新・ど根性ガエルど根性夢枕 - ど根性ガエルシリーズの最新作を徹底評価

新・ど根性ガエルど根性夢枕 - シン・ドコンジョウガエルドコンジョウユメマクラ

■公開メディア

劇場

■原作メディア

漫画

■公開日

1982年03月13日～ 0000年01月01日

■配給会社

・配給／東宝東和

■分数

38分

■話数

1話

■原作

・原作／吉沢やすみ^{ど根性ガエル・集英社}

■監督

・監督／芝山努

■制作

・アニメーション制作／東京ムービー新社
・製作・著作／トムス・エンタテインメント

■著作

©︎吉沢やすみ／オフィス安井・TMS

■ストーリー

夢の中で京子と良い仲になり浮かれたひろしは、さっそく京子にデートを申し込む。だが、勘違いしたひろしは男らしさを履き違えて京子を殴ってしまったりとやることなすこと裏目に出て、京子に徹底的に嫌われてしまう。ピョン吉にも愛想を尽かされひとり奮闘するひろし、そこに五郎が飛び込んできて京子がある危機に見舞われていると知らせるが!?

■キャスト

ひろし：野沢雅子／ピョン吉：千々松幸子／五郎：堀絢子／京子：黒須薫／ゴリライモ：青空球児／モグラ：青空好児／梅三郎：原田一夫／母ちゃん：斉藤昌／南先生：田中秀幸／よしこ先生：戸田恵子／町田先生：永井一郎ほか

■メインスタッフ

製作：藤岡豊／脚本：川島あきら／脚本協力：高屋敷英夫、桜井正明、金春智子／音楽：小六禮次郎／プロデューサー：加藤俊三／作画監督：小林おさむ

■主題歌・楽曲

【OP】曲名：ピョン吉・ロックンロール／歌手：とんねるず／作詞：翔／作曲：横浜銀蝿／編曲：小六禮次郎
【ED】曲名：夢行きチケット／歌手：とんねるず／作詞：大津あきら／作曲：加瀬邦彦／編曲：小六禮次郎

評論と推薦

1982年に公開された「新・ど根性ガエルど根性夢枕」は、吉沢やすみの人気漫画「ど根性ガエル」を原作とした劇場版アニメーション作品です。この作品は、ひろしとピョン吉のユーモラスな冒険を描きつつ、夢と現実の境界を巧みに描き出しています。以下では、この作品の魅力と推薦ポイントを詳しく解説します。

ストーリーの魅力

「新・ど根性ガエルど根性夢枕」のストーリーは、ひろしが夢の中で京子と良い仲になるところから始まります。夢の中での甘美な時間を過ごしたひろしは、現実でも京子にデートを申し込むのですが、そこから一転してコメディの嵐が巻き起こります。ひろしが男らしさを履き違えて京子を殴ってしまうシーンは、観客に笑いを提供しつつも、ひろしの純粋さと不器用さを象徴しています。

この作品の最大の魅力は、夢と現実の境界を巧みに描いている点です。ひろしが夢の中で経験したことが現実にどう影響するのか、そしてその結果としてどのような行動を取るのかが、物語の進行とともに明らかになっていきます。特に、ピョン吉がひろしに愛想を尽かすシーンや、五郎が京子の危機を伝えるシーンは、物語に緊張感とスリルを加えています。

キャラクターの魅力

ひろしは、この作品の中心キャラクターであり、彼の純粋さと不器用さが物語を牽引しています。野沢雅子の声優としての演技は、ひろしのキャラクターをより深く描き出しています。ピョン吉は、ひろしの良き友人であり、彼の行動を諌める存在として重要な役割を果たしています。千々松幸子の声優としての演技も、ピョン吉のキャラクターを魅力的に描き出しています。

京子は、ひろしの恋心の対象であり、彼の行動の多くが彼女に向けられています。黒須薫の声優としての演技は、京子のキャラクターをリアルに描き出しています。五郎は、物語の進行に重要な役割を果たすキャラクターであり、彼の登場によって物語に新たな展開が生まれます。堀絢子の声優としての演技も、五郎のキャラクターを魅力的に描き出しています。

制作の魅力

「新・ど根性ガエルど根性夢枕」は、東京ムービー新社によるアニメーション制作と、トムス・エンタテインメントによる製作・著作によって生み出されました。芝山努の監督としての手腕は、物語の進行をスムーズにし、観客に楽しみを提供しています。川島あきらの脚本は、ひろしとピョン吉の冒険をユーモラスに描きつつ、夢と現実の境界を巧みに描き出しています。小六禮次郎の音楽は、物語の雰囲気を盛り上げ、観客に感動を与えています。

とんねるずによる主題歌「ピョン吉・ロックンロール」と「夢行きチケット」は、物語のテーマを象徴する楽曲であり、観客に強い印象を与えています。とんねるずの歌唱力と、翔や大津あきらの作詞、横浜銀蝿や加瀬邦彦の作曲、小六禮次郎の編曲が一体となって、作品の魅力を引き立てています。

推薦ポイント

「新・ど根性ガエルど根性夢枕」は、ユーモラスなストーリーと魅力的なキャラクター、そして巧みな制作によって生み出された作品です。特に、夢と現実の境界を描く手法は、観客に新たな視点を提供し、物語をより深く楽しむことができます。また、ひろしとピョン吉の冒険は、子供から大人まで幅広い層に楽しむことができる内容となっています。

この作品を推薦するポイントは以下の通りです。