さよなら銀河鉄道999の感動と評価 - アンドロメダ終着駅の旅を振り返る

『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の魅力と評価

■公開メディア

劇場

■原作メディア

漫画

■公開日

1981年08月01日 ～ 0000年01月01日

■配給会社

東映

■映倫番号

110322

■分数

130分

■話数

1話

■原作

松本零士

■監督

りんたろう

■制作

東映動画

■ストーリー

鉄郎の活躍で惑星メーテルが破壊されても、地球での機械化人の勢いは止まらなかった。機械化人と人間の争いのさなか、鉄郎にメーテルから手紙が届く。それは再び999に乗り込んでほしいというものだった。仲間たちとともに鉄郎は再び999に乗り込む。物語は、鉄郎とメーテルが再び999に乗り込み、機械化人との戦いを通じて「限りある命の尊さ」を追求する旅へと展開していく。鉄郎は、メーテルの手紙に従い、仲間たちと共に999に乗り込み、様々な惑星を訪れながら、機械化人との戦いに身を投じていく。物語の終盤では、鉄郎とメーテルはアンドロメダ終着駅に到着し、最終決戦を迎えることとなる。この決戦を通じて、鉄郎は自分自身の存在意義と、生身の人間としての価値を再確認する。そして、メーテルとの別れを迎え、鉄郎は新たな旅立ちへと向かうのである。

■解説

『銀河鉄道999』の映画第2弾。機械帝国の実態やメーテルの過去、車掌の正体といった残された謎はあらかた本作で解決している。また、生身の人間と機械化人との戦いに決着をつけることで、シリーズのテーマである「限りある命の尊さ」を見るものに訴えている。この作品は、松本零士の原作を基に、りんたろう監督が手掛けたことで知られている。りんたろう監督は、原作の世界観を忠実に再現しつつ、独自の視点で物語を展開することで、視聴者に深い感動を与えることに成功している。また、作画監督の小松原一男による美しいビジュアルも、この作品の魅力を引き立てている。音楽も東海林修が担当し、主題歌「SAYONARA」も含めて、作品全体の雰囲気を盛り上げている。さらに、キャストの演技も素晴らしく、特に野沢雅子が演じる鉄郎と池田昌子が演じるメーテルの声は、視聴者の心に深く響くものとなっている。

■キャスト

・星野鉄郎／野沢雅子
・メーテル／池田昌子
・車掌／肝付兼太
・ナレーター／城達也

■メインスタッフ

・製作総指揮／今田智憲
・企画、原作、構成／松本零士
・企画／有賀健、高見義雄
・脚本／山浦弘靖
・作画監督／小松原一男
・美術監督／椋尾篁
・美術／窪田忠雄
・音楽／東海林修
・監督／りんたろう

・主題歌「SAYONARA」
・作詞、作曲、歌／メアリー・マッグレガー (Mary MacGregor)、ブライアン・ウィットカム、ディビッド・J・ホルマン

■メインキャラクタ

・鉄郎
メーテルとともに機械の体を手に入れる旅に出た少年。その後、メーテルからの手紙で再び999に乗り込んだ。鉄郎は、母を機械化人に殺された過去を持ち、その復讐心から旅に出る。しかし、旅を通じて様々な人々と出会い、自分自身の存在意義を問い直すこととなる。最終的には、機械化人との戦いを通じて、生身の人間としての価値を再確認し、新たな旅立ちへと向かう。

・メーテル
鉄郎を導く美しき女性。母は機械帝国の女王で、父は機械化人間からの独立を目指す組織の長。そのため複雑な境遇に悩まされることとなる。メーテルは、鉄郎を導く一方で、自身の過去と向き合い、機械化人との戦いに身を投じる。彼女の存在は、鉄郎にとって大きな支えであり、物語の中心的な役割を果たしている。

・車掌
999の車掌。帽子と制服の隙間から除く黒い影と、黄色く光る眼が特徴的。とても真面目な性格で、正体は実態を持たない透明人間。車掌は、999の旅を支える重要な存在であり、鉄郎とメーテルの旅路をサポートする。物語の終盤では、車掌の正体が明らかになり、視聴者に大きな驚きを与えることとなる。

■関連作品

・ＴＶアニメ『銀河鉄道999』
・映画『銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)』
・映画『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』

■主題歌・楽曲

・TM
・うた／アルフィー（東芝ＥＭＩ）

■評価と推薦

『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』は、松本零士の原作を基にした壮大なSFファンタジーであり、視聴者に深い感動を与える作品である。りんたろう監督の巧みな演出と、小松原一男の美しい作画、そして東海林修の音楽が一体となって、作品全体の魅力を引き立てている。また、キャストの演技も素晴らしく、特に野沢雅子と池田昌子の声は、視聴者の心に深く響くものとなっている。この作品は、機械化人との戦いを通じて「限りある命の尊さ」を追求する物語であり、視聴者に多くのメッセージを伝えている。特に、鉄郎の成長とメーテルとの別れは、視聴者に強い感動を与えるシーンとなっている。

この作品を推薦する理由は、以下の通りである。

1. **深いテーマ性**: この作品は、機械化人との戦いを通じて「限りある命の尊さ」を追求する物語であり、視聴者に多くのメッセージを伝えている。特に、鉄郎の成長とメーテルとの別れは、視聴者に強い感動を与えるシーンとなっている。

2. **美しいビジュアル**: 小松原一男の作画監督による美しいビジュアルは、作品全体の魅力を引き立てている。特に、999の旅路やアンドロメダ終着駅の描写は、視聴者に強い印象を与えるものとなっている。

3. **素晴らしい音楽**: 東海林修の音楽と、メアリー・マッグレガーによる主題歌「SAYONARA」は、作品全体の雰囲気を盛り上げている。特に、主題歌の歌詞は、鉄郎とメーテルの旅路を象徴するものとなっており、視聴者に深い感動を与える。

4. **感動的なストーリー**: 鉄郎とメーテルの旅路は、視聴者に多くの感動を与えるものとなっている。特に、機械化人との戦いやメーテルとの別れは、視聴者に強い印象を与えるシーンとなっている。

5. **キャストの演技**: 野沢雅子と池田昌子の声は、視聴者の心に深く響くものとなっている。特に、鉄郎の成長とメーテルとの別れは、キャストの演技によってさらに深い感動を与えるものとなっている。

以上の理由から、『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』は、SFファンタジーを愛するすべての人々に推薦する作品である。視聴者に深い感動を与えるこの作品は、ぜひ一度見ていただきたい。