンブ」など、それぞれが異なる能力を持ち、戦略的な戦闘を展開します。

『ガンドレス』の評価としては、低予算での制作という背景から、未完成の部分が多く見受けられる点が指摘されています。しかし、その中でもキャラクターの個性やメカデザインの魅力は十分に感じられ、ファンからは高い評価を得ています。また、DVD化された『ガンドレス　完全版』では、完成版の本編に加えて未完成の劇場公開版も収録されており、ファンにとっては貴重な資料となっています。

『ガンドレス』は、SFメカアクションを楽しみたい方や、美少女キャラクターとロボットの組み合わせが好きな方におすすめの作品です。低予算での制作という背景から、未完成の部分が多く見受けられる点は否めませんが、その中でもキャラクターの個性やメカデザインの魅力は十分に感じられ、ファンからは高い評価を得ています。DVD化された『ガンドレス　完全版』では、完成版の本編に加えて未完成の劇場公開版も収録されており、ファンにとっては貴重な資料となっています。ぜひ一度、視聴してみてください。